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Read AIの機能と使い方まとめ|設定方法や注意点も解説

オンラインでの業務が増える中で、「議事録作成に時間がかかる」「会議のスケジュール管理が大変」といった悩みを感じている方は多いのではないでしょうか。
『Read AI』は、会議内容の文字起こしや要約、アクション項目の抽出まで行えるAIミーティングアシスタントです。
また、GoogleカレンダーやOutlookカレンダーと連携して、予定された会議にAIを自動で参加させることも可能です。
この記事では、Read AIの主な機能や使い方を、実際に画面を見ながら紹介します。
Read AIを使用する際によくあるトラブルと対策もあわせて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

Read AIの概要
Read AIは、オンライン会議の内容を自動で記録・要約・分析する AIミーティングアシスタントです。
Zoom、Microsoft Teams、Google Meet などのWeb会議ツールと連携することで、会議終了後に会議の発言を文字起こしし、要点をまとめたサマリーや、次にやるべきことをAIが生成します。
また、GoogleカレンダーやOutlookと連携すると、スケジュールに登録された会議に Read AIが自動で参加する設定も可能です。
Read AIは、オンライン会議に関わる作業全般の効率化ができるツールと言えます。
Read AIの主な機能
Read AIには、会議の準備から振り返りまでをサポートできる機能が揃っています。主な機能は以下のとおりです。
機能 | できること |
会議への自動参加と記録 | GoogleカレンダーやOutlookと連携することで、スケジュールに登録された会議に自動で参加し、会議内容を記録する |
議事録作成 | 会議終了後に、発言内容を文字起こしし、要点まとめや次に行うべきアクションを自動生成する |
会議の分析 | 参加者の発言量や会話の偏りなどを可視化し、会議の改善点を把握できる |
検索と情報アクセス | 過去の会議記録・議事録・メール・メッセージなどを検索できる |
外部ツールとの連携 | Slack、Microsoft Teams、Googleカレンダー、Zapierなどと連携し、議事録共有や通知機能を活用できる |
これらの機能により、会議の記録から共有までの流れを効率化できます。
Read AIの料金プラン
Read AIの料金プランは次のとおりです。
プラン | 月額(年払い時の月額) | 主な特徴 |
Free | 無料 | 月5回分の会議記録対応 基本機能を体験するのに最適 |
Pro | $19.75($15) | 無制限会議、連携機能、ワークスペース機能など |
Enterprise | $29.75($22.50) | Pro機能+録画再生・ハイライト機能付き チーム運用向け |
Enterprise+ | $39.75($29.75) | 追加セキュリティ(データ保持ポリシー、ドメインキャプチャ、SSO/SAML) 大規模組織向け |
Read AIには、利用規模や目的に合わせて複数のプランが用意されています。まずは無料で試し、自分が利用する規模感や用途に合わせて、有料プランへ切り替えると良いでしょう。
Read AIの使い方
ここでは、Read AIの基本的な使い方を紹介します。
初めての方でもわかりやすいように、スクリーンショット付きで解説していますので、ぜひ参考にしてください。
アカウント登録をする
まず、Read AIの公式サイトにアクセスし、アカウント作成画面を開きます。登録には、メールアドレスやGoogleアカウント、Microsoftアカウントなどが使えます。

登録が完了すると、ダッシュボード(管理画面)にアクセスできるようになります。ダッシュボードから、会議の記録や要約の設定、カレンダー連携などを行うことが可能です。
Zoom・Microsoft・Googleそれぞれのカレンダーと連携する
アカウントが作成できたら、はじめにカレンダー連携を行います。Read AIは、カレンダーと連携することで、スケジュールに登録された会議に自動で参加することが可能です。
利用しているツールに合わせて、Googleカレンダー・Outlookカレンダー・Zoomカレンダーのいずれかを設定しましょう。

