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文書管理システムおすすめ13選|選び方と機能を比較【2026年版】

文書管理システムとは、契約書や規程などの文書を保管するだけでなく、作成後の更新・閲覧・承認・廃棄まで管理するシステムです。
本記事では、文書管理システムの機能やメリット、選び方、おすすめ13製品を解説します。電子帳簿保存法への対応や自治体で確認したい要件、導入後の運用方法もあわせて紹介します。
文書管理の課題を整理し、自社に必要な製品を選ぶ際の参考にしてください。
また、Google DriveやSharePointなど複数の場所に文書が分散している場合は、文書を保管するだけでなく「必要な情報をすぐに探せる仕組み」も必要です。
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文書管理システムとは|混同しやすいツールとの違いを比較

文書管理システムとは、契約書や規程などの文書を保管するだけでなく、作成後の更新・閲覧・承認・廃棄まで管理するシステムです。
一般的なファイルサーバーとの違いは、文書そのものだけでなく「誰が見られるか」「どれが最新版か」「いつまで保管するか」まで管理できる点にあります。
混同しやすいツールとの違いは、次のとおりです。
種類 | 主な目的 | 主な管理対象 | 特徴 |
文書管理システム | 正式文書の保管・統制 | 契約書、規程、申請書、図面、証憑など | 検索、版管理、権限、承認、保存期限などを管理する |
ファイルサーバー | ファイルの共有・保管 | Word、Excel、PDFなど | フォルダ単位で共有しやすいが、版や保存期限の管理は運用に左右される |
オンラインストレージ | クラウド上での保存・共有 | 業務ファイル全般 | 社外共有や遠隔アクセスに向いている |
契約書管理システム | 契約情報の管理 | 契約書 | 契約期限や更新日などの管理に強い |
4つの違いは「保管後に何を管理したいか」で見ると選びやすくなります。
文書ごとに権限や版を厳密に管理したいなら文書管理システム
部署内共有だけなら十分なファイルサーバー
社外や在宅からのアクセス重視ならオンラインストレージ
契約更新期限の管理なら契約書管理システム
例えば社内規程の改訂時に、最新版だけを公開しつつ旧版も証跡として残したい場合は、文書管理システムが適しています。
文書管理システムの主な機能6つ

文書管理システムを選ぶ際に確認したい機能は、次の6つです。
機能 | 主な役割 | 活用例 |
文書の登録・一元保管 | 部署や担当者ごとに散らばった文書をまとめる | 契約書や規程を一つの環境で管理する |
検索・OCR | ファイル名や本文、属性から文書を探す | 取引先名や契約内容から資料を検索する |
版管理・変更履歴管理 | 更新前後の文書を保存する | 最新版と旧版の取り違えを防ぐ |
アクセス権限・操作ログ | 閲覧や編集できる社員を制御する | 機密文書を法務部だけに公開する |
承認・ワークフロー | 申請から確認・承認まで管理する | 稟議書を電子回覧する |
保存期限・廃棄管理 | 保存期間や廃棄時期を管理する | 保存期間満了前に担当者へ通知する |
紙資料を多く扱う企業では、OCRの対象範囲も確認しましょう。AI-OCRやLLM-OCRに対応した製品では、スキャンした請求書や手書き文書から文字や項目を抽出し、検索や台帳作成に利用できます。
文書管理システムの導入がおすすめな企業の特徴

