一覧に戻る

リアルタイム音声翻訳ツール・アプリ30選!Web会議・PC・スマホ別におすすめをご紹介

更新日: 2024/11/19 09:54
X(formerly Twitter)facebook
いまの会議、リモってた。
cover image

国内旅行者の増加や、為替変動による海外企業の流入などにより、外国人と会話をする機会が増えた企業は多くあります。このビジネスチャンスをしっかりと掴むためにオススメなのが、リアルタイムで音声翻訳ができるツールの導入です。

本記事では、Web会議におすすめのリアルタイム音声翻訳ツールを紹介します。スマホアプリ版やデバイス型も紹介しますので、ビジネス利用はもちろん、旅行や異文化交流などでサポートしてくれるツールを使用したいと考えている方も、ぜひ最後までご覧ください。

No.8.png

音声翻訳アプリとは

29731872_m.jpg

音声翻訳アプリとは、音声を文章化して、さらに翻訳までしてくれる便利なツールです。これまで、外国語を翻訳するためには、翻訳者の存在が必要不可欠でした。またPCツールで翻訳をかけるとしても、音声を文章化するツールと、翻訳するツールの2つが必要だったのです。

しかし、音声翻訳アプリは音声文章化と翻訳どちらの機能も備わっているため、これひとつで海外の方とのプレゼンやミーティングなどが可能になります。ツールによっては、文章の要約や、専門用語登録といった機能もついているので、ビジネスシーンでも不安なく活用できるでしょう。

なお、音声翻訳ツールは以下3種類に分類できます。

07.png

また、リアルタイム翻訳に対応したツールもあれば、音声ファイル翻訳のみ対応しているソフトもあります。種類や機能は多岐にわたるので、この後の項目を参考にしながら、自分にぴったりのツールを探しましょう。

 

Web会議におすすめリアルタイムで音声翻訳ができるツール5選

27844590_m (1).jpg

Web会議をよく行う方には、リアルタイムで音声翻訳できるツールがコミュニケーションを取りやすくておすすめです。特に、以下の5つはビジネスシーンでの利用に適しています。

ZMEETING

ZMEETING.jpg

引用:ZMEETING

 

対応OS

Windows 10 およびそれ以降

Mac OS 10.15 およびそれ以降

機能

・Zoom連携

・Googleカレンダー連携

・メール連携

・Slack連携

・置換辞書

・適応辞書

・感情認識

・議事録ダウンロード

・音声バッチ処理

・会議音声の録音・再生

導入数

DBJキャピタル株式会社・株式会社HALEX・DINOS CORPORATIONなど

対応言語数

5カ国語

・日本語

・英語

・中国語(繁体字・簡体字)

・韓国語

料金プラン

・ライセンスM:156,000円/年

・ライセンスL:258,000円/年

無料プランの有無

×

運営会社

Hmcomm株式会社

Web会議システムでは、待機室・入室認証・退出などの機能を搭載しているので、誤って第三者からWeb会議を閲覧されてしまうリスクもありません。会議記録をクラウド保存しない設定もあるので、不安があればデータを残さず利用できます。


Webミーティングツールや議事録作成ツールとしての利便性を重視する方、セキュリティ対策を大切にしている方におすすめです。

 

Webex Meetings

unnamed.jpg

引用:Webex Meetings

対応OS

・Windows 10 以降

・MacOS 10.15 以降

機能

・Webミーティング

・ミーティング録画

・画面共有・ホワイトボード

・同時通訳

・字幕表示

・他アプリ連携

・iOS・Android対応

導入数

T-Mobile・AT&T・Broadcomなど

対応言語数

31か国語

料金プラン

・Webex Starter:1,700円/月

・Webex Business:2,700円

・Webex Enterprise:要問い合わせ

※年間契約で割引あり

無料プランの有無

運営会社

シスコシステムズ合同会社

Webex Meetingsは、世界最大規模でITソリューションを開発・提供しているシスコシステムズのWeb会議ツールです。利便性の高さと、セキュリティに定評があります。

自動文字起こし・ノイズ除去・ジェスチャーアイコンなど、Web会議として必要とされる機能が満載です。各種SNSや社内チャットツールなど必要に応じて100種類以上のアプリと連携できるので、既存の業務スタイルを大きく変更することなく導入できます。

セキュリティ対策としては、ソフト面とハード面どちらも強力な対策をしているのが特徴です。ソフト面としては、メッセージ・ファイル・ホワイトボードなどの暗号化や、権限編集・アカウントロック機能などを導入しています。また、データセンターの物理的リスク(地震や火災など)にもしっかりと対策しているので、プライバシーの侵害や重要な会議データが失われる心配も少ないツールです。

世界各国で導入されているような、有名でしっかりとしたツールを導入したいと考える方は、Webex Meetingを検討してみましょう。

 

Notta

unnamed (1).jpg

引用:Notta

対応OS

スマートフォン・タブレット版

・iPhone/iPadアプリ:iOS 10.0以降に対応しています

・Androidアプリ:Android 7.0以降に対応しています

パソコン版

・iPhone/Androidスマートフォン:制限なし

・iPad :バージョン5.3.0以降で使用できます

ブラウザ版(Windosw)

・Google Chrome の最新安定バージョン

・Microsoft Edge の最新安定バージョン

ブラウザ版(Mac)

・Google Chrome の最新安定バージョン

・Microsoft Edge の最新安定バージョン

・Safari の最新安定バージョン

機能

・リアルタイム翻訳

・2ヶ国混在音声の翻訳

・画面収録・会議録画

・AI要約

・ワークスペース(共同管理・編集)

・Googleカレンダー連携

・カスタム単語登録

・クイックリンク作成

導入数

累積ユーザー340万人・導入企業1,000社以上

対応言語数

4ヶ国語

(日本語・中国語・英語・ベトナム語)

料金プラン

・プレミアム:2,200円/月

・ビジネス:4,180円/月

・エンタープライズ:要問い合わせ

※年間契約で割引あり

無料プランの有無

運営会社

Notta株式会社

Nottaは、さまざまな音声の文字起こし・翻訳に対応しているのが特徴です。通常の翻訳ツールだと、マイクからの音声のみだったり、録音した音声ファイル(mp3、WAV等)のみ対応といったものが目立ちます。

