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営業ロープレのやり方は?お題・シナリオ例と評価シートで成果につなげるコツ

「ロープレをやろうと決まったけど、何を題材にすればいいかわからない」
「毎回、感想を言い合って終わってしまう」
「録画はあるけれど、全員分を見返す時間がない」
こんなお悩みを抱える営業マネージャーや教育担当の方は多いのではないでしょうか。
本記事では、営業ロープレの種類と選び方、進め方4ステップに加えて、そのまま使える場面別のお題・シナリオ例、評価とフィードバックの型を解説します。AIを顧客役にした練習方法もあわせて紹介します。
この記事を読むことで、今週のロープレを、お題と評価基準を決めた状態で開けるようになるでしょう。
営業ロープレとは?目的と、続かなくなる3つの理由
営業ロープレとは、営業役と顧客役に分かれて実際の商談を演じ、本番で使える型を体に入れる練習方法です。知識の確認ではなく、口が実際に動く状態を作ることが目的です。
営業ロープレの目的は「本番で使える型」を体に入れること
営業のロープレとは、営業ロールプレイングの略で、実際の現場を想定した営業研修の手法の1つです。基本的には新人メンバーが営業役、教育係が顧客役を担当しますが、立場を入れ替えて実施するケースもあります。
テレアポ・商談・クロージングなど、実際の営業シーンを再現できるのが大きな特徴です。必要な場面に応じた題材を選ぶと、成約率の向上やより質の高い営業活動が期待できるでしょう。
まず基本的な流れを理解し、商談の進め方を体で覚えることが土台になります。そのうえでフレームワークを活用すると、より効果的な提案につながります。
ロープレで得られるメリットは、新人側と教育側で異なります。
営業ロープレのメリット | 新人側 | 教育側 |
|---|---|---|
安全な環境で失敗経験を積める | 本番前に失敗を経験し改善できるため、自信を持って営業に臨める | 営業スキルのばらつきを把握し、個々の課題に応じた指導ができる |
すぐにフィードバックをもらえる | 課題をすぐに把握し、改善点を意識しながら実践できるため成長が早い | 新人へのフィードバックで教育者自身のスキルアップにも繋がる |
チーム力を強化できる | ほかのメンバーの営業手法を学び、自分に合った型を確立できる | 得意不得意を把握し、成功事例を共有してチーム全体を底上げできる |
新人と教育側の双方に効くのが、ロープレという研修手法の特徴です。
続かないロープレに共通する3つのつまずき
「ロープレをやろう」と決めても、続かなくなる組織には共通するつまずきが3つあります。
ゴールが決まっていない:何を確認するロープレなのかが曖昧なまま始まり、練習したという事実だけが残って形だけになる
評価がばらつく:見る人によって指摘が変わり、教育担当ごとに基準が揃わないため、指導される側も何を直せばよいのか分からなくなる
振り返りが記憶頼み:録画はあっても全員分を見返す時間がなく、その場の感想を伝えるだけで終わる
これらはどれも、あとの章で1つずつ手を打てるつまずきです。お題・進め方・評価の型を先に決めておけば、感覚に頼らずロープレを回せるようになります。
営業ロープレの種類4つと、目的別の選び方
営業ロープレは、主に4つの種類に分類されます。習得させたいスキルや、チームの状況に合わせて使い分けるのがポイントです。まずは向く相手と必要な時間の目安を一覧で確認しましょう。
種類 | 身につくこと | 向く相手 | 必要な人数・時間 |
|---|---|---|---|
ケース型 | 決まった場面での対応力 | 新人・場面ごとの練習をしたい人 | 2人・15分〜 |
グループ型 | 顧客視点への理解・共感力 | 中堅・複数の視点を得たい人 | 3人以上・30分〜 |
問題解決型 | 過去の失注への対応力 | ベテラン含む全員 | 3人以上・30分〜 |
モデリング型 | 成果を出す人の型の再現力 | 新人・最初の一歩を踏み出したい人 | 2人・15分〜 |
ケース型|場面を細かく決めて本番に近づける
顧客の業種や役職、ニーズや課題など、実際の商談で得られる情報と同じ粒度で条件を設定するロープレです。教育担当が顧客役を務め、実際のやりとりを通じてスキルを磨きます。