Zoomカレンダーと連携する方法
Read AIのダッシュボードで、左メニューの 「カレンダー」 を開き、「Zoom Calendarと接続」をクリックします。
Zoomのログイン画面が表示されるため、Zoomアカウントでサインインし、アクセスを許可します。承認が完了すると、Read AIとZoomカレンダーの連携が有効になります。

これで、Zoomに登録された会議予定がRead AIのダッシュボード上にも反映され、自動参加を設定できるようになります。
Outlookカレンダーと連携する方法
Read AIのダッシュボードで、左メニューの 「カレンダー」 を開き、「Outlook Calendarと接続」をクリックします。
Microsoftのサインイン画面が表示されるため、Microsoftアカウントでログインし、Read AIへのアクセスを許可します。

設定が完了すると、Outlookカレンダーに登録された会議情報がRead AIと同期され、自動参加が有効になります。
Googleカレンダーと連携する方法
他のツールと同様に、Read AIのダッシュボードから 「カレンダー」→「Google Calendarと接続」 を選択します。
Googleの認証画面が表示されるため、連携したいGoogleアカウントでログインし、アクセスを許可します。

承認が完了すると、Googleカレンダーに登録された会議予定が自動的にRead AIへ反映されます。
Read AIを会議に参加させる
カレンダーとの連携が完了すると、Read AIはスケジュールに登録された会議に自動で参加できるようになります。
自動参加を有効にするには、設定画面の「Readを追加しますか?」をオンにしておきましょう。

自動参加をオフにしたい場合は、このボタンをオフに切り替えるだけで、Read AIが勝手に会議へ参加することはありません。
社外会議やプライベートな打ち合わせなど、記録が不要な場面ではこの設定を活用すると安心です。
また、Read AIを手動で会議に参加させることも可能です。その場合は、ダッシュボードの「ライブ会議に追加」欄に会議URLを入力すると、AIが会議へ参加します。

会議終了後に要約を確認する
会議が終了すると、Read AIが自動で文字起こし・要約・アクション項目を生成します。
内容を確認するには、ダッシュボード左側のメニューから 「レポート」 をクリックします。