しかしNottaは、リアルタイム翻訳と音声翻訳どちらにも対応しています。そのため、著名人のインタビュー動画や会見、ポッドキャストの翻訳も可能なのです。翻訳データはテンプレートを活用してAIで要約できるので、何時間にもわたる会議や音声でも手軽にまとめられます。

累積ユーザー340万人、導入企業1,000社を誇る人気のツールです。さまざまな音声の翻訳ができるツールをお探しの方や、AI要約機能を求める方にはNottaをおすすめします。

 

VoicePing

unnamed (2).jpg

引用:VoicePing

 

対応OS

デスクトップ版

・Mac OS

・Windows

・Linux


モバイル版

・Android

・iOS

・iPad OS


ブラウザ版

・Safari

・Google Chrome

・Brave

機能

・リアルタイム翻訳

・Zoom、Teamsなどとの連携

・AI要約

・議事録作成

・報告書作成

・対面での利用

・音声読み上げ

導入数

DENSO、NECなど

対応言語数

43カ国語

料金プラン

・スモールプラン:6,325円〜25,300円/月

・プレミアムプラン:47,300/月

・エンタープライズプラン:1人1,430円/月

※年間プランは30%オフ

無料プランの有無

運営会社

VoicePing株式会社

VoicePingは「仮想オフィス」という珍しい機能を搭載したWeb会議翻訳ツールです。名前のとおりオンライン上のオフィスで、自分のキャラクターを操作して移動できます。他のメンバーに声をかけたり、会議を開始したり、オフィスレイアウトを変更したりと、本物のオフィスのように活動できるのが特徴です。

もちろん翻訳機能も非常に優れており、45カ国語に対応しています。字幕読み上げも可能なので、本物の通訳士のような感覚で翻訳機能を使えるのが魅力的です。

テレワークが中心となっている企業には、仮想オフィス機能のあるVoicePingがおすすめできます。

 

One Minutes

unnamed (3).jpg

引用:One Minutes

対応OS

パソコン版

・Windosws

・Mac OS

スマートフォン版

・iOS

・Android

ブラウザ版

・Google Chrome

・Safari

・Microsoft Edge

機能

・リアルタイム翻訳

・Teams、zoomなどのミーティングツールと連携

・専門用語登録

・自動要約

・話者と言語の自動識別(事前設定必須)

導入数

ANA、東京建設など

対応言語数

110カ国語以上

料金プラン

要見積もり

無料プランの有無

※7日間の無料トライアル

運営会社

quintet株式会社

One Minutesは、対応言語数が圧倒的に多いリアルタイム翻訳ツールです。英・中・韓・独・仏はもちろん、タイ語やベトナム語、ヒンドゥー語などにも対応しています。世界各国を対象としたビジネス展開を検討している方には、強くおすすめしたいツールです。

また、操作のシンプルさもOne Minutesの特徴です。リアルタイム翻訳に特化したツールなので、機能が洗練されており、UIも使いやすくまとまっています。多機能すぎるツールは使いこなせない、既にさまざまなツールを導入しているので、リアルタイム翻訳に特化したツールを導入したいといった企業にもおすすめできます。

ANAや東京建設といった大企業も導入している、信頼性の高いツールです。7日間の無料トライアルも可能なので、興味のある方はぜひ一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

PCに最適なリアルタイムで音声翻訳ができるツール10選

2084328_m.jpg

ビジネスシーンにおいては、PCで使える高品質な音声翻訳ツールが必要となるでしょう。昨今はPCユーザーにおすすめしたい音声翻訳ツールは、以下の10種類です。

オンヤク

unnamed (4).jpg

引用:オンヤク

 

対応OS

デバイスフリー

※詳細情報は要問い合わせ

機能

・Teams等の外部ツールとの連携

導入数

三菱UFJモルガン・スタンレー証券、

株式会社 日立ソリューションズなど

対応言語数

100言語

※対応言語の詳細は要問い合わせ

料金プラン(例)

・1部門利用:75,000円/月、年間契約

・複数部門利用:135,000円/月、年間契約

※料金は一例です

※料金プラン詳細は要問い合わせ

無料プランの有無

※無料トライアル

運営会社

株式会社ロゼッタ

オンヤクは、利用端末を選ばず使えるツールです。通常のPC用ソフトだと、ミーティングメンバーにスマホやタブレットユーザーがいた場合、参加できなくなってしまいます。しかし、ヤンオクはスマホにも対応しているので、誰でも利用できるのです。また、ブラウザ利用もできるので、対応OSでないPCからでも問題なく利用できます。

また、同時発話でもしっかりと翻訳できる点も魅力的です。翻訳自体は各ユーザーのデバイスで行われるので、複数人が同時に話しても問題なく翻訳されます。翻訳された文章は「ポップアップ表示」も可能なので、例えば画面共有で資料を見つつ、下側に字幕で翻訳文章を表示させるといったことができます。

利便性の高さを重視する方には、オンヤクがおすすめです。

 

Minutz

unnamed (5).jpg

引用:Minutz

 

対応OS

・Google Chrome(推奨)

・Microsoft Edge

・スマートフォンの標準ウェブブラウザ

機能

・リアルタイム翻訳

・議事録作成、DL

・文章ハイライト

・文章読み上げ

・リアルタイム文章編集

・専門用語登録

導入数

非公開

対応言語数

100言語以上

※詳細要問い合わせ、言語は随時追加

料金プラン

・ビジネス:50,000円/月(初期費用50,000円)

・エンタープライズ:要問い合わせ

無料プランの有無

×

運営会社

株式会社 ObotAI

Minutzは、文字起こしデータの活用を重視する方におすすめです。文字起こし・翻訳ツールを使用していると「ここだけ直したい」「ここは不要だから削除したい」といった考えが浮かぶことが多くあります。しかし、その場で修正できず、忘れたまま放置してしまうことが少なくありません。

Minutzなら、文字起こしデータをその場でリアルタイム編集できるので、不要部分の削除や修正がすぐに行えます。また、編集後に再翻訳をかけるのも可能なので、自然かつ正確な文字起こしデータを作成できるのです。

文字起こしデータはさまざまなフォーマットでダウンロードできるので、その後の業務にも活用しやすくなっています。議事録作成の時間を短縮するために、良質な文字起こしデータをすぐ作成して欲しいとお考えの方には、Minutzをおすすめします。

 

Real Time Translator

unnamed (6).jpg

引用:Real Time Translator

 

