営業向けナレッジマネジメントツール6選|属人化解消や引継ぎ負担を軽減

提案書や商談の記録、トップセールスのノウハウが担当者ごとに散らばり、資料探しや担当交代のたびに苦労している営業組織は少なくありません。こうした課題の解決に役立つのが、ナレッジマネジメントツールです。
本記事では、ナレッジマネジメントツール「Rimo ナレッジAI」を開発する弊社Rimo合同会社のメンバー金城が、以下の内容を解説します。
【本記事でわかること】
ナレッジマネジメントツールが役立つ営業の場面
営業向けのおすすめツール6選と比較表
営業ならではの選び方8つ
SFA・CRMだけでは営業のノウハウが共有されない理由
提案・商談の振り返り・引き継ぎなどの活用シーン
資料探しや商談準備の時間を減らした導入事例
SFA・CRMとの使い分けなど、導入前によくある質問
なかでも、過去の提案や商談の記録を活かして提案書の作成まで進めたい営業組織には、Rimo ナレッジAIがおすすめです。
提案書・商談記録・社内資料を横断して検索し、過去の提案や失注理由を踏まえた提案方針の検討から、PowerPoint形式の提案書作成まで支援します。
Rimo ナレッジAIにはクレジットカード登録不要の無料トライアルがあるため、まずは自社の営業資料を使ったナレッジ検索や提案書作成を試してみてください。
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営業でナレッジマネジメントツールが役立つ場面【早見表】

営業向けのナレッジマネジメントツールは、商談準備や提案書作成、商談の記録、育成・引き継ぎなど、営業のさまざまな場面で役立ちます。どのツールが向いているかは、営業のどの場面に課題があるかによって異なります。
場面 | よくある困りごと | ツールでできること |
商談準備 | 過去の提案書や事例資料を探すのに時間がかかる | 資料の中身まで検索し、商談に合う資料を見つける |
提案書作成 | 提案書を毎回ほぼ一から作っている | 過去の提案をもとに、提案方針と提案書の下書きを作る |
商談の記録 | 商談の中身が担当者の頭の中にしか残らない | 録画・録音から文字起こしと要約を残す |
失注の振り返り | 失注理由が「価格」の一言で終わっている | 失注に至った経緯を残し、次の提案の前に確かめる |
育成・引き継ぎ | トップセールスのやり方が伝わらず、担当交代で顧客との経緯が途切れる | トップセールスの進め方や顧客ごとの経緯を残して検索する |
SFA・CRMの情報 | 数値は残っているが、なぜ受注・失注したかがわからない | SFA・CRMの商談メモと社内資料をまとめて検索する |
以下で紹介する6つのツールは得意な場面が異なるため、自社の営業課題に合うものから比較してみてください。
【比較表】営業向けナレッジマネジメントツールおすすめ6選
ここでは、営業業務に向いているおすすめのナレッジマネジメントツール6選を紹介します。
サービス名 | 営業での活用シーン | 主な機能 | SFA・CRM連携 | 料金の目安 | 無料トライアル |
過去の提案・商談記録の検索、提案方針の検討、提案書作成 | 根拠付きAI検索、提案方針の検討、PowerPoint作成、AIインタビュー | Salesforce・Dynamics 365 | チームプラン:6,000円/人・月(税抜)、法人プラン:月5万円〜(税抜) | 無料トライアルあり | |
営業資料・ノウハウの共有、商談記録、営業ロープレ | AI検索・チャット、関連資料の提案、AI商談記録、AI営業ロープレ | SFA・CRMへの商談記録の入力 | 要問い合わせ | 無料デモあり | |
商談の録画・文字起こし、商談内容の分析、営業育成 | 商談の自動記録・文字起こし、話題・Q&Aの分類 | Salesforce | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
トークスクリプト・提案書・ロープレ動画の共有 | AIによる社内情報への回答 | APIでほかのシステムと連携 | プラン10:月額5,400円〜(税抜) | 30日間 | |
受注・失注の背景の共有、営業ノウハウの蓄積 | 蓄積した情報をもとにAIが回答 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 10名以下のフリープランあり(AI機能なし) | |
提案書・トークスクリプトの共同編集、閲覧状況の確認 | 関連ドキュメントのAI提案 | - | 1ユーザーあたり660円/30日(税込) | 14日間 |
ナレッジ共有ツール全体の料金相場や選び方も比べたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。
▶関連記事:【徹底比較】ナレッジ共有ツール16選!無料プラン・料金相場・選び方を解説
以下で、各ツールの特徴と料金を詳しく紹介します。
1.『Rimo ナレッジAI』|過去の提案や商談の記録をもとに、提案方針の検討から提案書の作成まで支援

『Rimo ナレッジAI』は、社内に散らばった営業資料や商談記録をもとに、質問への回答から提案書の作成まで支援するナレッジマネジメントツールです。
提案書・商談記録・社内資料に加え、連携したSFA・CRMやチャット、ファイルの保管先の情報もまとめて検索し、根拠となる資料を示しながら回答します。連携できる主なサービスは、以下のとおりです。
SFA・CRM:Salesforce・Dynamics 365
チャット・メール:Slack・Teams・Gmail・Outlook
ファイルの保管先:SharePoint・Google Drive・Box
商談メモと社内資料を別々に探す手間が減り、過去の提案や受注・失注の経緯を1か所で確認できます。
▼活用イメージ:Rimo ナレッジAIに質問すると、過去の商談記録や提案書を根拠にした回答が表示

