「ケバ取りって何?」
「テープ起こしから簡単にケバ取りする方法はないの?」
そんな疑問やお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。議事録作成に時間が掛かってしまい仕事が終わらないこともありますよね。
今回は、会議内容などさまざまな音声データからケバ取りを行い、分かりやすい文章で議事録作成を行う方法をお伝えします。
簡単に議事録作成をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
テープ起こしからケバ取りをする必要性
ケバ取りは会議の議事録作成だけでなく、インタビューや講演内容のテープ起こしをする際に実施します。
ケバ取りは読みやすい文章を作成する上で重要な作業の1つです。
ケバ取りを初めて聞いたという方のために、ケバ取りの意味から議事録作成においてのケバ取りの必要性まで詳しく説明していきます。
ケバ取りとは
ケバ取りとは、テープ起こしなどの文字を起こす際に「えー」「あのー」というような意味のない発言を削除し、文章を読みやすくすることです。
これらには無意味な言葉の繰り返しや会話中に生じる不完全な発言などが含まれます。
ケバ取りで削除する発言には様々な種類があります。具体的な種類については「会議における「ケバ」の具体例5つ」で紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
「ケバ取り」と「整文」の違い
整文とは話し言葉を書き言葉に読みやすく修正することです。文章の流れをスムーズにし、分かりやすい形に整えることを目的としています。
意味のない発言を削除するケバ取りに対して、整文は文章をですます調で統一したり、語順を整えます。
ウェブ公開の記事や閲覧資料など、読みやすさを重視する文章には整文を使うことが多いです。
整文や素起こしについても分かりやすく解説している記事がありますので参考にしてみてください。
なぜケバ取りが必要なのか
会議内容をそのまま素起こしして議事録に採用したらどうなるでしょうか。
文章の内容に「えー」などの不要な発言が入ってしまい、非常に読みにくい文章となってしまいます。
裁判の証拠としての文字起こしでは、正確な情報や雰囲気まで読み取れるため録音データを素起こしした方が適していますが、議事録作成においては会議内容を理解するのに時間が掛かってしまうので、ケバ取りの作業は必須と言えるでしょう。
会議における「ケバ」の具体例5つ
ケバ取りで削除する「ケバ」には様々な種類があり、議事録やインタビュー、座談会など、テープ起こしをする内容によっては取り除くべき「ケバ」と取り除くべきではない「ケバ」があります。
議事録を作成する際にはどのような「ケバ」を取り除けば良いのでしょうか。
今回は議事録作成において取り除くべき「ケバ」について、具体例を交えて解説していきます。
1つずつ見ていきましょう。
言葉のつっかえ
「そ、それはですね…」「た、たぶんそうだと思われますが…」など、話すときに言葉がすらすら出てこない場合に、言葉のつっかえは発生します。
人前で話すのが苦手な方に多い言葉のつっかえですが、文字を起こす際はこれを取り除くことで読みやすさが向上するので、ケバ取りの際は取り除くようにしましょう。
相槌
相槌は、「うん」「はい」「ええ」のような相手の話に同意する場合や、「話を聞いていますよ」と発言者に対してアピールする場合に使います。
会議では出席者との会話のやりとりが発生するため、頻発する言葉です。
相槌のない会議だと雰囲気も悪くなり、受け手側が内容を理解しているのか発言者が不安に思うことでしょう。
会話においてはメリットの大きい相槌も議事録においては不要なため削除します。
感嘆詞
感嘆詞は「ああ」「おー」といった感情表現を表す言葉のことです。
会話の雰囲気や盛り上がり具合を把握したい場合には残した方が良いですが、議事録の場合は内容が分かりにくくなるため削除しましょう。
座談会の内容を記録する際には残す場合もありますので使い分けが必要です。
言い淀み
言い淀みは「えー」「あのー」と言いかけてためらうことを指し、英語ではフィラーと言います。
フィラーにはコミュニケーションを円滑にする役割など、会話の中ではメリットもあります。しかし、議事録においては意味のなさない言葉となるので取り除きましょう。
フィラーについては以下の記事でも詳しく説明しているので、あわせてご覧ください。
■「フィラー」とは?好印象な会話・プレゼンに欠かせないつなぎ言葉の使い方
独り言
「何だったっけ…」「間違えたな…」「思い出した!」など、会議中でも発言の内容を頭の中で整理する際に、自然と独り言が出てしまうものです。