たとえば「従業員50名・IT担当が不在・来月までに導入先を決めたい」のように、細かく設定するほど本番に近い緊張感が生まれます。現場に近い形で対応力を鍛えられる、最も基本的な型といえます。
グループ型|顧客役を体験して視点を増やす
複数人でグループを組み、営業役と顧客役を交互に担当しながら進める型です。事前にシナリオやテーマを共有しておくと、より効果的な練習になります。
営業役が顧客の視点も体験することで、提案力と共感力の両方が養われます。普段は聞く側に回らないメンバーほど、顧客役を演じたあとの気づきが大きくなる傾向があります。
問題解決型|実際に起きた失注を題材にする
過去に発生した課題や、実際に起きた失注をテーマに対応策を議論する型です。新人だけでなくベテランも参加し、さまざまな視点から解決策を探ります。
実際の営業現場で起きた出来事をもとにしているため、実践的な対応力が養われます。実際の解決策とは違う方法をあえて試すと、柔軟な発想力を育てる練習にもなります。
モデリング型|成果を出している人の型をまねる
成果を出しているメンバーの営業スタイルを模倣し、営業力を効率よく習得する型です。具体的な行動や発言をそのまま真似できるため、営業の基本から応用まで学びやすい練習方法です。
営業の型は、教えるものではなく見せるものだという考え方があります。売れている商談の記録さえあれば、型は自然と伝わっていくという発想です。
だからこそ、初めてロープレに取り組むチームには、モデリング型から始めるのが近道になります。題材となる商談を選ぶだけで準備が整うため、企画側の負担も小さく済みます。
手本にする商談は、成約に至った理由が説明できるものを選ぶと、まねるポイントが明確になります。
営業ロープレの進め方4ステップ
ロープレは単独の研修ではなく、新人が独り立ちするまでの育成の一工程です。過去の商談を学ぶインプットから始まり、型を自分の言葉にする工程を経て、ロープレへとつながります。
新人がひとりで商談を任されるようになるまでの流れと期間の目安を、先に押さえておきましょう。
工程 | 期間の目安 | 内容 |
|---|---|---|
1. インプット | 1〜2週間 | 成約率の高い過去商談を、議事録と動画の両方で視聴する |
2. 型の内在化 | 1週間 | 学んだ型をもとに、自分の言葉で商談の流れを書き起こす |
3. ロープレ | 1〜2週間 | 書き起こしたスクリプトを使ってロープレを実施する |
4. 独り立ち後 | 継続 | 実商談は必ず振り返り、月1回は先輩とすり合わせる |
ロープレはこの4工程のうち3番目にあたります。前段の準備が整っているほど、ロープレでの気づきも増えます。

1. ゴールと場面を1つに絞る
まずは1回のロープレで見る観点を1つに絞ります。「クロージングで意思確認までする」のように、目的をひとつに定めましょう。
商談の提案フェーズなら「価値を伝えて興味を引き出す」、クロージングなら「意思確認を得る」など、場面ごとに具体的な達成目標を決めておくと評価もぶれにくくなります。
観点を絞らないまま始めると、フィードバックが総花的になり、続かなくなるつまずきの1つ目に逆戻りしてしまいます。
2. 顧客設定シートをつくる(裏設定も用意する)
業種・規模・役職・予算・競合の検討状況・決裁ルートなど、顧客の設定を事前にまとめておきます。加えて、担当者が自社サービスにどの程度の知識を持っているかも設定しておくと、説明の深さを調整する練習になります。
さらに、顧客役だけが持つ「裏設定」(本当の懸念や本音)を用意すると、本番の商談に近づきます。営業役には見えない情報を教育担当だけが持っておき、質問を重ねないと引き出せない形にするのがポイントです。
実商談で使うヒアリングシートの作り方は、別の記事で詳しく解説しています。
関連記事:ヒアリングシートの作り方は?必須項目やシーン別フォーマットを紹介
3. 15分で区切って実施する
実際の商談は1〜2時間かかることが多いですが、ロープレでは15分程度に区切ると集中力が保たれます。フィードバックの情報量も適切になり、内容を確実に吸収できます。
30分程度のロープレを週3〜4回、定期的に実施すると、スキルの習得と定着が期待できるでしょう。単発の実施では持続的な成長につながりにくいため、習慣として組み込むのが理想です。
オブザーバーを1人加えると、教育担当が顧客役を演じながら評価する負担も減らせます。営業役と顧客役の2人だけで進めると、教育担当は演技をしながら細かい改善点を見落としがちです。