文書管理システムの導入効果が出やすいのは、正式文書の量が多く、検索や更新、法令対応を個人の作業で補っている企業です。次の表で当てはまる項目が多いほど、文書管理システムを検討する優先度が高くなります。
確認軸 | 導入効果が出やすい状態 | 導入を急がなくてもよい状態 |
文書量 | 部門をまたいで文書が増え、保存先を把握できない | 対象文書が少なく、担当者が一覧で管理できる |
統制要件 | 承認、版、権限、操作履歴を残す必要がある | 共同編集と共有だけで足りる |
紙運用 | 紙の回覧・保管と電子ファイルが混在している | 主要業務がすでに同じクラウド上で完結している |
働く場所 | 複数拠点やテレワークで同じ文書を使う | 同じ拠点の少人数だけで使う |
部門連携 | 総務・法務・経理・営業で同じ文書を参照する | 部門内だけで閉じる文書が中心である |
失敗しない文書管理システムの選び方7つのポイント
文書管理システムは、製品ごとに得意とする文書や業務が異なります。比較する際は、次の7項目を確認してください。
解決したい課題に合うタイプから選ぶ
ファイルの中身まで検索できるかで選ぶ
電子帳簿保存法への対応とJIIMA認証の有無で選ぶ
クラウド型かオンプレミス型かで選ぶ
現場が迷わず使える操作性で選ぶ
既存システムと連携できるかで選ぶ
AI-OCR・AI検索など必要なAI機能があるかで選ぶ
以下で順番に解説します。
1. 解決したい課題に合うタイプから選ぶ
文書管理システムは、すべての製品が同じ機能に強いわけではありません。まず「何を改善したいのか」から自社に合うタイプを絞り込むと、比較する製品を選びやすくなります。
本記事で紹介する13製品を目的別に分けると、次のとおりです。
タイプ | 向いている企業 | 主な製品 |
社内文書全般の管理・統制に強いタイプ | 契約書や規程などを一元管理し、検索・版管理・権限設定まで行いたい | |
紙・帳票・証憑の電子化に強いタイプ | 紙やPDFの入力作業を減らし、請求書・領収書・帳票などを電子化して管理したい | OPTiM 文書管理 with AI-OCR、DocuWorks 10、invox電子帳簿保存、SVF Archiver |
ファイルサーバーのクラウド化・ファイル共有に強いタイプ | 既存のファイルサーバーをクラウドへ移行し、社内外から安全にファイルを共有したい | |
文書作成・申請・ナレッジ共有に強いタイプ | マニュアルの作成・共有や、申請から承認までの業務もあわせて電子化したい |
例えば、契約書や社内規程の最新版を管理したい場合と、紙の請求書をOCRでデータ化したい場合では、優先すべき製品が異なります。
まず自社の課題に近いタイプを確認し、そのうえで検索機能や電子帳簿保存法への対応、操作性、料金などを比較すると、候補を絞り込みやすくなります。
2. ファイルの中身まで検索できるかで選ぶ
文書を探す時間を減らしたいなら、検索対象がファイル名だけか、本文まで含むかを最初に確認してください。ファイル名検索だけの製品では、保存時に付けたタイトルを覚えていない限り、目的の資料にたどり着けないためです。
Word・Excel・PowerPoint・PDFなどの本文まで検索できる製品であれば「タイトルは思い出せないが、取引先名や製品名は覚えている」という場面でも資料を見つけられます。
また、紙文書をスキャンして保管している場合は、OCRで読み取った文字も検索対象になるか確認してください。
比較する際は、ベンダーが用意したサンプルではなく、自社で普段使っているファイルを登録してみましょう。「◯◯社との保守契約」のように内容を示す言葉で探せるかを試すと、導入後の使い勝手を判断しやすくなります。
3. 電子帳簿保存法に対応するならJIIMA認証の有無で選ぶ
電子帳簿保存法への対応が必要な場合は、JIIMA認証を取得している製品か確認しましょう。
JIIMA認証とは、ソフトウェアが電子帳簿保存法で求められる機能要件を満たしているかを第三者が確認する制度です。認証製品を選ぶことで、自社で一つひとつ機能要件を確認する負担を減らせます。
ただし、認証には「電子取引」「スキャナ保存」「電子書類」などの区分があります。自社が保存したい書類に対応する認証を取得しているか、JIIMAの認証製品一覧で確認してください。
なお、JIIMA認証は製品の機能を認証するものであり、社内の運用まで含めて電子帳簿保存法への対応を保証するものではありません。
参考:国税庁「電子帳簿等保存制度特設サイト」
参考:国税庁「電子帳簿等保存制度を活用して、デジタル化をさらに進めてみませんか?」
参考:JIIMA「JIIMA認証制度」
4. クラウド型かオンプレミス型かで選ぶ
導入形態は、自社の運用環境とセキュリティ方針に合わせて選びます。
クラウド型は自社でサーバーを用意する負担を抑えやすく、複数拠点やテレワークでも利用しやすい点が特徴です。オンプレミス型は、自社ネットワークや既存システムに合わせて環境を構築したい企業に向いています。
二者択一ではなく、ツールによっては機密度の高い文書だけオンプレミスに残す構成も選べます。データ保管場所、暗号化、認証方式、障害時の復旧、契約終了時のデータ出力までを含めて比較してください。
5. 現場が迷わず使える操作性で選ぶ
文書管理システムは、登録方法が複雑だと定着しにくくなります。社員が従来の共有フォルダや個人PCへ保存し続けると、正式な保存場所と実際に使われる保存場所が分かれてしまうためです。
そのため、無料トライアルでは管理者だけでなく、文書を登録する社員にも操作してもらいましょう。簡単に登録・検索できるかを確認すると、導入後の教育負担も判断できます。
6. 既存システムと連携できるかで選ぶ
文書管理システムだけを新しく導入しても、ほかの業務システムとの間でファイルを手作業で移す状態が残れば負担は減りません。
以下のように、現在利用している環境と連携できるか確認してください。
Microsoft 365
SharePoint
Google Workspace
Box
電子契約サービス
会計システムなど
API(システム同士がデータをやり取りする接続の仕組み)の有無だけでなく「何のデータを、どのタイミングで連携できるか」まで確認することが重要です。
既存システムとの連携と合わせて、ファイルサーバーから移行しやすいかも確認してください。製品によっては、現在のフォルダ構成を引き継げます。Windowsのエクスプローラーに近い操作感を保てる製品なら、現場の操作方法を大きく変えずに移行できます。
また、文書管理システムへの移行そのものに踏み切れない場合は、RimoナレッジAI のように、既存のフォルダ構成を維持したまま検索対象に加えられる製品を組み合わせる方法もあります。
7. AI-OCR・AI検索など必要なAI機能があるかで選ぶ
AI機能を重視する場合は「AI対応」という表記だけで比較せず、自社が何をAIに任せたいのかを確認してください。文書管理システムで利用されるAI機能には、AI-OCRやAI検索、生成AIによる要約などがあり、それぞれ用途が異なります。
AI機能 | 主な用途 | 比較するときに確認したい点 |
AI-OCR | 紙や画像から文字・項目を読み取る | 非定型文書への対応、読み取り精度、抽出できる項目 |
AI検索 | 蓄積した文書から必要な情報を探す | 自然文検索、回答の根拠表示、アクセス権限や最新版の反映 |
生成AI | 文書の要約や回答、文章作成を行う | 参照する文書の範囲、出典の確認方法、入力データの取り扱い |
紙の注文書や申込書を手入力している企業であれば、AI-OCRによって入力作業を減らせる製品が適しています。
一方、すでに大量の文書が蓄積されており「必要な情報がどのファイルにあるかわからない」という課題がある場合は、自然な文章で質問できるAI検索が役立ちます。
AI検索を比較する際は、以下の内容まで確認してください。
回答精度だけでなく、根拠となった文書を確認できるか
アクセス権限が反映されるか、旧版ではなく最新版を参照できるか
文書管理システム自体にAI検索がなく、複数の保存先を横断して探したい場合は、RimoナレッジAI のようなAIエージェントと組み合わせる方法もあります。
詳しくは後半の「RimoナレッジAIなら保管した文書を探して活用できる」で紹介します。
【2026年版】おすすめの文書管理システム13選を比較