検索した情報は、提案作りにもそのまま活用できます。過去の提案や商談ログ、失注理由を踏まえて提案の方針を考え、自社の体裁を踏襲したPowerPoint形式の提案書まで作成可能です。
さらに、AIがベテラン営業にインタビューし、本人が言語化できていない営業の進め方をナレッジとして残す機能も備えています。
営業の現場では、提案準備の時間を資料探しではなく、顧客に合った提案方針の検討に充てられます。経験の浅い担当者も過去の成功事例を参考にでき、個人の経験に頼りすぎない営業活動に繋がるでしょう。
【料金プラン】
チームプラン:6,000円/人・月(税抜)。1名から契約でき、AI議事録「Rimo」も利用可能
法人プラン:月5万円〜(税抜)。利用人数は無制限で、ファイル数・AIエージェントの実行回数に応じて見積り
無料トライアルあり(クレジットカード登録不要)
まずは無料トライアル(クレジットカード登録不要)で、自社の提案書や商談記録を使い、どのような回答や提案が得られるか確かめてみてください。
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2.『ナレッジワーク』|営業資料とトークを1か所にまとめ、商談に合う資料をAIが提供

出典:ナレッジワーク
『ナレッジワーク』は、営業資料やトークなどの営業ナレッジを1か所に集約し、営業担当者が商談に合った情報を見つけやすくするツールです。
営業資料やノウハウをまとめて管理でき、AIチャットや検索機能を使って情報を探せる仕組みです。関連するナレッジをAIが自動で表示するため、担当者が資料の保存場所を把握していなくても、目的の資料にたどり着けます。
営業資料やトークを共通の場所で管理することで、担当者ごとに使う資料がばらつく状態を防ぎ、チーム全体で一定の水準を保った商談に繋げられます。
【料金プラン】
料金:要問い合わせ
【良い評判】
社内に点在していた営業資料を一元管理できる点が最大の強みだと感じています。検索時に資料内のキーワードにもヒットするため、目的の資料にすぐたどり着けます。さらに、資料を開いた際に該当ページが直接表示される仕様は、実務で使うと非常に時間短縮につながると実感しています。 |
【気になる評判】
商談時にプレゼンテーションモードで資料を使用する機会が多いものの、スライドの拡大機能がやや使いにくく、細かい図表や文字が見えにくい場面があります。商談相手に見せながら説明する場面では、直感的にピンチイン・ピンチアウトで拡大・縮小できると、よりスムーズなプレゼンが実現できると思います。 |
引用:ITreview「ナレッジワークの評判・口コミ」
3.『ACES Meet』|オンライン商談を自動で録画・文字起こしし、商談の内容を可視化

出典:ACES Meet
『ACES Meet』は、オンライン商談を自動で録画・文字起こしし、商談内容をAIで分析するツールです。
オンライン商談の記録を自動で残し、予算・決裁者・顧客の課題といった話題や、商談中の質問と回答をAIが分類します。商談内容をAIが整理してSalesforceの項目へ自動で反映できるため、商談後の入力作業も減らせます。
営業の現場では、商談の録画や文字起こしをもとに、受注に繋がった説明や顧客の反応を振り返ることができる点がメリットです。
マネージャーは、担当者の報告だけに頼らず、実際の商談内容をもとに改善点を伝えられます。また、成果を上げている担当者の商談を振り返り、受注に繋がった進め方を共有すれば、新人の指導や営業チーム全体のスキル向上にも役立ちます。
【料金プラン】
料金:要問い合わせ
【良い評判】
別サービスと比較して、フィラー音や誤字がほとんどなくなり、文字を追うだけで商談内容を正確に把握できるようになりました。これにより、録画を再生せずとも商談のポイントを素早く確認できます。 |
【気になる評判】
営業や採用といったシーンで活用することが多い当社では、ユーザーごとの商談の進め方や比較ができると嬉しいと思いました。そもそものサービスコンセプトから逸脱してしまうかもしれませんが、セールスイネーブルメントの文脈で、ユーザーであるAさんとBさんの商談における細かい差異を分析してもらえるとまた利用が加速すると感じています。 |
引用:ITreview「ACES Meetの評判・口コミ」
4.『NotePM』|トークスクリプトやロープレ動画を社内Wikiにまとめ、ファイルの中身まで検索可能

出典:NotePM
『NotePM』は、営業マニュアルやトークスクリプト、提案書などを社内Wikiにまとめ、チームで共有できるナレッジマネジメントツールです。
社内のマニュアルや資料を1か所に集約でき、WordやPDFなどのファイルの中身まで全文検索できます。また、蓄積された情報をもとにAIが質問に回答する機能も備えており、営業担当者が知りたい情報を探す手間を減らせます。
営業の現場では、トークスクリプトや提案書のひな形、ロープレ動画などをまとめて管理する使い方が効果的です。新人営業が過去の資料や営業ノウハウを自分で調べられるため、先輩やマネージャーに毎回質問しなくても学習を進められます。
【料金プラン】
プラン10(編集10名・閲覧30名まで):月額5,400円〜(税抜)
無料トライアル:30日間
【良い評判】
検索も使いやすく、ページのタイトルを正確に覚えていなくてもキーワードから目的の情報にたどり着けます。添付資料も含めて探せるので、以前のように共有フォルダを何階層も開いて資料を探すことが減りました。 |
【気になる評判】
使い始めること自体は難しくありませんが、ページが増えてくると整理の仕方が重要になります。部署ごとに自由にページを作ると、似た内容のマニュアルが複数できたり、どちらが最新なのか迷ったりすることがありました。 |
引用:ITreview「NotePMの評判・口コミ」
5.『Qast』|受注・失注の背景をQ&Aで残し、社内の誰が何に詳しいかも可視化

