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建築業界で導入事例が多い文字起こしツール6選|会議や現場に役立つ選び方【無料プランあり】

更新日:2025/12/18 9:41
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「施主定例や協力業者との会議、社内MTGで『言った言わない』のトラブルを避けたい」

「専門用語が飛び交う会議でメモが追いつかず、議事録作成だけで数時間潰れてしまう」 「海外パートナーとのWeb会議で言葉の壁を感じ、正確な情報共有ができているか不安」

このように、建築業界における会議の記録やコミュニケーションの課題に頭を抱えていませんか?

そこで本記事では、AI文字起こしツールを提供しているRimo合同会社が、建築業界で導入事例が多いおすすめの文字起こしツール6選を厳選して紹介します。

ツールの選び方から、AIチャット機能や翻訳機能を搭載したRimo Voiceの機能まで解説します。

本記事を読んで、自社の会議スタイルに最適なツールを見つけ、建築業界の事務作業の削減と認識のズレのないスムーズな現場運営を実現しましょう。

会議の記録を正確に残し、議事録作成から要約までワンストップで完結させたいなら、AI文字起こしツール『Rimo Voice』がおすすめです。 

日本語特有のニュアンスに強く、リアルタイムでの文字起こしやAIチャットによる議論整理・用語検索も可能です。

さらに多言語翻訳にも対応しているため、海外企業との連携もスムーズになります。 初期費用0円の無料トライアルで、まずはその精度と使いやすさを実際の会議で実感してみてください。

【PC・スマホ】建築業界で導入事例が多い文字起こしツールおすすめ4選

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ここでは、スマートフォンやPCで使用でき、会議の文字起こし・議事録作成が可能なツールを紹介します。

それぞれのツールの特徴を詳しく解説します。

1.『Rimo Voice』|会議の文字起こし・議事録作成と現場でのAI活用に最適

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Rimo Voice』は、リアルタイムでの文字起こしや、議事録作成、AIチャットでの要点整理までこなせるツールです。

建設現場の会議では、専門用語が頻出したり、議論が複雑化して決定事項が曖昧になったりすることが多々あります。 『Rimo Voice』なら、発言内容がリアルタイムにテキスト化されるため、聞き逃しや認識のズレを画面上で即座に確認できます。

さらに、独自の「AIチャット機能」を活用すれば、会議中に「〇〇(専門用語)の意味を教えて」と指示してWeb検索を行うことが可能です。「ここまでの議論の決定事項をまとめて」と問いかけて論点を整理したりすることもできます。

清水建設などの大手ゼネコンでも導入されており、現場特有の報告フォーマットに合わせてAIが要約を行う「カスタムテンプレート機能」も高く評価されています。

無料トライアルが利用できるため、まずは使用感を試してみましょう。

料金

【月額料金】

・法人プラン:要問い合わせ

・文字起こしプラン:1,650円

・プロプラン:4,950円

・チームプラン:6,600円

※お試しプランあり

特徴

・AIチャットによるリアルタイム検索・議論整理

・現場の日報形式に合わせたカスタム要約

・動画やICレコーダー音声のインポート対応

運営会社

Rimo合同会社

2.『AmiVoice ScribeAssist』|オフライン対応で機密情報を守る

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出典:株式会社アドバンスト・メディア

『AmiVoice ScribeAssist』は、オフライン環境でも動作するスタンドアローン型の文字起こしソフトです。

建設業界では、入札情報や都市開発計画など、外部に漏洩してはならない機密情報を扱う会議が存在します。 クラウド型のツールではセキュリティ規定に抵触する場合でも『AmiVoice ScribeAssist』なら情報漏洩リスクを最小限に抑え、安全に利用できます。

また、Web会議や商談の音声をリアルタイムでテキスト化しながら、同じ画面上で即座に修正・編集を行える操作性も特徴です。 

通信環境が不安定な地下現場の事務所や、セキュリティポリシーが厳しい公共工事のプロジェクトにおいても、安心して文字起こし・議事録作成を自動化できます。

料金

要問い合わせ

特徴

・オフライン(スタンドアローン)で動作

・Zoom等のWeb会議と対面会議の両方に対応

・リアルタイムでの編集・単語登録が可能

運営会社

株式会社アドバンスト・メディア

3.『mocoVoice』|高精度AIで専門用語も正確に記録

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出典:mocomoco株式会社

『mocoVoice』は、日本のAI研究者が開発した高精度な文字起こしツールです。

業界用語や社内用語を事前に登録できる辞書機能を備えているため、現場での指示内容も正確にテキスト化できます。

また、セキュリティ要件に合わせて、クラウドだけでなくオンプレミス(自社サーバー)環境への構築も可能です。 機密情報を厳重に管理する必要があるプロジェクトでも、安心して導入できる体制が整っています。

