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見やすいスライドの作り方|作成のコツや効率化する方法を解説

更新日:2026/01/26 0:48
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スライド作成は、会議やセミナーなどのビジネスシーンで欠かせない業務の1つです。

しかし「わかりやすいスライドが作れない」「作成に時間がかかりすぎている」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

見やすいスライドを作るには、さまざまな押さえるべきポイントがあります。

本記事ではスライド作成の基本的な流れから、構成・デザイン・仕上げの各段階で使える具体的なコツを解説します。

さらにAIを活用した効率化方法も紹介しますので、スライド作成の質とスピードを同時に高めたい方はぜひ最後までお読みください。

スライド作成の目的

情報をわかりやすく伝え、聞き手の理解を深めるのがスライド作成の最大の目的です。さまざまなビジネスシーンにおいて、スライドは話の流れや要点を視覚的に整理する重要なツールとなっています。

口頭での説明だけでは伝わりにくい複雑な情報も図表やキーワードで端的に示すことができ、聞き手の記憶にも残りやすくなります。

スライドは補助資料としての役割だけでなく、相手の行動や意思決定を促すためのコミュニケーション手段なのです。

スライドの作り方の流れ5ステップ

スライドを効率的に作成するには正しい手順を踏む必要があります。本章では見やすいスライドを作るための基本的な流れを解説します。

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各ステップを詳しく見ていきましょう。

1.スライドのデザインを決める

最初のステップは、全体のデザインを決めることです。用途に応じて配色やフォントをあらかじめ設定しておくと、統一感のあるスライドに仕上がります。

GoogleスライドやPowerPointなどの作成ツールにはあらかじめデザインされたテンプレート機能が用意されているため、デザインに自信がない方でも手軽に活用できます。

社内で既存のテンプレートがある場合はこの工程を省略して構いません。デザインを先に固めておくと、あとの作業がスムーズに進みます。

2.スライド全体の構成を考える

次にスライド全体の構成を考えます。何をどの順番で伝えるのかを明確にし、導入・本題・まとめという基本的な流れを整理しましょう。

最初に全体像を描いておくと話の展開に一貫性が生まれ、聞き手にとって理解しやすいプレゼンテーションになります。

3.各スライドの役割と見出しを整理する

ステップ2で決めた全体構成をもとに、各スライドの役割を細分化していきます。それぞれのスライドで何を伝えるのかを明確にし、見出しや盛り込む内容を具体的に決めていく作業です。

例えば以下のような情報を各スライドに割り当てていきます。

  • 課題提起

  • 解決策の提示

  • 事例紹介

  • データや根拠の提示

  • まとめ・行動喚起

各スライドに明確な役割を持たせると、ストーリーに沿った論理的な流れが生まれます。この段階で骨組みをしっかり固めておくのがスライド作成のポイントです。

4.テキスト・画像を入れて中身を作る

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各スライドの見出しが決まったら、実際にテキストを入力していきます。必要に応じて画像を配置し、視覚的にわかりやすい内容に仕上げましょう。

文字だけでは伝わりにくい情報は、グラフやイラストを活用すると聞き手の理解度が格段に高まります。

5.全体のバランスを調整する

最後に完成したスライド全体を確認し、読みやすさや流れに違和感がないかをチェックします。文字量や情報の偏りを調整し、バランスを整えましょう。

可能であれば第三者からフィードバックをもらい、客観的な視点で修正を加えるのもおすすめです。第三者の目をとおすことで、より伝わりやすいスライドに仕上がります。

見やすいスライドの作り方のコツ17選

スライドを見やすく作るには、複数のコツがあります。本記事では、以下のカテゴリーに分けて紹介します。

  • 構成編

  • デザイン編

  • 仕上げ編

各カテゴリーにおけるスライド作成のコツを詳しく見ていきましょう。

見やすいスライドの作り方のコツ【構成編】

スライドの構成を整えるうえでは、以下のコツがあります。

  • 情報の優先順位をつける

  • 1スライド1メッセージを心がける

  • 見出しだけで内容が伝わるようにする

  • 結論を先に書く

  • 箇条書きは3行程度にまとめる

  • 文章は話し言葉で記載する

それぞれ詳しく解説します。

情報の優先順位をつける

すべての情報を詰め込もうとすると、要点がぼやけてしまいます。そのため、スライドに載せる情報は整理し、伝えるべき内容の優先順位を明確にしましょう。

最も伝えたいメッセージを中心に、それを補強する情報だけを厳選して配置すると聞き手の理解度が高まります。

1スライド1メッセージを心がける

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1枚のスライドで伝える内容は1つに絞ることを心がけます。なぜなら複数の論点を1枚に詰め込むと聞き手の視点が分散してしまい、本当に伝えたい内容がぼやけてしまうからです。