出典:Qast
『Qast』は、営業担当者が持つ知識や経験を、質問と回答の形で蓄積・共有できるナレッジマネジメントツールです。
社内で交わされた質問と回答を残せるほか、生成AIが蓄積された情報をもとに質問へ回答します。また、タグを使って社内の誰が何に詳しいかを可視化できるため、特定の業界や商材に詳しい担当者を見つけやすくなります。
営業の現場では、「この業界の決裁者には、どのような説明が響いたのか」「競合との比較で何が受注の決め手になったのか」といった質問と回答を残す使い方が効果的です。
受注・失注に至った背景をチームで共有することで、担当者個人の経験を次の商談に活かせます。似た案件を担当する営業が過去のやり取りを参考にでき、同じ質問を繰り返す手間も減らせます。
【料金プラン】
料金:要問い合わせ
フリープラン:10名以下で利用可能(AI機能なし)
【良い評判】
営業の商談ポイント(受注・失注の背景)を投稿することで、属人的にコミュニケーションされていた内容がナレッジとして残るようになりました。 |
【気になる評判】
更新タイミングがバッティングすると、更新反映されない部分があります。更新の状況がもう少しわかりやすいと良いです。 |
引用:ITreview「Qastの評判・口コミ」
6.『flouu』|提案書やトークスクリプトをチームで同時に編集し、閲覧状況まで確認可能

出典:flouu
『flouu』は、提案書やトークスクリプトなどのドキュメントを、チームで共同編集・共有できるナレッジマネジメントツールです。
複数人が同じドキュメントをリアルタイムで編集でき、ドキュメント単位のチャットで内容について議論できます。また、ドキュメントの閲覧状況や、共有した資料の既読・未読を確認できる点も特徴です。
検索機能では、ドキュメントだけでなく、コメントや添付ファイルの中身まで全文検索できます。AIが関連するドキュメントを提案する機能もあり、必要な情報を見つけやすくなります。
営業の現場では、提案書やトークスクリプトをチームで見直し、改善を重ねる使い方が効果的です。マネージャーと担当者が同じ資料を編集しながら内容を詰められるため、修正内容を別のチャットやメールでやり取りする手間を減らせます。
【料金プラン】
基本料金:1ユーザーあたり660円/30日(税込。初期費用・最低利用期間・最低利用人数なし)
無料トライアル:14日間
営業向けナレッジマネジメントツールを選ぶ際の8つの基準