※レポートは会議の長さや参加人数によって、作成までに数分〜十数分ほどかかる場合があります。

レポートでは、以下のような情報を確認できます。
会議のサマリー
アクションアイテム(次にやるべきタスク)
文字起こし(参加者の発言記録)
作成された要約は、URL共有やテキスト(.txt)形式でのダウンロードも可能です。
ただし、日本語の精度は英語よりも不安定なため、重要な内容や文字起こしデータは人の目で最終チェックを行うようにしましょう。
Read AIを使う5つのメリット
Read AIを活用するメリットは、主に次の5つです。
Read AIを活用することで、会議全体に関わる業務の効率化につながります。
1. 会議に集中しながら記録を残せる
Read AIは会議に自動で参加して内容を記録してくれるため、参加者がメモを取る必要がありません。
会議後には文字起こしや要点をまとめたサマリーが自動で生成されるため、話し合いに集中しながら記録を残すことが可能です。
「議論に集中していて記録が追いつかない」「メモを取りながらだと発言しづらい」といった課題を解消できるため、会議の質の向上につながります。
2. 会議の質を数値で可視化できる
Read AIは、参加者ごとの発言量や会話のバランス、議論の流れなどを自動で分析し、ダッシュボード上で数値やグラフとして表示します。
「誰がどれだけ発言したか」「特定の人に偏っていないか」などを客観的に把握できるため、会議の振り返りや改善に役立てることが可能です。
会議の質のようなものが数値で可視化されることで、参加者のフィードバックとして活かしやすくなり、次回以降の会議の改善につながります。
3. 議事録作成の手間を削減できる
会議が終わると、Read AIが発言内容をもとに文字起こしを行い、会議内容の要約と次にやることを自動で作成するため、議事録作成にかかる時間を大きく短縮できます。
また、AIが記録を担当することで、情報の抜け漏れや書き間違いを減らせます。
ただし、最終的な内容の確認は人間が行い、必要に応じて修正することが重要です。
4. 関係者への情報共有がスムーズになる
Read AIが作成した要約や議事録は、URLで共有したり、テキスト(.txt)形式でダウンロードしたりできます。
Slack・Teamsなどのチャットツールと連携すれば、チーム内での情報共有がスムーズになります。
議事録の作成から共有までを素早く行えるため、会議後すぐに次のアクションへ移しやすいのがメリットです。
5. 複数のWeb会議ツールで使える
Read AIは、Zoom・Microsoft Teams・Google Meet など主要なWeb会議ツールと連携することが可能です。
そのため、社内で利用するツールが異なっていたり、クライアントや取引先によって会議ツールが違う場合でも、Read AIで対応できます。
また、Web会議ツール以外にも、Slack・Googleカレンダー・Zapierなどと連携できるため、会議の記録から共有・タスク管理も1つのツールで行えます。
Read AIを使う際の3つの注意点
Read AIを使う際は、主に次の3つに注意しましょう。
特に、AIが会議に参加することは録音・記録にあたるため、セキュリティやプライバシーの面で、相手側の配慮や同意が必要になります。
実際に運用するにあたって、どのような場面で利用するか・どのくらい活用するかを明確にしておくことで、適切な料金プランの選定や導入判断の基準にもなります。
1. AIが勝手に会議に参加する場合がある
Read AIは、GoogleカレンダーやOutlookカレンダーと連携させると、予定されている会議に自動で参加する設定が可能です。
ただし、この自動参加機能をオンにしたままにしていると、社外の商談やプライベートのオンラインミーティングなど、意図しない場面でもRead AIが入室してしまう場合があります。
AIが会議に参加するということは、会話内容が記録されるため、相手の同意がないまま記録を行うと、トラブルや信頼関係の問題につながる恐れがあります。
自動参加は便利ですが、利用する範囲を決めておく、会議ごとに参加可否を確認するなど、運用ルールをチーム内で共有しておくことが重要です。
2. 無料プランは機能制限がある
Read AIの無料プラン(Free)には、利用できる回数や機能に制限があります。具体的には、以下のような制限があります。
月に記録できる会議は5回まで
1つの会議で記録できるのは最大1時間まで
チーム共有用の「Workspace」機能は利用できない
日常的に会議を行うチームや、議事録を継続的に残したい場合は、無料プランでは不十分となることが多いです。
実際の利用頻度やチーム全体での活用予定を踏まえ、必要に応じて有料プランを検討することで、記録や共有をストレスなく運用できます。
まずは無料プランで使用感を試し、実務に合うかどうかを見極めるとよいでしょう。
3. 日本語の認識精度には制限がある
Read AIは海外発のツールのため、日本語での音声認識や要約は、英語に比べて精度に差が出ることがあります。
特に、専門用語が多い会議、早口の発言、複数人が同時に話す状況では、文字起こしの精度がやや不安定になることがあります。
議事録として共有する場合は、最後は人が内容を確認し、必要に応じて修正するのがおすすめです。
Read AI以外のAIミーティングアシスタント
Read AI以外にも、オンライン会議の記録や議事録作成を支援するAIツールはいくつかあります。
ここでは、Read AIと近い性能を持つ『Otter.ai』と『Fireflies.ai』の2つのAIミーティングアシスタントを紹介します。
Otter.ai

Otter.aiは、会議・セミナー・インタビューなどの音声をリアルタイムで文字起こしできるAI議事録ツールです。
録音から文字起こし、要点の抽出、共有までを一括で行えるため、議事録作成にかかる手間を大幅に減らせます。
Otter.aiは、特に以下の機能により、発言内容を後から振り返りやすい点が特徴です。
発言者の自動識別
キーワード検索
重要な箇所のハイライト
英語圏のビジネスや教育現場で広く利用されており、テレワークやグローバルチームでの情報共有にも向いています。対応言語は英語中心ですが、対応範囲内では高精度な記録が可能です。
関連記事:Otter.aiとは?料金・使い方・日本語対応の実態まで徹底解説!
Fireflies.ai