例えば課題と解決策を同じスライドで説明するのではなく、それぞれ独立したスライドにわけると1つひとつのメッセージが明確になります。

「1スライド1メッセージ」の原則を守れば聞き手は情報を順序立てて理解でき、記憶にも残りやすくなるでしょう。

見出しだけで内容が伝わるようにする

本文を読まなくても、見出しを追うだけで全体の要点が把握できる状態が理想です。見出しには、そのスライドで伝えたいことを要約した文章を記載します。

例えば「課題」ではなく「顧客満足度の低下が課題」のように、具体的な内容を盛り込むと聞き手は瞬時に情報をキャッチできます。

見出しを充実させるとプレゼンテーション全体のテンポも良くなり、限られた時間で効果的に伝えられるでしょう。

結論を先に書く

スライド内のテキストは、最初に結論を示すと聞き手が内容を理解しやすくなります。前提説明から入るよりも、結論を提示してから補足する構成の方が圧倒的に伝わりやすくなります。

ビジネスシーンでは時間が限られている場合も多いため、結論を先に示す方法は非常に有効なテクニックです。

箇条書きは3行程度にまとめる

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わかりやすく伝えるために、箇条書きは1スライドあたり3行程度を目安にまとめましょう。

それ以上の項目を伝えたい場合はスライドを分割するか、重要度の低い情報を削ることを検討します。

箇条書きが短くシンプルであるほど聞き手は一目で内容を把握できるため、記憶にも残りやすくなります。

文章は話し言葉で記載する

スライドの文章は書き言葉よりも話し言葉に近い表現を使うと、プレゼンテーション時の違和感を減らせます。

堅苦しい表現や複雑な文章は説明する際に読みづらく、聞き手にとっても理解しにくくなります。実際に口に出して説明しやすい文章を意識しましょう。

具体的には「ですます調」のような自然な語り口で記載するのがポイントです。

見やすいスライドの作り方のコツ【デザイン編】

構成が整ったら、次はデザイン面での工夫が重要です。デザインにおけるスライド作成のコツとして以下が挙げられます。

  • 余白を意識する

  • レイアウトを揃える

  • フォントの種類・サイズを統一する

  • 強調は色・太字に頼りすぎない

  • 配色は3色以内に抑える

  • 図・アイコン・画像を効果的に使う

  • グラフは伝えたい部分を際立たせる

  • アニメーションは基本使わない

見やすいスライドを作るためのデザインのコツを、詳しく見ていきましょう。

余白を意識する

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文字や画像などの情報を詰め込みすぎず、適度な余白を確保するのが重要です。

余白は単なる空きスペースではなく情報を区切る役割を果たします。余白が少ないスライドは窮屈で読みにくく、どこに注目すべきかわからなくなってしまうでしょう。

逆に、適切な余白があると視線が自然と誘導され、伝えたいポイントが際立ちます。

特にスライドの四隅や要素間のスペースを意識的に空けると、聞き手にとって読みやすい資料になります。

レイアウトを揃える

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スライドでは見出し・本文・アイコンなどの配置を揃えましょう。各要素が不規則に配置されていると、視線の動きが乱れて情報が頭に入りにくくなります。

テキストボックスの端を揃えるだけでも、見やすさは大きく改善されます。PowerPointやGoogleスライドには要素を自動的に整列させるガイド機能が備わっているため、積極的に活用しましょう。

フォントの種類・サイズを統一する

読みやすさを向上させるには、フォントの種類やサイズを統一するのもポイントです。見出しと本文で異なるフォントを使いすぎるとまとまりがなくなるため、基本的には1〜2種類に絞りましょう。

スライドに使える日本語のフォントには以下があります。

フォント名

特徴

游ゴシック

Windows・Macの標準フォント

シンプルで読みやすく、ビジネス資料に適している

メイリオ

丸みを帯びた柔らかい印象

視認性が高くプレゼンテーション向き

ヒラギノ角ゴシック

Mac標準フォント

洗練された印象でデザイン性を重視する資料に最適

強調は色・太字に頼りすぎない

色や太字は本当に伝えたい部分だけに使い、メリハリのある表現を意識しましょう。強調表現を多用すると、かえってどこが重要なのかわかりにくくなってしまいます。

例えば1つのスライド内で複数箇所に赤文字や太字を使うと、すべてが目立ってしまい結果的に何も強調されていない状態になります。

重要なキーワードや数値など、聞き手に特に注目してほしい箇所を1〜2箇所に絞って強調するとメッセージが明確に伝わります。「引き算」の考え方で、シンプルに仕上げましょう。

配色は3色以内に抑える

使用する色数を抑えると、すっきりとした印象のスライドになります。基本的には3色以内に抑えるように意識しましょう。

ベースカラー(背景や本文)・強調色(重要なポイント)・補助色(グラフや図解の補助)のように、それぞれの色に役割を持たせると全体のバランスが保たれます。

色を使いすぎると情報が散漫になり、どこに注目すべきかわからなくなってしまうでしょう。シンプルな配色ルールを決めておくと統一感のあるスライドが作成できます。

図・アイコン・画像を効果的に使う

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文章だけで説明するのが難しい内容は、図・アイコン・画像を使って補足しましょう。視覚的な要素を加えると複雑な情報も理解しやすくなります。