ここまで紹介した6つのツールは、得意とする場面や料金の仕組みがそれぞれ異なります。次の8つの基準のうち、自社でいちばん困っている場面に関わるものを2〜3つ選んで比べると、候補を絞り込みやすくなります。
SFA・CRMと連携し、役割を分けて使えるか
提案書や商談記録の中身まで検索できるか
営業担当者が入力しなくても、商談の記録からナレッジが蓄積されるか
失注の理由を残して、次の提案に活かせるか
過去の提案をもとに、提案書の作成まで支援できるか
商談先でもスマホで使えるか
営業・商談ナレッジを分析・改善できるか
適切な料金か
以下で、それぞれの基準について詳しく解説します。
SFA・CRMと連携し、役割を分けて使えるか
SFA・CRMをすでに導入している営業組織では、SFA・CRMと連携し、役割を分けて使えるかが重要です。案件の金額や進捗はSFA・CRMで管理し、提案の中身や受注・失注の経緯はナレッジマネジメントツールで共有すると、入力や管理が重なりません。
SFA・CRMと連携できるツールなら、SFA・CRMの商談メモと提案書・社内資料をまとめて検索でき、ツールを行き来しなくても案件の全体像をつかめます。比較するときは、次の点を確認するのがおすすめです。
【確認項目】
現在利用しているSFA・CRMと連携できるか
SFA・CRMの商談メモを検索の対象にできるか
商談メモと提案書・社内資料をまとめて検索できるか
SFA・CRMへの入力作業を効率化できるか
案件の数値はSFA・CRM、提案の中身や経緯はナレッジマネジメントツールと、保存先を分けて運用できるか
弊社が提供するRimo ナレッジAIも、Salesforce・Dynamics 365の商談メモを検索対象にでき、社内資料とあわせて情報を確認できます。
提案書や商談記録の中身まで検索できるか
提案書や商談記録の中身まで検索できるかも、欠かせない基準です。営業のノウハウは提案書のPowerPointや商談記録の中に残っていることが多く、ファイル名だけの検索では目的の資料にたどり着きにくくなります。
たとえば、過去に同じ業界の顧客へ提案した事例を探す場合、ファイル名に業界名が入っていなければ、資料を1つずつ開いて確認しなければなりません。資料の中身まで探せるかは、次の点で確かめてください。
【確認項目】
PowerPointやPDFなど、普段使う提案書の中身まで検索できるか
商談の記録や議事録も検索対象にできるか
複数の資料を横断して情報を探せるか
検索結果から根拠となる資料を確認できるか
導入前に、自社の過去の提案書を使って「〇〇業界向けの提案で使った事例は?」と質問し、目的の情報が見つかるかを試すと確実です。
資料の中身まで検索したい場合は、提案書・商談記録・社内資料を横断検索できるRimo ナレッジAIが適しています。Word・PDFの全文検索に対応したNotePMや、コメント・添付ファイルの中身まで検索できるflouuもあわせて比較しましょう。
営業担当者が入力しなくても、商談の記録からナレッジが蓄積されるか
導入後に定着させるには、営業担当者が入力しなくても、商談の記録からナレッジが蓄積されるかが重要です。営業担当者は日報やSFAへの入力、提案書作成などの業務を抱えているため、新たな登録作業が増えると使われなくなりがちです。
商談の録音や日々のチャット、メールのやり取りから情報を蓄積できれば、担当者の負担を抑えながら営業の知識を共有できます。導入前に、次のような機能があるかを確認しておくことをおすすめします。
【確認項目】
商談を録音・文字起こしして記録を残せるか
商談の記録を自動で要約できるか
普段使っているチャットやメールのやり取りを取り込めるか
蓄積した商談記録をあとから検索できるか
商談の記録を自動で残したい場合は、商談の自動記録に対応したACES Meetやナレッジワークが適しています。
失注の理由を残して、次の提案に活かせるか
失注の理由を残して、次の提案に活かせるかも見ておきたい基準です。
たとえば「価格で失注した案件では、値引き以外にどのような提案が効いたか」のように、角度を変えた質問にも答えられれば、過去の失敗を次の打ち手に変えられます。比較するときは、次のような使い方ができるかを試してみてください。
【確認項目】
「この条件で値引きして受注した例はあるか」のように、過去の案件をもとにした相談に答えられるか
競合と比べられた商談で、受注と失注を分けた説明や条件を示せるか
失注した商談の記録から、次の提案で変えるべき点を挙げられるか
回答の根拠になった商談記録や資料を、その場で開いて確認できるか
過去の提案をもとに、提案書の作成まで支援できるか
提案の準備時間を減らしたい営業組織には、過去の提案をもとに、提案書の作成まで支援できるかが判断材料になります。営業資料を検索できるだけでなく、過去の提案内容を踏まえて提案書の下書きまで作れると、商談準備の時間を減らせます。
特に、提案書を毎回ほぼ一から作っている営業組織では、過去の成功事例や顧客に合わせた提案内容を再利用すると効果的です。自社の体裁を保ったまま作れるかも含めて、次の点を確認しましょう。
【確認項目】
過去の提案書や商談記録をもとに、提案方針を考えられるか
顧客の課題や過去の失注理由を踏まえて、提案書の下書きを作れるか
PowerPoint形式の提案書を作成できるか
自社で使っている提案書の体裁を踏襲できるか
導入前には、自社の過去の提案書をもとに下書きを作り、構成や体裁をどこまで再現できるかを試してみてください。
商談先でもスマホで使えるか
訪問や移動が多い営業組織なら、商談先でもスマホで使えるかを確かめておくと安心です。
商談の直前に資料や過去の経緯を調べたり、対面商談の内容をその場で記録したりできると、外出の多い営業担当者がツールを活用する場面が広がります。
ただし、スマホに対応していても、検索や閲覧だけなのか、資料の投稿や商談の録音まで行えるのかはツールによって異なります。そのため、次の点を確認してください。
【確認項目】
専用のスマホアプリがあるか、ブラウザから利用する形式か
スマホで検索・閲覧・投稿・録音のどこまで操作できるか
対面商談をスマホで録音し、文字起こしできるか
スマホでの利用を重視するなら、スマホアプリで対面商談・会議を録音できるACES Meetや、AI議事録「Rimo」のアプリで録音した記録を検索できるRimo ナレッジAIから比較しましょう。
また、ナレッジワークはモバイルアプリで対面訪問の商談を録音・文字起こしでき、QastにもiPhone向けのアプリがあります。
営業・商談ナレッジを分析・改善できるか
導入後の運用まで考えるなら、営業・商談ナレッジを分析・改善できるかも重要な基準です。営業資料や商談記録を蓄積しても、実際に使われているかを把握できなければ、古い資料や活用されない情報が増えてしまいます。
資料の閲覧状況やメンバーごとの利用状況を確認できれば、よく使われる情報を把握し、不足しているナレッジの追加や古い資料の更新に繋げられます。具体的には、次のような機能があるかを見ておきましょう。
【確認項目】
資料ごとの閲覧数や、誰が読んだかを確認できるか
資料を読んでいないメンバーを把握し、確認を促せるか
よく読まれている資料を集計できるか
メンバーごとの利用状況を分析できるか
古い資料や読まれていない資料を見つけ、更新や整理に繋げられるか
NotePMは、ページごとの閲覧者や未読状況を確認でき、人気ページやユーザーごとの活用状況も集計できます。
また、flouuはドキュメントごとの閲覧数やバージョン更新数を数値で確認でき、共有したドキュメントの既読・未読も管理できます。
適切な料金か
最後に、適切な料金かどうかも確かめておきたいポイントです。営業向けのナレッジマネジメントツールは、月額料金の安さだけでなく、小さく試せるか、利用人数が増えたときにどの程度の費用がかかるかで判断することをおすすめします。
契約前には、次の点を確認しておきましょう。
【確認項目】
1名や少人数から契約できるか
無料トライアルで実際の営業資料を使って試せるか
初期費用や最低利用人数などの契約条件はどうなっているか
利用人数が増えた場合の総額はいくらになるか
料金が公開されているツールの目安は、以下のとおりです。
サービス名 | 料金の目安 | 無料トライアル | 契約できる人数など |
チームプラン:6,000円/人・月(税抜)/法人プラン:月5万円〜(税抜) | 無料トライアルあり | チームプランは1名から契約可能。法人プランは利用人数無制限で、ファイル数・AIエージェントの実行回数に応じて見積り | |
NotePM | プラン10:月額5,400円〜(税抜) | 30日間 | プラン10は編集10名・閲覧30名まで |
flouu | 1ユーザーあたり660円/30日(税込) | 14日間 | 初期費用・最低利用期間・最低利用人数なし |
少人数から試したい場合は、1名から契約できるRimo ナレッジAIや、最低利用人数のないflouuが始めやすいでしょう。
SFA・CRMを入れても営業の属人化が解消しない現状と理由

ここまで選ぶ基準を見てきましたが、そもそもSFA・CRMを導入して案件の進捗や売上を管理していても、営業担当者ごとの知識やノウハウが共有されず、属人化が続いている組織は少なくありません。
ここでは、調査データからわかる現状と、属人化が解消しない理由を、次の3つの観点で紹介します。
SFA・CRMに残るのは数値と進捗が中心で、受注・失注の理由や経緯は残りにくい
情報の標準化・共有が十分な営業組織は1割に満たない
過去の経緯や資料の場所を、詳しい人に聞くしかない
属人化を防ぐナレッジ共有の考え方や進め方は、以下の記事でも詳しく解説しています。
▶関連記事:ナレッジ共有(ナレッジシェア)とは?属人化を防ぐ完全ガイド&ツール12選
SFA・CRMに残るのは数値と進捗が中心で、受注・失注の理由や経緯は残りにくい
SFA・CRMに残るのは、主に案件の金額や営業段階といった数値と進捗です。
「なぜ受注・失注したのか」「決裁者にどのような説明をして納得してもらったのか」といった理由や経緯は、商談メモに短く書かれるだけで終わるか、商談の記録や担当者の経験の中に残りがちです。