料金

要問い合わせ

特徴

・建設用語を登録できる辞書機能

・オンプレミス環境への対応

・話者分離と自動要約機能

運営会社

mocomoco株式会社

4.『YOMEL』|ワンクリックで会議や会話を記録し、その後の報告業務や日報作成を自動化

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出典:株式会社PKSHA Infinity

『YOMEL』は、ワンクリックで会議や会話を記録し、その後の報告業務や日報作成を自動化できるAIツールです。

スマホアプリを利用すれば、対面での打ち合わせや移動中の報告事項もボタン一つで録音・テキスト化できます。AIが会話の内容から要点を自動で抽出してまとめるため、現場監督や営業担当者は、帰社後に記憶を頼りに日報を作成する必要がなくなります。

料金

・スターター:28,000円/月

・スタンダード:95,000円/月

・ビジネス:180,000円/月

・エンタープライズ:要問い合わせ

特徴

・ワンクリックでの簡単録音・記録

・全自動での議事録・要約作成

・カレンダー連携による自動起動

運営会社

株式会社PKSHA Infinity

関連記事:音声文字起こしアプリ・ソフト24選!無料で議事録を作成する方法も解説

【ボイスレコーダー】建築業界で導入事例が多いおすすめツール2選

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スマホでの操作が難しい現場や、通信環境が悪い場所でも安定して使える、AI文字起こし機能付きのボイスレコーダーを紹介します。

それぞれのツールの特徴を詳しく解説します。

1.『PLAUD NOTE』|スマホに貼り付けて通話も会議も即時記録

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出典:Plaud Inc.

『PLAUD NOTE』は、スマートフォンの背面に貼り付けて持ち運べる薄型AIボイスレコーダーです。通話録音と対面会議の両方を即座に記録・文字起こしできるデバイスです。

本体の物理スイッチをスライドするだけで「通話録音モード」と「通常録音モード」を切り替えられます。これにより、施主や協力会社との電話連絡で仕様変更や工程調整などの重要な決定があった際も、口頭でのやり取りを証拠として残せるでしょう。

振動伝導センサーにより、iPhone・Androidを問わず通話音声をクリアに録音できるため、とっさの連絡事項も逃さず記録できます。

料金

本体価格:27,500円~

特徴

・スマホ貼り付け型(MagSafe対応)

・物理スイッチによる通話/対面録音切り替え

・ChatGPT連携による要約・マインドマップ作成

運営会社

Plaud Inc.

2.『VOITER SR502J』|ノイズキャンセルに強いAIボイスレコーダー

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出典:iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS株式会社


『VOITER SR502J』は、高度な雑音除去機能を搭載したボイスレコーダーで、騒音の多い建設現場でも人の声をクリアに拾って文字起こしできる点が強みです。

最大10メートルまでの距離の音声を360度集音しながら、環境ノイズをカットします。 屋外の朝礼や騒がしい現場事務所での会議でも、発言内容を正確にテキスト化できるため、音声を聞き返すストレスから解放されます。

また、オフラインでの録音はもちろん、Wi-Fi接続時にはリアルタイムでの文字起こしも可能です。 通信環境が不安定な地下現場では通常のボイスレコーダーとして使い、事務所に戻ってからWi-Fiに接続して文字起こしを行うといった運用が可能です。

料金

59,900円

特徴

・高度なノイズキャンセリング機能

・オフライン録音とリアルタイム文字起こしの両立

運営会社

iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS株式会社

関連記事:議事録自動作成できるボイスレコーダー5選!選び方やメリット、作成の流れを解説

関連記事:【比較】文字起こしにおすすめのボイスレコーダー27選!AIツール・アプリも紹介

建築業界向け文字起こしツールで失敗しないための7つの選定基準

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建築業界向けの文字起こしツールの選び方は以下のとおりです。

以下で詳しく解説します。

1.会議の内容をリアルタイムに文字起こし・要約できる機能があるか

ツール選定の際は、録音後の処理ではなく、会議中の発言をその場でテキスト化し、要約まで完了できる「リアルタイム性」を優先事項としましょう。

建設プロジェクトでは、設計変更や工程の急な調整など、関係者全体で即座に共有・合意すべき決定事項が頻繁に発生します。 

録音データを持ち帰り、後からテキスト化する運用では、情報の共有にタイムラグが生じます。その結果、認識のズレに気づくのが遅れ「手戻り」が発生するリスクが高まるのです。

文字起こしツールを活用すれば、会議終了と同時に議事録の素案が完成します。これにより、その場で認識のズレを解消でき、迅速な意思決定と次のアクションへの移行が可能です。

2.建築・建設特有の専門用語を正確に変換できるか

業界用語や、現場特有の資材名などを正確に変換できる「辞書機能」や「特化型エンジン」の有無は、導入後の業務効率を大きく左右します。

文字起こしツールのなかには、専門用語が誤変換されやすく、修正の手間が発生するケースがあります。その結果、テキスト化された後の手作業での修正に膨大な時間を費やすことも多いです。