特に、伝えたい要素同士の関係性を示す際は、文字だけで説明するのではなく図形を使ってまとめるのがおすすめです。

例えば、業務フローや組織構成を矢印や枠で表すと一目で全体像を把握できます。ただし、装飾目的で画像を多用すると逆効果になるため、あくまで理解を助ける目的で必要最小限に使うのがポイントです。

グラフは伝えたい部分を際立たせる

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グラフはすべての情報を見せるのではなく、注目してほしい箇所を強調することが重要です。GoogleスプレッドシートやExcelで作成したデフォルトのデザインのまま使うと余分な色合いなどが邪魔になり、内容が伝わりづらくなります。

不要な枠線やグリッド線などの装飾を省き、要点がひと目でわかる形に整えましょう。

特定のデータだけ色を変える、該当箇所に吹き出しを加えるなどの工夫で伝えたい部分が際立ちます。

アニメーションは基本使わない

アニメーションを多用すると、かえって内容理解を妨げる場合があります。スライドが切り替わるたびに文字や図が動き出すと、聞き手の集中が途切れて肝心のメッセージが頭に入りにくくなります。

基本的にはアニメーションは使用せず、どうしても必要な場面に限定して取り入れるのが無難です。シンプルなスライドこそが内容をしっかりと伝えられます。

見やすいスライドの作り方のコツ【仕上げ編】

最後の仕上げとして実際の使用場面を想定した調整を行います。以下のポイントを中心にスライドを仕上げていきましょう。

  • 投影環境を想定する

  • スライド単体で内容が伝わるようにする

  • 話す内容とスライドの役割をわける

順に解説します。

投影環境を想定する

会場のスクリーンサイズや明るさなど、実際の投影環境を想定してスライドを確認しましょう。大きな会場でスクリーンに投影する場合、小さな文字や薄い色は後方の席からは見えにくくなる可能性があります。

パソコン画面では問題なく見えても、投影すると読みづらくなるケースがあります。フォントサイズは最低でも18ポイント以上を目安にし、背景と文字のコントラストをはっきりさせるのがポイントです。

可能であれば事前に実際の環境でテスト投影を行い、見え方を確認しておきましょう。

スライド単体で内容が伝わるようにする

プレゼンテーション後に資料だけを共有されるケースや、会議に参加できなかった方があとから確認する場合も想定して構成するのが重要です。

データやグラフなどには必要な補足説明を加え、説明がなくてもスライドの内容が理解できる状態を目指します。

資料完成前に、スライド単体でも内容が伝わるか今一度チェックしましょう。

話す内容とスライドの役割をわける

一方で具体例や背景説明など、口頭で伝えた方がわかりやすい内容はスライドに書き込まず情報を絞りましょう。

文字情報を詰め込みすぎると聞き手はスライドを読むことに集中してしまい、話の内容が頭に入らなくなります。適切な役割分担を意識するとメリハリのある伝わりやすい資料になります。

スライド作成時間の目安

作成にかかる時間は内容や作成者の経験値によって異なりますが、一般的にはスライド1枚あたり20〜30分程度かかると言われています。

10枚構成の資料を作成する場合は、全体で5時間ほどを見込んでおきましょう。リサーチ・構成の検討・デザインの調整など各工程で意外と時間がかかります。

ただし、定例会議など構成をテンプレート化できる資料であれば使い回しが可能なため、2回目以降は作成時間を大幅に短縮できます。

スライド作成時間を短縮するためのAI活用

最近ではスライド作成を支援できるAIツールが続々と登場しており、構成作成・デザイン作成・文章整理などの工程を効率化できるようになっています。

AIでスライドの土台を作り、そこから微調整を加えることで作成時間の大幅な短縮が可能です。テーマを入力するだけで構成案を自動生成したり、デザインテンプレートを提案してくれたりするツールもあります。

AIを活用すると、これまで数時間かかっていた作業が早くて数十分で完了します。

具体的なスライド作成AIツールについては、以下の記事をご参考ください。

関連記事;スライド作成AIのおすすめ比較!編集・構成重視で選ぶ業務効率化ツール

会議の内容をもとにスライドを作るなら『Rimo Voice』

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Rimo Voice』はAIを活用した文字起こし・議事録作成ツールですが、AIチャットを活用してスライドの構成案を作成することも可能です。

議事録の要点をそのままスライドのたたき台として活用できるため、AIチャットに指示するだけで効率的に構成案を作成できます。

会議後すぐに報告資料や提案書を作成する場合でも、スムーズに業務を進められるでしょう。

無料トライアルも実施しているので、ぜひAIチャットを活用してスライド作成の作業を効率化してみてください。

スライドの作り方を見直して効率よく資料を作成しよう

見やすいスライドを作るには、構成・デザイン・仕上げの各段階で本記事で紹介したコツを押さえることが重要です。

特にテキスト・画像・配色などの各要素は、情報を詰め込みすぎずシンプルにまとめると伝わりやすい資料になります。

また最近では多くの企業がスライド作成にAIを活用し始めています。企画書や報告資料の作成プロセスにAIを取り入れれば、従来よりも短時間でスライドを作成できるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、スライド作成の質とスピードを向上させてください。

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