実際に、SFA・CRMにデータを入れていても、営業に活かしきれていない組織は少なくありません。
HubSpotが2023年11月に経営者・役員、営業責任者、営業担当者を対象に実施した調査では、79%の回答者が営業組織でのデータ活用に困りごとがあると答えています。「営業部署内のデータが適切に管理されていない」という回答も28.1%にのぼりました。
参考:HubSpot「日本の営業に関する意識・実態調査2024」
データを入れていても活用に困るのは、残っているのが数値と進捗だけである点です。「なぜ受注したのか・失注したのか」が読み取れないことも一因と考えられます。
だからこそ、SFA・CRMで進捗を管理しながら、提案の中身や商談の経緯はナレッジマネジメントツールでチームに共有することが大切です。
情報の標準化・共有が十分な営業組織は1割に満たない
情報の標準化・共有が十分な営業組織は1割に満たず、営業担当者が持つ知識をチーム全体で活用できていない現状があります。
実際に、2025年12月にインゲージが実施した調査では、営業組織の情報について「標準化・共有が十分」と回答した割合は7.6%にとどまりました。
参考:インゲージ「新年に向けた営業組織の実態に関する調査」
営業担当者ごとに情報の残し方や共有方法が異なると、過去の提案書や成功事例を探しにくくなります。また、担当者が異動・退職した際に、それまでの経験や顧客との経緯が引き継がれないことも課題です。
こうした属人化を解消するには、個人の努力に任せるのではなく、商談の記録や提案内容を共通の場所に蓄積し、誰もが活用できる仕組みが欠かせません。その役割を担うのがナレッジマネジメントツールです。
過去の経緯や資料の場所を、詳しい人に聞くしかない
SFA・CRMに提案の中身や経緯が残っていないと、担当者は過去の提案書や資料の場所を、詳しい上司や先輩に聞くしかありません。聞かれる人が限られるほど、ノウハウはその人の頭の中にとどまり、属人化が続きます。
こうした質問は、過去の提案内容や顧客への説明方法をナレッジマネジメントツールで検索できれば、担当者が自分で解決しやすくなります。マネージャーも同じ質問への対応に追われにくくなり、部下の育成や大型案件に時間を充てやすくなります。
ナレッジマネジメントツールの営業での活用シーン8選
ここまで見てきたように、SFA・CRMだけでは提案の中身や商談の経緯が残りにくく、営業のノウハウが担当者個人に閉じがちです。
ナレッジマネジメントツールは、提案書の作成や商談の振り返り、営業情報の共有、担当者の引き継ぎなど、さまざまな業務でこうした課題の解決に活用できます。
ここでは、弊社が提供するRimo ナレッジAIを使った場合を例に、具体的な活用シーンを8つ紹介します。

【提案】過去の提案と失注理由を踏まえて、提案の方針をAIと壁打ちする
【提案】自社のフォーマットに沿って、提案書のPowerPointまで作成する
【商談の振り返り】失注の理由を蓄積し、同じ理由での失注を防ぐ
【商談の振り返り】記録した商談を、そのまま検索できる資産にする
【情報共有】受注に繋がった提案や競合の情報を、チーム全員がすぐ確認できる
【情報共有】Salesforce・Dynamics 365の商談メモもまとめて検索する
【引き継ぎ】担当者が替わっても、顧客ごとの経緯を後任がすぐ確認できる
【人材育成】トップセールスの進め方を、AIインタビューで言語化して残す
提案から商談の振り返り、情報共有、引き継ぎ、人材育成の順に紹介するため、自社の営業チームで課題になっている業務から確認してみてください。
【提案】過去の提案と失注理由を踏まえて、提案の方針をAIと壁打ちする
営業の現場では、提案の方針を相談できる相手がおらず、自分の経験だけを頼りに提案内容を組み立てている担当者も少なくありません。特に、過去に似た案件があっても、そのときの提案内容や失注理由がわからなければ、経験を次の商談に活かしにくくなります。
Rimo ナレッジAIでは、過去の提案書や商談の記録、失注理由をもとに、AIと対話しながら提案の方針を検討できます。関連する資料を根拠として示すため、過去の営業活動を踏まえて提案内容を考えられるのが特徴です。
たとえば、以下のような質問が可能です。
「決裁者が情報システム部長の案件で、最後に響いた説明は?」
「競合の〇〇と相見積りになったとき、どう差を出して勝った?」
「価格で失注しかけた案件で、決め手になった提案の変更点は?」
▼提案書や商談の記録を選んでアップロードすると、AIが参照する資料として登録

