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NotebookLMの使い方を解説!4つの機能と活用例も紹介

「NotebookLMが便利らしいけど、どう使えばいいの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
NotebookLMは、Googleが提供するAI搭載の情報整理ツールで、PDF・Webページ・動画などの読み込んだ情報をもとに、AIチャットの回答や音声解説などを生成できるツールです。
この記事では、NotebookLMの4つの機能と使い方、活用シーンを解説します。
記事を読み終わる頃には、「NotebookLMの操作方法」や「自分の業務や学習にどう役立てるか」のイメージができるようになります。
NotebookLMを使いこなしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

NotebookLMの4つの機能
NotebookLMの主な機能は、以下の4つです。
NotebookLMの設計はシンプルなため、基本的な機能を押さえれば誰でも使いこなせます。利用する上で必要な機能を紹介するので、ぜひ参考にしてください
①情報の取り込み|PDF・URL・YouTubeなど
NotebookLMは、取り込んだ情報を自動でテキスト化し、その後のチャット応答や要約、音声生成の情報として活用します。
取り込める情報は、以下のとおりです。
Googleドキュメント・Googleスライド
ウェブサイト
YouTube
コピーしたテキスト
ファイル(PDF・.txt・Markdown・音声など)
無料プランでは1つのノートに最大50件の情報を登録できます。(ファイルサイズの上限は1件あたり200MB/50万語)
②AIチャット・要約
NotebookLMでは、取り込んだ資料をもとに、AIとチャット形式でやり取りができます。
NotebookLMの最大のメリットは、取り込んだ情報だけを根拠に回答を生成することです。不要な情報や憶測が入らず、信頼性の高い回答が得られます。
回答には引用元のリンクが付与されるため、どの資料をもとに回答しているかがすぐに確認できます。
③音声解説・動画解説・マインドマップの生成
NotebookLMでは、取り込んだ資料をもとに、以下のようなコンテンツを生成できます。
音声解説(Audio Overview):AIが資料の要点を対話形式で読み上げる機能
マインドマップ:資料内の見出しや構造をもとに階層図を作成する機能
動画解説(Video Overview):スライド資料に音声を加え、プレゼンのような動画を生成する機能
なお、動画解説の音声は現時点(2025年8月8日)では英語のみ対応のため、利用時はご注意ください。
④ノートの共有・共同編集
NotebookLMは、次の2つの方法で作成したノートを他のユーザーと共有できます。
リンクを共有する:ノートの閲覧のみ可能
メールアドレスで共有する:閲覧者・編集者などの権限を設定可能
メールアドレスで「編集者」として追加されたユーザーは、作成者と同じようにノートの編集もできます。
一方、「閲覧者」として追加されたユーザーは、AIチャットや作成済みコンテンツの閲覧のみ可能です。
NotebookLMの4機能の使い方
ここでは、NotebookLMの4つの機能の使い方を、実際の操作画面とともに順番に解説します。
①情報源を取り込む
まずはGoogleアカウントでNotebookLMにログインします。

ログイン後、「ノートブックを新規作成」をクリックし、ソース(情報源)を追加します。

追加できるソース(情報源)は、以下のとおりです。
Googleドキュメント・Googleスライド
ウェブサイト
YouTube
コピーしたテキスト
ファイル(PDF・.txt・Markdown・音声など)

画面右上の「ソースを探す」からWeb検索を行い、そのまま情報源として登録することも可能です。

追加した情報源は画面左の「ソース」に一覧表示され、チェックマークをオン・オフすることで参照する情報源を切り替えられます。

②AIチャットで質問する
情報源を追加したら、画面中央のチャット欄からAIに質問できます。

チャットの入力欄の下には「よくある質問」が表示されるため、初めて使うときはここから試してみるのもおすすめです。
③音声解説・動画解説・マインドマップを生成する
画面右側の「Studio」では、取り込んだ情報をもとに、以下のものを生成できます。
音声解説
動画解説(2025年8月8日時点では、英語翻訳のみ)
マインドマップ
レポート(概要説明資料・学習ガイド・よくある質問・タイムライン)

