介護現場で使えるAI議事録作成ツール5選|記録残業を削減できる選び方

「ケア中は手が離せず、記録のために残業している」
「職員会議での発言が、現場の雑音で聞き取りにくい」
「介護現場での専門用語や方言が多く、AIが正しく認識しているか不安」
日々の介助や申し送りに追われる中、記録業務の負担が重く、利用者と向き合う時間が削られていませんか?
本記事では、介護現場で使えるおすすめのAI議事録作成ツール5選を、比較表つきで紹介します。あわせて、ITが苦手な職員でも使えるツールの選び方や、現場に定着させるための運用ルールも解説します。
【本記事でわかること】
介護現場で使えるAI議事録作成ツール5選の特徴
失敗しないツールの選び方と、導入後の運用ルール
導入コストを抑える方法と、AI議事録作成ツール『Rimo』の活用シーン

【比較表付き】介護現場で使えるAI議事録作成ツールおすすめ5選

ここでは、介護現場の課題解決に役立つ、AI議事録作成ツールを5つ厳選しました。それぞれの特徴を確認し、自施設の課題に合ったツールを見つけましょう。
サービス名 | 特徴 |
|---|---|
『Rimo』 | 雑音環境に強く、日本語の認識精度が高い |
『noman(ノーマン)』 | 介護業界に特化し、行政様式に対応 |
『カナミッククラウドサービス』 | 介護の業務システムの中で、会議の録音から議事録の下書きを作成 |
『NexWell AINote(旧オトノート)』 | 施設向けのテンプレートを無料プランから試せる |
『ながらかいご』 | 話すだけで介護記録の下書きを作成 |
1.『Rimo』|雑音環境に強く高精度な日本語認識が可能なツール

『Rimo』は、日本語に特化した音声認識とノイズ除去機能を備えたAI議事録作成ツールです。
特徴は、処理の速さです。会議中から発言がその場で文字になり、会議が終わって5〜10分ほどで文字起こしと要約が完了するため、すぐに議事録の素案を確認できます。
また「AIチャット機能」を活用すれば、会議中や終了後にAIへ質問して内容を整理できます。「決定事項をまとめて」「ToDoリストを作成して」と指示するだけで、AIが要約やタスクの洗い出しを行うため、修正の手間を減らしやすくなります。
ノイズ除去機能があるため、テレビ音や生活音が混じる訪問現場でも声を拾いやすく、事務所に戻ってからの清書作業や残業時間を減らしやすくなります。
特徴:ノイズ除去、話者分離(だれの発言かを分ける機能)、直感的な操作画面
おすすめな人: 訪問先や騒がしい環境で録音したい人、ITツールが苦手な職員が多い事業所
【利用者の口コミ】
※口コミは、旧名「Rimo Voice」のころに投稿されたものです。
(前略)Rimo Voiceを導入してからは、会議の音声や動画ファイルをアップロードすればすぐに高精度な文字起こしが完了するため、会議の振り返りや議事録・議事メモの作成時間が劇的に短縮されました。
文字起こしされた文章をクリックすれば該当の音声・動画の部分から再生してくれるので、聞き直したい箇所をピンポイントで確認でき、非常に効率的です。(後略)
引用:BOXIL
(前略)Rimo Voice導入後は、音声ファイルをアップロードするだけでAIが自動で文字起こしを行ってくれるため、これまで最も大変だった聞き取りとタイピングの工程がほぼ不要になり、作業が格段に楽になりました。
出力された文字起こし結果の誤字脱字を修正するだけで済むようになり、作業時間が大幅に短縮されました。
特に自動話者分離機能を使えば、話者名も自動で付与されるため、議事録などの資料作成が非常にスムーズになりました。
引用:BOXIL
2.『noman(ノーマン)』|介護業界特化型の記録アプリ

