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RPAとは?意味と仕組みを初心者向けに解説!無料ツールや自分で作る方法まで

RPAとは、パソコン上の定型作業をロボットのように自動化することを指します。最近では、国内外問わず多くのシーンで活用されているRPAですが、詳細な内容がわからず困っている方もいるでしょう。
本記事では、RPAについて6つの成功事例を交えてわかりやすく解説していきます。RPAを導入するメリットやデメリットなど詳しく解説しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
RPAの意味とは?わかりやすく言うと「自動化ロボット」
RPAは「Robotic Process Automation」の略であり、わかりやすくいうと「自動化ロボット」です。パソコン上で行う決まった手順の業務や繰り返し行われるルーティンワークの自動化を得意としています。
また、MM総研「RPA国内利活用動向調査2024」(2024年3月時点)によると、年商50億円以上の中堅・大手企業のRPA導入率は44%に達しています。

(出典:ICT市場調査コンサルティングのMM総研「RPA国内利用動向調査 2024」)
中小企業では準備中・検討中の企業も23%あることから、今後も導入企業はさらに増えると考えられます。
RPAは休みなく常に稼働できるため、人手不足や長時間労働、人為的ミスなどを防ぐ効果を期待できます。ヒューマンエラーをなくせるうえに、業務スピードの向上や正確性などを追求できるのが大きな魅力です。
RPAの仕組みとは?
RPAは「シナリオ」と呼ばれる作業手順の設計図に沿って業務を実行します。人が行う操作を一つずつ記録し、その手順どおりにロボットが動く仕組みです。
画面上の操作は、以下のいずれか、または組み合わせで認識します。
ボタンやアイコンの位置を指定する「座標指定型」
画面の画像を認識して操作する「画像認識型」
画面の要素(構造)を識別して操作する「オブジェクト認識型」
シナリオを正確に作るほど、作業の品質は安定します。
かつてはシナリオ作成にプログラミングの知識が必要でしたが、現在の主流はノーコード・ローコードで操作できるツールです。
画面の操作を記録したり、用意された部品をドラッグ&ドロップで並べたりするだけで自動化を組めるため、エンジニアでなくても扱えます。
RPAによる自動化が注目されている3つの背景
近年、RPAによる自動化が注目されています。背景としては、下記の3つが挙げられます。
少子高齢化によって労働人材が不足しているから
働き方改革を実現したいから
業務効率化・コスト削減によって競争力を高めたいから
1つずつ詳しく解説していきます。
少子高齢化によって労働人材が不足しているから
1つ目は、少子高齢化による労働人材不足です。日本では、労働生産年齢人口(15歳〜64歳)が1995年をピークに、減少傾向にあります。