生成には数分〜十数分かかることもあります。
例えばマインドマップでは、資料の構造をもとに以下のような階層図が自動作成され、要点を視覚的に整理できます。

④ノートを共有・共同編集する
ノートを共有する場合は、画面右上の「共有」をクリックし、「メールアドレス」または「リンク」で共有します。

リンクをコピーして共有する際は、ノートブックへのアクセスを「制限付き」から「リンクを知っている全員」に変更してください。変更しないと、リンク共有した相手がノートを閲覧できないため、注意しましょう。

リンク共有ではノートの閲覧のみ可能ですが、メールアドレスで追加すれば「閲覧者」または「編集者」の権限を設定できます。
閲覧者:AIチャットや作成済みのコンテンツのみ利用可能
編集者:オーナーと同等にノートを編集可能

NotebookLMの活用例
ここからは、NotebookLMの代表的な使い方を4つ紹介します。
それぞれの使い方を参考に、自分なりの活用方法も考えてみてください。
①論文や授業資料から必要な情報を抽出する
NotebookLMは、読むのが大変な長文の資料などから、知りたい情報を抜き出すのに役立ちます。
例えば、以下のようにAIチャットで質問してみましょう。
「この資料の結論と根拠だけ抜き出して」
「これらの資料の中に〇〇という情報は記載されている?」など
講義資料や論文など、読むだけで時間がかかる情報も、NotebookLMに読み込ませておけば、スキマ時間で要点を整理や確認できます。
②通勤中の音声学習や会議資料の作成に活用する
NotebookLMで取り込んだ資料の「音声解説(Audio Overview)」を生成しておくと、通勤などの移動中にも耳から情報収集ができます。
また、音声解説は長い文章を読むのが苦手な方にもおすすめな機能です。
取り込んだ情報の「マインドマップ」を生成した場合は、複数資料の要点を整理し、プレゼン用のスライドなどの骨組みとしても活用できます。
③著名人や専門家のノートを活用する
NotebookLMでは、他のユーザーが公開しているノートを閲覧・活用できます。
特に研究者や著名人が公開しているノートは、一次情報(実際の統計や公式情報)や専門的な視点が整理されているため、信頼性の高い情報源として活用できます。
まずはNotebookLMのトップページに表示されている「おすすめのノートブック」から試してみるのがおすすめです。