『noman』は、介護業界の現場ニーズに合わせて開発された特化型アプリです。
行政による監査や、法人独自の基準に対応したフォーマットで議事録を自動的に出力できる点が特徴です。
特徴: 行政様式・指定フォーマットへの自動対応、シンプル設計
おすすめな人: 監査対策を強化したい管理者、決まった書式で記録を残したい法人
3.『カナミッククラウドサービス』|介護の業務システムの中で会議の議事録を作れる

『カナミッククラウドサービス』は、株式会社カナミックネットワークが提供する、介護事業者向けの業務システムなどをそろえたクラウドサービスです。2026年3月に、サービスの中で使える「AI介護議事録作成」機能が加わりました。
サービス担当者会議やケアカンファレンスなどの会議をスマートフォンやレコーダーで録音すると、AIが音声を文字起こしし、重要な事項を抜き出して議事録の下書きを作ります。職員は、下書きを確かめて、足りない所を書き足して仕上げます。
出典:カナミックネットワーク「各種介護関連会議の議事録作成をAISaaSで後押し!『AI介護議事録作成』機能をリリース!」
特徴: 会議の録音から議事録の下書きを自動作成、介護事業者向けのクラウドサービスの中で使える
おすすめな人: サービス担当者会議やケアカンファレンスの議事録の手間を減らしたい人、介護の業務と記録を1つのサービスにまとめたい事業所
4.『NexWell AINote(旧オトノート)』|施設向けテンプレートで議事録を作れる

出典元:https://www.t-north.jp/ai_voice_transcription_lp
『NexWell AINote』(旧オトノート)は、メールアドレスの登録だけで無料から使い始められる、介護施設向けのAI議事録作成ツールです。スマートフォン・タブレット・パソコンのどれからでも使えます。
「朝礼」「ケース会議」など、介護現場でよく使うシーンに合わせて、テンプレートを自分で作れます。一度作っておけば、AIへの複雑な指示を毎回考える必要がなく、項目に沿って入力されるため、記録を作成しやすくなります。
特徴: 無料プランあり(議事録作成は月5時間まで。無制限で使えるプレミアムプランは有料)、現場に合わせたテンプレート
おすすめな人: まずはコストをかけずに試したい人、スマホですぐに使いたい現場リーダー
5.『ながらかいご』|ハンズフリーで記録作成が可能

『ながらかいご』は、その名の通り「介助しながら」記録ができる介護支援アプリです。
介助の合間に話した言葉をその場で文字にし、食事・水分・排泄・バイタルなど20種類以上の記録の下書きを自動で作成します。スタッフ同士の通話や、過去の記録についてAIに質問できる機能もあります。また、同じ会社から、会議の録音から議事録を作る「ながらかいご議事録」も提供されています。
特徴: 話すだけで記録の下書きを作成、20種類以上の記録に対応、スタッフ同士の通話
おすすめな人: 食事・入浴介助などで手が離せない職員、話すだけで記録の下書きを作りたい事業所
ここまで介護現場で使えるツールを紹介してきましたが、コストを抑えられる無料アプリや、ビジネス会議全般で使えるツールを比較検討したい場合もあるでしょう。
介護特化型に限らず、幅広い選択肢から自施設に合うツールを探したい方は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:【2026年版】議事録作成アプリおすすめ18選|PC・スマホ版(iPhone/Android)を徹底比較
スマホを持ち込みにくい現場では、録音から議事録作成まで完結するボイスレコーダーという選択肢もあります。
▶関連記事:議事録自動作成できるボイスレコーダー5選!選び方やメリット、作成の流れを解説
【失敗しない】介護現場で使えるAI議事録作成ツールの6つの選び方