▼登録した提案書や商談記録がまとまり、検索・質問に利用する情報の全体像が表示

▼「決裁者が情報システム部長の案件で、最後に響いた説明は?」と質問すると、過去の商談記録や提案書を根拠に、決裁者への説明内容と関連資料が表示

担当者が一人で提案内容を考え込まずに済み、過去の成功事例や失注の経緯を踏まえて提案の方向性を固められます。経験の浅い営業担当者も、過去に受注した提案を参考にしながら商談を準備できます。
【提案】自社のフォーマットに沿って、提案書のPowerPointまで作成する
提案書を毎回ほぼ一から作っている営業組織では、過去の資料を探したり、構成を考えたりする作業に時間がかかります。似た案件の提案書が社内に残っていても、内容を探して自社のフォーマットにまとめ直す手間が生じがちです。
Rimo ナレッジAIでは、過去の提案書を参考にしながら、顧客に合わせた提案書のPowerPointを作成できます。自社で使っている提案書の体裁を踏襲できるため、資料の構成や見た目を一から整える負担も減らせます。
たとえば、以下のような質問が可能です。
「A社向けの過去の提案書を参考に、B社向けの提案書をPowerPointで作って」
「製造業のお客様への過去の提案を踏まえて、提案書の構成を考えて」
「過去の提案書の体裁を使って、今回の提案内容をPowerPointにまとめて」
▼「A社向けの過去の提案書を参考に、B社向けの提案書をPowerPointで作って」と依頼すると、過去の提案書(PowerPoint)の体裁に沿ったスライドごとの原稿が表示

提案書を作成する手間が減ることで、営業担当者は顧客の課題を深掘りしたり、商談の準備を充実させたりする時間を確保しやすくなります。
【商談の振り返り】失注の理由を蓄積し、同じ理由での失注を防ぐ
営業の現場では、SFA・CRMに失注理由を「価格」「タイミング」とだけ記録し、その後の提案に活かせていないケースがあります。失注に至った詳しい経緯が残っていなければ、似た案件でも同じ失敗を繰り返しかねません。
Rimo ナレッジAIでは、失注した案件の商談記録やメモを検索対象にできます。次の提案を準備する際に、過去の類似案件で何が失注の原因になったのかを確認し、提案内容の見直しに役立てられます。
たとえば、以下のような質問が可能です。
「価格で失注した案件で、決裁者が気にしていた点は?」
「競合のA社に失注した案件では、どのような理由が挙がっていた?」
「過去の失注案件で、提案内容についてお客様から指摘された点は?」
▼「価格で失注した案件で、決裁者が気にしていた点は?」と質問すると、過去の商談記録やメモをもとに、決裁者の懸念点と関連する記録が表示

失注理由を担当者の記憶だけに頼らず、チームの知識として蓄積できます。似た案件の提案前に過去の失敗を振り返ることで、同じ理由による失注を防ぎやすくなります。
【商談の振り返り】記録した商談を、そのまま検索できる資産にする
商談の中身が担当者のメモや記憶にしか残っていないと、上司や商談に同席していないメンバーは、顧客が何を話したのか正確に把握できません。商談後に報告をまとめる作業も、営業担当者の負担になります。
Rimo ナレッジAIでは、商談や会議の音声を文字起こしして記録を作るAI議事録「Rimo」の会議録を、社内資料やSFA・CRMの情報とあわせて横断検索できます。質問すると、商談中の発言や確認事項を根拠とともに回答するため、事実確認も可能です。
たとえば、A社との商談について、以下のような質問が可能です。
「A社との前回の商談で、お客様が最も気にしていた課題は?」
「A社との前回の商談で、担当者からどのような質問があった?」
「A社との前回の商談で、次回までに確認すると約束した内容は?」
▼「A社との前回の商談で、お客様が最も気にしていた課題は?」と質問すると、該当する商談の会議録を根拠に、顧客が話した課題と関連する発言が表示

商談の記録をそのまま検索できる情報として活用することで、営業担当者が報告をまとめる手間を減らせます。マネージャーやチームのメンバーも、担当者に毎回確認しなくても商談内容を把握でき、事実に基づいた振り返りや指導に繋げられます。
【情報共有】受注に繋がった提案や競合の情報を、チーム全員がすぐ確認できる
営業の現場では、受注に繋がった提案の決め手や競合の情報が、朝会やチャットで一度共有されるだけで終わってしまうケースがあります。あとから情報を探せず、同じ質問がマネージャーに集中することも課題です。
Rimo ナレッジAIでは、提案書や商談の記録、社内資料に加えて、Slack・Teams・メールのやり取りも取り込んで検索できます。質問すると、関連する資料を根拠として示しながら回答するため、営業担当者が過去の成功事例や競合情報を自分で確認できます。
たとえば、以下のような質問が可能です。
「製造業のお客様で、今期に受注した案件とその担当者は?」
「競合のA社が最近の商談で出してきた条件は?」
「同じ業界のお客様で、受注の決め手になった提案書はどれ?」
▼「製造業のお客様で、今期に受注した案件とその担当者は?」と質問すると、過去の商談記録や社内資料をもとに、該当する受注案件と担当者、根拠となる資料が表示

受注に繋がった提案や競合情報をチームで共有することで、営業の成功事例が個人の繋がりに左右されにくくなります。マネージャーに毎回質問しなくても、担当者が自分の閲覧できる範囲で情報を調べ、次の商談に活かせます。
【情報共有】Salesforce・Dynamics 365の商談メモもまとめて検索する
営業の現場では、Salesforce・Dynamics 365に商談メモを残していても、提案書や社内資料は別の場所に保存されていることが多いでしょう。
Rimo ナレッジAIでは、Salesforce・Dynamics 365と連携し、SFA・CRMの商談メモと社内資料をまとめて検索できます。顧客との過去のやり取りや提案内容を横断して調べられるため、案件の背景を把握しやすくなります。
たとえば、以下のような質問が可能です。
「A社の商談メモと提案書をもとに、これまでの提案内容をまとめて」
「B社との前回の商談で確認した課題に関連する社内資料は?」
「A社の商談メモに残っている懸念点に対して、過去にどのような提案をした?」
▼「A社の商談メモと提案書をもとに、これまでの提案内容をまとめて」と質問すると、SFAの商談メモと提案書をもとに、これまでの提案内容と根拠となる記録が表示