出典:総務省「令和7年版 情報通信白書 世界情勢・自然環境・社会の変化と今後のデジタル社会の見通し」
今後も減少傾向が続くとされており、人材確保が難しくなると考えられています。
そんな中、RPAを用いて定型業務を自動化させれば人間がコア業務にコミットできるようになるため、RPAへの注目度が高まっているのです。
働き方改革を実現したいから
働き方改革への対応も理由の一つです。
残業時間の上限規制が進むなかで、企業は同じ成果をより短い労働時間で出すことを求められています。手作業の定型業務に時間を取られていると、この両立は容易ではありません。
RPAで入力や集計などの作業を自動化すれば、余計な工数を省いて生産性を高められます。従業員の負担が軽くなることで、働きやすさの向上にもつながります。
業務効率化・コスト削減によって競争力を高めたいから
業務効率化とコスト削減による競争力の強化も理由です。
定型業務を自動化すると作業時間が短縮され、人的ミスも減らせます。その結果、残業代やミスの修正にかかるコストを抑えられます。
削減できた時間と費用を商品開発や顧客対応に振り向ければ、企業としての競争力を高められます。守りのコスト削減と攻めの価値創出を同時に進められる点が、RPAが選ばれる理由です。
RPAの導入だけでなく、個人やチームの時間効率をさらに高めるための方法については、以下の記事でも解説しています。
関連記事:時間効率を上げるには?今日から使える7つの方法を紹介!
RPAと混同しやすい用語5つとの違いを紹介
人間がパソコンを使って行う作業をロボットが代行する仕組みのことを指す「RPA」は、以下の用語と混同されやすい傾向にあります。
RDA
bot
AI(人工知能)
Excelマクロ
SaaS
それぞれの違いについて詳しく理解しておきましょう。
RDAとRPAの違い
1つ目の用語は、RDAです。RPAは、サーバーやクラウドなどを中心とし、実行ログ管理やスケジュール実行などの集中管理が可能な技術です。組織的な自動化に向いています。一方でRDAは、個人としてデスクトップ作業の自動化を行うのが目的であり、各パソコンにソフトウェアをインストールして自動化を行います。
その他の違いについて表で確認してみましょう。
RPA | RDA | |
|---|---|---|
目的 | 組織の作業の自動化 | 個人の作業の自動化 |
システム | クライアント・サーバー型・クラウド型 | スタンドアロン型 |
開発の難易度 | 高い | 低い (エンジニアではない人も作れる) |
管理方法 | 手動・スケジュール実行 | 手動 |
費用 | 初期投資額が高い | RPAに比べると初期投資が少ない |
規模 | 組織など大規模向け | 個人など小規模向け |
botとRPAの違い
botは、決まったタスクなどを自動的に繰り返すプログラムを指します。あらかじめ手順を決めてプログラムを行うことで、同じ作業を実行し続けます。単純作業や定型的な作業の自動化に向いているのが特徴です。
RPAとbotは、指定した作業を実行する点は同様です。botはプログラムで作られることが多く、用途によっては専門知識が必要です。一方でRPAは、画面操作の記録やドラッグ&ドロップでシナリオを作れるツールも多く、現場担当者でも扱いやすい点が特徴です。
AI(人工知能)・生成AIとRPAの違い
AI(人工知能)は、大量のデータをもとに学習し、自ら判断や予測を行う技術です。画像認識・自然言語処理・音声認識など、人間の知覚や思考に近い処理を得意としています。
一方でRPAは、あらかじめ決められた手順どおりに作業を繰り返す技術であり、AIのように自ら考えて判断する能力はありません。「毎月1日に請求書を発行し、所定のフォルダに保存する」のような明確なルールがある業務にはRPAが適しています。
ただし、近年はRPAとAIを組み合わせて活用する企業が増えています。例えば、AIが音声データを文字起こし・要約し、その結果をRPAがCRMや社内システムに自動転記するといった連携です。RPAだけでは対応できなかった「判断を伴う作業」をAIが担い、「決まった手順の転記・入力」をRPAが担うことで、業務全体の自動化範囲が広がります。
このように、RPAとAIは対立する技術ではなく、それぞれの得意領域を活かして併用するのが効果的です。
AIを活用した業務効率化の具体的な方法や、RPAと組み合わせた成功事例については、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:AIで業務効率化する方法は?成功事例や導入メリット、注意点を解説
ExcelマクロとRPAの違い
Excelマクロも業務の自動化が可能です。業務の自動化できる部分は共通していますが、Excelマクロは、Excel上またはMicrosoft製のソフトのみの作業に限られています。さらにExcelマクロは、パソコンのスペックによって処理能力が異なります。スペックの低いパソコンだと、動作が遅くなったり、止まってしまったりする可能性があるのです。
その点、RPAは種類によってできることの範囲は異なりますが、Microsoft製のソフトを含め、さまざまなアプリやシステムの自動化を図れます。さらにExcelからその他のアプリやソフトを横断した作業の自動化を行えるのも特徴です。
SaaSとRPAの違い
SaaSとは「Software as a Service」の略称です。サーバー上のソフトウェアから必要な機能だけを利用できるクラウド型ツールのことを指します。RPAとの違いは、クラウド型かオンプレミス型かという点です。SaaSはクラウドを利用しますが、RPAはパソコンにインストールして利用するのが大きな違いです。
またSaaSは、特定の業務に特化したツールです。柔軟性はあまり高くないため、用途によっては不便に感じる可能性も少なくありません。一方でRPAは、カスタマイズが可能であり、柔軟性が高いため、広い範囲の業務に対応できます。
RPAによって自動化できる業務の例
RPAは、パソコン上で行われる定型業務の自動化を図れるツールです。まずは、RPA導入に効果的な業務の特性を見ていきましょう。
処理ルールが明確である
業務処理を行ううえで例外が少ない
