Return to List
Fireflies.aiとは?主な機能・料金・メリットをわかりやすく解説

会議の議事録作成に時間がかかり、内容の抜け漏れや共有の遅れに悩んでいませんか?
近年では、会議の録音から文字起こし、要約までをリアルタイムで作成するAI notetakerが注目を集めています。
なかでも「Fireflies.ai」は、高精度な文字起こしや多機能な連携機能を備えた人気ツールの1つです。
本記事では、Fireflies.aiの特徴や料金プラン、主な機能やメリット・デメリットまでをわかりやすく解説します。議事録作成の手間を減らし、チームの業務効率を高めたい方はぜひ参考にしてください。
Fireflies.aiとは?

Fireflies.ai:https://fireflies.ai/
リアルタイムで文字起こしから議事録作成までを自動化できるAI notetakerが、Fireflies.aiです。
ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなどの主要なオンライン会議ツールと連携でき、会議の録音・要約・共有までを一括で管理できます。
また、外部ツールとの連携やアクションアイテムの抽出など、業務を支援する多彩な機能が揃っているのが特徴です。特に英語環境での利用に強みがあり、グローバルチームでの活用にも適しています。
AI notetakerのツール比較については、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:AI notetakerとは?導入すべき理由やツール選びのポイントを解説
Fireflies.aiの料金プラン
以下の4つの料金プランがFireflies.aiには用意されています。
Free
Pro
Business
Enterprise
本章ではそれぞれのプランの特徴や料金、利用できる主な機能について紹介します。Fireflies.aiを検討している方はぜひ自分に合ったプランを見つけてください。
Free
Fireflies.aiのFreeプランは、これからAI notetakerを試したい方に向けた無料プランです。料金は一切かからず、期間の制限なく利用可能なのが特徴です。
ZoomやGoogle Meet、Teamsなどの会議ツールと連携し、リアルタイムの文字起こしやAI要約、800分までの録音保存が利用できます。
また、AskFredと言うAIチャット機能や、会議の検索、Chrome拡張機能など基本的な機能も充実しています。
月額料金(年払い) | 無料 |
特徴 | 無料で使える基本プラン |
利用可能な機能 | 800分の録音保存 AI要約(制限あり) AIチャット リアルタイム文字起こし 会議検索 Chrome拡張機能など |
おすすめな人 | AI notetakerの機能をお試ししたい人 |
Pro
Proプランは、個人の専門職や小規模チームに最適な有料プランで、年払いの場合は1人あたり月額10ドルから利用できます。
Freeプランに比べて大幅に機能が拡張されており、無制限の文字起こし・AI要約に加え、最大8,000分の録音保存が可能です。
さらに、録音やトランスクリプトのダウンロード、アクションアイテムの抽出、外部ツールとの無制限連携など、業務をより高度に効率化する機能が搭載されています。
AI notetakerを日常業務に本格的に取り入れたい方におすすめのプランです。
月額料金(年払い) | 10ドル |
特徴 | 個人利用や小規模チームに最適 |
利用可能な機能 | 無制限の録音保存とAI要約 アクションアイテム抽出 タスク管理 外部ツールとの連携など |
おすすめな人 | 本格的に業務に活用したい個人・チーム |
Business
Businessプランは、チーム単位での本格運用を想定したプランです。年払いでは1人あたり月額19ドルで利用可能です。
Proプランの全機能に加え、ビデオ録画やチーム分析、API連携、ユーザーグループ管理など高度な機能が利用可能になります。
録音・要約・タスク管理だけでなく、複数ユーザーの情報を一元管理できるため、会議データをチーム内で効率良く管理・共有できます。
チーム単位での導入や社内ルールに沿った運用にも対応しやすいのが特徴です。
月額料金(年払い) | 月額19ドル |
特徴 | ビジネスチーム向け |
利用可能な機能 | Proの全機能に加えた以下の機能が利用可能 ビデオ録画 会話インテリジェンス チーム分析 ユーザーグループ管理など |
おすすめな人 | チーム運用や高度な分析が必要な組織 |
Enterprise
Enterpriseプランは、大規模チームや高度なセキュリティ要件を求める企業向けの最上位プランです。年払いで1人あたり月額39ドルで利用可能です。
Businessプランの全機能に加え、SSO、HIPAA準拠、カスタムデータ保持、プライベートストレージなど、企業向けの管理・保護機能が強化されています。
専任のアカウントマネージャーによるサポート体制も整っており、導入・運用の不安にも対応できます。
コンプライアンスが求められる企業や、複数部門での一元管理を必要とする大企業に最適なプランです。
月額料金(年払い) | 月額39ドル |
特徴 | 大規模組織向け |
利用可能な機能 | Businessの全機能に加えた以下の機能が利用可能 カスタムデータ保持 プライベートストレージ SSO対応 専用サポート |
おすすめな人 | セキュリティやカスタマイズが求められる企業 |
Fireflies.aiの主な機能
実際に活用されている、Fireflies.aiの主な機能は以下のとおりです。
会議の録音とリアルタイム文字起こし
自動で要約を生成
キーワード・発言者別に会議内容を検索
CRMやSlackなど外部ツールとの連携
感情分析による課題発見
Chrome拡張機能
具体的にどのようなことができるのか、導入前の参考にしてください。
会議の録音とリアルタイム文字起こし
Fireflies.aiは、主要なオンライン会議ツールと連携して会議を自動で録音・記録します。
録音と同時にリアルタイムで文字起こしが行われるため、会話の内容をその場で可視化でき、メモを取る必要がなくなります。
発言者ごとの音声を自動で識別・記録できるため、誰が何を話したかが明確に残るのも特徴です。
会議終了後には、トランスクリプトとして文字データが保存され、見返しや検索も簡単にできます。手作業で議事録を作成する手間を大幅に削減できる機能です。
自動で要約を生成

