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スマホ一台で現場が変わる。中電工が実現した会議DXの新常識

更新日期:2026/01/13 2:49
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AI文字起こし「RimoVoice」を導入した企業の活用事例インタビュー。今回は、創業80年を超える総合設備工事会社、株式会社中電工様にお話を伺いました。慢性的な人手不足が課題となる建設業界で、同社はいち早くデジタル技術を活用した業務効率化に着目。導入のきっかけから実際の効果まで、情報システム部の田中様、前田様に詳しくお聞きしました。

導入前

・議事録作成に4~5時間かかり、作業者の大きな負担となっていた
・外部への文字起こし委託では、完成まで1週間程度を要していた
・関連会社導入の音声認識ツールは変換精度に課題があり、実用化が困難だった
・現場作業者が議事録作成に時間を取られ、本来業務に集中できない状況

導入後

・議事録作成時間が4~5時間から2時間に短縮(50%削減)を実現
・外部委託で1週間かかっていた作業が翌日には完成
・社員に配布しているスマホで録音でき、専用機器が不要に
・現場作業と事務作業を分離し、工務サポート担当者が効率的に議事録を作成

導入企業プロフィール

会社名: 株式会社中電工
事業内容: 屋内電気工事、空調管工事、情報通信工事、配電線・送変電地中線工事
従業員数: 約3,600名
導入時期: 2023年5月
導入部門: 全社(情報システム部が主管)


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DX推進プロジェクトの一環として音声認識技術に着目

——RimoVoice導入の背景について教えてください。

田中様: 2023年当時、当社のDX推進プロジェクトでは、34のタスクを設定して業務効率化に取り組んでいました。

当社においては、社内のあらゆる部署で会議や打ち合わせ、現場作業での議事録・発言録作成を行っていますので、ここに大きな効率化のポテンシャルがあると考え、音声のテキスト化による議事録作成支援を17番目のタスクとして位置づけ取り組みました。

前田様: 加えて、社員にスマートフォンを配布していた時期でしたので、その有効活用も重要な課題と考えていました。RimoVoiceは、専用機器を必要とせず、スマホで録音した音声でも問題なくテキスト化できたので驚きました。

複数ツールの検証を経てRimoVoiceを選定

——選定プロセスについて詳しく教えてください。

田中様: 実は最初は、関連会社が導入していた他の音声認識ツールを検証しました。

岡山統括支社にも協力いただいて実証実験を行ったのですが、変換精度に課題があり「これは使えない」という結論に至りました。

そんな時、ふと立ち寄ったIT展示会で、RimoVoiceのブースが目に留まったんです。

看板を見てスタッフの方に声をかけられ、「どんなサービスなんだろう?」と話を聞いてみたところ、費用感や導入の手順もその場で確認できて、「これならいけそうだ」と感じました。とても興味を引かれる内容でしたね。

——RimoVoiceの決め手となったポイントは何でしたか?

田中様: 最大のポイントは「録音機器によらない」ことでした。専用の録音機器がなくても、一般的なスマートフォンで録音した音声をしっかりとテキスト化できる。これは当社のスマホ活用方針にぴったりでした。

また、実際に検証してみると、他のツールと比較して変換精度が格段に良かったことも決定的でした。費用面でも導入可能な範囲内だったため、導入を決定しました。

現場作業との連携で真価を発揮

——具体的な運用フローについて教えてください。

前田様: 当社では、大きく2つの運用フローがあります。

1つは、一般的な利用で、会議の参加者が自ら音声データを録音して、LINEWORKSを経由でクラウドストレージ「Box」に保存しRimoVoiceで文字起こしを行い、修正・成形します。

もう一つは、現場作業への積極的な活用です。現場作業者が現場でスマートフォンを使って録音し、そのデータを社内のクラウドストレージ「Box」に保存します。その後、事業所にいる工務サポート担当者がBoxに保存されたデータから、RimoVoiceで文字起こしを行い、修正・整形します。

