講義・授業の録音を文字起こしするツール6選【無料あり】

「90分の講義を録音したのに、聞き直す時間がない」
「教授会や監査のヒアリングを、あとから何時間もかけて文字にしている」
「録音した音声を、そのままテキストにできないものか」
こんなお悩みはありませんか?
音声を自動でテキストにできるツールを使えば、聞き直しと書き起こしにかかる時間を減らせます。選ぶ前には、録音してよいかの確認や、録音できる時間など、押さえておきたい点もあります。
本記事では、講義・授業の録音に使える文字起こしツール6選と、選び方、録音の精度を上げるコツを解説します。あわせて、録音前の注意点や学校法人での導入事例、AI議事録サービス『Rimo』を使った文字起こしの手順も紹介します。
【本記事でわかること】
講義・会議に使える文字起こしツール6選と、無料で使える身近な機能
ツールの選び方と、録音の精度を上げるコツ
録音前の注意点と、学校法人での導入事例

【一覧表】学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツールのおすすめ

ツールを選ぶ前に、講義や授業の録音について3つだけ確認しておくと失敗しにくくなります。
録音してよいかを確認する:講義の録音は、担当の先生や学内のルールで扱いが決まっている場合があります。事前に許可を取りましょう
録音できる時間を確認する:90分の講義を毎週録音するなら、無料で使える範囲では時間が足りなくなることがあります
専門用語を登録できるかを確認する:学部名や学内の略称は、辞書登録に対応したツールだと変換ミスを減らせます
そのうえで、本記事で紹介する、学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツールを一覧表にしました。料金は、このあとの各ツールの紹介に載せています。録音できる時間や専門用語の登録に対応しているかは、無料トライアルや公式サイトで確かめましょう。
サービス名 | 特徴 |
|---|---|
『Rimo』 | ・Zoom・Teams・Google Meet・Webexの会議に議事録Botが参加し、録画・文字起こし・要約まで自動で実行(会議終了後5〜10分で完了) |
『Sonix』 | ・教育機関向けの使い方も案内している自動文字起こしツール |
『toruno』 | ・録音・画面キャプチャ・文字起こしを一括で行える多機能ツール |
『Notta』 | ・AIが音声を自動で文字起こしし、重要なポイントを要約してくれる |
『オートメモ R/S』 | ・録音した音声をクラウドで自動で文字起こし |
『Plaud Note AIボイスレコーダー』 | ・録音・文字起こし・要約をAIが自動で実行 |
次項から、それぞれの特徴を詳しく解説します。
※本記事で紹介する文字起こしツールの料金は、特記のない限り税込価格です。
【PC・スマホ】学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツール4選

本章では、PCやスマホで利用できる文字起こしツールを4つ取り上げます。
以下で詳しく紹介します。
1.『Rimo』|対面の講義の録音も、オンライン会議も文字起こし

『Rimo』は、オンライン会議の文字起こしに加えて、録音した音声や動画のアップロードにも対応するAI議事録・文字起こしサービスです。
オンライン会議なら、会議終了後5〜10分で文字起こしと要約まで完了します。日本語に特化したAIが発言内容を解析し、要点や次のアクション(ToDo)まで自動で抽出します。
以下のような機能と安全面の備えがあり、学校や大学での講義や会議に役立ちます。
会議の内容を、AIが要約する
発言者を自動で見分け、段落ごとに見やすく整理する
専門用語や略称を辞書に登録して、文字起こしの精度を高めやすくする(法人プランの機能)
ISO/IEC 27001・ISO/IEC 27017の認証を取得し、データを国内で保管する(入力した内容はAIの学習に使われない)
オンライン会議では、議事録Botを招待するだけで録画から要約まで進みます。
実際に、学校法人の内部監査の議事録作成にも導入されています。
料金 | 文字起こしプラン:1,650円/月 |
特徴 | ・会議終了後5〜10分で文字起こしと要約が完了 |
運営会社 | Rimo合同会社 |
2.『Sonix』|教育機関での使い方も案内している文字起こしツール