録音された会議内容をもとに、AIが自動で要点を抽出し、わかりやすい要約を生成します。
議題の中心となるトピックや決定事項、アクションアイテムなどが整理されるため、会議全体を振り返る時間を大幅に短縮できるでしょう。

特に長時間の会議や参加者が多い会議では、全体の流れや重要な発言を把握するのが難しくなりがちですが、この機能により必要な情報をすぐに確認可能です。
要約はチーム内での情報共有や議事録としても活用しやすく、フォローアップにも役立ちます。発言の全文を読む必要がなく、効率的に会議の本質をつかめる点が大きな魅力です。
キーワード・発言者別に会議内容を検索

Fireflies.aiでは、過去の会議内容をキーワードや発言者ごとに簡単に検索できる機能が備わっています。
会議中に話された内容がすべて文字起こしされて保存されるため、「誰が」「何を」話したのかをあとからピンポイントで探し出すことが可能です。
例えば、ある案件に関する発言や特定の人物のコメントだけを抽出したい場合も、数秒で該当部分にたどり着けます。議事録を最初から読み返す必要がなく、確認作業の効率が大幅に向上し、社内での情報共有や意思決定など、会議後の実務全般もスムーズに進められます。
CRMやSlackなど外部ツールとの連携
SalesforceやSlackなど、さまざまな外部サービスと連携できるのも大きな特長です。
会議が終了すると、AIが自動で生成した要約を指定したツールへ自動送信でき、例えばSlackに共有したり、CRMに商談情報として登録したりといった活用が可能です。
会議の記録・報告・引き継ぎといった作業が自動化され、業務の効率が格段に向上します。
また、複数のツールをまたいで情報を管理する必要がなくなり、情報の一元化にも繋がります。手作業の削減だけでなく、データの活用範囲が広がるため、チーム全体の業務推進力を高めるうえでも有効です。
感情分析による課題発見
Fireflies.aiには、会議中の発言内容をもとに感情の傾向を分析する機能が搭載されています。
AIが発言のトーンや言葉の選び方を解析し、ネガティブ・ポジティブといった感情の流れを可視化することで、対話の雰囲気や反応の変化を把握しやすくなります。
営業や面談、社内会議などにおいて、相手の関心や不安、違和感を含むリアルな反応を客観的に確認できるのがメリットです。例えば、クライアントの反応がネガティブに傾いた瞬間を特定し、次回の対応改善に役立てるといった活用もできます。
主観に頼らず、発言データに基づいて課題を抽出できるため、会話の質を高めたい現場にとって有効なサポート機能です。
Chrome拡張機能
Fireflies.aiは、専用のChrome拡張機能を提供しており、導入するとブラウザ上から録音や文字起こしの操作をワンクリックで行えるようになります。
Google MeetのWeb会議ツールと直接連携できるため、会議開始時に自動で記録を開始したり、リアルタイムでメモを表示したりと、より直感的に使えるのが魅力です。