対応OS

Windows10 64bit(1803以降)

機能

・リアルタイム翻訳

・辞書登録

・リアルタイム議事録作成

導入数

220社以上

対応言語数

100言語以上

※対応言語は要問い合わせ

料金プラン

要問い合わせ

無料プランの有無

※2週間のトライアル

運営会社

木村情報技術株式会社

Real Time Translatorは、AI開発やWeb講演配信などでトップクラスのシェアを誇る木村情報技術株式会社のリアルタイム翻訳ツールです。220社以上が導入していることからも、信頼性の高さが伺えます。

翻訳精度の高さが特徴で、2021年時点で正確性97%と非常に高い数値を記録しました。ユーザー辞書機能もあるので、専門用語や社内用語も問題なく翻訳できます。発言一つ一つが重要なビジネスシーンだからこそ、精度が高くカスタマイズによってさらに精度を高められるReal Time Translatorは重宝されるでしょう。

 

VoiceApp

unnamed (7).jpg

引用:VoiceApp

 

対応OS

Teams版

・Windows 10 / Windows 11

・Mac OS

Web版

・Windows 10 / Windows 11

・Mac OS

デスクトップ版

・Windows 10 64bit ( 1803以降 )

・Windows 11 64bit ( 21H2以降 )

機能

・リアルタイム

・リアルタイム文字起こし、テキストファイル作成

・Microsoft Teamsとの連携

導入数

220社以上

対応言語数

110カ国語

※音声認識対象言語は119カ国語

料金プラン

要問い合わせ

無料プランの有無

※最大2週間の無料トライアル

運営会社

VoiceApp株式会社

VoiceAppは、対応言語数がトップクラスに多いリアルタイム翻訳ツールです。音声認識のみであれば、119カ国語に対応しています。海外顧客とのWebミーティングが多い方や、外国人への取材・面接を多く行う企業におすすめです。

翻訳精度は97.6%と、こちらも今回紹介するツールのなかではトップクラスです。多言語を正確に翻訳できるツールなので、どんな国の方でも自信をもって対応できる体制がつくれます。

また、Microsoft Teamsとの連携に優れている点も魅力です。Teams内に、VoiceApp専用ウィンドウが追加され、翻訳内容が表示されます。チームメンバーに外国人が多くいて、Teamsを使用している企業であれば、非常におすすめのツールです。

 

Speech Translation

unnamed (8).jpg

引用:Speech Translation

 

対応OS

※Azureアプリ上でAPI呼び出しで利用可能

機能

・文字起こし

・文章翻訳

・ケバ取り

導入数

非公開

対応言語数

30言語以上

日本語、フランス語、英語、ドイツ語など

料金プラン

393.20円/秒

無料プランの有無

運営会社

Microsoft

Speech Translationは、他のサービスとは異なり、API経由で使用できるタイプのリアルタイム翻訳ツールです。まずAPIとは、異なる2つのソフトが連携するためのハブとして機能する仕組みです。例えば、X(旧:Twitter)をAPI連携すると、サイトにアクセスせずにタイムライン情報を取得したり、ハッシュタグ検索ができたりします。

Speech Translationを活用すれば、作成したアプリにリアルタイム翻訳機能を実装できます。料金は使った分だけ発生する「従量課金制」なので、コストが無駄になる心配もありません。リアルタイム機能のついた自社アプリを開発したい場合は、Speech Translationがおすすめです。

 

donut AI

unnamed (9).jpg

引用:donut AI

 

対応OS

要問い合わせ

機能

・リアルタイム翻訳

・専門用語登録

・言語識別

・翻訳内容のリアルタイム音声出力

・議事録作成

・議事録要約

・ネクストアクション提示

・AIの会議参加

導入数

非公開

対応言語数

約100カ国語

※詳細は要問い合わせ

料金プラン

要問い合わせ

無料プランの有無

×

運営会社

donut robotics

donut AIは、AI技術を活用したアシスト機能が豊富なリアルタイム翻訳ツールです。例えば議事録なら、文字起こしデータを基に議事録を作成し、さらにワンクリックで要約までしてくれます。また、議事録データを参照しながらネクストアクションの提示までしてくれるので、現状の課題から解決策を考えるのまで、全自動で行えるのです。

さらに、会議にAIを参加させることもできます。タイミングを見ながら発言したり、これまでの課題を洗い出したり、見落としている課題を提示したりといった使い方が可能です。

会議内容がいつも同じになりがち、議事録作成や要約、課題の洗い出しに時間がかかりがちといった方は、dounut AIを導入してみてはいかがでしょうか。

 

音翻訳NOW

unnamed (10).jpg

引用:音翻訳NOW

 

対応OS

要問い合わせ

機能

・リアルタイム翻訳

・Zoom、Google Meet、Teams等と連携

・文字起こし、テキストファイル作成

・ChatGPTチャットボット

導入数

非公開

対応言語数

COMPELETEプラン:27カ国語

PROプラン:100カ国語

※英語、日本語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語など

料金プラン

・COMPLETE:5円/分

・PRO:10円/分

※詳細は要問い合わせ

無料プランの有無

×

運営会社

Narrative Lab

音翻訳NOWは、翻訳やAI開発の大手企業が提供しているツールを余すことなく活用したツールです。まず、音声認識(文字起こし)には、Google Cloudの高精度かつスピーディーなシステムを使用しています。翻訳部分にはDeepLのシステムを使用しているので、高い翻訳精度が期待できるツールです。こうしたツールの活用により、1文あたり約0.3秒での翻訳が可能となっています。

さらに、Chat GPTを活用した質問回答チャット機能も利用可能です。それぞれの処理に各分野の大手サービスを活用しているので、ツールの性能や信頼性を重視する方には、とてもおすすめできます。

 

DeepL

unnamed (11).jpg

引用:DeepL

 

対応OS

アプリ版

・Windows 10(64ビット)

・macOS 12

機能

・音声、文章などの翻訳

・文章の校正

・語調の指定

・単語登録

・API、iOSアプリ版あり

導入数

非公開

対応言語数

30言語

※日本語、英語、中国語、韓国語など

料金プラン

・Starter:1,380円/月

・Advanced:4,500円/月

・Ultimate:9,000円/月

※年間契約だと16%オフ

無料プランの有無

※30日間の無料トライアル

運営会社

DeepL SE

DeepLは、細かなニュアンスや文脈まで汲み取った、繊細な翻訳が可能な翻訳ツールです。一部分のみ別の言葉に翻訳し直すのも可能なので、文章の細かな部分までこだわりたい、文章のクオリティを重視したいと考えている方におすすめできます。