ここでは、正式文書の管理・統制に強い製品に加え、紙・帳票の電子化、ファイルサーバーのクラウド化、申請・ナレッジ共有に強い周辺製品を含む13製品を比較します。自社の課題に近いタイプから候補を絞り込んでください。
製品名 | タイプ | 得意領域 | 料金の目安 |
文書管理・統制 | 全文検索・版管理・文書統制 | クラウド100ユーザー月額90,000円〜 | |
紙・帳票・証憑 | 紙・非定型文書のデータ化 | 個別提案 | |
文書管理・統制 | 契約書・証憑・期限管理 | 月額20,000円〜 | |
クラウド共有 | ファイルサーバーのクラウド移行 | 月額9,900円〜 | |
クラウド共有 | 社内外のファイル共有 | 1ユーザー月額600円〜 | |
クラウド共有 | コンテンツ管理・AI活用 | 1ユーザー月額1,800円〜 | |
紙・帳票・証憑 | 紙に近い文書操作 | 1ライセンス25,000円〜 | |
文書作成・ナレッジ共有 | マニュアル・社内規程 | 月額5,400円〜 | |
申請・ワークフロー | 複雑な申請・承認 | 要問い合わせ | |
紙・帳票・証憑 | 電子帳簿保存法対応 | 月額1,980円〜 | |
文書管理・ワークフロー | 文書管理・ワークフロー統合 | 要問い合わせ | |
クラウド共有 | クラウドファイルサーバー | 月額44,000円〜 | |
紙・帳票・証憑 | 帳票・証憑の長期保管 | 月額35,000円〜 |
※料金は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容を基準にしています。料金は契約人数やオプションで変わるため、導入前に公式サイトや問い合わせで最新情報を確認しましょう。
以下では、各製品の特徴や向いている企業、料金を解説します。利用者の評判を確認できる製品については、口コミもあわせて紹介します。
1. 楽々Document Plus|全文検索と文書統制をまとめて行える

楽々Document Plusは、契約書・規程・ISO文書・図面などを一元管理したい企業向けの文書管理システムです。
自社製エンタープライズサーチ「QuickSolution」を搭載しており、ファイル名だけでなく添付ファイルの本文も検索できます。AI-OCRや生成AI連携にも対応しているため、紙文書を取り込んだ後の検索まで一つの環境で進められます。
版管理やアクセス権限、ワークフローも利用できるため「文書を探せない」だけでなく「最新版を統制したい」という企業に向いています。
料金は以下のとおりです。
クラウド版初期費用:300,000円税抜
クラウド版:100ユーザー月額90,000円税抜
クラウド版の初期容量:100GB
【良い評判】
プロジェクトや部門ごとの書類一括管理のための導入。統一プラットフォームの導入により管理の一元化が促進している。 |
【気になる評判】
・サイトの視認性は改善の余地ありと感じる。サイト構成自体はよく練られており実際便利と感じているが、デザイン性に欠けており旧来的な印象を受けてしまう。カラーや配置の見直しだけでもいいので視認性向上を検討してほしい。 |
引用:ITreview「楽々Document Plusの評判・口コミ」
2. OPTiM 文書管理 with AI-OCR|非定型書類の入力から保管まで自動化しやすい

OPTiM 文書管理 with AI-OCRは、紙や画像の文書をAIで読み取り、データ化から保管・検索まで進められるクラウドサービスです。
LLM-OCRを利用し、従来のOCRでは読み取りにくい非定型文書からも必要な情報を抽出できます。文書の自動分類や全文検索、メールからの自動取り込みにも対応しています。
紙の申込書や注文書を担当者が目視し、Excelなどへ転記している企業では、入力作業そのものを減らせる点がメリットです。
料金は以下の条件をもとに個別提案されます。
LLM-OCR利用プラン:年12,000ファイル〜
クラウド文書管理:文書件数・ストレージ容量に応じて個別提案
無料トライアル:あり
3. MyQuick|契約書の検索と更新期限の管理をまとめて行える

出典:MyQuick
MyQuickは、契約書や証憑を台帳形式で管理できる文書管理システムです。
契約期限のアラート、AIによる台帳作成、全文検索、GPT連携機能などを備えています。契約書に含まれる取引金額や契約締結日、取引先名などをAIが自動で読み取り、台帳へ入力する作業を減らせる点も特徴です。
契約書を保管するだけでなく、更新時期まで管理したい企業に向いています。契約更新日をExcelで別管理している場合は、文書と期限を同じ環境へまとめることで確認漏れを減らしやすくなるでしょう。
主な料金は以下のとおりです。
スターター:初期費用0円、月額20,000円税抜
スタンダード:初期費用300,000円、月額70,000円税抜
AIスタンダード:初期費用300,000円、月額100,000円税抜
プレミアム:要問い合わせ
【良い評判】
他の競合ツールに比べてUIが優れているため初見でもある程度の操作はできます。簡単に使える、というだけでなく、細かな機能も充実しており、自動更新前のリマインドや契約書内の全文検索なども可能な高機能ツールと評価できます。 |
【気になる評判】
自分はあまり気になったことがないのですが、同時接続の制限があったと思います。ここについては時期的に利用者が増えるタイミングもあるため改善できると良いと思います。 |
引用:ITreview「MyQuickの評判・口コミ」
4. Fileforce|既存のファイルサーバーからクラウドへ移行しやすい

出典:Fileforce
Fileforceは、Windowsのエクスプローラーに近い操作で利用できる法人向けクラウドファイルサーバーです。
現在のフォルダ構成を生かしやすいため、ファイルサーバーをクラウド化したいものの、現場の操作方法を大きく変えたくない企業に向いています。アクセス権限や多要素認証に加えて、ユーザー数無制限の料金プランも用意されています。
主な料金は以下のとおりです。
Small Business:10IDで月額9,900円税抜
Unlimited-1:月額60,000円税抜
Unlimited-3:月額108,000円税抜
Unlimited-10:月額216,000円税抜
初期費用:0円
【良い評判】
ローカルドライブとして利用できる利便性や、共有リンク機能などを活用できることから、既存のファイル運用と変わらない操作性を提供できるため、職員からは非常に好評を得ております。 |
【気になる評判】
外部リンクで共有できるユーザー数が限定されており、外部パートナーとの共同作業時にも同様の制約が発生しています。可能であれば、共有可能人数の拡大をご検討ください。 |
引用:ITreview「Fileforceの評判・口コミ」
5. Fleekdrive|社外とのファイル共有まで同じ環境で管理できる