同じ作業を大量に繰り返し行う
入力ミスや転記ミスが起きやすい
アプリやソフトをまたいで複製や入力などを行う業務
上記の特性に当てはまる業務は、手作業によるミスや工数が発生しやすいため、RPA導入に向いています。また、RPAで自動化できる具体的な業務は以下の通りです。
データ入力
経費精算
見積書や請求書の作成
在庫管理
受発注業務
メールの送受信
レポート作成
このような業務をRPAで自動化することで、人的ミスを防いだり、コストを削減したりできます。なお、業務が複雑になればなるほど、ロボットを作成するのに時間がかかるケースがあると理解しておきましょう。
一方で、会議後の議事録作成や商談内容のCRM入力、フォローアップメールの作成など、「文章の理解や生成が必要な業務」はRPAだけでは自動化が難しいでしょう。
こうした非定型の業務には、音声認識や自然言語処理を得意とするAIツールを併用するのが効果的です。RPAとAIの役割を整理し、自動化の対象範囲を広げることで、より大きな業務効率化を実現できるでしょう。
RPAの導入以外にも、業務効率化を進めるための具体的な施策やアイデアを幅広く知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
▼関連記事: 業務効率化とは?施策アイデア11選!おすすめツール・具体的な進め方も解説
RPAの自動化レベル(クラス1〜3)
RPAは自動化できる範囲によって3つのクラスに分けられます。自社が目指す自動化がどの段階かを把握すると、導入の計画を立てやすくなります。クラスの違いを以下の表で整理しました。
クラス | 名称 | 自動化できる範囲 |
クラス1 | RPA | ルールが決まった定型業務の自動化(データ入力・転記など) |
クラス2 | EPA | AI-OCRなどと連携し、一部の非定型業務にも対応 |
クラス3 | CA | 自ら学習・分析・判断する自律的な自動化 |
参考:総務省「RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)」
現在普及しているRPAの多くはクラス1にあたり、決まった手順の作業を自動化します。クラス2のEPA(Enhanced Process Automation)は、手書き文字を読み取るAI-OCRなどと組み合わせ、判断の一部を含む業務まで自動化します。クラス3のCA(Cognitive Automation)は、AIが状況を分析して自ら判断する次世代の段階です。
このように、RPAは単純作業の自動化から始まり、AIと連携して扱える業務を段階的に広げていきます。まずはクラス1で効果を確かめ、必要に応じて上位のクラスへ進む流れが良いでしょう。
RPAの3つの種類
RPAツールは、主に下記の3つの種類に分けられます。
デスクトップ型
サーバー型
クラウド型
なお、デスクトップ型のRPAを「RDA」と呼ぶケースもありますが、本記事ではRPAの1つとして定義し、説明していきます。
デスクトップ型
特徴 | オンプレミス型のシステムである 各パソコンにインストールして使用する |
インストール先 | パソコン |
初期費用 | 数10万円程度 |
おすすめの企業 | 小規模から業務の自動化を図りたい企業 |
デスクトップ型のRPAツールは、パソコンにインストールして使用するオンプレミスのシステムを指します。RPAを使用したいパソコンを対象に導入するため、費用があまりかからないのが特徴です。一般的に10万円程度のため、導入しやすい傾向にあります。
しかし、自動化をする業務の範囲を広げる際には、デスクトップ型ではなく、サーバー型やクラウド型に切り替えなくてはなりません。
このような点から、デスクトップ型のRPAツールは、まずは小さな規模から業務の自動化を図りたい企業におすすめです。大規模での導入を検討している場合は、ほかのシステムを選びましょう。
サーバー型
特徴 | 大規模な範囲の業務の自動化を図れる |
インストール先 | サーバーおよびパソコン |
初期費用 | 100万〜2,000万円 |
おすすめの企業 | すでにRPAツールを導入しており、規模を広げたい企業 |
サーバー型のRPAツールは、サーバーおよびパソコンにインストールして使用するオンプレミスのシステムを指します。サーバーによってRPAツールを管理できるため、大規模な範囲の自動化を図りたい企業におすすめです。
しかし、サーバー型は購入するのに100万〜2,000万円とやや高額になりやすいです。さらに導入までに時間がかかるのもデメリットのひとつ。すでにRPAツールを導入しており、大規模の運用を目指している企業には向いているでしょう。
クラウド型
特徴 | サーバーやパソコンにインストールする必要がない |
インストール先 | インストール不要 |
初期費用 | 30万円~50万円 |
おすすめの企業 | 小規模から利用範囲を広げていきたい企業 |
クラウド型のRPAツールは、提供会社のサーバーにインストールされているシステムをオンラインで使用する仕組みです。ツールを導入するのに手間がかからないうえに、リモートワークでも利用できるのが特徴です。
しかし、企業などの大規模な組織で導入を検討している場合は、サーバー型の方が費用対効果が高くなる可能性があります。そのため、小規模から徐々に利用範囲を広げていきたい企業におすすめです。
RPA導入における5つのメリット
RPAの導入を検討しているものの「どのようなメリットがあるのか」「得られる効果は?」などの疑問がある方もいるのではないでしょうか。RPAを導入することで、下記のようなメリットを期待できます。
業務効率化によって生産性がアップする
人間によるミスのリスクを抑えられる
人件費を始めとするコストを削減できる
コア業務に時間を割けるようになる
従業員・顧客の満足度が向上する
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
業務効率化によって生産性がアップする
RPAを導入することで、業務が効率化され、生産性のアップを期待できます。RPAが行える業務は、コピー&ペーストやファイルの移動などの判断の必要がない単純作業です。このような単純作業を自動化することで、価値のある仕事に集中できるようになり、生産性が向上します。