リアルタイム翻訳で使用したい場合は、PCの音声入力機能を活用して、DeepLに文章を入力していく使い方が考えられます。また、API経由で活用し、リアルタイム翻訳システムを構築するといった使い方も可能です。

XMLや、HTMLマークアップを含むテキスト、PDF、Word、PowerPoint各ファイルなどの翻訳にも対応しているので、柔軟な使い方ができます。

 

Clovernet

unnamed (12).jpg

引用:Clovernet

 

対応OS

要問い合わせ

機能

・リアルタイム翻訳

・最大20名までのテキストルーム

・1対1のビデオチャット

・動画等の翻訳対応

・3言語間の会話に対応

・ケバ取り

導入数

非公開

対応言語数

30言語以上

※詳細は要問い合わせ

料金プラン

・月10時間:25,000円

・月50時間:42,000円

・月100時間:57,000円

・月200時間:92,000円

・月300時間:130,000円

・月300時間以上:要問い合わせ

※税別

無料プランの有無

※1か月間の無料トライアル

運営会社

NECネクサソリューションズ株式会社

Clovernetの特徴は、リーズナブルに利用できる点です。月10時間の利用なら、月額25,000円で使用できます。料金プランは従量課金制となっていて、利用時間によって変動するので、費用が無駄になってしまう心配もありません。

無料トライアルが1か月と非常に長いのも、Clovernetの魅力です。通常は1〜2週間しかトライアルができないので、機能を細かく見れなかったり、そもそもそのタイミングで会議があまりなかったりして、うまくトライアル期間を活用できないケースが多くあります。トライアル期間が1か月あれば、余裕をもって機能を試せるでしょう。

機能の充実度だけでなく、コスト面にも気を遣いたいと考えている方には、Clovernetの導入をおすすめします。

 

YouConnect

unnamed (12).jpg

引用:YouConnect

 

対応OS

要問い合わせ

機能

・リアルタイム翻訳

・議事録作成

導入数

非公開

対応言語数

10ヶ国以上

※英語、日本語、中国語(簡体字、繁体字)、ベトナム語、フランス語、スペイン語、オランダ語、ポルトガル語、ロシア語

料金プラン

要見積もり

無料プランの有無

×

運営会社

株式会社MATRIX

YouConnectは、セキュリティ対策が徹底しているリアルタイム翻訳ツールです。官公庁や大企業が求めるレベルのセキュリティ対策をしており、第三者機関からのセキュリティ診断でも問題がないと認められているので、重要な会議でも安全に利用できます。

利用者自身も、ルームオーナーが参加者それぞれの権限を編集できるので、不審なユーザーが入室してしまったり、誰かがデータを悪用したりといったリスクも少なくできます。

議事録作成に関した機能も充実しています。自動議事録作成はもちろん、会議音声やチャット履歴をダウンロードしたり、任意の言語の議事録をダウンロードしたりといったことも可能です。

セキュリティ面と、会議音声・チャット履歴・議事録それぞれを任意の形式でインストールできるかを重視する方には、YouConnectがおすすめです。

関連記事:Zoomで文字起こしをする3つの方法を分かりやすく解説!おすすめのツールも紹介

スマホに最適なリアルタイムで音声翻訳ができるツール10選

22306260_m (1).jpg

スマホで使えるリアルタイム音声翻訳アプリは数多く提供されており、選ぶのが難しくなっています。スマホアプリの場合は、機能の豊富さと、操作画面の扱いやすさ、利用料金、広告の有無などで選ぶのがおすすめです。

今回は、特におすすめできる上記10種類のアプリを紹介します。

VoiceTra

unnamed (12).jpg

引用:VoiceTra

 

対応OS

・Android:8.0以降

・iOS:14以降

機能

・リアルタイム翻訳

・再翻訳

・言語の自動判別

導入数

Google Play100万DL以上

対応言語数

31言語
※日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語、フランス語、ベトナム語など

料金プラン

無料

運営会社

NICT 情報通信研究機構

VoiceTraは、2024年現在も定期アップデートを継続し、精度向上し続けているアプリです。翻訳アプリの中には、提供開始から数年でアップデートが停止してしまっているものが少なくありません。VoiceTraは、2024年3月も「言語ごとの精度向上」「合成音声の追加」「IT用語を辞書に追加」といった、ユーザーニーズに即したアップデートを継続しています。

また、運営会社NICTの多言語翻訳技術は、民間企業の翻訳サービスに活用されています。コニカミノルタの「医療通訳タブレット MELON」や、デバイス型翻訳ツールする「ポケトーク」、富士通の 「Fujitsu Software LiveTalk」など、数々のサービスに活用されているのです。

大企業のサービスにも活用されるほどの信頼性と、継続的なアップデートが、VoiceTraの魅力となっています。

 

Google 翻訳

unnamed (13).jpg

引用:Google翻訳

 

対応OS

・Android:〇

・iOS:〇

機能

・音声リアルタイム翻訳

・文章翻訳

・ホームページ全体翻訳

・(アプリ版)カメラでの画像翻訳

・(アプリ版)オフライン利用

導入数

非公開

対応言語数

100カ国語以上

※日本語、英語、中国語、韓国語、イタリア語、フランス語など

料金プラン

無料

運営会社

Google

Google翻訳は、ネット検索大手Googleの翻訳サービスです。アプリ版は、音声のみならず画像・写真・テキストなどさまざまなデータの翻訳に対応しています。

特に便利なのはカメラでの画像翻訳です。例えば、旅先で見かけた看板や、メニュー表、値札などをカメラで撮影すれば、リアルタイムで翻訳してくれます。アプリ版はオフライン利用も可能なので、慣れない海外生活でも非常に心強い翻訳アプリです。

言語は100カ国語以上に対応しており、昨今人気のあるタイ語やクロアチア語などの翻訳にも対応しています。海外旅行へ行く機会の多い方は、ぜひ活用してみましょう。

 

Papago

unnamed (14).jpg

引用:Papago

 