初めてNotebookLMを使う方にも、使い方や使用感を把握するのに役立ちます。
④議事録や業務マニュアルを共有する
NotebookLMは、会議や社内ドキュメントの整理・共有の際にも便利です。
例えば、録音した会議の音声をNotebookLMに取り込んで要約させれば、議事録の下書きが自動で作成できます。
完成した議事録をノートとして共有すれば、会議の内容をチャット形式で調べたり、音声概要で会議の要点を再確認したりすることも可能です。
また就業規則や業務マニュアルなどを取り込んでおけば、必要な情報をAIチャットで検索できるため、社内の問い合わせも削減できます。
NotebookLMを使う際の注意点
NotebookLMはAI搭載のオリジナルノートを作成できる便利なツールですが、いくつかの制限や注意点もあります。
これらの注意点をあらかじめ把握しておき、思わぬトラブルや不便を防ぎましょう。
①利用上限がある
NotebookLMには無料プラン・有料プランどちらにも利用制限があります。
例えば、無料プランでは以下のような上限が設定されています。
ノート作成数は最大100個
各ノートに登録できる情報(ソース)は最大50件
AIチャットは1日に最大50回
音声生成(Audio Overview)は1日に最大3回
頻繁に使いたい方や大量の資料を扱う方には物足りないと感じることもあります。
必要に応じて月額20ドル(約3,000円)の有料プランも検討しましょう。
②情報の更新は手動で行う必要がある
NotebookLMはアップロードした時点のファイル内容を保存するため、元のファイルを後から編集しても、自動では反映されません。
情報源を更新したい際は、その都度ファイルを再アップロードする必要があります。
複数人でノートを共有する際は、あらかじめ「更新するタイミング」などを決めておくとスムーズに運用できます。
③日本語音声は稀に誤変換が起こる
NotebookLMの音声解説(Audio Overview)は、日本語にも対応していますが、一部の発音が不自然だったり、軽微な誤変換が起こります。
とはいえ、意味が通じないほどの誤りはほとんどなく、内容を理解する上では問題ありません。
気になる場合は、AIチャットなどを併用して確認すると良いでしょう。
④録音には他のツールを使う必要がある
NotebookLMには録音機能がないため、iPhoneの「ボイスメモ」や外部の録音アプリを使って音声ファイルを準備する必要があります。
ただし、話し手を識別する機能はなく、長時間の音声ファイルは容量が大きくなり、アップロードできない可能性もあるため注意しましょう。
より正確な議事録を作成したい場合は、専用のAI議事録作成ツールを活用するのがおすすめです。
NotebookLMの無料プランと有料プランの違い
NotebookLMの無料プランと有料プラン(NotebookLM Pro)の主な違いは、以下のとおりです。
無料プラン | 有料プラン | |
料金 | 無料 | 月額20ドル(約3,000円) |
ノートブックの数 | 最大100個 | 最大500個 |
ソース(情報源)の数 | 最大50個/1ノート | 最大300個/1ノート |
AIチャットの利用上限 | 50件/日 | 500件/日 |
音声生成の上限 | 3回/日 | 20回/日 |
無料プランでも十分利用できますが、上限に達しやすい方は、有料プランも検討しましょう。
録音から議事録作成まで一括で行いたい人には『Rimo Voice』がおすすめ
NotebookLMは議事録の要約にも便利ですが、録音機能はないため、音声ファイルを別で準備する必要があります。
もし、録音から文字起こし・AI要約までを一括で行いたい場合や、より会議やインタビューに特化したツールを使いたい場合は、『Rimo Voice』がおすすめです。

プラン | 料金(月間契約) | 文字起こし時間 | AI要約 |
文字起こしプラン | 1,650円 | 月2,100分 | × |
プロプラン | 4,950円 | 無制限 | *1,000クレジット/月 |
法人プラン | お見積り | 無制限 | 無制限 |
*原則、1会議で10クレジット消費
AI議事録作成ツールの『Rimo Voice』なら、以下のような機能も備わっています。
雑音や不要な発声を自動除去
話者分離機能(誰が話したかを識別)
リアルタイム文字起こし・AIチャットで会議中の聞き逃しを防止
複数人で同時に議事録を編集可能

Google・Microsoftのアカウント連携もしくはメールアドレスの登録をするだけで、7日間の無料トライアルを利用できます。
クレジットカードの登録は不要で、トライアル終了後は自動で解約されるため、気軽にお試しください。
NotebookLMを使って情報整理を効率化しよう
NotebookLMは、PDF・Webページ・YouTubeなどの取り込んだ情報をもとに、チャットでのやりとりや、音声解説を生成できるAIツールです。
基本機能は以下の4つで、誰でも扱いやすく、自分専用のノートを作成できます。
情報の取り込み
AIチャット・要約
音声解説・動画解説・マインドマップの生成
ノートの共有・共同編集
無料プランでも十分利用できますが、AIチャットや音声解説の生成上限に頻繁に達する場合は、月額約3,000円の有料プランがおすすめです。
なお、NotebookLMでも会議やインタビューの議事録作成は可能ですが、より精度の高い議事録を求める場合は『Rimo Voice』などのAI議事録作成ツールの活用も検討しましょう。
『Rimo Voice』は7日間の無料トライアルがあり、実際に使ってみて自分の利用目的に合うか確かめられます。目的に応じて最適なAIツールを選び、業務や学習を効率化してみてください。
最終更新日: 2025 / 8 / 12
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