引用:Sonix
『Sonix』は、教育機関向けの使い方も案内している自動文字起こしツールです。音声や動画ファイルをアップロードするだけで、AIが自動で文字起こしします。文字起こしした文章を直すのと同じ感覚で、ブラウザ上で音声も編集できるのが特徴です。
また、会議や講義の内容を文章にしたあと、キーワード検索で重要な発言やテーマを探し出せます。ファイルをフォルダーに分け、タグを付けて整理できるため、会議記録や授業資料をあとから探しやすくなります。
さらに、マルチユーザー管理機能により、複数の教員や学生をワークスペースに招待して共同で編集できます。閲覧のみ・編集可・管理者権限など、役職や目的に応じて設定できるため、アクセスを管理しやすい設計です。
料金 | Enterprise:要問合せ |
特徴 | ・ファイルにタグを付けて分類できる |
運営会社 | Sonix, Inc. |
参考:料金プラン: 最も手頃な音声文字起こしプラットフォーム | Sonix
参考:Sonixが選ばれる理由:文字起こし、翻訳、分析のための世界最先端AIをご覧ください | Sonix
3.『toruno』|文字起こし+録音+画面キャプチャで記録

引用:toruno
『toruno』は、株式会社リコーが提供する文字起こしツールで、音声・映像の記録から議事録の作成までを一括で行えるのが特徴です。対面会議・オンライン会議・録画済みの打ち合わせなど、さまざまな形式に対応できます。
生成AIを活用して議事録や要約を自動で作成できるため、記録作業にかかる時間を短縮しやすくなります。また、会議中に画面に表示された資料を自動でキャプチャできる機能もあり、発言内容と資料の両方を同時に記録できる点が魅力です。
さらに、重要な発言にはタグを付けて整理できるため、会議後の確認や情報共有もしやすくなります。
料金は、法人向けのプランで用意されています。
料金 | 【法人向けプラン月額】 |
特徴 | ・画面上の資料をキャプチャできる |
運営会社 | 株式会社リコー |
参考:toruno | 文字起こし・議事録作成をAIで効率化 - トルノ
4.『Notta』|教育割引を利用可能

引用:Notta
『Notta』は、AIが音声を自動で分析し、重要な内容を抽出・要約してくれる文字起こしサービスです。会議やセミナー、インタビューなど、さまざまな場面で利用でき、学生・教職員向けに年間プランが50%割引となる特典があります。
音声を録音すると同時に自動で文字起こしし、AIが内容を解析して重要な情報を提示します。キーワード検索機能を使えば、会議中の発言をあとから探し出せるため、「言った・言わない」といったトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
さらに、音声とテキストを比べながら振り返ることができ、記録の抜け漏れを確かめやすくなります。
料金 | 【年間プラン】 |
特徴 | ・キーワード検索機能で必要な情報を確認できる |
運営会社 | Notta株式会社 |
【AIボイスレコーダー】学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツール2選

会議や面談、講義などを録音する機会が多い学校・大学では、ボイスレコーダーと文字起こしを組み合わせて使うと、記録作業の手間を減らしやすくなります。ここでは、録音した音声を自動で文字起こしに回せるAIボイスレコーダーを紹介します。
以下で詳しく解説します。
1.『オートメモ R/S』|録音した音声をクラウド上で文字起こし可能

引用:オートメモ
『オートメモ R/S』は、ソースネクスト株式会社が提供するAI搭載のボイスレコーダーです。録音した音声をクラウド上のAIが自動で文字起こししてくれるため、会議後に何度も聞き直す手間を減らせます。
録音データはクラウドに自動で保存され、テキスト化された内容はWebブラウザやスマホアプリから確認・編集できます。上位モデルの『オートメモ S』なら、本体の画面でも文字起こし結果を確かめられるため、外出先でもすぐに内容を見られます。
また、すでにオートメモのWebアプリを利用している場合は、同じアカウントで端末を連携するだけで、録音データが同期されます。
料金 | 【本体料金】 |
特徴 | ・録音した音声をクラウド上で文字起こしできる |
運営会社 | ソースネクスト株式会社 |
参考:文字起こしAIボイスレコーダー「オートメモ R」「オートメモ S」|文字起こしAI AutoMemo(オートメモ)
2.『Plaud Note AIボイスレコーダー』|通話録音モードと対面録音モードで切り替え可能