頻発しない限り会議中は気になりませんが、議事録作成においては重要な内容でないことが多いので、意味のない独り言は省略するようにしましょう。
会議の議事録を簡単に作成する方法
議事録を作成する際に時間を要してしまい、やるべき他の仕事が後回しになった経験はあると思います。
そのようなときは、外部機関への依頼やサービスを導入することで、会議の議事録を簡単に作成することが可能です。お金は掛かりますが、労力を考えると外注した方が生産性が上がる場合があります。
業務に追われて忙しい方のために、具体的な外注先やサービスを紹介します。
議事録の作成で業務に追われている方は、ぜひ参考にしてください。
クラウドソーシングや専門業者へ依頼する
クラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどのクラウドソーシングなら、フリーランサーによっては比較的安価に、そして短い納期で依頼できます。
ただし、採用時にフリーランサーを見極めないと途中で仕事を放棄されるリスクがあります。単発での依頼には向いていますが、長期の依頼には向いていません。
また、その都度採用までのやりとりが発生するため、無駄なところで労力が掛かってしまうこともデメリットです。
専門業者への依頼は高い品質での納品が期待できますが、短い納期で依頼する場合は料金が高額になる場合があります。
クラウドソーシングと比べると、高品質なサービスを提供してくれることは多いと言えるでしょう。
AIサービスを導入する
AIを使った議事録作成のサービスでは、高速かつ高品質での議事録作成が期待できます。
単発の依頼ではなく月額での請求になることもありますが、議事録作成を継続的に依頼する場合はAIサービスの導入が向いているでしょう。
会議終了後すぐに、議事録の送付を急かされたとしても、AIサービスなら短い会議の場合数分で完成されるため、待たせることなく議事録の内容を確認できます。
テープ起こしからケバ取りまでの作業でAIを導入するメリット
議事録作成でAIを導入する最大のメリットは以下の2つです。
議事録はすぐに作成しないと会議の参加者や欠席者の業務に支障が出てしまいます。また、ケバ取りの抜け漏れが多いと読みにくい文章になり会議の要点が掴みにくいでしょう。
クラウドソーシングや専門業者に依頼する場合と比較して、それぞれのメリットの特徴を解説します。
時間短縮になる
テープ起こしからケバ取りまでの作業は簡単に思えるかもしれませんが、実際にやってみると非常に時間が掛かります。
クラウドサービスや専門業者に依頼しても時間が掛かるのは同じです。どんなに優秀な専門業者に依頼しても数分では完成しません。
しかし、AIのサービスを導入したら素早く文字起こしやケバ取りを行ってくれるため、短い時間で議事録の作成が可能となります。
抜け漏れを防ぐ
クラウドサービスや専門業者に依頼する場合、どうしても人為的なミスが発生してしまう場合があります。
ケバ取りの抜け漏れがあると読みにくい文章になってしまい、せっかくお金を掛けても会議の内容が伝わりません。
AIサービスなら人に依頼するより抜け漏れを防げるでしょう。
議事録を作成するならRimo Voiceがおすすめ
短時間で議事録作成を終わらせて他の業務に時間を割きたい、と思われている方にはAI機能が搭載している文字起こしツール『Rimo Voice』がおすすめです。
『Rimo Voice』なら会議の内容を高速かつ高精度に記録し、議事録を作成します。また、ケバ取りされた文字起こしだけでなく、要約の自動作成も可能です。
要約まで行うことにより会議が振り返りやすくなります。
1時間の会議内容なら約5分で作成できるので、議事録作成に時間を割くことなく業務を進められるでしょう。
無料トライアルの登録もできるので、議事録作成にお困りの方はぜひ一度お試しください。
まとめ
ケバ取りとは「えー」「あのー」のような意味のない発言を取り除いて文章を読みやすくすることです。
テープ起こしから議事録を作成する際にケバ取りは必要になりますが、手作業で行うと非常に時間や労力が掛かります。
クラウドソーシングや専門業者に依頼することもできますが、AIサービスの方が完成までに時間が掛かりません。
『Rimo Voice』ならケバ取りから要約まで、議事録作成で必要な工程全てを短時間で行えます。
『Rimo Voice』を利用して業務の効率化を図っていきましょう。
最終更新日: 2024 / 7 / 6
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