金融業界からAIスタートアップへ。「人を動かす」経験を武器に、新たな挑戦を始めた理由【社員インタビュー】

金融業界で約3年半、代理店営業として、保険商品の販売を担う代理店や募集人の育成、営業施策の立案、代理店経営者との年間計画づくりなどに携わってきた岩崎さん。「どうすれば人が動くのか」を考えながら、個人の育成から代理店全体の仕組みづくりまで幅広く経験してきました。
そんな岩崎さんが次のキャリアとして選んだのは、AIプロダクトを提供するRimoでした。約2年前にAIと出会い、業務効率化だけでなく、これまで自分には難しいと感じていたクリエイティブにも挑戦できることに魅了されたといいます。金融業界とは異なるAIスタートアップへ、なぜ転職を決めたのでしょうか。
これまでのキャリアで培った「人を動かす力」や「構造的に考える力」が、Rimoでどのように活かされているのか。入社前の不安や、現在取り組んでいる仕事、これからの挑戦について聞きました。
Profile 岩崎 一真(Kazuma Iwasaki) アフラック生命保険株式会社にて約3年半、代理店営業を担当。代理店や募集人の育成、研修、年間計画の策定、販売施策の立案などに携わる。担当代理店の営業施策や育成制度の改善を通じ、生命保険分野の売上を昨年度比200%に伸ばした経験を持つ。 AIとの出会いをきっかけに、AIツールを活用した業務効率化やクリエイティブに関心を深め、2026年8月、Rimoに入社。現在は社長室で、新商品の企画・マーケティング、社内研修ハードウェア商品の企画やPR、マーケティング、社内研修などを担当している。 |
「人を動かす」代理店営業で、育成と仕組みづくりに向き合う
― 転職前はどのような仕事をされていましたか?
約3年半、代理店営業を担当していました。自分で保険を販売するのではなく、保険を販売してくださる代理店や募集人の育成・研修を行ったり、代理店の経営者と年間計画を作ったり、販売施策を立てたりする仕事です。
実際に自分が動くというよりも、「どうしたら人が動いてくれるのか」「どのような施策を打つべきか」を考えることが中心でした。自分にとっては、人を動かす力を鍛える仕事だったと思います。
― 特に印象に残っている取り組みを教えてください。
育成面では、アフラックを取り扱う提携先企業の方で、まだ成果が出ていない新人の方をサポートした経験があります。
その方は商品知識を持っていたものの、アフターフォローや契約までの導線、次のアポイントへのつなぎ方など、商品を提案した後の進め方に課題を抱えていました。そこで、契約に至るまでに必要な資材や手続きをロードマップ化し、次に何をすればよいのかを一緒に整理しました。
困ったことがあればすぐに電話で対応し、お客様の熱が冷めないうちに最終的な契約アポイントまでつなげられるように支援しました。すぐに回答すること、先回りして準備することを積み重ねることで、信頼関係を築くことができたと思います。
結果的には、提携先の商品よりも先に、アフラックの商品でご契約をいただけるようになりました。相手が何に困っているのかを要素分解し、それに対して自分が何をできるのかを考えることの大切さを学んだ経験です。
代理店の実績を昨年度比200%へ。制度・育成・顧客接点を一つずつ改善
― 代理店全体の成果を上げた取り組みについても教えてください。
損害保険も扱う代理店の生命保険分野において、アフラックの売上を昨年度比200%に伸ばすことができました。
その代理店は、募集人4人と社長、専務を含む6人体制でした。課題として、長年アフラックを扱ってきた募集人が多くの顧客を担当しているものの、すべてのお客様を回りきれていない状況がありました。また、後から入った募集人には商品知識や販売スキルが十分に身についておらず、アフラックの商品を販売することに対するインセンティブもありませんでした。
まず取り組んだのは、募集人のモチベーションをつくることです。自社の制度として、代理店の販売活動を後押しするための販促施策があり、代理店としての活動歴や専属・乗合にかかわらず、一定の実績基準を満たした代理店であれば活用できる仕組みとなっていました。そこで、代理店の経営層と協議の上で、代理店全体の年間目標だけでなく、四半期毎に募集人単位での目標も設定し、達成した募集人には四半期ごとに賞与を支給するインセンティブ制度をつくりました。
次に、募集人のスキル面を改善するため、商品研修に加えて、iPadを使ったデジタル申し込みに特化した研修を行いました。紙の申し込みでは案件ごとに異なる書類が必要になりますが、デジタルであれば流れや操作が統一されます。募集人が覚える負担を減らし、何度も実践しやすい仕組みを整えました。
さらに、顧客の担当が一人に偏っている状況も見直しました。まずは代理店からお客様へ、保障内容の見直しを促すダイレクトメールを送付します。そのうえで、送付したお客様に対応しきれない場合は、別の募集人がフォローする体制をつくりました。
「担当を変えてください」と直接伝えるのではなく、代理店としてお客様をきちんとカバーするために必要な仕組みとして説明することで、既存の担当者にも納得してもらうことができました。
インセンティブ制度、募集人のスキル向上、顧客接点の拡大。課題を一つずつ分解して改善した結果、前年の200%という実績につながりました。
AIとの出会いで、できなかったことに挑戦できるようになった
― 金融業界からAI領域への転職を考えたきっかけは何だったのでしょうか?