引用:Plaud
『Plaud Note AIボイスレコーダー』は、録音・文字起こし・要約をAIが自動で行う多機能レコーダーです。学校や大学の会議、面談、オンライン講義など、幅広い場面で活用できます。
112言語に対応したAI文字起こしエンジンを搭載しており、発言者のラベル付けや専門用語の登録にも対応しています。
さらに、10,000種類以上の要約テンプレートやマインドマップを使って、会議の内容をまとめたレポートを自動で作れます。
また、以下の2つの録音方法があります。
対面録音モード:会議室など、周囲の音をマイクで録音する
通話録音モード:スマートフォンでのオンライン会議や通話の音声を、直接録音する
項目 | 内容 |
|---|---|
料金 | 【本体料金】 |
特徴 | ・112言語対応 |
運営会社 | PLAUD株式会社 |
【その他】学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こし機能

講義や会議の記録を効率化するには、以下のように身近にあるツールの機能を活用するのも有効です。
以下で詳しく解説します。
1.『Googleドキュメント』の音声入力

引用:Googleドキュメント
『Googleドキュメント』には、無料で利用できる音声入力機能が搭載されています。パソコンのブラウザ(Chrome・Edge・Safari)でドキュメントを開き、マイクに向かって話すと、その場で文字にしてくれます。
なお、公式のヘルプで案内されているのは、マイクに向かって話す使い方だけで、録音した音声ファイルを読み込む方法は書かれていません。
講義や会議のメモを、自分の声でその場で文字にする使い方に向いています。操作は、次の手順です。
【PCの場合】
『Googleドキュメント』を開く
上部メニューから「ツール」をクリックする
「音声入力」を選ぶ
マイクのアイコンをクリックして音声入力を開始する
再度クリックすると音声入力が停止する
【iPhoneの場合(『Googleドキュメント』のアプリで、キーボードの音声入力を使う)】
『Googleドキュメント』のアプリで文書を開く
キーボードのマイクボタンをタップして音声入力を開始する
話した言葉が、その場で文字になって入力される
再度マイクボタンをタップすると入力が停止する
どちらの操作も、数回のタップやクリックで始められます。
参考:音声で入力、編集する
ただし、公式のヘルプを見る限り、『Googleドキュメント』の音声入力には、話している人を見分ける機能はありません。
「あー」「えー」などの不要な語もそのまま入力されるため、記録したあとに『ChatGPT』などのAIツールを使って文章を整えるのがおすすめです。
詳しい手順は、以下の記事でスクリーンショット付きで解説しています。気になる方はあわせてご確認ください。
関連記事:Googleドキュメントの文字起こし完全ガイド!無料でできる方法や注意点を紹介します
また、『Google Meet』や『Google Pixel』などのGoogleツールで議事録を自動作成する方法は以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事:【無料】Googleツールで議事録を自動作成する方法4選!AI活用のやり方も紹介
2.『iPhone』のボイスメモの文字起こし機能

