Claude in Chromeレビュー第5弾!Gensparkの日本プロモーション分析をClaude Sonnet 4.6に任せてみた

更新日:2026/02/18 12:34
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こんにちは!Rimo合同会社で海外展開/PLGを中心に担当している吉澤です。

Claude in Chromeレビューシリーズ第4弾です。今回はデータ分析ではなく、競合調査・マーケティング分析をClaude Sonnet 4.6に丸ごとお願いしてみました。

きっかけ:最近Gensparkの広告多いな...

スライド、画像生成など様々なタスクが実行できるマルチAIエージェントのGensparkですが、最近広告をよく見かけるな~と感じました。

Instagram、Youtubeでも頻繁に表示されますし、先日は山手線の中吊り広告も発見!

かなり日本のプロモーションに力を入れているようです。

同じAI業務効率化ツールとして、動向を把握しておきたい!と思い、ちょうど今日リリースされたClaude Soonet 4.6に調査を依頼してみることにしました。

やったこと:SemrushのJP市場データからスタート

最初の指示はこうです。 「Semrushのデータを元に、gensparkが直近数週間日本でプロモーションを強化しているので、オーガニック含め全体の流入にどのような変化が起きているかを分析したいです。わかることと考察をまとめてください。別のソースが必要な場合は調べてくれてもいいです。」

Claudeはまず、開いていたSemrushのDomain Overviewページ(JP市場フィルター)を読み込み、グラフの数値を確認し始めました。「右側が切れているので水平スクロールします」と言いながら、自分でブラウザを操作して1M・6M・2Yと期間を切り替えて比較していきます。気づいたら、SemrushだけでなくSimilarweb・Google Trends・Meta広告ライブラリ・Google Play・noteの検索結果まで次々と自分で開いて横断調査していました。

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ステップ1:Semrush・Similarweb・Google Trendsで流入構造の変化を把握

まずSemrushのJP市場データから以下が確認できました。 6Mグラフで見ると、有料トラフィックが2025年11月頃から急上昇し、2026年1月以降は137.5Kまで拡大。

逆にオーガニックトラフィックは前年比-94%と激減しており、ほぼゼロに近い状態です。

有料キーワード数も+25%増加しており、「広告が流入の主役に転換した」という構造変化が読み取れます。

指定したソースはSemrushだけでしたが、Claudeは自分でSimilarweb・Google Trendsも開き、調査を始めました。

Google Trendsでは、「genspark」の日本での検索量が2026年1月25日週に指数97(過去最高水準)まで急上昇していることを発見。東京都が圧倒的に高く(100)、神奈川県が50と続いており、電車中づり広告が首都圏で機能していることを示唆するデータも出てきました。

ステップ2:Meta広告ライブラリで広告クリエイティブを分解

次にClaudeが自分でMeta広告ライブラリを開き、日本向けのGenspark広告を調査しました。

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約240件・アクティブ20件以上。2025年12月下旬から出稿が始まり、1月以降はほぼ毎週新しいクリエイティブが追加されています。

広告コピーを分析すると、4つの訴求軸が見えてきました。

①時短・作業量削減(最多):「15時間かかっていた資料作成が5分に。チャットするだけで美しいスライド完成。」というコアメッセージをほぼ全クリエイティブで使い回しています。

②スキル不要・民主化:「デザインスキル不要」「知識ゼロでも大丈夫」「プロ級デザイン、言葉だけで」といったコピーが並びます。

③コストパフォーマンス:「月額¥17.99、30種以上のAIツールを一つに」という価格訴求も出ていました。

④セグメント特化:「大学生・院生向け|期末発表に徹夜はもういらない!」「新卒・若手のための資料作成ツール|先輩に褒められる資料、1行で」「企画書・提案書が一瞬で整う。営業・コンサル向け」と、同じ機能を異なるターゲットに語り分けています。

ステップ3:競合比較・口コミ分析・考察

Perplexity・Felo・Gamma・Manusと並べた競合比較、Google Playのレビュー分析(4.6★ / 2.36万件)、noteの口コミ調査(約1万件の記事)まで自動で進めてくれました。

競合比較で特に印象的だったのは、Perplexityがオーガニック212K(有料広告ゼロ)を維持していることです。

Gensparkはオーガニックが崩壊した状態で広告に全面依存しており、「広告費を止めたら流入が止まる」という構造的リスクや、口コミを確認すると、「期待したけど成果がいまいち」というユーザーが満足できていないリスクがあることが確認できました。

結果

Claudeは各ツールで集めた情報を、見事にレポートにまとめてくれました。

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うまくいったこと → 評価:★★★☆☆(良い)

Claudeが自ら「Semrushのデータだけでは不十分」と判断してSimilarweb・Google Trends・Meta広告ライブラリ・口コミを次々と自分で開いて補完してくれました。

恥ずかしながらMeta広告ライブラリの存在は知らなかったので、新たな発見もあり、調査設計含めて実施してくれたClaudeに感謝です!

注意点として、Meta広告ライブラリ・App Store・noteなどのページは、Claudeによる自動操作の一括許可ができないというのがあります。

サイトの仕様上そうなっているようです。

なので、毎回ページを見に行くときに許可ボタンをポチポチする必要があり、完全自動化は難しいのがこの競合調査タスクの難点です。

私は、歯の治療後で気力が無い時に、スマホを見ながらポチポチすることでタスクが完遂出来ました。今話題のOpenClawを使えば全自動化も可能かもしれません。

また、通常のチャットUIのClaude同様、洞察力も期待できます。「直帰率29%という数値はLPなしで広告直リンクでも離脱していないことを示す」「ただしリピーターが混在しているためJP新規ユーザーのみの数値ではない可能性がある」というように、データの解釈に対して自分で留保条件を添えてくれるのも分析パートナーとして信頼できます。

なお、Claudeの自己評価は ★5ではなく★4だったのですが、星を減らした理由は、グラフがSVG/Canvas描画のためピクセル単位の数値読み取りに限界があり、数値の精度確認に何度かやり取りが必要だったことなようです(笑)

結論:気になる調査があったらまず依頼をしてみるのがおすすめ!

普段から気になった調べものはchatgptやgrokなどに聞くことが多いのですが(Claudeは最新情報に強くない印象があり)、今回は有料契約をしているSemrushのデータを活用してほしいため、Claude in Chromeを使ってみました。

結果、様々なサイトを調査した上で分析や戦略提案をしてくれ、元々戦略の壁打ち相手として強いClaudeがもっと強化された感覚です!

また気になるサービスが出てきたときに試してみようと思います。
それでは、次の実験でお会いしましょう!

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