4. 録音・録画して、フィードバックまでを1セットにする
ロープレの録画は「見返す」ものではなく「該当箇所を探す」ものだと考えると扱いやすくなります。1時間の録画を最初から最後まで見返す時間は、多くのマネージャーにとって現実的ではありません。
文字起こしから気になる言葉を検索し、その場面だけを本人と一緒に見る、という進め方であれば負担を抑えられます。
ステップ2で作った顧客設定シートやトークスクリプトと本番の受け答えを見比べると、型とのズレも把握しやすくなります。
コールセンターの教育現場でも、近い運用が実際に効果を上げています。
『Rimo Voice』で録音を文字起こしし、確認したい箇所をテキスト検索で探します。その場面から音声を再生し、担当者にURLを共有して一緒に振り返る、という流れです。
関連記事:Rimo導入で年間約160時間の残業削減、コールセンター業務の業務効率化・品質向上に貢献 | 株式会社マックスサポート様
商談の文字起こしツールを比較したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
関連記事:【厳選】商談を文字起こしできるAIツール5選!商談の質・効率を高めるツールを紹介
録画の内容を実商談の議事録として残す書式を整えたい場合は、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:商談議事録の書き方を解説!チームを強化し営業成約率を上げる活用方法も
そのまま使える営業ロープレのお題・シナリオ例(5場面)
ロープレの題材が思い浮かばないときは、以下の5場面から選ぶと準備がしやすくなります。各お題を、顧客設定・ゴール・よくあるつまずき・顧客役の演じ方の4点セットで整理しました。
どの場面も、教育担当が顧客役の細部まで作り込むほど、練習の質が本番に近づきます。まずはチームの課題に近い場面を1つ選んで試してみましょう。
会話の型を練習に取り入れる場合は、下の表からお題に合う型を選んでください。
型 | 練習に向くお題 | 身につくこと |
|---|---|---|
SPIN話法 | ヒアリング | 状況・問題・示唆・解決の順で質問を深める力 |
応酬話法 | クロージング | 反論への切り返し方 |
FAB | 提案・プレゼン | 特徴・利点・利益を分けて伝える力 |
AIDA | 初回訪問・提案全般 | 注意・興味・欲求・行動の流れで話を組み立てる力 |
SPIN話法の4要素や質問例は、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:営業ヒアリングのコツは?商談で使える質問例と確認項目・流れ5ステップ
テレアポ|受付突破と、断られたあとの一言
新規開拓では、最初の電話でどこまで関心を引けるかが分かれ目になります。断られたあとの一言まで練習しておくと、数をこなすほど得られる学びが増えます。
顧客設定:多忙な担当者、または取り次ぎ役の一次受付
ゴール:短い時間で関心を引き、次の会話につなげる一言を用意すること
よくあるつまずき:断られた直後に切り返しの言葉が出てこず、そのまま電話が終わる
顧客役の演じ方:早口で切り上げようとする反応や、名乗った瞬間に断る反応を意識的に演じる
初回訪問・会社紹介|3分で自社を説明する
初めて訪問する場面では、自社の強みを簡潔に伝えられるかが第一印象を左右します。資料に頼らず話せるところまで練習しておくと、商談の主導権を握りやすくなります。
顧客設定:自社のことをまだ何も知らない初対面の担当者
ゴール:資料を見なくても、自社の強みと提供価値を3分で話せること
よくあるつまずき:説明が長くなり、途中で顧客の関心が逸れてしまう
顧客役の演じ方:話の途中で「結局何ができるのか」と割り込む役を演じる
ヒアリング|課題の背景まで掘る
ヒアリングは、顕在ニーズだけでなく潜在ニーズまで引き出せるかが成果を分けます。ロープレでは、事実確認で終わらせず、背景まで掘り下げる練習に絞りましょう。
顧客設定:自分の課題を漠然としか話さない担当者
ゴール:表面的な悩みの奥にある背景まで、質問で引き出すこと
よくあるつまずき:事実確認の質問だけで終わり、深掘りの質問が出てこない
顧客役の演じ方:最初は表面的な悩みしか話さず、掘り下げられて初めて本音を明かす設定にする