引用:iPhoneユーザガイド
iOS 18以降の『iPhone』では、ボイスメモアプリに録音した音声を自動で文字起こしできます。日本語にも対応していますが、利用できるのはiPhone 12以降の機種です。
ここでは、録音中の使い方と録音後の操作方法を順に紹介します。
【録音中に文字起こしを表示する手順】
『iPhone』の「ユーティリティ」フォルダにある「ボイスメモ」アプリを起動する
赤い録音ボタンをタップして録音を開始する
波形の上部から上にスワイプし、「文字起こし」ボタンをタップする(発言がリアルタイムで文字になり、最新の単語が強調表示される)
もう一度「文字起こし」ボタンをタップすると、波形表示に戻る
録音を一時停止したい場合は一時停止ボタンを押し、続けるときは「再開」をタップする
録音を終えるときは「完了」ボタンをタップして保存する
【録音後に文字起こしを表示・コピーする手順】
「ボイスメモ」アプリを開き、文字起こしを確認したい録音データを選択する
右上の「…(その他)」ボタンをタップしてメニューを開く
一部の文字起こしをコピーする場合は「文字起こしを表示」を選択し、コピーしたい部分を選んで「コピー」をタップする
すべてをコピーしたい場合は「文字起こしをコピー」を選択する
コピーしたテキストは、メールやメモ、『Googleドキュメント』などの別のアプリに貼り付けて活用する
このように『iPhone』のボイスメモ機能を使えば、録音から文字起こし、テキストの共有までを完結できます。その他の『iPhone』のボイスメモの使い方に関しては、以下の記事で解説しているので、参考にしてください。
関連記事:iPhoneボイスメモの使い方を徹底解説!録音・保存から文字起こしまで解説
学校や大学での講義・会議に役立つ文字起こしツールの選び方

学校や大学での講義・会議に役立つ文字起こしツールの選び方は、以下の6つです。
以下で詳しく解説します。
1.環境に左右されずに正確に文字起こしできるか
講義室や会議室では、空調の音や、複数の人が同時に話す声など、聞き取りにくい音が入ることがあります。そのため、こうした音があっても正確に文字起こしできる高精度なツールを選ぶことが大切です。
次のような機能が備わっていると、あとからの修正作業を減らしやすくなります。
話者識別機能
ノイズ除去機能
不要な語句の自動削除
専門用語を登録できる機能(辞書登録)
例えば『Rimo』には、発言者を自動で識別する機能があります。さらに、環境音や「えーと」などの発声を自動で除去するため、空調の音が入る会議室や講義室でも、読みやすい記録に近づけられます。
2.長時間の会議を文字起こしできるか
大学や学校では、90分の講義や1時間を超える会議など、長い時間の録音が必要になる場面があります。そのため、録音や文字起こしを何時間まで続けられるかは、ツール選びの重要な判断基準です。
無料プランは録音できる時間に上限があるものもあるため、継続的に使う場合は、月に文字起こしできる時間の多い有料プランを検討しましょう。長時間の録音に対応していれば、理事会や委員会などの長丁場の会議でも、途中で録音が途切れる心配を減らせます。
3.リアルタイム対応か
会議の進行に合わせて発言内容をその場で文字起こしできるリアルタイム対応のツールなら、記録作業の手間を減らしやすくなります。リアルタイムで確認できれば、議論の流れをその場で見える形にでき、合意形成や意思決定も進めやすくなります。
また、記録された発言は自動で保存されるため、あとで整理・編集するだけで議事録として活用できます。スマートフォンやタブレットにも対応していれば、移動先でのヒアリングや監査にも使えます。
4.要約・保存・共有機能はあるか
文字起こしは、記録するだけでなく「活用のしやすさ」が重要です。AIが自動で発言を要約し、議事録形式で保存・共有できるツールであれば、情報を早く正確に共有しやすくなります。
要点が簡潔にまとまっていれば、複数部署や関係者への伝達もしやすくなります。こうした機能は、会議以外にも講義の復習や教材作成など、教育の場面全体で活用できます。
5.費用対効果は高いか
ツールを導入する際は、価格だけでなく、実際の使用頻度や得られる効果とのバランスを見極めることが大切です。
月に数回の使用であれば無料プランで足りることもありますが、会議が多い学校法人や大学では、有料プランのほうが費用に見合う場合があります。料金体系や録音制限、利用人数などを比較し、自校の目的に見合ったプランを選びましょう。
6.オンライン会議ツールと連携できるか
オンライン授業やリモート会議も記録したいなら、Zoom・Teams・Google Meetといったオンライン会議ツールと連携できるかも確かめておきましょう。
これらのツールと連携できれば、録音・文字起こし・要約をまとめて任せられ、記録作業の負担を減らせます。
例えば『Rimo』は、Zoom・Teams・Google Meet・Webexと連携できるBot機能があり、Botを招待するだけで記録業務を自動で進められます。
そのほかの文字起こしツールも比べたい方は、次の記事が参考になります。
▶関連記事:【2025年最新】AI議事録自動作成ツール30選!タイプ別の選び方も紹介
文字起こしや議事録専用のアプリも合わせて検討したい方は以下の記事もご覧ください。
▶関連記事:【2026年版】議事録作成アプリおすすめ18選|PC・スマホ版(iPhone/Android)を徹底比較
学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツール活用のコツ