前職での取り組みと転職理由は、直接的には関係ありません。個人として、新しい武器を身につけたいと思っていたことが大きいです。
約2年前にAIと出会い、初めてChatGPTと英会話をしたときに大きな衝撃を受けました。そこから「AIをもっと学びたい、使えるようになりたい」と考え、AI学習コミュニティである「AI木曜会」に参加しました。そこでは、様々なAIツールを学んだり、AIを使って仕事や日常生活を改善できないか試行錯誤したりと、実際に手を動かしながら学べる環境がありました。そして何より大きかったのは、自分自身と向き合い日々挑戦している人たちと出会えたことです。そうした人たちから刺激を受ける中で、自分も「新しいことに挑戦してみよう」と思えるようになりました。
― AIを通して、特にどのような可能性に惹かれたのでしょうか?
一番大きいのは、興味がありながらも踏み出せなかった分野に挑戦できるようになったことです。私にとって、それはクリエイティブの分野でした。
私は学生の頃、美術の授業が得意ではありませんでした。物事をよく考えてから形にするタイプなので、絵の具で絵を描いたり、彫刻刀で作品を制作したりする際のように、一度作り始めると簡単には修正できないことに、常に苦手意識を感じていたからです。
でもAIを使えば、まず「こういう形にしたい」というイメージを伝えるだけで、簡単にたたき台をつくることができます。しかも、そこから何度でも自由にブラッシュアップできる。その繰り返しによって、自分でも作品をつくれることに感動しました。
そこからMV制作をしてみたり、ゲーム作りにも挑戦したり、今年に入ってからはAIを使ってアニメを制作するハッカソンにも参加しました。
「100年続くアニメ」というテーマに対して、長く愛されるためには何が必要か、言語がなくても伝わる動きとは何かを分解しながら、1本の作品に仕上げました。結果は残念でしたが、前職で培った構造的に分析する力をクリエイティブに活かし、実際に形にする経験ができたことは、大きな収穫でした。
また、アイアンマンに登場するJ.A.R.V.I.S.のように、質問すれば答えてくれて、仕事も手伝ってくれる相棒がいる世界にも以前から憧れがありました。タスク管理や日程調整、メール作成、ジャーナリングなど、日常のさまざまな場面でAIを使えることにもワクワクしています。
AIを使える環境を求めて。Rimoの「誰でも使える」プロダクトに惹かれた
― Rimoとの出会いについて教えてください。
前職の金融機関では、顧客情報を大量に扱っていたこともあり、日常的にAIを活用するのは難しい環境でした。社内AIチャットも導入されていましたが、性能やデータ環境の面で、AIの可能性を十分に活かせているとは感じられませんでした。
もっとAIを学び、使える場所はないかと考えていたとき、AIコミュニティを通じて相川さんと話す機会があり、最初は業務委託という形でRimoの仕事に関わることになりました。
― Rimoへの入社を決めた理由は何でしたか?
大きく2つあり、1つはAIやITに慣れていない世代でも使いこなせるプロダクトであることに感銘を受けたことです。
金融の現場では、資料を印刷して持参したり、FAXを送ったり、PowerPointやExcelに一つひとつ入力したりと、アナログな業務も多く残っていました。もちろん社内の人も取引先の方々も、私の意見にはきちんと耳を傾けてくれる人たちでした。ただ、現在の働き方が数十年単位で浸透していること、ITリテラシーやAIへの興味関心などを考えると、「今の自分がAIを提案しても、なかなか浸透しないだろう」と、正直諦めていた部分も大きかったです。その点、RimoのプロダクトはUIが分かりやすい。ボタンを押すだけで録音でき、議事録や要約が作成され、さらに他部署との連携やタスクの実行までできる。単なるAIツールではなく、使う人が迷わず活用できるように設計されたプロダクトだと思います。
2つ目は相川さんが新しい知識や取り組みを柔軟に取り入れ、実際に試してみる姿勢に惹かれたことです。ガジェットを試したり、War Roomのような取り組みを導入したり、100万円ルールのような新しい仕組みを作ったり。単に流行しているから取り入れるのではなく、「自分たちの会社ならどう活かせるか」を考えたうえで挑戦しているところに魅力を感じました。
そして私自身、新しいものにチャレンジすることが好きなので、「この会社なら、自分の挑戦を形にできる」と思いました。そこに加えて、社長室配属の提案をいただいたこともあり、入社を迷うことはありませんでした。
議事録とAI検索が支えたオンボーディング。大手金融との違いに戸惑いながらも前へ進む
― 入社前に不安に感じていたことはありましたか?