ヒアリング力そのものを鍛えたい場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:ヒアリング力とは?成果に繋げる基本スキルと鍛え方を徹底解説
提案・プレゼン|資料を見ずに価値を話す
顧客の課題が見えたら、いよいよ提案のフェーズです。機能の説明に偏らず、顧客が得られる価値を語れるかを重点的に見ましょう。
顧客設定:複数のサービスを比較検討している担当者
ゴール:自社サービスが課題の解決策になることを、価値の言葉で伝えること
よくあるつまずき:機能の説明に偏り、顧客が得られるメリットの話にならない
顧客役の演じ方:他社の名前を出して比較を迫り、優位性を具体的に問い詰める役を演じる
クロージング|条件交渉と「持ち帰り」の防ぎ方
クロージングは、条件交渉から成約までの対応次第で結果が大きく変わる場面です。「持ち帰ります」で終わらせず、次のアクションまで決め切る練習をしておきましょう。
顧客設定:導入には前向きだが、最終的な決裁権を持たない担当者
ゴール:条件交渉を経て、次の意思決定者へつなぐ約束を取り付けること
よくあるつまずき:「持ち帰って検討します」で終わり、次のアクションが決まらないまま商談が止まる
顧客役の演じ方:懸念点を最後まで明かさず、粘り強く条件交渉を仕掛ける役を演じる
評価とフィードバックの型(チェックシート付き)
評価は事前に項目を決めて全員で共有するのが基本です。決めていない評価は、その場限りの感想で終わってしまいます。
チェック項目を事前に用意しておくと、指導の漏れを防げるだけでなく、同じ項目で継続的に評価できるため、メンバーの成長も確認しやすくなります。
評価項目は5カテゴリー×3項目に絞る
チェックする項目を、事前準備・聞く・伝える・切り返す・締めるの5カテゴリーに分けて整理します。項目を増やしすぎると評価者が使いこなせなくなるため、各カテゴリー3項目までに絞るのがコツです。
カテゴリー | チェック項目(例) |
|---|---|
事前準備 | 顧客情報を把握しているか/ゴールを1つに絞れているか/想定質問を準備しているか |
聞く | 表面的な発言で終わらず背景まで聞けているか/相槌や間の取り方が自然か/メモに気を取られていないか |
伝える | 機能ではなく価値で話せているか/専門用語を言い換えられているか/資料を見ずに話せているか |
切り返す | 反論を受け止めてから返せているか/沈黙を怖がらず間を取れているか/代替案を提示できているか |
締める | 次のアクションを明確にできているか/意思確認の一言を入れられているか/期限を提示できているか |
このチェックシートは、ロープレだけでなく実商談の振り返りにも流用できます。同じ項目を使い続けることで、メンバーごとの成長も定点で比較しやすくなります。
伝え方は「良い点1つ・改善点1つ」で止める
フィードバックは、良い点を先に伝え、そのあとに改善点を1つだけ添えるとバランスが取れます。指摘の数を絞らないと、受け手が萎縮してしまいます。
行動に対して指摘し、人格には触れないことも徹底しましょう。
評価者が変わってもぶれないようにする
複数の評価者がいる場合、見る言葉を先にリスト化しておくと基準が揃いやすくなります。受け止め言葉・クッション言葉・共感言葉・気遣い表現・NG表現などをあらかじめ用意しておく方法です。
音声を聞くだけの評価では、聞く人によって検知に偏りが出やすいという実例もあります。あるコールセンターでは、応対を文字起こしして可視化したことで、課題特定にかかる時間が3分の1に短縮されました。
関連記事:課題特定時間が3分の1に!音声を可視化することで大幅な業務改善を実現|株式会社テレネット様
なお、オブザーバーがメモを取りながら観察すると、記録に気を取られて肝心の観察が薄くなるという見方もあります。
Web商談ではタイピング音が相手のストレスになるという指摘もあり、記録の手間を減らすほど、評価者は聞くことに集中しやすくなるでしょう。
AIを顧客役にした営業ロープレ
相手役の予定を押さえなくても、1人で反復して練習できるのがAIロープレの特徴です。対人のロープレを補う練習方法として、上位で紹介されるケースが増えています。
AIに顧客役を任せる|値下げ要求も設定できる
AIを顧客役に設定し、商談のロールプレイングを行う練習方法が広がっています。商談シナリオと顧客のペルソナを設定できるほか、値下げを要求する顧客や、不満のある顧客といった難しい設定も用意できます。