文字起こしツールを効果的に活用するためには、ツールの性能だけでなく「どのような環境で」「どんな使い方をするか」も重要です。例えば、録音環境を少し整えるだけでも、音声認識の精度と作業の効率が上がりやすくなります。
ここでは、学校や大学の講義・会議の記録を正確かつ効率的に行うための、3つのコツを紹介します。
以下で、それぞれのポイントを詳しく解説します。
1.ノイズ源から遠ざけて使う
録音時のノイズを減らすことで、文字起こしの精度を上げやすくなります。録音環境で、エアコン・プロジェクターなどの機器が近くにあると、発言が聞き取りづらくなり、誤認識や抜け漏れの原因となります。
そのため、こうした雑音の発生源からマイクやレコーダーを遠ざけ、静かな位置に設置しましょう。静かな環境を確保できれば、AIによる音声認識の精度が上がりやすくなり、変換ミスの修正にかかる手間も減らせます。
2.振動や風切り音に注意する
振動や風によるノイズも、録音の妨げになります。会議中に机を叩いたり書類を動かしたりすると、振動がマイクに伝わり音声を乱します。また、扇風機やエアコンの風がマイクに直接当たると「ゴー」という風切り音が記録されてしまいます。
こうしたノイズを減らすには、以下の対策を取りましょう。
マイクやレコーダーの下に布やマットを敷く
風の当たらない場所に設置する
対策をしておくと、音声がクリアに記録され、AIの誤認識を減らしやすくなります。
3.専門用語を登録する
固有名詞や略称の誤変換を減らすには、ツールに語彙を事前に登録するのが効果的です。講義には専門用語や人名が出てきます。学内の会議でも「教学IR」「FD委員会」など、学内特有の名称や略語が使われます。
こうした用語はAIが正しく認識できないこともあるため、文字起こしツールの辞書登録の機能に、あらかじめ登録しておきましょう。
講義に出てくる専門用語や人名
学部名・部署名
委員会やプロジェクト名
学内制度や略称
適切に語彙を登録することで、文字起こし後の修正作業を減らせます。
学校や大学で役立つ文字起こしツールの活用シーン4選|講義での活用例も解説

文字起こしツールは、学校や大学の多様な業務で活用できます。
以下で、それぞれの活用シーンを具体的に解説します。
1.講義の記録共有や学生支援
授業の録音を文字起こしすると、復習の助けや、情報保障に使えます。情報保障は、聴覚に障害のある学生などが、講義の内容を受け取れるようにする支援のことです。
以下は主な活用シーンを「学習支援」と「情報保障」に分けてまとめたものです。
活用目的 | 活用方法・効果 |
|---|---|
学習支援 | ・授業内容を文字として残すことで、聞き逃しを防ぎ、復習がしやすくなる |
情報保障 | ・聴覚に障害のある学生にも、文字起こしデータを共有して講義内容を伝えられる |
2.会議の議事録作成
教職員会議や委員会の発言を文字起こしツールで記録することで、議論の内容を正確に残せます。発言を自動で分けて記録できるため、議事録作成の負担を減らせて、参加できなかった教職員への情報共有もしやすくなります。
学生対応方針や授業運営に関する決定事項は、発言者ごとに整理されていると、後日の確認や合意形成の裏付けとしても役立ちます。
3.学内監査の記録・議事録作成
大学や学校法人では、内部統制の一環として、監査時のヒアリング内容や委員会での発言を正確に記録することが必要です。
文字起こしツールを活用すれば、音声をテキストにして証跡資料として保存・共有できます。また、発言内容から課題や改善点を抽出し、監査報告書や是正計画へ反映しやすくなります。
これにより、監査担当者は転記や確認作業にかける時間を減らしやすくなり、記録の正確さと業務の効率化の両立を目指せます。
4.教職員間での業務の引き継ぎ
人事異動や退職に伴う引き継ぎの際、会議や面談、マニュアルの説明内容を文字起こししておくと、後任者が業務の流れや背景を正確に把握しやすくなります。
文字起こしデータを時系列で整理すれば、過去の対応経緯や意思決定の理由をすぐに確認でき、伝達漏れや重複対応を減らせます。
このように、文字起こしツールは会議の記録だけでなく、講義の復習や学生の支援にも使えます。
講義や研究会など会議以外の音声も文字にしたい場合は、用途別にアプリを整理した次の記事が参考になります。
▶関連記事:音声文字起こしアプリ・ソフト24選!無料で議事録を作成する方法も解説
学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツールの注意点2選