人間関係については、特に大きな不安はありませんでした。月初の定例や日々のオフィスでの交流を通じて、他部署のメンバーとも自然に話すことができました。
一方で、AIに触れてきたとはいえ、IT業界で働いた経験はなかったので、知識面には不安がありました。分からない言葉が出てきたときはAIで調べたり、会議の議事録を遡って一つひとつ意味を確認したりしました。
Rimoには過去の議事録が蓄積されているので、分からないことをいつでも好きなタイミングで調べられます。Rimo VoiceのAI検索で全体から情報を探したり、特定の会議の要約を確認したり、議事録の中で質問したりできることにも本当に助けられています。
この環境がなければ、ここまで早くオンボーディングできなかったと思います。
― 入社後、前職との違いにギャップはありましたか?
正直に言うと、すべてにおいてギャップを感じましたね。
前職は創業50年以上、従業員1万人ほどの規模だったので、長年培われてきた経験やノウハウが社内に蓄積されていました。そのため、新しい業務に携わる際は、社内ポータルから既存のフォーマットを探したり、前任者に進め方を聞いたりすることが基本でした。また全国転勤で地方支社に配属されていたので、オフィスには自分の部門の人たちだけ。業務でも、紙の書類や長時間の車移動が当たり前という環境でした。
一方Rimoはスタートアップで、人事、エンジニア、営業、CS、社長室など、さまざまな職種のメンバーが同じフロアで働いています。皆がAIを使いこなし、紙を使う業務や長い承認フローもほとんどありません。また新しい業務に携わる際も、決まったフォーマットや手順書があるわけではなく、まずは自分で考えて、一つ目の形をつくるところから始まります。
正直、まだ慣れない部分もありますが、Tryしたことに対して非難する人はRimoにはいません。フィードバックを受けながら、試行錯誤して日々の業務に取り組んでいます。
社長室で企画・PR・マーケティングを担う。前職の構造化と研修経験を活かす
― 現在はどのような業務を担当していますか?
社長室で、これから発売する新商品の企画・マーケティングを担当しています。社内SNSの管理・推進や、社内向けのAIツール研修の資料作成、業務の仕組み化にも取り組んでいます。
前職と比べると、誰も経験したことがないテーマについて、自分で考えて一から形にしていく仕事が増えました。
― 前職の経験は、現在の業務にどのように活きていますか?
問題や課題を構造的に分解し、「なぜ詰まっているのか」「何をすれば前に進めるのか」を順序立てて考える力は、今の仕事にも活きています。
また、前職では研修講師として人に教える仕事もしていたので、社内研修の資料をつくったり、内容をアップデートしたりする場面でも経験を活かせています。
私生活から色々なものに挑戦してみる姿勢も含めて、これまで身につけてきたことは、今の仕事のさまざまな場面に生きているなと感じます。
AIの価値を、まだ触れていない人にも伝えていきたい
― Rimoで今後、どのようなことに挑戦したいですか?
自分と同じように、AIをあまり使えない環境にいる人や、AIを試してみたいと思っている人に向けて、Rimoの良さ、AIの凄さを伝えていきたいです。
そのために、マーケティングを通じてRimoのプロダクトの魅力を広めることに挑戦したいと思っています。世間では興味はあるけどAIは一部の詳しい人だけが使うものでいまいち自分事化ができていない人たちが多くいます。でもそのAIを使いやすい形で届けられれば、もっと多くの人の仕事や生活を変えられるものだと考えていますし、Rimoならそれを体現出来ると思います。
また異業種からの転職を考えている方には、必要以上に心配しなくて大丈夫だと伝えたいです。転職するときの不安は、大きく分けると「知識・スキル不足」と「人間関係」の2つなのかなと思います。
ですが、今はわからないことがあればすぐにAIに聞くことができます。特にRimoでは、過去数年分の議事録や社内情報が蓄積されていて、必要な情報にいつでもアクセスできるため、知識不足は以前より解消しやすくなっていると思います。
また、仕事上のコミュニケーションについてもAIがサポートしてくれるので、新しい環境で人間関係を築くことへの不安も、以前よりは小さくなっていると感じます。
加えて、AI時代は仕事のスピード感そのものが上がっており、フィードバックをもらう頻度や回数も増えています。そのため、日々の仕事を進めながら自然とスキルが身についていく感覚があり、実際に自分自身もそれを実感しています。
色々話しましたが、まとめると、自分は今ほどに挑戦がしやすい時代はないと考えています。ですから、もし今不安に感じることがあっても、やりたいことがあるなら是非挑戦してみてほしいです。
Rimoでは、この想いに共感し、
ともに挑戦してくれる仲間を募集しています。
まずは選考ではなく、カジュアルにお話しできる機会として、面談をご用意しています。
「少し話を聞いてみたい」「今すぐ転職するわけではないけれど興味がある」
そんな方も大歓迎です。