SFA・CRMに入力した情報を、案件管理だけでなく次の提案にも活用できます。営業担当者が複数のツールを行き来して情報を集める手間が減り、商談の準備を効率化できます。
【引き継ぎ】担当者が替わっても、顧客ごとの経緯を後任がすぐ確認できる
営業の現場では、異動や退職で担当者が替わる際に、顧客との商談の経緯や決裁者の情報、進行中の約束が十分に引き継がれない場合があります。前任者のメールや記憶にしか残っていない情報も多く、引き継ぎ書だけではすべてを伝えきれません。
Rimo ナレッジAIでは、商談の記録やメール・チャットのやり取り、SFA・CRMの商談メモを取り込み、顧客名で質問して過去の経緯を調べられます。回答には根拠となる記録も示されるため、後任者が顧客との約束やこれまでの提案内容を確認できます。
たとえば、以下のような質問が可能です。
「B社とのこれまでの商談の流れと、いま止まっている宿題は?」
「B社の決裁者と、導入に慎重だった関係者は誰?」
「前回の契約更新のとき、価格についてどんな約束をした?」
▼「B社とのこれまでの商談の流れと、いま止まっている宿題は?」と質問すると、過去の商談記録やメール、SFA・CRMの商談メモをもとに、経緯と未対応の確認事項が表示

後任者が過去の商談内容を自分で確認できるため、顧客に同じ説明を求めたり、以前の約束を聞き直したりする手間を減らせます。担当交代の直後でも、それまでの経緯を踏まえて商談を進めやすくなります。
【人材育成】トップセールスの進め方を、AIインタビューで言語化して残す
営業の現場では、成果を上げているトップセールスの進め方が本人の経験や感覚に頼っており、ほかの担当者に伝わりにくい場合があります。
同行営業やロープレで教えていても、なぜその質問をしたのか、どのように提案を組み立てたのかまで言葉にするのは簡単ではありません。
Rimo ナレッジAIでは、AIインタビュー機能を使い、AIが聞き手になってトップセールスに質問できます。商談の進め方や判断の理由を対話を通じて引き出し、ほかの営業担当者も参考にできるナレッジとして残せます。
AIがトップセールスに投げかける質問の例は、以下のとおりです。
「初回商談では、お客様の本当の課題を引き出すために、どのような質問をしていますか?」
「競合と比較されている商談では、どのようなタイミングで自社の強みを伝えていますか?」
「お客様が導入を迷っているとき、どのような言葉をかけて判断を後押ししていますか?」
▼AIインタビューを始めると、AIが質問し、答えた内容がナレッジとして保存