ここでは、一般的なオフィスとは環境が異なる介護現場だからこそ、チェックしたいAI議事録作成ツール6つの選定ポイントを紹介します。
騒音環境や聞き取りにくい環境でも文字起こしできるか
介護・医療の専門用語を正確に認識できるか
ITが苦手な職員でも操作できるか
個人情報のセキュリティ対策は万全か
既存の介護ソフトとスムーズに連携できるか
現場に合ったテンプレートを活用できるか
1.騒音環境や聞き取りにくい環境でも文字起こしできるか
まずは、ノイズ除去機能が強力で、環境音の中から人の声だけをクリアに拾えるツールを選びましょう。
介護現場は静かな会議室ばかりではありません。訪問介護先ではテレビの音や生活音が入り、施設内ではほかの利用者の話し声などが響くことがあるためです。
また、マスク越しの会話や、高齢者の不明瞭な発話でも認識できる精度の高さも重要なチェックポイントです。騒がしい現場でも正確に記録できれば、修正の手間を最小限に抑えられます。
なお、試しに使って「思ったより認識しない」と感じたときは、ツールを替える前に録音環境を見直してみてください。文字起こしの精度は、AIの性能だけでなく、マイクや部屋の状態にも大きく左右されます。
例えば、パソコンの内蔵マイク1台で広い部屋の声を拾おうとすると、認識の精度は落ちやすくなります。マイクや部屋を変えて録り直してから比べると、ツールの実力を見極めやすくなるでしょう。
2.介護・医療の専門用語を正確に認識できるか
介護・医療分野の専門用語辞書を持っているか、ユーザー自身が単語登録できる機能があるかも確認しましょう。
AIツールでは「褥瘡(じょくそう)」が「直送」に、「嚥下(えんげ)」が「園芸」に誤変換されるケースがあります。これでは手作業での議事録作成と同じ手間が残り、効率化に繋がりません。
現場特有の言葉を正しく変換できるツールを選ぶことで、誤字を直す手間が減り、本来の業務に集中できる時間を増やしやすくなります。
ただし、施設独自の言葉や略語は、事前に登録しておかないと正確に起こすのが難しくなります。辞書は導入時に完璧に作り込もうとせず、会議で誤変換された言葉をその都度足していくと、無理なく続けられます。
施設ですでに用語集を作っている場合は、まとめて登録できる機能があるかも確かめておくと、最初の準備が楽になるでしょう。
3.ITが苦手な職員でも操作できるか
ITツールに不慣れな職員でも直感的に操作できる、シンプルな設計のツールを選ぶのも重要です。操作が複雑すぎると敬遠され、使われなくなるリスクがあるからです。
例えば『Rimo』では、次のように操作の手間を減らしています。
シンプルな開始方法 | 難しい設定は不要で、クリックするだけで議事録作成が開始 |
便利なAIチャット | 会議中に「ここまでの話を要約して」「決定事項は何?」とチャットに入力するだけで、AIがその場で回答 |
このように、マニュアルを読み込まなくても感覚的に使えるツールを選ぶことで、現場に定着しやすくなります。
4.個人情報のセキュリティ対策は万全か
録音データや議事録データが暗号化されているか、閲覧権限を細かく設定できるかといったセキュリティに関する事項も確認してください。
会議では、利用者の病歴や家庭環境など、機密性の高い個人情報が扱われるからです。情報漏洩が起こると、施設の信用失墜に直結します。
また、入力した音声データがAIの学習データとして二次利用されない設定(オプトアウト)が可能かどうかも、安全性を担保するうえで確認する必要があります。
5.既存の介護ソフトとスムーズに連携できるか
議事録作成ツールを選ぶ際は、作成したテキストを簡単にコピー&ペーストできるか、CSV(Excelなどで開けるデータの形式)などでデータ出力してスムーズに連携できるかを確認してください。
議事録ツールで作ったデータを、普段使っている介護記録ソフトに一から打ち直す手間が発生しては本末転倒だからです。コピー&ペーストやCSVでそのまま移せれば、記録業務の時間を短縮しやすくなります。
6.現場に合ったテンプレートを活用できるか
ツール側に「事故報告書」や「サービス担当者会議録」などのテンプレート作成機能や、カスタム出力機能があるかを確認して選ぶことも大切です。現場で提出が必要な書類形式は決まっていることが多いため、形式が異なると手直しが発生します。
指定のフォーマットに沿ってAIが出力してくれるツールであれば、手直しを減らして保存・提出しやすくなり、事務作業の効率化につながります。その他にも選択肢を広げたい場合は、タイプ別に整理した次の記事が使えます。
▶関連記事:【2025年最新】AI議事録自動作成ツール30選!タイプ別の選び方も紹介
介護現場でAI議事録作成ツールを導入するメリット

