「この会社はどこへ行くのか?」メッセージの変遷の先に、“いま挑む理由” がある

こんにちは、Rimoで広報/PRを担当している安藤です。Rimo Advent Calendar Day9の記事を担当します。
私は新卒でいわゆる“メガベンチャー”に入り、事業開発〜広報まで幅広い業務を経験してきました。2023年にRimoへ入社しましたが、実は創業初期から代表の相川の話を聞く機会もあり、「気づけば長くRimoを見ていた」という感覚もあります。
プライベートでは2児の母。日々の慌ただしさの中でも、RimoのValueであるCare Forward の価値観と、メンバーの温かさに日々支えられています。
本日のテーマ
スタートアップに転職するとき、誰もが一度は考える問い。
「この会社は、未来どこへ向かっていくのだろう?」
外からこの答えを読み解こうとすると、
プロダクトの進化・メディアでの語られ方・代表の思想など、
情報がそれぞれ別の場所に存在し、全体像をつかむのが難しいと感じる方も多いと思います。
そこで、こうした点在する情報をひとつの流れとして整理し、
これまでのメッセージの変遷と、積み上がってきた価値の流れから、
Rimoが今まさにどこへ向かおうとしているのかを簡潔にまとめてみます。
Rimoはこれまで社会にどう“理解”されてきたか
「Rimoって何の会社ですか?」
この問いに対する最適な回答は、実は時代とともに少しずつ変わってきました。
というのもRimoは、社会の関心や技術の進化に合わせて
切り口を段階的に広げてきた会社だからです。
ただし、それは方針転換を重ねてきたわけではありません。
Day 1の記事で代表の相川が語っているように、Rimoは創業初期から
「いずれ経営に関わるAIをつくる」
という長期の視点を変わらず持ち続けてきました。
今回まとめるのは、その“内側で見据えていた未来”とは別の、
“外側から見たとき、Rimoがどう理解されてきたのか”という変遷についてです。
PR/広報として現場で感じてきた、
・どの価値がどのタイミングで受け入れられたのか
・どんな文脈で語られてきたのか
をフェーズごとに見てみましょう。
フェーズ①
SNSで自然に広がった "精度の高いAI文字起こしツール" 期
最初に広がりを生んだのは、SNSでのユーザー投稿でした。
Rimoがまだ「文字起こしツール」として認識されていた頃、
ある投稿が拡散され、それをきっかけに別のユーザーが試し、またその感想が次の人につながっていく——
広告では作れない“自走する広がり”が起きていました。
投稿者はライター・編集者、学生、ビジネスパーソンなど本当に多様で、
「とにかく精度が高い」「これは使える」という声が自然発生的に積み重なっていきました。
これは日本語特化で地道にチューニングしてきたRimoの強みが、
ちょうど市場の関心と噛み合った瞬間だったと感じています。
フェーズ②
メディア露出が増えた “タイパ改善ツール” 期
Rimoが次に認知を広げたのは “メディアの文脈”でした。
働き方改革や生産性への関心が高まっていた時期で、テレビ・新聞・Webメディアがこぞって
「議事録作成の手間を減らすAI」
「業務効率化を支援するツール」
というフレーズで紹介されるようになります。
このフェーズの特徴は、Rimoが自ら語ったというより、
社会が求めていた文脈に自然とハマったという点。
「タイパ」「時短」「効率化」がニュースのキーワードだったことで、
Rimoの価値がもっとも分かりやすい形で伝わりやすかった時期でした。
フェーズ③ 企業導入が進んだ “会議AIエージェント” 期
プロダクトにBot機能やAIチャットが加わると、
Rimoに対する企業からの“見え方”が変わり始めました。
単なる記録ツールではなく、
「会議そのものを支援するAI」 としての期待が寄せられるようになります。
ちょうど世の中でも “AIエージェント” という言葉が出始めた頃で、
Rimo自身も 「会議AIエージェント」 という表現を使い始めました。
このフェーズから、会議は
「記録して終わり」ではなく、
意思決定を支える“資産”に変えられるもの
という価値観が社内でも外部でも共有され始め、
実際にプロダクトにも反映されていきました。
ここから先は、ツール単体ではなく「働き方そのもの」をどう変えるか、
という文脈で語られるようになります。
次のフェーズとして迎える「AIとはたらく」
Rimoの価値が広がってきた背景には、
技術の進化・Rimoが見据えてきた未来・世の中の関心
この3つが、タイミングよく重なってきたことがあります。
AI文字起こし → 音声認識の精度向上と、文字起こし需要の高まり
タイパ改善 → 生産性や時短が社会的テーマになった時期
会議AI → 会話理解が進み、企業が「会議の質」に目を向け始めた流れ
技術だけでなく、
「社会が何を求めているか」と
「Rimoがもともと見据えていた方向性」
がちょうど噛み合ったときに認知が大きく伸びてきた、という感覚が近いです。
いま掲げている 「AIとはたらく」 というテーマも、
この3つが再び一致しつつある段階。
AIが人の仕事に自然に入り込める技術が整い、
企業側も「効率化のその先」にある価値を求め始めています。
これからのRimoの未来や「AIとはたらく」自体の意味については、相川や佐伯の記事がとても丁寧でわかりやすいのでぜひ読んでみてください。
Day1 Rimo2026 - Rimoは「経営判断を助けるAIプロダクト」に向かっている話
Day6 Rimoが実現する失敗しない AI導入とは?
今がいちばん面白いタイミングです
プロダクトも組織もメッセージも、
この1年で大きくアップデートされました。
だからこそ今、
「Rimoがどこに向かっているか」がいちばんクリアに見える瞬間
でもあると感じています。
Rimoに興味を持ってくださる方、取材テーマを探しているメディアの皆さまは、
ぜひ“今のRimo”を感じていただきたいです!
どうぞお気軽にご連絡ください。
最後に
そして最後に求職者の方へ向け、数字で見るRimoとして、
Rimoの組織やカルチャーを理解するヒントをお届けして終わりたいと思います。

※成長スピードが激しいため概算値とさせていただきます。
数字だけでは伝えきれないユニークな会社です。気軽にオンラインでもお話ししましょう!
Day10の記事はこちら▼
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