出典:Fleekdrive
Fleekdriveは、ファイル共有と文書管理をまとめて利用できる企業向けのオンラインストレージです。
自動バージョン管理や外部共有に加えて、Businessでは権限のカスタマイズやファイルのライフサイクル管理も利用できます。Business plusでは生成AI要約も標準機能に含まれます。
取引先へファイルを送る機会が多く、社内向け文書管理と社外共有を別々のサービスで運用したくない企業に適しています。
主な料金は以下のとおりです。
Team:1ユーザー月額600円税抜
Business:1ユーザー月額1,800円税抜
Business plus:1ユーザー月額2,000円税抜
最低契約人数:10ユーザー
無料トライアル:30日間
【良い評判】
エクスプローラ風の見た目でとても利用しやすいです。 資料を共有したい時には、外部ファイル共有でリンクのみを共有すれば関係部署との共有もできて便利です。 |
【気になる評判】
ユーザーとして利用する際のUIは素晴らしいが、管理画面のメニューは少し癖がある。どの項目で何の設定ができるのか、慣れるまで戸惑う。 |
引用:ITreview「Fleekdriveの評判・口コミ」
6. Box|文書共有からAI活用まで同じコンテンツ基盤で進められる

出典:Box
Boxは、ファイルの保存・共有、電子サイン、ワークフロー、AI活用まで、同じ環境で対応できるクラウドサービスです。
Businessプラン以上ではBox AIを利用でき、保管したファイルの内容をもとに要約や質問への回答を行えます。1,500以上のアプリとの統合にも対応しているため、複数部門や海外拠点を含む情報基盤を整えたい企業にも向いています。
文書の保管だけでなく、外部共有や業務システムとの連携、AI活用まで広げたい場合に候補に入れやすいサービスです。
主な料金は以下のとおりです(正規代理店のボリュームディスカウント適用前・税別価格)。
Business:1ユーザー月額1,800円〜
Business Plus:1ユーザー月額3,000円〜
Enterprise:1ユーザー月額4,200円〜
最低購入人数:3ユーザー
【良い評判】
オンプレミスのサーバ更新が不要になり、製品サイクルから解放され、管理コストや手間が大幅に削減されました。データ容量が無制限(プランによるが、1ファイルの上限は15GB)という点は非常に魅力的で、残容量を気にせず運用できます。 |
【気になる評判】
社内環境のせいかもしれませんが、たまに重くてBOX全体にアクセスできなくなることがあります。全業務が滞ってしまい、かなり不便です。また、目的のファイルを見つけるまでに少し時間がかかることがあります。 |
引用:ITreview「Boxの評判・口コミ」
7. DocuWorks 10|紙に近い操作感のまま文書を電子化できる

出典:DocuWorks 10
DocuWorks 10は、PC上に電子机を再現し、紙を扱う感覚で文書を整理・編集できるソフトウェアです。
複数の文書を束ねたり分割したりできるほか、付箋やスタンプ、OCRなども利用できます。紙での回覧や複合機の利用が多く、いきなり一般的な文書管理システムへ切り替えると現場が戸惑いそうな企業では、操作の変化を抑えやすい点がメリットです。
主な料金は以下のとおりです。
DocuWorks 10 ライセンス認証版:1ライセンス25,000円税抜
10ライセンス:238,000円税抜
100ライセンス:2,080,000円税抜
サブスクリプション(1ユーザー):月額900円税抜〜
【良い評判】
DocuWorksは、単に文書を電子化するだけでなく「自分たちの業務に合わせた運用ルールを作りやすい」と感じました。フォルダ分けだけでなく、ファイルのまとめ方や並び替えなどを柔軟に変えられるため、部署ごとの業務スタイルに合わせた管理が可能です。 |
【気になる評判】
多くの機能がある反面、使い方を理解するために多少の労力を必要としている。もう少し視覚的に操作方法を確認できる機能があれば、もっと利用頻度が高くなると思う。 |
引用:ITreview「DocuWorksの評判・口コミ」
8. NotePM|社内規程やマニュアルを作成しながら蓄積できる

出典:NotePM
NotePMは、マニュアル・業務手順・社内FAQなどを作成して共有できる国産の社内Wikiです。
ページだけでなく、添付したWord・Excel・PowerPoint・PDFの本文まで検索できます。そのため「資料はあるのにファイル名を覚えていない」という状況でも情報へたどり着きやすくなります。
正式な契約書や証憑の保存期限管理より、社員が更新するマニュアルや規程の共有を重視する企業におすすめです。
2026年8月時点で新規契約できる主な料金は以下のとおりです。
プラン10:月額5,400円税抜
編集ユーザー:10名
閲覧ユーザー:30名
合計利用人数:40名
ストレージ:100GB
【良い評判】
エラーコードが分からず「画面が固まる」「処理が終わらない」といった曖昧な言葉しかない場合でも、関連度検索から過去の対応記録を探せる点が便利です。ページだけでなく、添付したPDFやExcelの中身まで検索できるので、資料の保管形式を意識せず調べられます。 |
【気になる評判】
・HTMLタグの重複によりうまく機能が反映されないことがある。 ・表を作った際にExcelのような柔軟性がない(セル内の改行ができなかった)。 |
引用:ITreview「NotePMの評判・口コミ」
9. SmartDB|大企業の複雑な申請・承認業務を電子化できる