また現代の日本では、少子化によって労働人口不足が深刻化しています。ほかにも他の先進国に比べて生産性が低いなどの課題が尽きません。そこで労働時間を短縮させ、生産性を向上させるにはRPAが最適といえます。
人間によるミスのリスクを抑えられる
人間が作業をする以上、注意を払っていてもミスを完全に防ぐことはできません。さらに人的ミスを減らすには、誤りや抜け漏れがないかを入念に確認したり、複数人でチェックをしたりと、時間や手間がかかります。さらに、どんなに時間をかけてもミスをゼロにすることは不可能でしょう。
その点、RPAを活用すれば人的ミスの発生源であるアナログ作業そのものを大幅に減らせます。迅速かつ正確に業務を行えるため、ヒューマンエラーが生じるリスクを抑えられます。人的ミスによってクライアントに迷惑をかけたり、不信感を与えたりするのを防げるのは、大きなメリットでしょう。
人件費を始めとするコストを削減できる
定型業務をRPAで自動化することで、人件費を始めとするコストを削減できます。さまざまな業務を自動化すると、従業員の負担が軽減し、残業代の削減を期待できます。ほかにも人的ミスをリカバリーするのにかかる時間や手間がなくなることで、余計なコストの発生を防げるのも大きなメリットです。
なお、人的リソースを削減するRPAは「デジタルレイバー(機械的な労働者)」とも呼ばれています。
コア業務に時間を割けるようになる
コア業務に時間を割けるようになるのも、RPAを導入するメリットです。単純作業などのルーティンワークから解放されることで、マーケティングやサービスの開発などより付加価値の高いコア業務に時間を割けるようになります。RPAと人間が行う作業を整備することで、より効率的に業務を進められるのです。
また、コア業務に時間を割けるようになると、全体的な生産性の向上を期待できます。その結果、新たなビジネスチャンスを生み出せる可能性もあるでしょう。
創出された時間を活用し、集中して付加価値の高いコア業務に取り組むための具体的な手法については、こちらの記事が参考になります。
関連記事:ディープワークとは?生産性を高めるやり方やトレーニング方法を紹介
従業員・顧客の満足度が向上する
RPAを導入すると、従業員や顧客の満足度向上を期待できます。RPAが行う業務は、主にファイルの移動やテキストのコピーなどのルーティンワークです。単純作業を自動化し、従業員はより価値のある業務に専念できるようになることで、従業員の満足度も高まります。
また、業務が迅速化されれば、顧客対応のスピードも向上するでしょう。顧客からの問い合わせに対して早急に、かつ正確に対応することで満足度が高まり、売上アップなどが見込めるのも嬉しいポイントです。
RPA導入におけるデメリット
業務の自動化を図ることで、生産性を向上させたりコア業務に専念できたりといった豊富なメリットがあるRPAですが、デメリットも存在します。主なデメリットは、下記の通りです。
導入にコストがかかる
使いこなせるようになるまで時間がかかる
エラー発生時には対応が必要となる
RPAはプログラミングのように難しい知識や技術は必要ないと紹介しましたが、ある程度の知識は必要です。メリットだけでなく、デメリットについても詳しく見ていきましょう。
導入にコストがかかる
RPAを導入するには、コストがかかります。製品によって異なりますが、サーバー型やクラウド型は費用が高い傾向にあり、年間100万〜240万円程度かかる場合もあります。
デスクトップ型なら数十万円程度で済みますが、後から規模を広げる際にサーバー型へ切り替えると追加費用が発生します。
ただし、自動化による負担軽減や生産性向上で人件費を削減できれば、長期的にはコストを回収できます。目先の出費だけでなく、削減効果まで含めて判断することが大切です。
なお、中小企業であれば省力化投資補助金などの公的支援を活用できる場合もあります。第7回公募が2026年6月上旬に開始されています。最新の要件は公式サイトで確認してください。
使いこなせるようになるまで時間がかかる
RPAはノーコードツールとも呼ばれており、導入するのに専門知識はさほど必要ありません。プログラミングのような難易度の高い知識や技術は必要ないのが特徴です。
しかし、難易度は高くないとはいえ、導入後すぐに使いこなせるわけではありません。生産性アップなどの十分な効果を得るまでには、一定の学習時間が必要です。RPAの経験者が社内に少ない場合は、マニュアル・動画・書籍などを活用し、十分に使いこなせるよう工夫することが大切です。
そのため、RPAを導入する際は、どのくらいの学習時間が必要かを見積もった上で時間に余裕を持って導入しましょう。
エラー発生時には対応が必要となる
RPAを導入することで、定型業務の人的ミスを減らせます。ただし、RPAそのものがエラーを起こす可能性もあります。
RPAは人的ミスを減らせますが、システムの不具合や対象画面の変更などでロボットが停止するケースがあります。停止したまま放置すると、その分の作業を人が手作業で行うことになり、余計なコストが発生します。
エラーに素早く対応できる体制を整えておけば、業務の停滞を最小限に抑えられるでしょう。誰がどう対応するかをあらかじめ決めることが重要です。
RPAの始め方|導入5ステップ
RPAを導入する際には以下の手順で取り組みましょう。
自動化する業務を洗い出す
RPAツールを選定する
スモールスタートでPoC(試験導入)を行う
効果を検証して本格運用に移す
運用体制(ルール・推進担当)を整える
それぞれのステップを以下で詳しく解説します。
1.自動化する業務を洗い出す
最初のステップは、自動化する業務の洗い出しです。ここを丁寧に行うかどうかが、RPA導入の成否を大きく左右します。
RPAは「整理された業務を自動化する」ツールです。手順があいまいなまま自動化しようとすると、かえって混乱を招きます。
そこで最初に、社内の業務を棚卸しし、「ルールが明確」「繰り返しが多い」「複数ソフトをまたぐ」といったRPAに向いた作業を洗い出しましょう。
2.RPAツールを選定する
2つ目のステップは、自社に合うツールの選定です。