介護現場に議事録作成ツールを導入することで、時間の短縮だけでなく、ケアの質や職場環境そのものにも好影響が期待できます。主なメリットは、以下の3つです。
メリット | 具体的な効果 |
|---|---|
1.ケアの質向上 | 事務作業を効率化することで、利用者と向き合う時間を作りやすくなる |
2.トラブルの防止 | 会話のログが残るため「言った言わない」の行き違いを防ぐ手がかりになる |
3.職員の負担軽減 | 記録のための残業が減り、「働きやすい環境」づくりにつながる |
このように、AIツールの活用は「記録業務の効率化」にとどまらず、利用者へのサービスや職場環境の改善にもつながります。
介護現場でAI議事録作成ツールを活用するための3つの運用ルール

介護現場に議事録作成ツールを導入するだけでは、現場の業務改善は完了しません。職員全員が無理なく使いこなし、成果を出すために定めておくべき3つのルールを紹介します。
利用者や家族への録音の同意を取る
AIの文字起こし結果は、必ず人が確かめてから保存する
スモールスタートで一部の会議から導入を始める
以下で詳しく解説します。
1.利用者や家族への録音の同意を取る
トラブルを未然に防ぐため、録音前には必ず利用者や家族の同意を得るようにしましょう。無断で録音を行うと、後々信頼関係を損なう原因になったり、プライバシー侵害のリスクが生じたりするからです。
具体的には、会議の冒頭で「正確な記録を作成し、ケアの質を向上させるために録音させていただいてもよろしいでしょうか」と尋ね、了承を得てから録音を始めてください。
また、重要事項説明書などにあらかじめ「記録作成のための録音」について記載し、契約時(施設では入所時)に同意を得ておく運用も有効です。
2.AIの文字起こし結果は、必ず人が確かめてから保存する
保存する前に、誤変換がないかを人の目で確かめるルールを、職場で決めておいてください。
AIの精度は向上していますが、完璧ではありません。特に「薬の用量(mg数)」や「日時」「利用者の氏名」などの重要情報が誤変換されると、重大な事故に繋がる恐れがあります。
3.スモールスタートで一部の会議から導入を始める
AI議事録作成ツールはすべての業務で使い始めるのではなく、まずは一部の会議や委員会から試験的に導入することをおすすめします。
操作に不慣れな段階で全職員が一斉に使おうとすると、現場が混乱し「手書きの方が早い」という反発を招く可能性があるからです。まずは「リーダー会議」や「事例検討会」など、比較的パソコンやスマホに慣れた職員が集まる場からスタートしましょう。
あわせて、導入を取りまとめる担当者を決めておきましょう。取りまとめる人がいないと、手間が特定の職員に集中するのを恐れて、導入が進まなくなりがちです。
最初に配る手順書も、「録音を始める」「議事録を確認する」など基本操作だけに絞るのがおすすめです。すべての機能を覚えてもらうより、まず使い始めてもらうことを優先すると、現場に広がりやすくなるでしょう。
介護現場でのAI議事録作成ツールの導入コストを抑える2つの方法