別のアプリケーションを開かずにブラウザ上だけで完結する操作性は、忙しいビジネスパーソンにとって大きな時短効果があります。
また、初期設定も簡単で、拡張機能を有効にすればすぐに利用を開始できるため、導入のハードルも低く、はじめてのユーザーにも扱いやすい機能です。
Fireflies.aiのメリット
実際にFireflies.aiを導入することで得られるメリットとして、以下の3つが挙げられます。
重要な発言をタイムスタンプ付きで記録できる
チーム間の情報共有が効率化される
セキュリティ・アクセス権の管理が柔軟
それぞれ順に見ていきましょう。
重要な発言をタイムスタンプ付きで記録できる
Fireflies.aiでは、会議中に重要な発言やアクション項目が出た瞬間に、タイムスタンプ付きのコメントやブックマークを簡単に残せます。
この機能を活用すると、会議終了後に議事録を見返す際、重要な箇所へすばやくアクセスできるため、情報の整理や確認作業が非常に効率的になります。
議題が多岐にわたる長時間の会議や、複数人が発言する場面では、重要ポイントを見逃さずに記録できる点が大きなメリットです。
また、ブックマークはチームメンバーとも共有できるため、認識のズレを防ぎ、全員が同じ情報をもとに次のアクションへ進められるでしょう。
チーム間の情報共有が効率化される

Fireflies.aiが情報共有の効率化に優れている理由は、「音声・文字起こし・要約」が一元化され、自動で整理される点にあります。
録音だけのツールや単なる文字起こしサービスと異なり、発言者ごとの内容を識別しながらリアルタイムで記録・要約できるため、会議内容の全体像が短時間で把握可能です。
また、生成された議事録はWeb上で共有しやすく、URL1つでチーム全体に内容を展開できます。
ほかのツールでは手作業が必要な情報整理をFireflies.aiは自動で構造化し、共有しやすい形に仕上げてくれます。
セキュリティ・アクセス権の管理が柔軟
録音データや文字起こし、AI要約などの閲覧権限をユーザーごとに細かく設定できるため、必要な情報を必要な人にだけ共有することが可能です。
例えば、経営層のみが閲覧できる会議や、特定のプロジェクトメンバーだけがアクセスできる記録など、情報の重要度や機密性に応じた柔軟な運用ができます。
このようなアクセス制御は、誤送信や情報漏洩のリスクを軽減しつつ、社内の情報統制やコンプライアンス対応にも貢献します。
組織の規模や業種に合わせた適切な情報管理が行えるため、機密性の高い業務にも安心して導入できるでしょう。
Fireflies.aiのデメリット
多機能で利便性の高いFireflies.aiですが、導入を検討する際には注意すべき点もあります。Fireflies.aiのデメリットとして以下の3つが挙げられます。
日本語の認識精度が英語に比べてやや劣る
無料プランでは保存容量や機能に制限がある
アップロードに時間がかかる
実際の使用感から見えてきたデメリットを紹介しますので、参考にしてください。
日本語の認識精度が英語に比べてやや劣る