たとえば「予算超過を理由に値引きを迫る顧客」「一度断ってから条件次第で再検討する顧客」のように、対人では準備が難しい難易度の高い役柄も繰り返し試せます。
相手役の予定を合わせる必要がなく、時間を選ばず何度でも練習できる点が、対人でのロープレとの大きな違いです。上長が終了後にコメントを追加できる仕組みもあり、AIの評価だけで完結させない使い方もできます。
対応の採点や振り返りをAIが担うことで、評価者ごとのばらつきを抑えやすくなるという声もあります。
こうした練習は、『Rimo Interviewer』でも行えます。商談シナリオと顧客のペルソナを設定し、AIを相手に繰り返しロープレを実施できる機能があります。
対人のように相手の予定を待たずに1人で練習を重ねられ、対応後はAIによる評価レポートで採点と改善案も示されます。教育担当が毎回つきっきりで採点しなくても、一次評価をAIに任せられるのが利点です。
AIに任せる範囲と、人が見るべき範囲
AIロープレを取り入れるときは、任せる範囲と人が見るべき範囲を分けて考えることが大切です。
AIに任せる範囲:顧客役としての受け答え、一次的な評価、繰り返しの反復練習
人が見るべき範囲:評価基準そのものの設計、最終的な合否判断、実商談に向けた個別の指導
AIの採点はあくまで評価の物差しを揃えるためのものであり、合否そのものを決めるものではありません。過大な期待をせず、反復練習と一次評価の手段として位置づけるのが実態に近いでしょう。
営業ロープレに関するよくある質問
Q. 営業ロープレは何分・週何回やればいいですか?
1回15分程度を目安に、場面ごとに区切って実施するのがおすすめです。30分程度のロープレを週3〜4回続けると、スキルの定着が期待できます。
時間を長く取りすぎると、フィードバックの情報量が多くなりすぎて内容を吸収しきれません。単発では成長につながりにくいため、習慣として続けられる頻度に調整しましょう。
Q. ベテランの営業担当にもロープレは必要ですか?
必要です。とくに問題解決型ロールプレイングは、新人だけでなくベテランが参加することで実践的な議論になります。
過去に起きた失注をベテランと一緒に振り返ると、新人だけでは出てこない対応策が見つかります。ベテラン自身にとっても、自分のやり方を言語化して人に説明する機会になり、指導力の向上につながります。
Q. 顧客役は誰がやるのがよいですか?
一般的には教育担当が顧客役を務めますが、目的に応じて営業役と交代するグループ型も有効です。
役を入れ替えると、営業役のメンバーが顧客の視点を体験でき、提案力と共感力の両方が養われます。1人で練習したい場合は、AIを顧客役にする方法も選択肢になります。
Q. オンラインでも営業ロープレはできますか?
可能です。オンライン会議ツールを使えば、対面と同じようにシナリオに沿ったロープレを実施できます。
対面と違い、離れた拠点のメンバー同士でも同じロープレに参加できるのが利点です。録画機能を使えば、そのまま振り返り用の記録としても活用できます。
Q. 営業ロープレの録音・録画に本人の同意は必要ですか?
必要です。冒頭で「振り返りに使うため録音・録画させてください」と口頭で伝え、同意を得てから始めるのが基本の運用です。
同意を得たやり取りそのものを録音・録画に残しておくと、あとから同意の有無を確認できる証跡として扱えます。同意を得られなかった場合は、その回は記録を残さず、口頭でのフィードバックのみで対応する運用にしましょう。
まとめ
営業ロープレは、種類・進め方・お題・評価の型を決めておくことで、感覚に頼らず回せる研修になります。続かなくなる原因の多くは、ゴールの曖昧さと評価のばらつき、そして振り返りの手間にあります。
場面別のお題を1つ選び、評価項目を5カテゴリーで決めておくだけでも、次のロープレから感想戦にはなりません。慣れてきたら、AIを顧客役にした1人練習も組み合わせてみましょう。
評価と振り返りの手間が続かない理由になっているなら、記録を自動に寄せるところから始めるのも一つの手です。今週のロープレから、お題と評価基準を決めた状態で開いてみてはいかがでしょうか。
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- 営業
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