自動化したい業務の規模や予算、社内のIT体制に合わせて、デスクトップ型・サーバー型・クラウド型から選びます。費用対効果やサポート体制、操作のしやすさを比較して判断しましょう。
価格の安さだけで選ぶと、目的に合わず効果が出ないケースがあります。削減できるコストを試算し、総合的に選ぶことが大切です。
選び方に関しては「RPA選びにおける4つのポイント」で解説しています。
3.スモールスタートでPoC(試験導入)を行う
3つ目は、小さく始めて効果を確かめるPoC(概念実証)です。
いきなり全社で導入せず、まずは1〜2業務に絞って試します。この段階で活用したいのが、Windows 11に標準搭載されているMicrosoftの「Power Automate Desktop」です。基本機能を無料で使え、ノーコードで操作を記録できるため、エンジニアでなくても自分でロボットを作って試せます。
「RPAは大規模なツールを導入しないと使えない」と考えられがちですが、まずは無料ツールで自分の身近な作業を自動化し、手応えを確かめてから本格的なツールを検討する進め方がおすすめです。
出典:Microsoft for business「無償提供の Power Automate Desktop でフローを自動化しよう!」
4.効果を検証して本格運用に移す
4つ目のステップは、PoCの効果を検証して本格運用に移す段階です。
試験導入の効果は、感覚ではなく数値で確認します。導入前と導入後を比較し、以下のような指標で効果を測ると判断しやすくなります。
検証する指標 | 確認するポイント |
作業時間 | 導入前後で1件あたり・月あたりの処理時間がどれだけ減ったか |
処理件数 | 同じ時間で処理できる件数が増えたか |
ミスの発生率 | 入力ミスや抜け漏れが減ったか |
残業時間 | 担当者の残業や休日対応が減ったか |
削減コスト | 削減できた時間を人件費に換算するといくらか |
期待した効果が出ていれば、対象業務を少しずつ広げて本格運用に進みましょう。効果が想定を下回った場合は、シナリオや対象業務を見直します。数値で判断することで、投資の妥当性を客観的に説明でき、社内での本格導入の合意も得やすくなります。
5.運用体制(ルール・推進担当)を整える
5つ目のステップは、運用体制の整備です。
RPAは作って終わりではなく、運用ルールと管理体制を整えることが欠かせません。とくに注意したいのが、作った担当者しか中身を把握していない「ブラックボックス化」や、管理されないまま動き続ける事態が起きることです。担当者の異動や退職で誰も修正できなくなると、業務が止まるリスクがあります。
ブラックボックス化の主な原因は、技術の難しさよりも記録の不足にあります。これを防ぐには、シナリオの仕様書や作業手順の記録を残し、運用ルールを定めることが有効です。
また、RPAを横断的に管理するCoE(推進専門部署)を設ける動きもあります。導入後も使い続けられる仕組みを整えることが、RPA活用の成否を分けます。
RPA選びにおける4つのポイント
RPAにはさまざまな種類があり、どれを選べばよいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。RPAを選ぶ際は、主に下記の3つをチェックしましょう。
導入によってどれだけの効果が期待できるか
自動化したい業務と対象システムに対応できるか
誰でも使える操作性か
サポート体制とエラー時の対応が手厚いか
詳しく見ていきましょう。
導入によってどれだけの効果が期待できるか
RPAを導入することで、どれだけの効果が期待できるかを確認しましょう。RPAの対象となる定型業務が発生する頻度や処理の量などを総合的に確認しておくことで、効果検証が行いやすくなります。
とにかく安いシステムを導入したいと考える人もいますが、価格だけで選んでしまうと、目的に合った効果を得られない可能性があります。そのため、削減できるコストなどを試算し、総合的に判断することが大切です。
自動化したい業務と対象システムに対応できるか
RPAは、操作する画面やシステムとの相性によって使いやすさが変わります。Webブラウザ、Excel、基幹システム、クラウドサービスなど、自動化したい業務で使うツールに対応しているかを確認しましょう。
特に画面変更に弱いツールだと、少しの仕様変更でロボットが止まる可能性があります。
誰でも使える操作性か
現場の担当者でも扱える操作性かどうかもチェックポイントです。
RPAは導入後、現場の担当者がシナリオを作ったり修正したりする場面が多くあります。ノーコード・ローコードで直感的に操作できるツールなら、エンジニアがいない部署でも運用しやすくなります。
導入前には無料トライアルや検証で、実際に自社の担当者が操作できるかを確かめることが大切です。トライアルなしで導入すると、現場が使いこなせずミスマッチが起きるリスクがあります。
サポート体制とエラー時の対応が手厚いか
サポートの手厚さも確認しておきたい部分です。RPAは、対象システムの画面変更などでロボットが停止することがあります。そのため、エラーが起きたときに質問できる窓口や、復旧を支援してくれるサポートがあると安心です。
質問にすぐ回答してもらえるか、学習機会や復旧サポートが用意されているかを事前に確認します。サポートが不足していると、導入しても活用しきれない恐れがあります。スムーズな運用のため、サポート内容まで含めて選ぶことが大切です。
主要なRPAツール5選
代表的なRPAツールには、それぞれ得意な規模や特徴があります。主要な5つのツールを以下の表で整理しました。
ツール名 | 特徴 | 費用の目安 |
UiPath | 世界最大手で高機能。大規模運用に強い | 有料(法人向け) |
Automation Anywhere | 世界3大RPAの一つ。クラウド対応 | 有料 |
WinActor | NTTデータ製の国産ツール。日本語サポートが手厚い | 有料 |
BizRobo! | 国内大手。サーバー型で複数ロボットを管理 | 有料 |
Power Automate Desktop | Microsoft製。Windows 11標準搭載で基本機能が無料 | 無料(基本機能) |
UiPath|世界最大手の高機能ツール