出典:SmartDB
SmartDBは、複雑なワークフローや業務アプリをノーコードで構築できる大企業向けのクラウドサービスです。
申請書を保存するだけでなく、入力フォーム、条件分岐を含む承認ルート、文書保管まで一連の業務として電子化できます。
紙やExcelで行っている申請が多く、部署や金額によって承認経路が変わる企業では、文書管理と業務フローをまとめて見直せる点がメリットです。
料金は公式サイト上で一般公開されていません。通常1,000名以上の企業・団体での利用を想定しているため、導入規模を伝えて見積もりを取得してください。
料金:要問い合わせ
主な対象:通常1,000名以上の企業・団体
【良い評判】
・複雑なワークフローを簡単に構築できる。 ・データ量が増えてもレスポンスが安定している。 |
【気になる評判】
企業規模の拡大に伴い承認ルールが複雑化すると、一般的なシステムではワークフロー構築が難しくなる場合があります。本製品は条件分岐を含む高度なワークフローも柔軟に設定できるため、運用の高度化に対応できます。 |
引用:ITreview「SmartDBの評判・口コミ」
10. invox電子帳簿保存|電子帳簿保存法への対応を低コストで始めやすい

出典:invox電子帳簿保存
invox電子帳簿保存は、請求書や領収書などの国税関係書類と電子取引データを保存するクラウド文書管理システムです。
取引年月日・取引金額・取引先などをデータ化でき、電子取引とスキャナ保存の両方に対応しています。メールやGoogle Driveなどから書類を取り込めるため、既存業務を大きく変えずに電子保存を始めやすい点も特徴です。
一般的な社内文書をすべて管理するより、電子帳簿保存法への対応を優先したい企業に向いています。
主な料金は以下のとおりです。
ミニマム:月額1,980円税抜
ベーシック:月額9,800円税抜
プロフェッショナル:月額29,800円税抜
初期費用:0円
AI OCR:1件20円税抜
利用人数:無制限
【良い評判】
レシートなどの領収書の保管で主に使っています。種類ごとに専用メールが発行されるので、そのメールアドレス宛に添付して送るだけという気軽さがGood。他、銀行の残高一覧、決算書類、他証憑の保管など、便利に使わせていただいてます。 |
【気になる評判】
マニュアルを読み込まなくても使えてしまうので、もしかしたらもっと使える機能があるのを知らないだけかも?です。ヘルプの説明がわかりにいところが改善してもらいたいポイント。検索がわかりにくい。 |
引用:ITreview「invox電子帳簿保存の評判・口コミ」
11. eValue V Air/eValue V2 ドキュメント管理|文書管理とワークフローを同じ環境で利用できる

出典:eValue V Air/eValue V2 ドキュメント管理
eValue V Air/eValue V2 ドキュメント管理は、社内規程・契約書・図面・伝票などを管理できる文書管理システムです。
文書管理だけでなく、ワークフローやスケジューラなどと組み合わせられるため、申請から承認、保管まで同じ製品群で整えたい企業に向いています。
eValue V AirではRAGを利用した「スマート検索」も提供されており、自然文から文書を検索できます。
主な料金は以下のとおりです。
eValue V Air/eValue V2 ドキュメント管理:要問い合わせ
【良い評判】
紙の申請書を印刷・押印・回覧する手間がなくなり、申請から承認までの流れがスムーズになった。過去に申請した案件の閲覧が簡単に閲覧できるようになり、検索時間が大幅に短縮した。 |
【気になる評判】
申請/承認一覧のフォルダー構成を利用者自身でカスタマイズできる機能があると便利です。 |
引用:ITreview「eValue V 2nd Editionの評判・口コミ」
12. DirectCloud|ユーザー数を増やしても定額で利用しやすい

出典:DirectCloud
DirectCloudは、法人向けのクラウドファイルサーバーとして利用できる国産サービスです。
ファイル共有、オンライン編集、アクセス権限、監査、電子帳簿保存法対応機能などを利用できます。複数のプランでユーザー数を無制限にできるため、全社展開時にアカウント数が増えやすい企業にも向いています。
Business以上では電子帳簿保存法対応も標準提供されます。文書管理とファイルサーバーのクラウド化を同時に進めたい企業におすすめです。
主な料金は以下のとおりです。
Standard:月額44,000円税抜、500GB
Advanced:月額72,000円税抜、1TB
Business:月額130,000円税抜、4TB
Premium:月額260,000円税抜、12TB
Enterprise:月額432,000円税抜、35TB
【良い評判】
・容量課金制なのでユーザーを増やしても料金は変わらない。 ・リンクを作成してデータを送付できる。 ・ゲストユーザー機能があるので、外部企業にも特定のフォルダにのみ権限を付与できる。 |
【気になる評判】
・第一階層や第二階層には適用できる機能が、第三階層以降には適用できない。 ・ユーザーに付与する権限を変更できるが、弊社が希望する権限が存在しない。 |
引用:ITreview「DirectCloudの評判・口コミ」
13. SVF Archiver|紙・PDF・電子取引データを帳票単位で一元管理できる

出典:SVF Archiver
SVF Archiverは、紙・PDF・電子取引データなどを取り込み、仕分け・保管・検索・外部システム連携まで行える文書管理システムです。
AIによるデジタル化と文書保管を組み合わせ、帳票や証憑を長期間管理したい企業に向いています。
SalesforceやSAPなどの周辺システムとも連携できるため、帳票を手作業で保存する業務を減らしやすい点も特徴です。
主な料金は以下のとおりです。
SVF Archiver Cloud Entry:初期費用200,000円、月額35,000円税抜〜/10ユーザー
オンプレミス Entry:初期費用0円、月額35,000円税抜〜/10ユーザー
契約期間:年間契約
※2026年4月に「invoiceAgent 文書管理」と「invoiceAgent AI OCR」が「SVF Archiver」へ名称変更されました。
【良い評判】
法対応のためInvoiceAgentを導入しましたが、単純に法対応ができただけでなく業務効率も上がり非常に満足しています。業務効率化:請求書の電子化と自動化により、手作業のコストと時間を削減し、ミスの軽減にも繋がりました。 |
【気になる評判】
具体的な用途があるわけではありませんが、ワークフロー機能が拡充されれば、さらに利用範囲を増やせるのではないかと思っています。 |
引用:ITreview「SVF Archiverの評判・口コミ」
文書管理システムを導入する4つのメリット