対応OS

・Android:対応

・iOS:14.1以降

機能

・音声翻訳

・文章翻訳

・画像翻訳

導入数

Google Play:1,000万DL以上

対応言語数

14カ国語

※日本語、英語、韓国語、中国語、ベトナム語、タイ語など

料金プラン

無料

運営会社

NAVER Corp.(韓国)

Papagoは、ユーザー数が多く知名度の高い翻訳アプリです。韓国企業が開発・提供しているアプリのため、以前は韓国語の勉強をしたい若者に人気でしたが、現在ではより多くの層に浸透し、1,000万ダウンロードを突破しました。

Papagoの特徴は、手書き文字の読み取り・翻訳にも対応している点です。音声や文章、カメラに写った文字などを読み取るのには対応していても、手書き文字はうまく識別できないアプリが少なくありません。Papagoは手書き文字の読み取りも問題なく行えるので、手紙や手書きレポートなどの翻訳も可能になります。

外国の友人が多くいる方や、海外に長期滞在する予定の方は、Papagoを入れておけば、どんな文字もすぐに翻訳できるので安心です。

 

SayHi翻訳

unnamed (15).jpg

引用:SayHi翻訳

 

対応OS

・Android:iOS 11.0以降

・iOS:〇

機能

・音声翻訳

・文章翻訳

導入数

Google Play:500万以上DL

対応言語数

101カ国語

※日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語など

料金プラン

無料

運営会社

SayHi - An Amazon Company

SayHi翻訳は、アプリストアでの評価が非常に高い翻訳アプリです。Google Playでは星4.6、App Store(Apple)では星4.5と高く評価されています。レビューでは、特に翻訳精度の高さや、翻訳文章の自然さが評価されているため、正確性や読みやすさを重視する方にはぴったりです。

機能自体がとてもシンプルで、操作画面がスッキリと使いやすい点も、高く評価されています。読み上げ速度、録音開始・終了の音声ON・OFF、自動読み上げON・OFFなど細かな設定項目も設けられているので、使いにくさもほとんど感じません。

機能豊富すぎると使いにくい、でも細かい部分は自分好みに設定できるアプリが良いといった方は、SayHi翻訳をお試しください。

 

ドコツーAI

unnamed (16).jpg

引用:ドコツーAI

 

対応OS

・Android:〇

・iOS:〇

機能

・音声翻訳

・文章翻訳

・ZOOM、Teams等と連携

・複数言語の同時翻訳

・ユーザー辞書

・会話ルームの作成

・URLやQRコードでのルーム招待

導入数

Google:500万以上DL

対応言語数

16言語

※日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、ミャンマー語など

料金プラン

無料

運営会社

株式会社スマートボックス

ドコツーAIは、ユーザーが会話ルームを作成できる点が最大の特徴です。通常のリアルタイム翻訳アプリは、マイクを使用して翻訳するのみとなっています。しかし、ドコツーAIは会話ルームを作成して、リモートで会話している音声を翻訳する機能があるのです。

参加者に対しては、会話ルームのQRコードやリンクを送信して招待できます。招待されたユーザーは、アプリをダウンロードしなくても翻訳機能を使用するのが可能です。

海外の方を多く招待しての会話やミーティング、交流会などを企画している方は、ドコツーAIを活用してみましょう。

 

UDictionary 翻訳機

unnamed (17).jpg

引用:UDictionary 翻訳機

 

対応OS

・Android:〇

・iOS:〇

機能

・文章翻訳

・音声翻訳

・画像翻訳

・語学学習

・辞書

・ロック画面に単語学習コンテンツ表示

・オフライン利用可能

導入数

Google Play:1億以上DL

対応言語数

108言語

料金プラン

月額1,800円

※プラン各種あり

※3日間の無料トライアルあり

※無料利用可能(広告あり)

運営会社

Youdao (Hong Kong) Limited

UDictionary 翻訳機は、ダウンロード数1億以上を記録している、非常に人気のある翻訳アプリです。108の言語に対応しており、文章・音声・画像などさまざまな形式で翻訳機能を使用できます。対応言語の多いアプリをお探しの方や、ダウンロード数が多く人気のアプリが良い方には、とてもおすすめのアプリです。

無料利用も出来ますが、有料版(月額1,800円)もあります。無料版だと広告が多めに表示されてしまうので、頻繁に利用するのであれば、有料サブスクリプションを登録したほうが良いでしょう。3日間の無料トライアルも可能なので、無料で使用してみて気に入った方は、トライアル版をお試しください。

 

YYSystem

unnamed (18).jpg

引用:YYSystem

 

対応OS

・Android:〇

・iOS:〇

機能

・文章翻訳

・音声翻訳

・音声文字起こし

・プロジェクター等でのテキスト表示

・音声や音楽などをイラストやアイコンに変換して表示

・デスクトップへの字幕表示

・サイレン等をアラート表示

・記録した会話の分析や編集

導入数

非公開

対応言語数

20言語

※日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ポルトガル語など

料金プラン

・聴覚障がい者向けプレミアムプラン:2,000円/月

・デイリープラン:5,500円/月

・法人プラン:初期費用26,400円、プラス固定費等

※無料利用可能

運営会社

株式会社アイシン

YYSystemは、聴覚障害者向けに開発されたアプリです。翻訳機能ではなく「音をいかにして視覚情報に落とし込むか」を中心として開発されています。

例えば、音楽や音声をイラストやアイコンに変換して表示する機能があります。また文字起こしでは、笑い声まで文字(笑)に変換して表示させるのが可能です。こうした、言葉以外の聴覚情報もしっかりと視覚情報に変換してくれます。

もちろん翻訳機能も充実しており、英語・中国語・韓国語・ベトナム語など20カ国語に対応しています。

ただの翻訳アプリではなく、聴覚障害をお持ちで「音を見える化したい」と感じている方は、ぜひ一度お試しください。

 

Microsoft Translator(Microsoft翻訳)

unnamed (19).jpg

引用:Microsoft Translator(Microsoft翻訳)

 

対応OS

・Android:〇

・iOS:〇

機能

・文章翻訳

・画像やスクリーンショットの翻訳

・音声文字起こし、翻訳

・場面ごとの頻出フレーズ学習

・オフライン利用可能

導入数

Google Play:5000万以上DL

対応言語数

100カ国語以上

料金プラン

無料

運営会社

Microsoft

Microsoft Translator(Microsoft翻訳)は、Windowsの開発も手がけるMicrosoft社の翻訳アプリです。画像やスクリーンショットに写っている文字の翻訳も可能なので、テキストデータ以外を翻訳する機会が多い方におすすめできます。