Fireflies.aiは、会議の録音から文字起こし、要約作成までを自動化できるAIです。
Zoom、Google Meet、Microsoft Teams など主要なWeb会議ツールと連携でき、会議中の内容をそのまま記録・整理・共有できます。
また、以下のような業務支援機能が充実している点も特徴です。
アクションアイテムの自動抽出
外部ツール(Slack / HubSpotなど)との連携
音声や議事録内のキーワード検索
特に英語での文字起こし精度が高く、グローバルチームや海外クライアントとの会議にも適しています。
関連記事:Fireflies.aiとは?主な機能・料金・メリットをわかりやすく解説
Read AIに関するよくある質問
ここではRead AIに関するよくある質問に回答していきます。
会議の参加者には、Read AIの参加が通知されますか?
Read AIが会議に参加すると、参加者に通知されます。Read AIは通常の参加者と同じように、1人の参加者として入室します。
会議によってはRead AIが参加する際に、入室リクエスト(参加申請)がされるため、他の参加者が気づかないまま、参加することはありません。
社外の打ち合わせやクライアントとの会議で利用する際は、議事録作成のためにAIが参加する旨を事前に伝えておくと安心です。

Read AIが会議に参加してしまった際の削除(退室)方法は?
Read AIは通常の参加者と同じ扱いのため、他の参加者を退出させるのと同じ操作で削除(退席)することが可能です。
削除をする際は、会議の参加者一覧から「Read AI」を選び、「通話から削除」 をクリックします。これで、Read AIが会議から退室します。

また、誤参加を防ぐためには、自動参加(Auto-join)機能をオフにしておくのがおすすめです。
特に社外会議やプライベートな打ち合わせでは、Read AIの参加設定を会議ごとに確認しておくと安心です。
Read AIのアカウントはどこで削除できますか?
Read AIのアカウントは、設定画面から削除できます。
アカウントを削除する際は、まずダッシュボード左側のメニューにある「自分のアカウント名」をクリックし、「アカウント設定」を開きます。

アカウント設定の画面が表示されたら、左下にある「詳細」をクリックします。すると、「アカウントを削除する(Delete Account)」ボタンが表示されるため、そこから削除手続きが行えます。

日本語精度の高さを重視するなら『Rimo Voice』がおすすめ

オンライン会議の記録・要約ツールには、用途やチームの環境に応じて、多くの選択肢があります。
日本語での会議が中心のチームや、自然な日本語でリアルタイム文字起こしを行いたい場合は、『Rimo Voice』の利用もおすすめです。
『Rimo Voice』の主な特徴は以下のとおりです。
Zoom・Microsoft Teams・Google MeetなどのWeb会議ツールと連携
Googleカレンダー・Outlookカレンダーと連携
日本語の翻訳精度が高く、30カ国以上の言語にも対応
ISO27001・ISO27017認証取得済みのセキュリティ
『Rimo Voice』では、7日間の無料トライアルを実施しています。登録には、Google・Microsoftのアカウント連携もしくはメールアドレスが必要です。
クレジットカード登録は不要で、トライアル終了後は自動解約となるため、気軽にお試しください。
Read AIを活用して会議に関わる業務を効率化しよう
Read AIは、会議の記録から要約、アクション抽出までを自動化できる実用性の高いツールです。
導入することで、議事録作成や情報共有の手間を減らし、会議後の業務をスムーズに進められます。
また、議論の抜け漏れや解釈のズレを防ぎやすくなるため、チーム内での認識共有がしやすくなる点もメリットです。
まずは無料プランから試して、自社の会議スタイルに合うかどうか、実際の業務の流れの中で確認してみてください。
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