出典:UiPath公式サイト
UiPathは、世界で最も広く使われているRPAツールのひとつです。
個人のデスクトップ作業の自動化から、複数ロボットを管理する大規模な全社運用まで対応できる点が強みです。
学習用の無料エディションも用意されており、機能の豊富さを試したうえで本格導入を検討できます。多機能なぶん使いこなすには習熟が必要なため、運用体制を整えられる企業に向いています。
Automation Anywhere|クラウド対応の世界3大RPA

Automation Anywhereは、UiPath・Blue Prismと並ぶ世界3大RPAのひとつです。
クラウドネイティブな設計が特徴で、ブラウザ上でロボットを開発・管理できます。AI機能との連携にも対応し、定型業務から判断を含む業務まで自動化の幅を広げられます。
グローバルに拠点を持つ企業や、クラウド中心で運用したい企業におすすめです。
WinActor|日本語サポートが手厚い国産ツール

WinActorは、NTTデータが開発した国産のRPAツールです。
国産ツールのため、操作画面やサポートがすべて日本語で提供され、導入のハードルが低いのが特徴です。
デスクトップ型を中心に、官公庁や金融機関を含む幅広い業種で導入されています。海外製ツールに不安がある企業や、日本語での手厚いサポートを重視する企業に向いています。
BizRobo!|複数ロボットを管理できる国内大手