また、語学学習に使える機能「フレーズブック」も特徴です。宿泊施設・健康・食事・旅行・時間、日付など、場面ごとの頻出フレーズがまとまっていて、旅行前の予習や、旅行中の会話に活用できます。

WindowsやTeamsなどMicrosoftのサービスを好んで使用している方や、語学学習機能も重視している方におすすめの翻訳アプリです。

 

AVACOM

unnamed (20).jpg

引用:AVACOM

 

対応OS

・Android:〇

・iOS:〇

機能

・音声翻訳

・自動言語識別

・アバター表示

・Web会議システムとの連携

・自動接客(Chat GPT使用)

・画面共有

・来客検知センサー

・ボイスチェンジ

導入数

非公開

対応言語数

約100カ国語

料金プラン

要見積もり

※無料デモあり

運営会社

AVITA株式会社

AVACOMは、オンライン接客サービスとして開発されたツールです。遠隔からオペレーターが接客するために必要な機能が充実しています。

特徴的な機能は、アバターとボイスチェンジです。業種やオペレーターによっては、自分の姿を見せたくない、声を出すのが恥ずかしいと感じる方がいるでしょう。AVACOMなら、姿はアバターに、声はボイスチェンジで別の声質にできるので、お客様に自分自身の顔や声を知られることがありません。

また、Chat GPTを活用した自動接客機能や、来客検知センサーもあるので、オペレーターの負担削減やコスト削減に役立ちます。オンライン接客に切り替えていきたい企業は、AVACOMの導入を検討してみましょう。

 

Felo 瞬訳

unnamed (21).jpg

引用:Felo 瞬訳

 

対応OS

・Android:〇

・iOS:〇

機能

・リアルタイム翻訳

・翻訳文読み上げ

導入数

Google Play:1,000件以上DL

対応言語数

15カ国語

※日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、イタリア語など

料金プラン

Pro:6,190円/月

※無料利用可能

運営会社

Sparticle Inc

Felo 瞬訳は、翻訳文章の読み上げ機能に優れている翻訳ツールです。読み上げ機能を活用すれば、本物の通訳士と同じような感覚でアプリを活用できます。

読み上げ音声は、男性声と女性声どちらも選択可能です。読み上げ機能によっては音声が選択できないので「話している人が男性なのに読み上げ音声は女性」といったミスマッチが発生してしまいます。しかし、Felo 瞬訳なら声質を選択できるので、より違和感なく活用できるのです。

会話内容は保存されるので、後からどんな会話をしたか、どんな翻訳になっているかを確認できます。会話履歴を語学勉強に活用するのも可能です。

会話のなかで接客的に活用したい、読み上げ機能の充実度を重視したいと考える方は、Felo 瞬訳を活用してみてください。

関連記事:【2024年最新版】翻訳可能な文字起こしアプリ・サービスの選び方|メリットや使い方を徹底解説

 

デバイス型のおすすめリアルタイムで音声翻訳ができるツール5選

29580073_m.jpg

PCソフトやスマホアプリだけでなく、デバイス型の翻訳機もまだまだニーズがあります。デバイス型の特徴は、スマホの充電が切れたり紛失したりしても、問題なく使える点です。海外では、翻訳機の有無によって過ごしやすさや安心感が大きく異なります。そのため、デバイス型の翻訳ツールを持っておいたほうが安心なのです。

ここでは、特におすすめのデバイス型リアルタイム音声翻訳ツールを5つ紹介します。

それでは上記5機種について、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

POCKETALK(ポケトーク)

unnamed (22).jpg

引用:POCKETALK(ポケトーク)

 

機能

共通

・音声翻訳

・グループ翻訳

・語学学習

・翻訳文の読み上げ

・カメラ翻訳

・文章翻訳

・AI会話レッスン


ビジネス向け

・リアルタイム翻訳(オンライン、対面)

・動画翻訳

・イベントでの来客者用翻訳

導入数

3,000社以上

対応言語数

74カ国語

※テキストのみ対応は85カ国語

価格

・ポケトークS:32,780円 

・ポケトークS Plus:34,980円 (税込)

販売会社

ポケトーク株式会社

POCKETALK(ポケトーク)は、出荷台数100万台以上、3,000社以上が導入しているデバイス型翻訳ツールです。SIM内蔵タイプなら、130以上の国と地域で使用できます。2年分の通信量が本体代に含まれているので、通信の設定や料金契約なども必要ありません。

機種は「ポケトークS」と「ポケトークS Plus」があり、Sは3.2インチ、S Plusは3.97インチのタッチパネルとなっています。カメラも搭載していて、画像翻訳も可能です。

さらに、語学学習機能もあるので「将来的には翻訳機なしで話せるようになりたい」と考える方にもおすすめできます。有名な機種を使用したい、操作がシンプルなものが良い、無料通信付きが良いと考える方には、ポケトークがおすすめです。

 

Langogo Genesis

unnamed (23).jpg

引用:Langogo Genesis

 

機能

・リアルタイム翻訳

・音声読み上げ

・世界60ヶ国に対応したeSIM内蔵

・2年分の通信が無料

※正規販売店からの購入で3年に延長

・録音音声文字起こし

・クラウド同期、翻訳文章の編集

・話者識別

導入数

非公開

対応言語数

104カ国語

価格

※販売店へ問い合わせ

※市場価格2〜3万円前後

販売会社

Langogo Technology

※日本代理店:株式会社 パルス

Langogo Genesisは、104カ国語と非常に多くの言語に対応しているデバイス型翻訳機です。音声読み上げ機能もあるので、世界各国で通訳者のように活用したいと考えている方には非常におすすめできます。

録音・翻訳データはクラウドに保存されるので、本体のメモリ容量を気にせず利用できます。クラウド保存された文章を編集することもできるので、ビジネスシーンでの利用を考えている方にもぴったりです。

さらに、正規代理店で購入した機種は、通常2年の無料通信ライセンスが3年に延長されます。世界60ヶ国で使用できるので、通信機能の使いやすさやコストを重視する方にも、おすすめできる機種です。

 

Mayumi 3

unnamed (24).jpg

引用:Mayumi 3

 