予算が限られている事業所でも導入を進めやすくするために、介護現場でのAI議事録作成ツールの導入コストを抑える2つの方法を紹介します。
国や自治体の補助金を活用する
無料トライアル期間で費用対効果を検証する
以下で詳しく解説します。
1.国や自治体の補助金を活用する
AI議事録作成ツールの導入コストを抑える有効な手段の一つは、国や自治体が実施している補助金制度を活用することです。代表的な制度は、次の2つです。
補助金・制度名 | 内容 |
|---|---|
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金) | 中小企業・小規模事業者等がITツールを導入する経費の一部を補助する制度 |
介護テクノロジー導入支援事業 | 介護ソフトやタブレット端末、クラウドサービスなどの導入費用を補助する制度(実施は都道府県) |
AI議事録作成ツールもこれらの対象となる場合があります。導入を検討する際は、最新の公募要領を確認するか、ツール提供会社のサポート窓口に「事業所のある地域で使える補助金があるか」を問い合わせてみましょう。
参考:中小企業庁・中小企業基盤整備機構「デジタル化・AI導入補助金2026」(事務局サイト)
参考:厚生労働省「介護テクノロジー導入支援事業」
2.無料トライアル期間で費用対効果を検証する
AI議事録作成ツール導入の決裁をスムーズに進めるためには、本格導入の前に無料トライアル期間を活用し、費用対効果を検証することが重要です。
有料ツールの中には無料のお試し期間を設けているものもあり、コストをかけずに実際の会議で使用感を確かめられます。その際、単に使うだけでなく、試す前に今の議事録1回分の作成時間を測っておき、ツールを使ったときと比べてください。
「月額料金を支払っても、それ以上の残業代削減効果がある」という具体的な数字を提示できれば、コストを懸念する決裁者への提案に説得力が出るでしょう。
介護現場で使えるAI議事録作成ツール『Rimo』の活用シーン

ここまで、介護現場で使えるツールの選び方や運用ルール、導入コストの抑え方を紹介してきました。ここからは、AI議事録作成ツール『Rimo』を例に、介護現場での具体的な活用シーンを説明します。
『Rimo』は、日本語に特化した音声認識とノイズ除去機能を備えており、テレビ音や生活音が混じる介護現場でも使いやすいツールです。会議中からリアルタイムで文字起こしが進むため、事務所に戻ってからの清書作業を減らしやすくなります。
介護現場では、ケア記録や申し送りに時間を取られ、利用者と向き合う時間が削られることがあります。
ここでは「日々のケア内容の共有・申し送り」「職員会議・家族面談」「事例検討会などの報告書作成」「施設内研修」「運営指導・監査」の5つの場面で、どのように業務を効率化できるのかを見ていきましょう。
プロプランの機能は、1週間の無料トライアルで試せます(辞書登録は法人プランの機能、カスタム要約テンプレートは法人プランの有料オプションのため、対象外です)。
日々のケア内容の共有・申し送り
介助の合間に行う状況記録や、勤務交代時の申し送り業務は、情報の聞き漏らしや転記ミスが起こりやすい工程です。
特に、多忙な現場では記憶を頼りに後からまとめて記録するため、パソコンに打ち込む作業で残業になるケースもあるでしょう。
『Rimo』を活用すれば、AIが記録をサポートすることで記録の負担を減らし、業務効率化とケアの質の向上の両立を目指せます。特に、日々の申し送りや記録業務においては、以下の3つの機能が役立ちます。
【医療・介護用語もカバーできる「辞書登録」】
『Rimo』の「辞書登録機能」を使えば、よく使う専門用語や利用者の名前、施設特有の略語などを以下のようにあらかじめ登録できます(法人プランの機能です)。

専門用語を正しく認識させることで、文字起こし後の修正にかかる手間を減らしやすくなります。
【訪問先でも手軽に使える「スマホ・タブレット対応」】
PCに向かう時間が取れないサービス提供責任者やヘルパーにとっても、スマホなどの端末だけで記録が完結する点はメリットです。
『Rimo』はブラウザで動作するほか、iOS・Androidのアプリもあるため、iPadや個人のスマートフォンからでも録音やデータの確認が可能です。
個人のスマートフォンを使う場合は、事業所の個人情報のルールで認められているかを先に確かめてください。
例えば、訪問先から直帰したい時に車の中でスマホに向かって話し、事務所のPCにテキストを送っておくといった使い方もできるでしょう。また、iPhoneのボイスメモで録音したデータをアップロードし、PCで修正・活用することも可能です。
【誰の発言か一目でわかる「話者分離機能」】
会議や面談の記録では、「誰が話したか」をAIが自動で分けられます。編集画面で、いくつかの発言に「Aさん」「Bさん」と話者を設定すると、残りの発言の話者をAIが自動で分け、対話形式の議事録に整えられます。