学校や大学では、講義や会議の内容を正確に残すために文字起こしツールが役立ちますが、利用にあたっては以下のような注意点があります。
以下で、それぞれの注意点を詳しく解説します。
1.録音や文字起こしの許可を取り、個人情報の取扱いに注意する
講義を録音・文字起こしするときは担当の先生に、会議や打ち合わせのときは参加者に、事前に許可を取っておきましょう。学内のルールで録音を禁止している場合もあるので、あわせて確かめておくと安心です。
講義を自分の復習のために録音することは、著作権法の私的使用のための複製(第30条)に当たる場合があります。
一方で、録音した音声や文字起こしを、ほかの人に配ったりネットに載せたりすると、著作権の侵害(複製権・公衆送信権など)につながるおそれがあります。
また、許可を得た場合でも、個人情報の取扱いには十分な注意が求められます。録音や文字起こしには、氏名・所属・発言内容などの個人情報が含まれることがあるため、以下のような対応が重要です。
録音開始前に書面または口頭で許可を明確に取る
録音データや文字起こしの共有範囲を必要最小限に限定し、暗号化やアクセス権限で適切に管理する
保存期間を設定し、一定期間後に安全に削除する
2.誤認識や変換ミスを修正する
AIの文字起こしでも、人名・専門用語・早口の発言などでは誤変換が起こることがあります。
特に、学校法人や大学の会議では「FD委員会」「ICT支援センター」など学内特有の用語が多く、そのまま配布すると誤解を招くおそれがあります。
配布する前に、学内の用語や略称の表記をそろえ、読み手にわかりやすい言い方に直しましょう。
誤変換を直すときに時間がかかるのは、書き直すことより、録音を聞き直すことです。とはいえ、90分の講義を頭から聞き直す必要はありません。
例えば『Rimo』のように、文字をクリックするとその箇所から音声を再生できるツールなら、確認したい所だけを聞き直せます。キーワードで検索して、該当する箇所から聞く使い方もできます。
表記をそろえ、聞き直す所をしぼれば、正確で読みやすい文字起こしに近づけられます。
学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツール導入事例【『Rimo』の顧客事例】