機能

・音声翻訳

・カメラ翻訳

・OCR(カメラスキャン文章文字起こし)

・翻訳履歴参照

・Wi-Fiルーター

・Bluetooth対応

・録音

・オフライン利用可能

導入数

非公開

対応言語数

85言語

※日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語、フランス語、ドイツ語など

価格

販売店へ問い合わせ

※市場価格3万円前後

販売会社

テスプロ株式会社

Mayumi 3は、同機種同士なら遠隔でも会話できるのが特徴的です。友人同士で購入したり、会社の社員に配布したりすれば、離れた場所でもスムーズに会話できます。

また、翻訳以外の機能が充実しているのも特徴です。Wi-Fiルーターとして活用できるので、PCやスマホと接続するといった使い方ができます。またボイスレコーダー機能もあるので、取材や対談などでも簡単に使えて便利です。

翻訳機としてだけではなく、電話的な使い方や、ルーター、録音などさまざまな用途で活用できる機種が良い方には、Mayumi 3をおすすめします。

 

iFLYTEK Smart Translator

unnamed (25).jpg

引用:iFLYTEK Samart Translater

 

機能

・リアルタイム音声翻訳

・カメラ翻訳

・オフライン利用可能

・2年間の無料通信

導入数

非公開

対応言語数

60カ国語

※カメラ翻訳:約50カ国語

価格

55,900円

※キャノンオンラインショップ

販売会社

iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS 株式会社

iFLYTEK Samart Translaterは、翻訳精度に定評があります。国際的機械翻訳コンテスト「IWSLT 2022年」において1位を受賞した翻訳エンジンを搭載していて、高精度の翻訳が可能です。また、より正確な翻訳を実現するために、雑音下での音声認識性能を競う国際コンテスト「CHiME」で4年連続1位を受賞した校正ノイズ除去技術を搭載しています。

また、使いやすさについても定評があります。Smart Translatorはタッチパネルと厳選された物理ボタンを備えているので、直感的な操作が可能です。タッチフリー翻訳も可能で、マイクの近くで話すと自動で翻訳がスタートします。

翻訳の正確性や、扱いやすさを重視する方に、iFLYTEK Smart Translatorはおすすめです。

 

AudioComm簡易翻訳機

unnamed (26).jpg

引用:AudioComm簡易翻訳機

 

機能

・音声翻訳

・ボイスレコーダー

・ノイズキャンセリング

・Wマイク

・グループチャット

導入数

非公開

対応言語数

76カ国語

※オフライン時:5カ国語

価格

18,480円

※オーム電機ダイレクト

販売会社

株式会社オーム電機

AudioComm簡易翻訳機は、リーズナブルさと機能性が特徴のデバイス型翻訳機です。通常、デバイス型翻訳機は3〜5万円前後が相場となっていますが、AudioComm簡易翻訳機は2万円を切る価格となっています。

リーズナブルではありますが、十分な機能を備えています。オンライン時は76カ国語に対応しているので、主要な国であれば不便なく利用することが可能です。グループチャット、ボイスレコーダー、AI語学学習など、他のデバイス型翻訳機と同等の機能を搭載しています。

「初めて翻訳機を買うのに、最初から3万円は出せないな……」と感じる方は、まずAudioComm簡易翻訳機から試してみましょう。

 

リアルタイム音声翻訳ツールを選ぶ際のポイント

30112301_m (1).jpg

今回紹介したように・リアルタイム音声翻訳ツールは数多くあります。あまりに種類が多すぎて・どのツールを導入すべきか迷ってしまう方も多くいるでしょう。リアルタイム音声翻訳ツールを選ぶ際には、以下6つのポイントで比較してみてください。

各ポイントについて、具体的にどういった点を見ればよいかを以下で詳しく解説します。

 

音声翻訳の精度

08.png

外せないポイントとして、音声翻訳の精度があげられます。昨今はAI技術の活用によって、どのツールも音声翻訳の精度は高まってきました。しかし、ツールによっては違和感のある訳が生成させれてしまうものが少なくありません。翻訳精度が低いと、以下のようなトラブルが発生します。

誤訳、翻訳抜けなどは、精度の低いツールで頻発する事例のひとつです。こうした不具合が多いと、会話がうまく成立せず、お互いの信頼関係にもヒビが入ってしまうかもしれません。特にビジネスシーンにおいては、細かいニュアンスや文脈まで汲み取れるほどの高い精度が必要です。

また、ユーザー辞書機能があると、より高い精度での翻訳が期待できます。ユーザー辞書とは、専門用語や企業名など、通常使用しない単語を登録できる機能です。ビジネス用語や専門用語、企業名、人名などを多く用いるのであれば、必ずユーザー辞書機能があるかを確認しましょう。

 

対応言語数

さまざまな国へ行く、もしくは世界各国の人と話すのであれば、対応言語数の多さも重要です。ツールの種類によっても異なりますが、PC用なら20カ国語前後、スマホアプリなら100カ国語、デバイス型なら60カ国語ほどが相場となっています。

ただし、対応言語数が多ければ良いというものではありません。言語数が多くても、各言語の翻訳精度が低ければ意味がないためです。例えば「VoiceTra」は、言語ごとに精度向上のアップデートを行っているので、各言語の翻訳精度も期待できます。

対応言語数の多さだけでなく、各言語の翻訳精度が許容範囲内かどうかも、レビューやトライアルなどで確認しておきましょう。

関連記事:【2024年最新版】英語が必要な業務を効率化!文字起こしツール完全ガイド

対応OS

PC用ツールであれば、対応OSも確認しておきましょう。ツールによってはWindowsにしか対応していなかったり、最新バージョン以外は対応していなかったりします。特に、MacユーザーやLinuxユーザーの方は、対応OSを確認してください。

なお、OSが対応していなくても、ブラウザから利用できるツールも多くあります。「Minutz」や「VoiceApp」などはGoogle Chromeをはじめとしたブラウザからも利用できるので、OSが対応していなかったとしても、利用可能なケースがあるのです。

さまざまな人で利用することが想定される場合は、ブラウザ利用やスマホ・タブレット利用にも対応しているツールを選んでおきましょう。

 