これにより、誰がケア方針に同意したか、あるいは誰からの指示だったかを記録として残せるため、言った言わないのトラブル防止につながります。
※記録時間が2時間を超える音声・動画ファイルでは、自動の話者分離がうまく働かない場合があります。長丁場の会議では、適宜ファイルを分割することをおすすめします。
職員会議・家族面談の記録・議事録作成
職員会議やサービス担当者会議、家族との面談では、看護師やケアマネジャーなど多くの職種・職員が話し合うため「誰が何を言ったか」が曖昧になりがちです。
また、長時間の会議内容を要約して共有するには時間がかかり、夜勤職員への引き継ぎが遅れてしまうという課題もあります。
『Rimo』を活用すれば、会議の記録から共有までの流れを効率化し、職員の負担を軽減しやすくなります。具体的な活用メリットとして、以下の3つの機能をご紹介します。
【メモの手間を減らして会話に集中できる「リアルタイム文字起こし」】
面談の進行に合わせてリアルタイムで文字起こしが行われるため、職員がメモを取る手間を減らせます。記録をツールに任せることで、目の前の利用者や家族との対話に集中でき、アイコンタクトしながら信頼関係を築きやすくなります。
対面ならPCやスマホのマイクで、Web会議(Zoomなど)なら記録用のRimoの参加者(Bot)を会議に招待するだけで、すぐに記録を開始できる手軽さも魅力です。
また、Web会議では終了前に要約が自動でチャット送信されるため、その場で決定事項を振り返り、認識のズレを減らすこともできます。

【施設の形式に合わせて出力する「カスタム要約テンプレート」】
『Rimo』には、施設独自のフォーマットに合わせて議事録や報告書を自動生成する「カスタム要約テンプレート」があります(法人プランの有料オプション機能)。
これを使えば「モニタリングシート」や「サービス担当者会議録」などの形でAIが要約・整理を行うため、会議後の記録業務を効率化しやすくなります。
カスタム要約テンプレートの作り方‐プロンプトを入力して作成する方法
【次の行動を可視化する「AIチャット機能」】
「AIチャット機能」を使えば、会話データの中から決定事項やネクストアクション(次に行うべき行動)を抽出できます。
長時間の会議であっても、以下のように短時間で読める箇条書きに要約して共有可能です。


ほかにも、会議の時間や回数を集計して長すぎる会議などを見つけられる「インサイト機能」や、外国人職員への共有に役立つ「翻訳機能」も搭載しています。
多様な人材が働く介護現場では、翻訳機能が言葉の壁による認識のズレを減らし、円滑なチーム運営を助けます。
面談や会議の会話をスムーズに記録に残すための書き方のコツについては、以下の記事で詳しく解説しています。
会話形式の議事録の書き方4ステップ!具体例や作成のポイントも紹介
事例検討会・虐待防止委員会・事故検証会議での報告書作成
事例検討会や虐待防止委員会、事故検証会議などは、繊細な内容を扱うため、記録の正確性が求められます。発言のニュアンスや事実関係を正確に残すことは、再発防止やサービスの質向上につながりますが、作成には多くの手間がかかります。
『Rimo』には、こうしたミスの許されない重要な会議の記録をサポートする機能が備わっています。
【文字と音声のリンク再生】
文字起こしや議事録のテキストの横にある時刻(タイムスタンプ)をクリックするだけで、該当部分の音声をピンポイントで再生できます。

文字だけでは伝わりにくい声のトーンや感情まで確認しながら、報告書を作成することが可能です。音声を聞きながら事故当時の状況報告などを正確に書き起こせるため、実効性のある再発防止策を練る一次情報として活用できるでしょう。
【重要箇所を逃さない「ハイライト機能」】
会議中の重要な発言や決定事項には、その場でハイライト(マーカー)を残すことができます。