本章では、学校法人で『Rimo』を使っている事例を紹介します。
学校法人追手門学院様では、内部監査室の業務で会議やヒアリング内容の記録を頻繁に行っていました。以前は「1〜2時間の会議をまとめるのに10時間以上かかる」ほど、議事録作成に時間と負担が発生していました。
こうした課題を解決するために導入したのが、『Rimo』です。
導入の決め手は、サービスの質の高さと使いやすい画面でした。営業担当が「学校法人ならこんな使い方ができる」と具体的に提案したことや、問い合わせへの返事の早さも評価されたとのことです。
導入後は、対面の会議ではICレコーダー(ボイスレコーダー)を2台設置し、Web会議の場合は会議ツールでの録画と併用するなど、聞き取りやすい音声データを選んで『Rimo』にアップロードしています。
アップロードすると、AIが自動で文字起こしを行い、話者ごとに発言が分かれたテキストが生成されます。内部監査室では、必要に応じて微修正や段落の調整を行い、自動要約機能で内容を整理しています。
導入の成果として、議事録作成にかかる時間が従来の約4分の1に短縮され、監査担当者の精神的な負担も軽くなったとのことです。
関連記事:作業時間が4分の1になり、監査業務の精神的負担軽減にも|学校法人追手門学院様
教育機関では、ほかにも『Rimo』の導入事例があります。学校法人青山学院様では、文字起こしにかかる時間を50%以上削減し、複数の案件を1人で同時に進められるようになったとのことです。
関連記事:文字起こし時間を50%以上削減!複数案件を1人で同時並走可能に——証拠品質の記録を守り抜いた、教育機関でのAI活用|学校法人青山学院様
『Rimo』を使った、学校や大学での講義・会議の文字起こし手順

ここでは『Rimo』を例に、学校や大学の講義・会議を文字起こしする手順を説明します。
方法は2つあり、オンライン会議は議事録Botを招待して会議中に文字にし、対面の講義や会議は録音した音声・動画をあとからアップロードして文字にします。どちらの方法でも、文字起こしのあとに議事録の自動生成や要約を行えます。
【方法①】オンライン会議は、議事録Botを招待して文字起こしする
学校や大学での会議の前に『Rimo』の「議事録Bot」を会議に招待しておくと、Botが自動で会議に参加し、録画と文字起こしを会議中に進めます。会議が終わると、要約も作られます。
主な手順は、以下のとおりです。
『Rimo』にログインし、左のメニューの「スケジュール」を開いて、右上の「予定を追加」を押す
「タイトル」「開始・終了日時」「ミーティングURL」などを入力する
「予約する」を押すと、会議の日時に文字起こしが始まる
GoogleまたはOutlookのカレンダーと連携しておくと、カレンダーの会議予定にBotを参加させられ、録画漏れを防ぎやすくなります。
会議中は、会議ごとに作られる『Rimo』のノートの「文字起こし」タブに、発言が時刻つきで文字になって並んでいきます。会議中に文字起こしを画面で追えるため、記録担当者がメモを取る負担を減らしやすくなります。
また、オンライン会議のチャット欄で、議事録Botと会話することもできます。以下は、会議の要点をまとめてもらった例です。

会議が終わると議事録と要約を作れて、ネクストアクションも担当者つきで一覧になります。
【方法②】対面の講義や会議は、録音データをアップロードして文字起こしする
対面の講義や会議を録音した場合や、議事録Botを会議に参加させられない場合は、音声・動画ファイルをアップロードして、あとから文字起こしできます。
講義のように録り直しができない場面では、まず手元の機器で確実に録音し、その音声をあとからアップロードする流れが向いています。
主な手順は、以下のとおりです。
スマートフォンやPC、ICレコーダーで録音した音声データを準備する
『Rimo』の左のメニューの「ノート」から「作成したノート」を開き、右上の「アップロード」ボタンからファイルをアップロードする
アップロードした音声・動画ファイルが、自動で文字起こしされる
【会議後】文字起こし内容を確認・議事録作成・共有する
議事録Botを使ったあとや、音声・動画ファイルをアップロードしたあとには、『Rimo』のノート画面で文字起こし内容を確認し、その内容をもとに議事録も作成できます。
ノートの上にあるテンプレートのボタンを押し、AIテンプレートの一覧から「議事録」を選んで、「適用する」をクリックします。

決定事項やネクストアクションをまとめた議事録ができあがります。

また、会議の内容でわからない点は、ノート画面の右側のAIチャットで質問できます。例えば「この会議で一番重要なことは何ですか?」と聞くと、会議の内容をもとに要点をまとめて答えてくれます。
会議の内容を、ほかの人に説明する資料のアウトラインも作れます。「第三者に説明するための資料のアウトラインを作成して」と頼むと、会議の概要や主な議題と決定事項を、見出しつきで整理してくれます。
作ったノートは、画面右上の「共有」ボタンからほかの人に共有できます。
講義の録音も学内の会議もまとめて記録するなら『Rimo』