料金プラン

料金プランが予算の範囲内かどうかも、ツールを選ぶ際には重要です。長期利用が想定される場合、料金プランが予算を超えていると、長くつかうほどに負担が大きくなってしまいます。ツールによっては年間契約のみとなっているケースもあるので、一括でその金額を払えるのか、そもそも1年使えるくらい良いツールなのかを、慎重に考えましょう。

有料ツールを使用する場合は、無料トライアルを活用するのもポイントです。ホームページの情報だけでは、使い勝手や細かい設定などが分からない場合が多くあります。無料トライアルのあるツールなら、必ずトライアル導入を行い、メンバー全員が納得できるか見てみましょう。

 

用途に適しているか

09.png

活用したいシーンに適しているかも、ツールを選ぶ際によく考えましょう。ツールごとに、適した用途は異なります。以下に、翻訳を活用する主な状況をまとめますので、まず自分がどんな用途で使いたいのかを考えてみてください。

例えばWeb会議であれば、議事録作成機能やセキュリティ、画面共有時のポップアップ表示などが特徴のツールが適しています。旅行であれば、スマホアプリやデバイス型で、対応言語数や語学学習機能などに特化したツールが良いかもしれません。

「自分はどんなシーンで使用するか」「その時あったら嬉しい機能は何か」を考えながら、ツールを選んでみましょう。

関連記事:【同時通訳・逐次通訳・ウィスパリング】通訳の種類・違いや活用場面を徹底解説!

 

提供企業の信頼性

提供企業の信頼性は、特にビジネスシーンで翻訳ツールを活用する方には非常に重要なポイントです。翻訳ツールを開発・提供している企業は大小さまざまで、上場企業もあれば、スタートアップ企業もあります。

企業規模だけが全てではありませんが、少なくとも「業界内でどのくらい評価されているか」「その技術を他者が活用しているか」「そのツールの導入企業数はどのくらいか」は、しっかりとチェックしておきましょう。

外部機関からのセキュリティ認証を受けている企業や、たくさんの企業が導入しているツールであれば、安心して利用できると言えます。

 

リアルタイム音声翻訳ツール導入に関するよくある質問

10.png

リアルタイム音声翻訳ツールを導入する場合、以下のような疑問を抱く方が多くいます。

ツールを導入するにあたって、メリット・デメリットを把握したうえで検討するのは非常に重要です。また、精度を高めるためのコツを知っておけば、より高い精度でツールを活用できます。

それでは、リアルタイム音声翻訳ツール導入に関するよくある質問3つについて、それぞれ説明していきます。

 

リアルタイム音声翻訳ツール導入のメリットは?

11.png

リアルタイム音声翻訳ツールを導入するメリットとしては・以下のようなポイントがあげられます。

リアルタイム音声翻訳ツールを導入する最大のメリットは、世界各国の人々と会話が可能になる点です。これまで諦めていた国でビジネスをしたり、海外旅行客を相手にした事業を拡大したりと、さまざまな選択肢が選べるようになります。

また、本物の通訳士とは異なり、多言語に対応できる点も音声翻訳ツールのメリットです。24時間いつでも使えるので、通訳士とは違って時間帯を気にする必要もありません。

言語や時間帯を選ばず、柔軟に使えるのがリアルタイム音声翻訳ツールを導入するメリットです。

 

リアルタイム音声翻訳ツール導入のデメリットは?

リアルタイム音声翻訳ツールを導入するデメリットは・料金がかかることです。PC版でビジネス利用を前提としているツールなら、月額数万円はかかってしまいます。

また、誤訳の可能性がある点もデメリットといえます。どれだけ精度の高いツールであっても、音声認識を誤ったり、文脈を汲み取れず誤訳してしまうケースはあるのです。特にリスクとなるのは、文化的背景を考慮できない点でしょう。通訳士であれば、双方の文化的背景を理解したうえで、トラブルが起きないようにリスクヘッジしてくれるケースがあります。

しかし、リアルタイム音声翻訳ツールは「配慮した翻訳」はできません。そのため、表現が直接的になりすぎたり、意図せず失礼な表現をしたりして、トラブルが起きる可能性があります。

さらに、ツールによっては翻訳データを二次利用されてしまう可能性があります。セキュリティ対策を徹底したい場合は、企業向けツールを選び、利用規約も隅々まで確認したうえで利用してください。

 

翻訳ツールの精度を上げるためのコツは?

12.png

音声翻訳ツールの精度を上げるためには、以下のような方法があげられます。

音声翻訳ツールの精度を高めるために、まずはクリアで認識しやすい音声にしていく必要があります。ノイズ除去機能を活用したり、環境を整えたりして、なるべく雑音のない音声を入力できるようにしましょう。

また、話すスピードや、使う言葉にも配慮すると、より正確に翻訳できます。方言や早口、独特な表現などは、翻訳ツールが誤訳する原因となるためです。速すぎないスピードで、癖のない話し方を心がけて使用しましょう。

 

多言語会議でリアルタイムに翻訳を確認したい場合は
『Rimo Voice』もおすすめ!

image.png

Rimo Voiveでは、登録・ログインすれば会議音声をリアルタイムで録音・文字起こし・翻訳をすることができます。現在23ヶ国語の言語に対応しており、今後も対応言語を拡充予定です。

無料トライアルも実施していますので、気になる方はぜひ一度こちらよりお問合せください!

関連:Rimo、AIリアルタイム翻訳機能のβ版を提供開始〜「Featured Projects 2024」に、Creative Sponsorとして技術協賛〜

 

まとめ

リアルタイム音声翻訳ツールを導入すれば、言語の壁を超えて、さまざまな人とコミyュニケーションを図れるようになります。使用デバイスや用途に合わせて、最適なツールを選びましょう。

ツールを選ぶ際には、精度・対応言語・料金プラン・機能などを総合的に見て選ぶのがおすすめです。ツールごとに得意とする部分が違うので、どんな使い方をしたいか考えて、自分に合ったものを選びましょう。

本記事の内容が、皆さんが最適なツールを選ぶための参考になれば幸いです。

最終更新日: 2024 / 11 / 19

Rimoで議事録作成をAIに任せて作業効率UP

30秒22円でできるカンタン自動文字起こし。スマホとパソコンでご利用頂けます。

Rimo

関連記事

タグ

  • 業務効率化

一覧に戻る

Rimo logo
ヘルプ
利用規約
プライバシーポリシー
情報セキュリティ方針
特定商取引法に基づく表記
運営会社
© 2020 RIMO LLC.