BizRobo!は、業界15年以上の実績がある、国内で長く提供されてきた大手のRPAツールです。
スモールスタート向けの「BizRobo! mini」から、大規模展開向けのサーバー型「BizRobo! Basic」まで柔軟なラインナップが特徴です。
スケジューラーを標準搭載しており、夜間や休日もロボットを稼働させられます。定型的な事務作業や日々のパソコン業務を効率化し、人手不足を解消したい企業に向いています。
Power Automate Desktop|Windows標準搭載で無料

Power Automate Desktopは、Microsoftが提供するRPAツールです。
Windows 10・11に標準搭載されており、基本機能を追加費用なしで利用できます。ノーコードで操作を記録できるため、エンジニアでなくても自分で自動化を組めます。まずはコストをかけずにRPAを試したい中小企業や個人にとって、始めやすい選択肢です。
RPA導入における成功事例6選
RPAを導入したことで、業務の効率化や生産性の向上を成功させた企業は多くあります。ここでは、RPAを導入したことによって成功を収めた6つの企業の事例を紹介します。
フジ住宅株式会社
日本生命保険相互会社
西部ガス情報システム株式会社
中外製薬株式会社
株式会社LIXIL
横浜市
自社でRPAを導入する際に、ぜひ参考にしてください。
年間1,700時間の業務余力を創出【フジ住宅株式会社】
フジ住宅株式会社は、もともと戸建て住宅などのデータベースを1件ずつ目視で確認したり、記入をしたりしていました。この作業には、年間24時間かかっていましたが、RPAを導入したことで、作業時間は6時間に短縮され、75%の削減効果を得られたとのことです。
また全体的に見ると、RPAによる業務自動化を行ったことで平均73%の業務時間削減率を達成しました。1,000時間以上の業務余力を達成しており、RPA導入による高い効果を実証しています。
参考:事例|フジ住宅株式会社 ~IBM i連携を重視し、AutoMateに切り替えて開発を加速
年間5万時間の余力を創出【日本生命保険相互会社】
日本生命相互会社では、ファイルからデータを転記して社内システムに登録したり、保険情報を確認したりする作業をRPAで自動化を行いました。ほかにもさまざまな業務の自動化を図り、全体の49業務でRPAを活用したところ1年当たり5万時間相当の効率化が実現しています。
数字的な面だけではなく、業務の負担が軽減され、精神的なプレッシャーから解放されたという意見もあがっています。
参考:日本生命保険相互会社:保険事務の正確さを支えているのは、経験豊かな現場の女性。ミスをしないロボットを味方に、新たな働き方を創造していってほしい
2時間かけていた業務を3分に短縮【西部ガス情報システム株式会社】
西部ガス情報システム株式会社は、配賦の計算や月割り計上などの単純作業をRPAで自動化を図りました。はじめはエクセル+RPAという形で仕訳入力作業のみでしたが、徐々にさまざまな作業をロボット化し、最終的には2時間かけていた業務を3分に短縮することを成功させました。
ほかにも四半期決算に伴う300以上の仕訳入力や確認に4時間かかっていましたが、現在では5分に短縮できているとのことです。RPAを導入したことによって、スタッフの帰宅時間が早まったり、能力がアップしたりなどの効果を得られています。
参考:事例に学ぶRPA活用「成功の秘訣」とバックオフィス業務にもたらすメリット
14の業務でヒューマンエラーを削減【中外製薬株式会社】
中外製薬株式会社は、RPAを導入したことによって14業務においてヒューマンエラーが削減されたと41%が回答しています。ほかにも作業や心理的な負担が軽減されたり、付加価値の高い業務に専念したりなど、RPA導入によって良い意見があがっています。
また中外製薬株式会社では、ロボットを開発する前に下記の3つの言葉で業務を見直しています。
「その業務をやめられますか?」
「他のやり方はありますか?」
「プロセスをシンプルにしましょう!」
RPAの導入を検討していたり、ロボット開発を進めていたりする方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:規制対象業務の効率化やグローバル化にロボットで対応―製薬業界におけるRPA活用
Excel・Access管理による負担を大幅に軽減【株式会社LIXIL】
株式会社LIXILでは、データの分析のためにAccessとExcelを使用していました。しかし、品目が多岐にわたる点や複雑化する業務の負担に耐えられず、データが破損したりするリスクが有りました。
そこでRPAを導入したことによって、業務の負荷が大幅に軽減されました。今までは年間8,486時間かかっていた工数が4,996時間に短縮され、現場からは7割以上の人が効果を実感しており、負担の軽減を成功させています。さらに工数が多少減ったと感じた人は2.5割になっており、全体で見ると9割以上の人が効果を実感しています。
参考:販売予算の作成をCELFでシンプル化に部門間のやり取りを縮小し、運用負荷を軽減。時間の短縮に成功し、働き方改善へ
年間超勤時間の50%削減に成功【横浜市】
横浜市は、就学援助業務を担当する職員のコア業務とノンコア業務に整理しました。その結果、年間36,000件の紙申請のデジタル化を行い、年間約2,000時間(50%)の削減を行いました。さらに削減できた時間を活用し、今までは対応できていなかった業務に取り組むなど、大きな成果を出しています。
参考:横浜市の就学援助業務におけるRPA・AI-OCRの活用により、年間超勤時間を50%削減
RPAツールは自分で作れる|無料ツールやAIで自動化する方法
RPAツールは自分で構築することもできます。
最も手軽に始められるのが、Windows 11に標準搭載されているMicrosoftの「Power Automate Desktop」です。
基本機能を無料で使え、画面の指示に沿ってアクションを並べるだけで自動化を組めるため、プログラミングの知識がなくても扱えます。
ここでは、実際に試せる例として「店舗ごとに分かれた複数のExcelファイルを、1つの集計ファイルにまとめる」業務を自動化します。
毎月、各店舗から送られてくる売上ファイルを手作業で1つにまとめている、という場面を思い浮かべてください。
ファイルを1つずつ開いてコピー&ペーストする作業を、Power Automate Desktopなら全自動で処理できます。
【自動化する業務】
フォルダに入った「売上_渋谷店.xlsx」「売上_新宿店.xlsx」など複数のExcelファイルを順番に開き、中の売上データ(日付・商品名・単価・数量・売上金額)を1つの集計ファイルに転記する。 |
手順1.Power Automate Desktopを起動し、「新しいフロー」をクリックしてフロー名(例:店舗売上の集計)を入力する

手順2.フロー名を作成します。

手順3.左側のアクション一覧から必要な動作を探して、中央のワークスペースに並べていくだけです。
最初に「フォルダー内のファイルを取得」というアクションを置き、集計したいファイルが入ったフォルダを指定します。これで、フォルダ内のファイル一覧をRPAが認識します。

手順4.次に、「取得したファイルを1つずつ開く→中のデータを読み取る→集計用ファイルに書き込む」という動作を、ファイルの数だけ繰り返す設定にします。繰り返しの部分も、用意されたアクションを順番に並べるだけで組めます。
▼イメージ

手順5.最後に実行ボタンを押すと、フォルダ内のすべてのファイルが自動で1つにまとまります。
一度フローを作っておけば、次回からはボタンを押すだけです。ファイルが何個に増えても、手作業で30分かかっていた集計が数十秒で終わります。
▼完成イメージ