▼AIインタビューの記録に質問すると、トップセールスの答えをもとに回答が表示

トップセールスが時間をかけてマニュアルを書かなくても、普段の商談で実践している進め方をチームの知識として残せます。経験の浅い営業担当者も、成果を上げている人の考え方や判断の理由を参考にしながら、自分の商談に取り入れられます。
営業でのナレッジ共有・ナレッジマネジメントの導入事例
ここまで活用シーンを紹介してきましたが、実際に営業でのナレッジ共有・ナレッジマネジメントに取り組み、営業資料を探す時間の削減や商談記録の蓄積、営業担当者の育成に繋げた企業もあります。
ここでは、以下の3つの事例について、導入前の課題から具体的な施策、導入後の結果まで解説します。
KDDI|法人営業の資料作成・検索の時間を、1人あたり月8.0時間削減
日清食品|全国の拠点に散らばった商談資料をまとめ、商談準備の時間を約30分短縮
インゲージ|商談の記録率を10%未満から95%以上に上げ、新人が商談デビューするまでの期間を約3ヶ月から約2ヶ月に短縮
KDDI|法人営業の資料作成・検索の時間を、1人あたり月8.0時間削減
【課題】
KDDIでは、法人営業の担当者がそれぞれ営業に関する知識やノウハウを持っていたものの、それらを共有する場がありませんでした。
過去の営業資料を探したり、必要な資料を作成したりする作業に時間がかかっており、営業活動の効率化が課題でした。
【施策】
営業資料をまとめて管理するナレッジマネジメントツールを導入し、各担当者が持っていた営業資料を1か所に集約しました。
【結果】
導入後は、営業担当者1人あたりの資料作成・検索時間を月平均8.0時間削減しました。また、毎月の利用率は70%を超え、営業現場で継続的に活用されています。
【成功のポイント】
直感的に操作でき、資料だけでなく動画も共有できるツールを選んだことです。
営業担当者が使いやすい仕組みを選んだことで、資料の集約だけで終わらず、日常的に利用される状態に繋がっています。
参考:ナレッジワーク「営業の生産性向上の実現に向けて『ナレッジワーク』をKDDIに提供」
日清食品|全国の拠点に散らばった商談資料をまとめ、商談準備の時間を約30分短縮
【課題】
日清食品では、新商品が多く、営業拠点も全国に広がっているため、商談資料や得意先から聞いた声が十分に共有されていませんでした。
各拠点に情報が散らばっており、営業担当者が商談に使う資料を探すのに時間がかかっていました。
【施策】
営業資料をまとめて管理するナレッジマネジメントツールを導入し、各拠点に散らばっていた商談資料を一括管理しました。
【結果】
導入後に実施した現場へのアンケートでは、商談準備にかかる時間が約30分短縮されたという結果が出ました。
また、営業担当者どうしで自主的にナレッジを共有する動きも生まれ始めました。
【成功のポイント】
フォルダを開かなくても資料の中身が一目でわかり、誰が利用しても資料が散らばらない仕組みにしたことです。
営業担当者が資料を探しやすい環境を整えたことで、商談準備の効率化だけでなく、自主的なナレッジ共有にも繋がりました。
参考:ナレッジワーク「日清食品株式会社様|導入事例」
インゲージ|商談の記録率を10%未満から95%以上に上げ、新人が商談デビューするまでの期間を約3ヶ月から約2ヶ月に短縮
【課題】
インゲージでは、商談の録画が10%未満しか残っておらず、営業担当者ごとの商談の進め方が属人化していました。
商談の録画がほとんど残っていないため、マネージャーのフィードバックが報告や主観に頼りがちになっていました。
【施策】
商談を自動で記録・解析するナレッジマネジメントツールを導入しました。
営業担当者が手作業で記録を残すのではなく、商談内容を自動で蓄積する仕組みを整えました。
【結果】
導入後は、商談の録画が残る割合(記録率)が95〜98%まで向上しました。
また、議事録の作成時間は15〜20分から約5分に短縮され、新人営業が商談デビューするまでの期間も、約3ヶ月から約2ヶ月に短縮されました。
【成功のポイント】
商談の記録を自動化し、営業担当者が手作業で情報を残す負担をなくしたことです。
日常の商談内容が自然に蓄積される仕組みを整えたことで、営業担当者の負担を抑えながら、商談の振り返りや新人育成に活用できる環境に繋がりました。
参考:ACES Meet「録画取得率が10%未満→95%超に!ACES Meetで実現した商談可視化と再現性のある営業体制」
営業向けのナレッジマネジメントツールに関するよくある質問
ナレッジマネジメントツールの導入を進める際には、運用や商談記録の扱いで迷う場面もあるでしょう。
そこで、この章では、営業向けのナレッジマネジメントツールを導入する際によくある質問を5つ紹介します。SFA・CRMとの違いや、営業現場への定着方法、商談記録の取り扱いについて確認しましょう。
SFAやCRMがあれば、ナレッジマネジメントツールは要りませんか?
担当交代や退職のとき、何を残しておけば良いですか?
営業がナレッジを書かず、定着しないときはどうすれば良いですか?
無料で試せるツールはありますか?
商談を録音して社内で共有しても問題ありませんか?
SFAやCRMがあれば、ナレッジマネジメントツールは要りませんか?
SFA・CRMだけでは提案の中身や失注に至った経緯が残りにくいため、ナレッジマネジメントツールとの併用がおすすめです。
SFA・CRMで案件の数値や進捗を管理し、ナレッジマネジメントツールで過去の提案や商談の記録を共有すると、営業の知識を次の提案に活かせます。SFA・CRMと連携できるツールなら、すでに入力した商談メモも活用できます。
担当交代や退職のとき、何を残しておけば良いですか?
営業の担当交代や退職の際は、顧客ごとの商談の経緯、決裁者や関係者の情報、これまでの提案内容、受注・失注を分けた理由を残しておきましょう。
日々の商談記録や顧客とのやり取りを蓄積する仕組みがあれば、担当交代の直前に引き継ぎ資料を一から作る負担を減らせます。
営業がナレッジを書かず、定着しないときはどうすれば良いですか?
営業担当者に新たな記録作業を増やすのではなく、商談の録音やチャットのやり取りから自然にナレッジが蓄積される仕組みを整えましょう。
まずは1つのチームで運用し、過去の資料を探す時間が減るなどの効果を実感してから、ほかのチームへ広げると定着しやすくなります。
無料で試せるツールはありますか?
はい、無料トライアルやフリープランで試せるツールがあります。
ここで紹介した6つのうち、NotePMは30日間、flouuは14日間の無料トライアルがあり、Qastは10名以下ならフリープランも利用可能です(AI機能なし)。Rimo ナレッジAIもチームプランを1名から契約でき、クレジットカード登録不要の無料トライアルがあります。
商談を録音して社内で共有しても問題ありませんか?
商談を録音して社内で共有する際は、録音前に相手へ目的を伝えて了承を得たうえで、社内の閲覧範囲を決めて運用しましょう。
商談の記録には顧客の社名や担当者、取引条件などが含まれるため、社外への漏えいには特に注意が必要です。
さらに、2026年10月時点では、国内の企業や団体で不正アクセスによる個人情報などの漏えいが相次いでおり、各機関から注意喚起が出されています。
参考:国家サイバー統括室「不正アクセスによる漏えい等の事案を踏まえた各機関による注意喚起等について」
こうした状況を踏まえ、閲覧権限を細かく設定できるナレッジマネジメントツールを選ぶことも欠かせません。あわせて、入力した商談データがAIの学習に使われないかも確認しておくと安心です。
営業向けのナレッジマネジメントツールならRimo ナレッジAI

本記事では、営業向けのナレッジマネジメントツール6選と、選ぶ際の8つの基準、SFA・CRMを入れても属人化が解消しない理由、活用シーン、導入事例を紹介しました。
提案書や商談記録、SFA・CRMの商談メモが担当者ごとに散らばり、営業の属人化にお悩みの方には、Rimo ナレッジAIがおすすめです。
導入することで、以下のような変化が期待できます。
散らばった営業の情報を1か所にまとめられる:提案書・商談記録・メールやチャット、Salesforce・Dynamics 365の商談メモをまとめて検索でき、担当交代のときも後任者が顧客との経緯を確認できる
過去の提案書の体裁を踏襲して提案書を作れる:過去の提案や失注理由をもとに、自社の体裁に沿ったPowerPointの提案書まで作成できる
トップセールスの進め方を残せる:AIインタビューでトップセールスに質問し、言葉にしにくい商談の進め方をナレッジとして残せる
【料金プラン】
チームプラン:6,000円/人・月(税抜)。1名から契約でき、AI議事録「Rimo」も利用可能
法人プラン:月5万円〜(税抜)。利用人数は無制限で、ファイル数・AIエージェントの実行回数に応じて見積り
無料トライアルあり(クレジットカード登録不要)
まずは、クレジットカード登録不要の無料トライアルで、1つのチームの商談記録を登録し、ナレッジ検索を試してみてください。
登録はメールアドレスなどで数分で完了します。
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