長時間の議論であっても、あとからハイライトした部分を振り返りやすくなります。
施設内研修・勉強会のアーカイブ化
シフト勤務の職員が多い介護現場では、全員参加の研修を行うことは簡単ではありません。欠席者向けに後日同じ内容を説明したり、レポート提出を求めたりするのは、教育担当者の負担になることもあります。
『Rimo』を活用して研修内容をアーカイブ化すれば、時間や場所を選ばずに知識の共有が可能になります。
【URL一つで職員に共有できる「共有機能」】
録音・文字化したデータは、専用のURLを発行して職員へ手軽に共有できます。

共有の範囲(アクセス権)を設定できるため、見せる相手を必要な職員に絞れます。研修に参加できなかった夜勤明けの職員には、URLを送って「ここを読んでおいて」と伝えれば、後から研修の内容を確かめてもらえます。
運営指導・監査に向けた記録
運営指導(旧・実地指導)や監査では、自治体の担当者から「あの時の会議ではどう決まったのか?」と、過去の記録をその場で確認されることがあります。膨大な書類の中から目当ての1枚を探し出すのは時間がかかり、現場の大きなプレッシャーになりがちです。
『Rimo』は、こうした運営指導や監査対応の負担を軽減し、適切なデータ管理をサポートする機能を備えています。
【必要な記録をすぐに呼び出す「データ管理・検索」機能】
『Rimo』を使えば、すべての会議記録をクラウド上で一元管理することが可能です。タイトルや日時だけでなく、会話の中身まで検索対象になるため「〇〇のケース」などのキーワードで検索すれば、以下のように関連する面談・会議がヒットします。

自治体の担当者に「この時の検討内容は?」と聞かれた際も、その場でタブレットを使って検索し、スムーズに提示できるでしょう。
【修正の記録が残る「編集履歴」】
『Rimo』では、「いつ、どこを修正したか」という編集履歴が自動で残ります。

そのため、監査の際にも、記録がどのように作られたかを説明しやすくなります。
介護現場で使えるAI議事録作成ツールに関するよくある質問

最後に、介護現場で使えるAI議事録作成ツールによくある疑問に回答します。
高齢者の小声や方言、訛りがあっても文字起こしできますか?
会議や面談の種類に合わせて、要約の形式は変えられますか?
以下で詳しく解説します。
高齢者の小声や方言、訛りがあっても文字起こしできますか?
ツールや録音の状態によって変わります。『Rimo』のような日本語に特化したAIツールでも、方言やなまり、小さな声がどこまで認識されるかは、実際の会議の録音で試して確かめるのがおすすめです。
声が極端に小さい場合は、外付けマイクを使用するか、発言者の近くに端末を置くなどの対応を推奨します。
会議や面談の種類に合わせて、要約の形式は変えられますか?
ツールによっては変えられます。AIに「箇条書きでまとめて」と指示できるツールなら、出力形式を会議に合わせて変更できます。
テンプレート機能があるツールを使えば、都度指示しなくても自動で決まった形式に整えてくれます。
現場に合ったAI議事録作成ツールを選んで記録業務の負担を減らそう

介護現場で使える議事録作成ツールは、生活音やテレビ音が混じる環境でも正確に音声を拾える「雑音への強さ」や、専門用語への対応力を基準に選ぶことが重要です。
ケア内容の申し送りや家族面談などで活用するには、職員のパソコンやスマホへの慣れに合った操作性か、セキュリティ対策が万全かといった確認も欠かせません。
施設に合ったツールを導入して記録業務を効率化できれば、職員の残業を減らすだけでなく、利用者一人ひとりと向き合う時間を作り、ケアの質の向上も目指せます。
ただし、どれほど多機能でも、文字起こしの精度が低ければ修正作業に追われ、かえって現場の負担になりかねません。
『Rimo』なら、ノイズ除去機能により騒がしい現場でも声を拾いやすく、会議終了後5〜10分ほどで文字起こしと要約が完了します。現場で使いやすい操作性である点も魅力です。
スマホやタブレットでも手軽に使え、訪問先での記録もしやすくなるため、記録業務を効率化したい方は、無料トライアルで使用感を試してみてください。
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