これにより、現場作業者が戻ってきた時には議事録がほぼ完成している状況を実現しています。工事などの専門技術を必要とする業務と、議事録作成などの事務作業を分担実施することで、効率的な業務運営を目指しています。

大幅な時間短縮と品質向上を実現

——導入効果について具体的に教えてください。

田中様: 最も大きな効果は時間短縮です。検証時のデータでは、従来4~5時間かかっていた作業が2時間、つまり半分以下の時間で完了するようになりました。

また、以前は文字起こしを外部に委託していたケースもあったのですが、そうした作業で、1週間程度かかっていたものが、RimoVoiceを使って翌日には完成品ができあがりました。急ぎの案件にも迅速に対応ができるようになりました。

前田様: コスト面でも効果がありました。外部委託では1時間のテープ起こしに2名体制でチェックを行い、さらに文体の調整なども含めて相応の費用がかかっていました。RimoVoiceなら月額の利用料はかかりますが、1件あたりのコストは大幅に削減できたと感じています。

ユーザーから高い評価、特にタイムスタンプ機能が好評

——利用者の皆さんの反応はいかがですか?

田中様: 非常に好評です。特に、以前、ボイスレコーダーなどを使っていたユーザーからは、「変換した文字と音声が連動していて、該当箇所をすぐに確認できるのが便利」という声をよく聞きます。

前田様: タイムスタンプ機能もたいへん重宝されています。AIが生成した要約や議事録に対して「この内容は本当に言っていたのか?」と確認する場合、該当箇所の音声をピンポイントで再生できます。これは、作成した報告書の信頼性の確認・向上において、非常に重要な機能です。

田中様: AI機能も徐々に活用が進んでいます。文字起こし後の文体調整や要約作成など、かなり柔軟に対応してくれるので、「AIってこんなこともできるのか」と驚かれるユーザーも多いですね。

辞書機能の充実で更なる精度向上を目指す

——今後の活用方針について教えてください。

田中様: 現在、辞書機能の充実に力を入れています。建設・電気工事関連の専門用語や社内固有の用語を登録することで、変換精度の更なる向上を目指しています。

ただ、辞書管理については課題もあります。現状では管理者が一元管理していますが、各部門でそれぞれ管理できるような仕組みがあると、より効率的に運用できると考えています。

前田様: 社内には、決められた報告書や会議の様式があるので、音声データを書き起こすタイミングで、この様式にあった成果物が半自動でできあがれば、更に効率化が図れると思います。また、蓄積された音声データの分析により、話者が特定できれば良いと思います。書き起こしに合わせて、話者が特定されて表示されると、更に便利になると思います。

管理機能の更なる充実に期待

——最後に、RimoVoiceへの要望があれば教えてください。

田中様: 管理機能の充実を強く希望します。特にCSV出力機能では、項目の充実やデータの整合性確保をお願いしたいですね。また、バージョンアップ時の画面の整合性確保も重要です。

前田様: ユーザー管理についても、登録・更新日時や利用状況が分かるような機能があると助かります。3,600名の社員を管理する上で、きめ細かな情報は大切です。

田中様: それでも、音声認識の精度とAI機能については非常に満足しています。RimoVoiceは当社のDX推進において欠かせないツールとなっており、今後も活用の幅を広げていきたいと考えています。


中電工様、ありがとうございました!

特にDX推進プロジェクトの一環としての全社展開や、スマートフォンとBoxを活用した現場との連携、工務サポート担当者による効率的な運用体制など、成功のための具体的な取り組みは多くの企業の参考になりそうです。Rimo Voiceでは、ご要望いただいた辞書機能の充実や管理機能の強化など、より使いやすいサービスを目指して引き続き改善を続けてまいります!今後も現場のニーズに応える機能拡充と手厚いサポート体制で、皆さまの業務効率化を支援しますので、ご期待ください!


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