Fireflies.aiは、もともと英語圏のユーザーを主な対象として開発されているため、日本語での音声認識においては、英語と比べてやや精度が劣る傾向があります。
特に早口の発言や専門用語が含まれる会話では、文字起こしの誤認識や文脈の取り違えが起きやすく、あとから修正が必要になるケースがあります。
実際に試してみた結果、収録内容の概要はおおむね正確でしたが、トランスクリプトには日本語の認識ミスがいくつか見受けられました。
正確性が求められる業務で利用する場合は、あらかじめその点を理解したうえで活用方法を工夫するのが重要です。
今後の精度向上のアップデートにも期待しましょう。
無料プランでは保存容量や機能に制限がある
無料プランは、気軽に試せる反面、いくつかの制約があります。
例えば、録音データの保存上限が1ユーザーあたり800分までに限られており、文字起こしの利用回数やAI要約機能も制限されています。
そのため、定期的に会議を録音・共有したい場合や、複数人のチームで活用したいケースでは、すぐに上限に達してしまうでしょう。
本格的な業務利用を検討する際は、Pro以上の有料プランを選ぶと、機能の制限なくスムーズに運用できます。
アップロードに時間がかかる
Fireflies.aiでは、録音済みの音声データをアップロードして文字起こしする機能がありますが、処理には一定の時間を要します。
実際に1時間の音声データをアップロードしたところ、文字起こしが完了するまでにおよそ7〜8分かかりました。
ファイル容量が大きい長時間の会議録音では、さらに時間がかかる可能性があり、スピーディな共有や意思決定が求められる業務においては注意が必要です。
Fireflies.aiの始め方
手軽にFireflies.aiを試したい方のために、Freeプランの始め方を紹介します。手順がやや複雑に感じられるかもしれませんが、画像を見ながら進めればスムーズに登録できますので、ぜひ参考にしてください。
まず、Fireflies.aiにアクセスし、「無料で始める」をクリックします。

GoogleまたはMicrosoftのどちらかを選択します。普段使用しているアカウントをクリックすると自動的にカレンダーと連携され、会議の予定が反映されます。

今回はGoogleを選択しました。メールアドレスの入力やアクセス権の確認を求められるので、案内に従って進めていきましょう。

続いて会議設定や、ご自身の役割・役職などに関する質問が表示されるので答えていきます。

質問にすべて答えると、「7日間の無料トライアルを開始」という案内が表示されます。これは有料プラン体験版への誘導画面です。
Freeプランのまま使いたい場合は、画面右上の「×(閉じる)」をクリックしてスキップしましょう。スキップすると、すぐにFreeプランを利用できます。

ビジネスプランの無料トライアルを始めたい方は、スキップせずに「無料トライアルを開始」ボタンをクリックしましょう。案内に従ってクレジットカードの番号を入力していくと、7日間の無料トライアルが開始されます。

会議の情報整理を効率化するなら『Rimo Voice』

会議の情報整理をより効率的に行いたいなら、月額4,500円から始められる『Rimo Voice』の導入がおすすめです。
『Rimo Voice』は音声や動画ファイルをアップロードするだけで、1時間の会議も約5分で文字起こし・要約まで完了します。
カレンダーと連携すれば、Botが会議に自動参加し、録画・リアルタイム文字起こし・話者分離・要約をすべて自動で行います。
日本語に特化した自然言語処理技術により、文脈理解や専門用語への対応にも優れており、医療・法務・ITなど各業界の現場でも活用しやすいのが特長です。
加えて、AIチャットを使えば、会議中でも重要な発言や内容の振り返りがリアルタイムで可能です。Fireflies.aiにはない日本語特化型の機能性と操作のシンプルさが、多くのビジネスシーンで支持されています。
『Rimo Voice』では1週間の無料トライアルができるので、ぜひご体感ください。
目的に合った議事録ツールで業務を効率化しよう!
会議の情報を整理したいなら、Fireflies.aiの導入は有効です。
リアルタイムでの録音・文字起こし・要約機能に加え、発言者の識別やタイムスタンプ記録、感情分析など多彩な機能が揃っており、会議後の情報整理や共有が格段に効率化されます。
また、SlackやCRMなど外部ツールと連携できる点も、チームでの活用に大きなメリットです。
一方で、日本語認識の精度が英語より劣る点や、無料プランの機能制限には注意が必要です。まずはFreeプランで操作感や精度を確認し、自社のニーズに合うか検討してみてください。
最終更新日: 2025 / 6 / 19
Improve work efficiency by entrusting meeting minutes creation to AI in Rimo
Easy automatic transcription. Available on smartphones and computers.

Related articles
Return to List