『Rimo』は、講義の録音も学内の会議も、同じ場所で文字にして残せるAI議事録サービスです。講義や学内の会議の記録に向くところは、次の4つです。
録音ファイルのアップロード:ICレコーダーやスマートフォンで録った講義の音声・動画を取り込めます
オンライン会議への自動参加:Zoom・Teams・Google Meet・Webexの会議にBotが参加し、録画と文字起こしを進めます
辞書登録(法人プラン):学部名や学内の略称などの専門用語を登録して、変換ミスを減らせます
セキュリティ:ISO/IEC 27001・ISO/IEC 27017の認証を取得しています。データは国内で保管され、入力した内容はAIの学習に使われません
文字起こしと要約は、会議終了後5〜10分で完了します。議事録Bot・AI要約・AIチャットはプロプラン以上で使えます。プロプランは、クレジットカードの登録なしで、1週間の無料トライアルで試せます。
学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツールに関するよくある質問

学校や大学の講義・会議に役立つ文字起こしツールに関するよくある質問と回答をご紹介します。
講義を録音して文字起こししてもよいですか?
まず、担当の先生に許可を取りましょう。講義の録音は、先生や学内のルールで扱いが決まっている場合があります。
自分の復習のための録音は、私的使用のための複製に当たる場合がありますが、録音や文字起こしをほかの人に配ったりネットに載せたりすると、著作権の侵害につながるおそれがあります。許可を得たあとも、文字起こしの共有範囲は必要最小限にしましょう。
講義の録音を無料で文字起こしできますか?
できます。iOS 18以降の『iPhone』(iPhone 12以降)なら、ボイスメモアプリで録音した音声を、無料で文字起こしできます。
『Googleドキュメント』の音声入力も無料ですが、マイクに向かって話した声をその場で文字にする使い方で、録音ファイルを読み込む方法は公式のヘルプに書かれていません。
90分の講義を毎週録音していて、要約や話者の識別まで任せたい場合は、『Rimo』のプロプランを1週間の無料トライアルで試せます。
会議を文字起こしするメリットは?
会議の内容を文字で残せるため、議事録を一から書く手間を減らせます。誰が何を発言したかを明確に残すことで、後日の確認や情報共有もしやすくなります。
オンライン会議システムで文字起こしする方法はある?
あります。ZoomやMicrosoft Teamsなどのオンライン会議ツールには、文字起こし機能が搭載されています(使える条件はツールやプランによって異なります)。
また『Rimo』を使えば、ZoomやTeamsと連携して、自動で文字起こし・要約・議事録作成をすることもできます。
まとめ|講義・授業の録音は、ツール選びと録音のひと工夫で記録が楽になる

本記事では、学校や大学の講義・会議で役立つ文字起こしツールを紹介しました。
『Rimo』|対面の講義の録音も、オンライン会議も文字起こし
『Sonix』|教育機関での使い方も案内している文字起こしツール
『toruno』|文字起こし+録音+画面キャプチャで記録
『Notta』|教育割引を利用可能
『オートメモ R/S』|録音した音声をクラウド上で文字起こし可能
『Plaud Note AIボイスレコーダー』|通話録音モードと対面録音モードで切り替え可能
学校や大学で文字起こしツールを導入する際は、精度・録音時間・リアルタイム性・要約機能・費用対効果・会議ツールとの連携といったポイントを比べて検討しましょう。
録音の許可は先に取っておくことが前提です。そのうえで、マイクの置き場所と辞書登録をひと工夫するだけでも、修正にかかる時間を減らせます。

なかでも、講義の録音データも学内の会議も同じ場所で扱いたい方には『Rimo』が向いています。無料トライアルはクレジットカードの登録なしで始められるので、まずは講義や会議の録音1本で、精度と使いやすさを確かめてみてはいかがでしょうか。
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