なお、アクションの設定に迷ったら、生成AIに「Power Automate Desktopで、フォルダ内の複数Excelを1つに集計するフローの作り方を、アクション名と設定値つきで教えて」と聞くと、手順を細かく教えてくれます。
難しいコードを書かずに、対話しながらRPAを構築できます。
AIエージェント時代にRPAはどうなる?AIとの併用が鍵
生成AIやAIエージェントの普及により、「RPAはもう古いのではないか」という声も聞かれます。結論から言うと、RPAはAIエージェントに置き換わるのではなく、AIと役割を分担して併用する方向に進んでいます。
理由は、得意なことが違うからです。RPAは決まった手順を正確に繰り返すのが得意で、AIエージェントは状況を読み取って自分で判断するのが得意です。両者の関係は、わかりやすく言えば「AIが判断し、RPAが実際の操作を担う」関係です。
例えば、これまでRPAが苦手としてきた「非定型データの処理」が、AIとの連携で自動化できるようになります。具体的には、次のような流れです。
取引先からPDFやメールで届いた請求書を、AIが読み取って内容を理解する
AIが必要な情報(金額・日付・取引先名)を整理してRPAに渡す
RPAがその情報を会計システムに正確に入力する
これまでは人がPDFを目で見て手入力していた作業も、AIが「読み取り・判断」を、RPAが「入力」を担うことで、まとめて自動化できます。RPAを古い技術と切り捨てるのではなく、AIと適材適所で使い分ける視点が重要です。
RPAで自動化できない会議に関する業務はRimo Actionsがおすすめ

RPAは、パソコン上の定型業務をソフトウェアロボットが自動で実行する技術です。データ入力や転記、請求書作成といった繰り返し作業を自動化することで、人的ミスの防止やコスト削減、生産性の向上が期待できます。
一方で、RPAが得意なのはあくまで手順が決まった定型業務です。会議で生まれたタスクの整理や、商談後の報告・フォローアップといった判断や文章作成をともなう業務は、RPAだけではカバーしきれません。
こうした会議にまつわる非定型業務を自動化したい場合に役立つのが、「Rimo Actions」です。Rimo Actionsは、会議の議事録をもとにAIが「誰が・何を・いつまでに」というタスクを自動で抽出し、実行まで支援します。提案資料やドキュメントの作成、メールの下書き、Slackへの共有やGitHubへのタスク登録まで対応するため、会議で決まったことを手を動かさなくても次のアクションへつなげられます。
▼議事録からタスクを抽出

▼抽出したタスクをもとに成果物を生成

その前段となる議事録づくりも、AIに任せられます。AI議事録ツール「Rimo Voice」は、会議を録音するだけで文字起こし・要約・議事録の作成までをワンストップで処理し、終了後わずか5〜10分で議事録が仕上がります。
Rimo Voiceの議事録作成機能とRimo Actionsを組み合わせれば、会議の記録から会議後の実行業務までが一気通貫で自動化できます。
会議後のタスク整理や資料作成に追われていると感じている方は、まずは無料トライアルで実際の操作感をお試しください。
以下のリンクからサービス概要資料(企業向け)もご覧いただけます。
RPAに関するよくある質問
RPAについてよく寄せられる質問に回答します。
Q. RPAとは何ですか?
パソコン上の決まった手順の作業を、ソフトウェアロボットが自動で実行する技術です。データ入力や転記などの繰り返し業務を人に代わって処理し、業務効率化やミスの防止に役立ちます。
Q. RPAとAIの違いは何ですか?
RPAは決められたルールに従って作業を繰り返す技術で、自ら判断する力はありません。一方で、AIは学習や判断、予測が可能です。近年は両者を組み合わせ、判断をAIが、定型処理をRPAが担う使い方が広がっています。
Q. 世界3大RPAソフトは何ですか?
UiPath、Automation Anywhere、Blue Prismの3つが世界3大RPAと呼ばれます。いずれも大規模な業務自動化に対応した法人向けの製品です。
Q. RPAは自分で作れますか?
ノーコードで操作できるツールを使えば、エンジニアでなくても自分で作れます。Windows 11に標準搭載されたPower Automate Desktopは基本機能が無料で、身近な作業の自動化から手軽に試せます。
まとめ|RPAを理解して自社に合った業務効率化を進めよう
RPAは、パソコン上の定型業務をソフトウェアロボットが自動で実行する技術です。データ入力や転記、請求書作成といった繰り返し作業を自動化することで、人的ミスの防止やコスト削減、生産性の向上が期待できます。
現在はノーコードで扱えるツールが主流で、Windows標準搭載のPower Automate Desktopのように無料かつ自分で始められるものもあり、導入のハードルは下がっています。
まずは自動化する業務を洗い出し、小さく試してから本格運用へ進めていきましょう。
一方で、RPAが得意なのは手順が決まった定型業務に限られます。
判断や文章作成をともなう非定型業務はAIと併用するなど、自社の業務に合わせて適材適所で使い分けることが、業務効率化を成功させるポイントです。
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