文書管理システムを導入すると、検索や版管理だけでなく、文書を扱う業務全体を見直せます。主なメリットは、次の4つです。
文書を探す時間を減らせる
最新版の取り違えを防ぎやすくなる
法令対応や内部統制に必要な管理を整えやすくなる
オフィス以外から文書を確認できる環境を作れる
以下で詳しく解説します。
1. 文書を探す時間が減る
文書管理システムの全文検索や属性検索を使うと、正確なファイル名や保存場所を覚えていなくても文書を探せます。
従来の共有フォルダでは、保存した本人しか場所を知らず「去年の契約書はどこですか」と担当者へ確認する場面が発生しやすいという課題がありました。
文書管理システムの全文検索に対応した製品なら、WordやPDFの本文まで検索対象にできます。OCR対応製品であれば、スキャンした紙文書から読み取った文字を検索できる場合もあります。
文書を探す負担が課題になっている場合は、保存容量だけでなく、普段利用しているファイル形式をどこまで検索できるかを確認してください。
2. 最新版の取り違えによるミスを防げる
文書管理システムの版管理機能を使うと、同じ文書の旧版と最新版を区別しやすくなります。
共有フォルダだけで管理していると「契約書_最新版」「契約書_最新版2」「契約書_最終修正版」のようなファイルが増え、どれを利用すべきか判断できなくなる場合があります。
一方で文書管理システムでは、更新履歴を残しながら最新版を管理できます。規程や仕様書など、古い情報の利用が業務上のミスに繋がる文書では、版管理を確認しておきましょう。
3. 内部統制と法令対応の要件を満たしやすくなる
文書管理システムを使うと「誰が」「いつ」「どの文書を」扱ったかを記録として残せるため、法令対応と内部統制の両方に役立ちます。
内部統制とは、不正やミスが起きにくい仕組みを社内に作ることです。例えば、重要な書類を誰でも自由に書き換えられたり、書き換えた履歴が残らなかったりする状態は、内部統制の観点で望ましくありません。
文書管理システムでアクセス権限を設定し、閲覧・編集できる社員をあらかじめ制限しておけば、決まった担当者以外は文書を変更できなくなります。さらに、誰がいつ文書を開いたか・編集したかという操作履歴も自動で残るため、あとから「誰が対応したか」を確認できます。
法令対応の面では、電子帳簿保存法の対象となる書類について、検索機能の確保や訂正・削除履歴の保持など、保存要件を満たす機能を備えた製品があります。JIIMA認証は、その機能要件を満たしているかを確認する制度です。
ただし、こうした機能を備えた製品を導入するだけで、法令対応や内部統制が自動的に完了するわけではありません。「誰にどこまでの権限を与えるか」「文書をいつまで保存するか」といった社内ルールを自社で決めることも必要です。
4. テレワークと事業継続に対応できる
クラウド型の文書管理システムなら、許可された環境から社内文書へアクセスできます。
紙の書類を見るためだけに出社する業務を減らせるほか、災害などでオフィスへ入れない場合でも、業務を継続しやすくなります。
ただし、クラウド型であれば安全とは限りません。アクセス権限、多要素認証、操作ログ、バックアップなどを確認し、自社のセキュリティ基準に合わせて選定してください。
導入前に知っておきたい文書管理システムの3つのデメリット

文書管理システムには、以下のようなデメリットがあります。
初期費用とランニングコストがかかる
運用ルールを決めないと定着しない
既存データの移行に手間がかかる
以下で対策も含めて解説します。
1. 初期費用とランニングコストがかかる
文書管理システムでは、ライセンス料金だけでなく、以下の費用が発生する場合があります。
初期設定
データ移行
ストレージ
AI-OCRなどのオプション
AI-OCRやAI検索が別料金になっている製品もあるため、基本料金だけで比較しないようにしましょう。
利用人数、保存容量、月間の登録件数、必要なオプションをそろえた条件で見積もりを取ると比較しやすくなります。
現在、文書を探す作業や紙の保管にどの程度の負担が発生しているかも整理し、費用対効果を判断してください。
2. 運用ルールを決めないと定着しない
文書管理システムは、保存対象や登録担当、更新方法が曖昧なままだと社内に定着しにくくなります。正式な保存先を作っても、社員が従来の共有フォルダや個人PCへ保存し続ければ、情報の分散は解消されないためです。
そのため、導入時にはシステムの設定だけでなく、運用ルールの策定と社内周知に必要な工数も見込んでください。具体的なルールの決め方と定着策は、後述の「文書管理システムの導入と移行を進める4ステップ」「文書管理システムが形骸化する3つの失敗パターンと対策」で解説します。
3. 既存データの移行に手間がかかる
文書管理システムの導入時には、既存文書を仕分けてから移す作業が発生するため、契約してすぐに使い始められるわけではありません。
手間がかかる主な理由は、共有フォルダの中に旧版・重複ファイル・用途がわからない資料などが混在しており、一件ずつ「移す」「捨てる」「置いていく」を判断する必要がある点にあります。
この仕分け作業を省いてすべてそのまま移してしまうと、不要な文書まで新システムへ持ち込むことになり、導入直後から検索結果に雑多な情報が混ざって、せっかくの検索機能を生かせなくなります。
仕分けにかかる時間を短縮するには、最終更新日・保存義務・今後の利用予定といった判断基準を先に決めておくことが有効です。
基準がないまま作業を始めると、担当者ごとに「移す」「捨てる」の判断がぶれ、確認や手戻りが発生してさらに時間がかかります。
文書量が多い企業ほど、導入スケジュールにこの仕分け期間をあらかじめ見込んでおいてください。
文書管理システムの導入と移行を進める4ステップ

文書管理システムを定着させるには、導入前の準備が欠かせません。
以下の4ステップで進めましょう。
1. 対象文書の棚卸しと保存年限を整理する
2. 分類ルールと命名規則を決める
3. 既存データを「移す・削除する・残す」の3つに仕分ける
4. 試験運用から全社展開へ広げる
順番に解説します。
1. 対象文書の棚卸しと保存年限などを整理する
最初に、どの文書がどこに保存されているかを書き出します。契約書、請求書、社内規程、稟議書、図面などを同じルールで一律に扱う必要はありません。
文書ごとに、次の項目を整理してください。
管理担当者
保管場所
閲覧者
保存期間
更新頻度
最初から全社のファイルを対象にするのが難しい場合は、契約書や請求書など、課題が大きい文書から始める方法もあります。
オフィスやPC内の書類・データ整理のコツや具体的な手順を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
関連記事:書類整理で仕事効率化!分類すべき書類から整理のコツまでを徹底解説
2. 分類ルールと命名規則を決める
分類ルールと命名規則を決める目的は、社員が登録するたびに保存場所を迷わないようにすることです。
フォルダを細かく分けすぎると、登録する社員が保存場所を判断できなくなります。検索機能を利用できる場合は、深いフォルダ階層だけに頼らず、取引先・年度・文書種別などの属性を付ける方法も検討してください。
命名規則も同様に「誰が見ても同じ判断になるルール」を意識します。例えば「契約書_取引先名_締結年月」のように、ファイル名だけで中身が推測できる形式を決めておくと、検索に頼らなくても見分けやすくなります。
分類ルールと命名規則の両方を、社員が登録時に迷わない水準まで具体的に決めることが、運用定着につながります。
3. 既存データを「移す・削除する・残す」の3つに仕分ける
既存ファイルは、次の3つに分けて移行します。
今後も使う文書は新システムへ移す
保存する必要がない文書は社内ルールに沿って削除する
参照頻度が低い文書は旧環境に読み取り専用で残す
判断基準を決めずに整理すると、必要な資料を削除したり、不要な資料を大量に移行したりする可能性があります。最終更新日、保存義務、利用予定などを判断基準として決めておきましょう。
4. 試験運用から全社展開へ広げる
最初から全社で切り替えず、対象部署や文書を限定して試験運用します。例えば法務部の契約書だけを先に運用すれば、登録項目や分類ルールの問題を、全社展開の前に見つけられます。
試験運用では、以下の4点を確認してください。
登録にかかる時間
検索のしやすさ
権限設定
承認ルート
ここで見つかった問題を修正してから対象部署を広げると、全社展開後にルールを作り直す手間を減らせます。
文書管理システムが形骸化する3つの失敗パターンと対策

文書管理システムは、導入直後だけでなく、半年後や1年後も使われている状態を作れるかどうかで効果が変わります。
使われなくなる原因の多くは、機能不足ではなく運用設計にあります。
形骸化しやすい失敗パターンは、次の3つです。
フォルダ階層を細かくしすぎて誰も分類できない
紙を電子化しただけで満足し、探す手間が変わらない
更新担当と保存年限の見直し周期を決めていない
それぞれ対策を解説します。
1. フォルダ階層を細かくしすぎて誰も分類できない
フォルダを細かく分けすぎると、社員が文書の保存先を判断できなくなります。
「営業部→東日本→法人営業→2026年→契約書→更新あり」のように細かく分けると、登録するたびに保存場所を考える必要があります。
対策として、フォルダ階層を必要最低限にして、検索に使う取引先・締結日・文書種別などを属性で登録しましょう。
2. 紙を電子化しただけで満足し、探す手間が変わらない
紙をPDFへ変えただけでは「文書を探す時間を減らす」という本来の目的を達成できない場合があります。保管場所がキャビネットからPDFフォルダへ変わっただけで、ファイルを一つずつ開いて中身を確認しているなら、探す手間は紙の時代とほとんど変わっていないためです。
電子化する際は、ファイル名や保存場所のルールを決めるだけでなく、文書の中身まで検索できる全文検索やOCR、タグ付けなどを活用してください。必要な文書をすぐに見つけられる状態まで整えましょう。
3. 更新担当と保存年限の見直し周期を決めていない
文書は登録した後も管理が必要です。社内規程や業務手順は、制度やシステムが変わった後も旧版が残りやすくなります。
登録時に管理担当者と見直し時期を決め、一定期間ごとに内容を確認してください。「古いことに気づいた人が連絡する」という属人的な運用では、担当者の異動をきっかけに更新が止まりやすくなります。
文書ごとに管理責任を決めておくと、担当者が変わっても情報を更新しやすくなります。
自治体・官公庁向け文書管理システムで確認する3つの要件
ここまでは一般企業を想定して文書管理システムの選び方や導入方法を解説しました。一方、自治体や官公庁では、公文書の保存・廃棄や電子決裁など、一般企業とは異なる要件も確認する必要があります。
確認したい要件は、以下の3つです。
起案から決裁まで電子化できるか
保存年限に沿って移管・廃棄できるか
庁内ネットワークやセキュリティ要件に適合するか
以下で詳しく解説します。
1. 起案から決裁までの電子決裁に対応しているか
自治体では、完成した文書を保存するだけでなく、起案から決裁まで管理できるか確認してください。
紙の起案書だけをPDF化しても、押印や回覧が紙のまま残れば、業務全体の負担は十分に減りません。起案者・決裁者・決裁日・差し戻し履歴などを記録し、組織変更時にも承認経路を管理できるか確認します。
現在の決裁規程を整理してから製品を比較すると、必要なワークフロー機能を判断しやすくなります。
また、行政機関では、作成から移管・廃棄までのプロセス全体を電子化する方針が示されており、自治体でも同様の電子決裁システムの導入が進んでいます。
参考:内閣府「行政文書の管理 公文書管理制度」
2. 公文書としての保存年限と移管・廃棄を管理できるか
自治体では、文書を登録した後の保存期間まで管理する必要があります。
公文書管理法では、行政文書について分類・名称・保存期間・保存期間満了時の措置(移管または廃棄)などを帳簿に記載することが義務づけられています。多くの自治体も、この考え方にならった文書管理条例・規程を定めています。
したがって、文書の種類ごとに保存年限を設定し、期間満了後の移管や廃棄を管理できる製品を選んでください。
保存期限が来た文書を担当者が目視で探す運用では、文書量が増えるほど確認負担も大きくなります。登録時に保存年限を設定し、対象文書を抽出できる仕組みがあると運用しやすくなります。
参考:e-GOV 法令検索「法令検索公文書等の管理に関する法律」
参考:内閣府「行政文書の管理 公文書管理制度」
3. 自治体のネットワークとセキュリティ要件に適合しているか
自治体向けの文書管理システムでは、庁内ネットワーク、利用端末、認証方式、外部接続、操作ログ、アクセス権限など、各団体の調達仕様に示された要件へ適合しているかを確認します。
例えば千歳市の仕様書では、クラウド型サービスにLGWAN-ASP方式を求めています。LGWAN-ASPとは、自治体専用の閉域ネットワーク「LGWAN」を利用してサービスを提供する方式です。同仕様書では、利用者別のアクセス制御や操作ログの取得・蓄積・閲覧も条件とされています。
参考:千歳市「文書管理システム構築業務公募ページ」
RimoナレッジAIなら保管した文書を探して活用できる

文書管理システムを導入しても「必要な情報がどのファイルに書かれているかわからない」という課題が残る場合があります。
とくにSharePoint、Google Drive、社内チャット、会議録など複数の場所に情報が分散していると、すべての文書を一つのシステムへ移し替える方法だけでは解決しきれません。
RimoナレッジAIは、既存の社内資料やシステムから情報を取り込み、社員の質問に対して根拠となる資料を示しながら回答できるサービスです。
SharePointやGoogle Driveのほか、Box、Slack、Teams、Gmail、Salesforceなどのツールとも連携できるため、既存の保存場所を活かしたまま検索対象を広げられます。
例えば、契約書や社内規程を検索対象に登録し、関連する議事録もあわせて参照できるようにしておけば、以下のように自然な文章で質問できます。
「A社との契約の自動更新条件と解約通知期限を教えて。根拠も示して」
1.契約書等をアップロード

2.AIに質問

AIが関連する資料を探し、回答と参照元を示すため、担当者は複数のファイルを一件ずつ開いて確認する手間を減らせます。
検索結果から参照元の文書まで確認できるため、AIの回答だけで判断せず、契約書や規程を実際に見ながら内容を確かめられます。
RimoナレッジAIの料金は以下のとおりです。
チームプラン:1ユーザー月額6,000円税抜、1名から契約可能
法人プラン:月5万円〜
社内の問い合わせ窓口としてRimoナレッジAIを利用する方法も検討してみてください。
※ RimoナレッジAIは文書管理システムの代替にはなりません。承認ワークフロー、保存期限の統制といった正式文書の管理機能は備えていないため、保管と統制は文書管理システム側で担う必要があります。
文書管理システムに関するよくある質問

ここでは、文書管理システムを比較する際によくある疑問に回答します。
Q1. 無料やオープンソースの文書管理システムは実務で使えますか?
結論から言うと、小規模な文書共有や試験運用であれば使えます。
会社の正式文書を管理する場合は料金だけで判断しないでください。
無料プランやオープンソース製品は、以下のいずれかが不足していることがあります。
アクセス権限
操作ログ
版管理
バックアップ
保存期限
サポート体制
オープンソースは、ソフトウェアの利用料がかからなくても、構築・アップデート・障害対応を自社で行う費用が発生する点にも注意してください。
自社で文書管理システムを構築する場合も、開発費だけでなく、権限管理・操作ログ・バックアップ・法改正への対応などを継続して保守する体制が必要です。既製品と比較する際は、初期費用だけでなく運用・保守まで含めた総コストで判断してください。
Q2. 文書管理システムで法令対応できますか?
文書管理システムを導入しただけでは、電子帳簿保存法などの法令対応は完了しません。
電子帳簿保存法では、保存するデータの種類や受け取り方(電子取引・スキャナ保存など)に応じて、それぞれ満たすべき要件が定められています。電子取引で受け取ったデータについても、保存義務と保存方法が個別に決まっています。
例えば、JIIMA認証は、製品の機能が法的要件を満たしているかを確認できる制度ですが、社内の運用ルールづくりなど、システムの外で満たすべき要件も残ります。保存する書類と現在の業務を整理したうえで、必要に応じて税理士などの専門家に確認してください。
自社の管理目的に合う文書管理システムを選ぼう
文書管理システムは、社内文書を保管するだけでなく、検索・版管理・権限・承認・保存期限まで管理するツールです。
選定する際は、最初に管理したい文書を決めてください。
そのうえで、全文検索、版管理、電子帳簿保存法への対応、操作性、既存システムとの連携を比較すると、自社に必要な製品を絞り込みやすくなります。
一方、SharePointやGoogle Drive、会議録などに情報が分散しており、「必要な情報がどこにあるかわからない」「複数の資料を開いて探すのに時間がかかる」という場合は、RimoナレッジAIがおすすめです。

RimoナレッジAIなら、複数の場所に蓄積した社内情報を横断して探し、必要な情報を見つけるだけでなく、その内容をもとに資料作成も可能です。
社内に資料は蓄積されているものの、必要な情報を探し出して活用する点に課題がある企業は、RimoナレッジAIを試してみましょう。
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