したがって、あらかじめ社内用語や工事用語を登録できる「単語登録機能」があるものや、建築業界に特化した音声認識モデルを搭載しているツールを選びましょう。

建築・建設業界特有の専門用語を正しく文字起こしでき、修正の手間を最小限に抑えられます。

3.環境に左右されずに文字起こしできるか

騒音の多い建設現場や現場事務所では「ノイズ除去機能」や「環境音カット機能」の搭載が不可欠です。

一般的なツールでは、現場特有の重機音や風切り音などの雑音を誤って文字認識してしまうリスクがあるためです。

一方、高精度な文字起こしツールなら「人の声」と「背景雑音」を明確に分離できます。環境に左右されず正確に記録するためにも、こうした機能を持つツールを選びましょう。

4.ITが苦手な人でも直感的に操作できるか

現場には、高齢の職人やデジタル機器の操作に不慣れな従業員も多く働いています。そのため、機能の多さよりも「録音ボタンを押すだけで使える」といった直観的な操作感が必要です。

実際に、後述する清水建設株式会社様の導入事例では、デジタルツールに不慣れな現場でもスムーズに受け入れられた要因として「直感的な操作性」が挙げられています。

スペックだけを見て選ぶのではなく、現場担当者が「これなら使える」と感じられるユーザーインターフェースであるかを重視して選定しましょう。

5.スマートフォンやタブレットでも利用できるか

建設現場ではPCを開けない環境も多いため、移動中の車内など、場所を選ばずに利用できるスマートフォンやタブレットアプリへの対応は必須条件です。

モバイル端末に対応していれば、現場確認中に撮影した写真と合わせて音声を記録したり、移動中に音声入力だけで日報を作成したりと、移動や外出先での「スキマ時間」を有効活用できます。

「事務所に戻らなければ報告業務ができない」という状況は、長時間労働の温床です。マルチデバイス対応のツールを選び、どこでも事務作業が完結する環境を構築しましょう。

6.予算管理しやすい料金形態か

導入コストを正確に見積もり、プロジェクトごとの予算管理を適正に行うために、以下のような内容が明確に公開されているツールを選びましょう。

  • 初期費用

  • 月額料金

  • 従量課金など

文字起こしツールのなかには、時間制限のある従量課金や人数ベースのID課金など、複雑で最終的なコストが見えにくいものも少なくありません。 工期や人員の変動が激しい建設業において、想定外の追加コスト発生は予算オーバーのリスクに直結します。

そのため、毎月定額のプランや、無料トライアルで事前に費用対効果を検証できるツールを選びましょう。まずはスモールスタートで試し、長期的に運用できるコスト構造かを見極めることが重要です。

7.機密情報を守れるセキュリティ体制があるか

施主の個人情報、建物の詳細図面など、建設業では機密性の高い情報を扱うため、法人利用に耐えうる「技術的な対策」と「管理体制」の両方が整っているかを確認してください。

セキュリティポリシーが不明瞭な無料アプリなどを使用すると、会話データがAIの学習に勝手に利用されたり、外部へ流出したりするリスクがあります。

企業の社会的信用を守るためにも、まずは以下の技術的な対策が講じられているかを確認しましょう。

  • 通信データのSSL/TLS暗号化

  • IPアドレス制限

  • ログ管理など

また、ベンダー組織の信頼性を客観的に判断する指標として「ISMS認証」や「プライバシーマーク」を取得しているかも重要なチェックポイントです。

建築業界で文字起こしツールを導入する2つのメリット

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建設現場や設計業務において、文字起こしツールを導入するメリットは以下の2点です。

以下の項で詳しく解説します。

1.書類作成の手間をなくし、現場管理などのコア業務に集中できる

文字起こしツールを導入するメリットは、現場監督や設計担当者が本来注力すべき「施工管理」や「安全・品質管理」に時間を割けるようになる点です。

AIツールを使えば、議事録や日報作成などの事務作業が自動化され、デスクワークの時間を大幅に短縮できます。また、スマホでの音声入力を使えば、移動や待機時間も有効活用できます。

事務作業に追われる時間を減らすことで、現場の安全を守り、工事の品質を高めるという本来の役割に全力を注げる環境が整います。

2.音声とテキストのログが残りコミュニケーションが円滑になる

文字起こしツールで会議や打ち合わせを記録することで、口頭でのやり取りによる「言った言わない」のトラブルを未然に防げます。結果として、関係者間の信頼関係を守り、コミュニケーションを円滑にします。

多くの協力会社や施主が関わる建設プロジェクトでは、現場での立ち話や電話で指示が出されることも少なくありません。しかし、口頭だけのやり取りは記憶が曖昧になりやすく、後になって認識のズレによる手戻りや、追加費用のトラブルに発展するリスクがあります。

ツールを使って会話を記録しておけば、テキストデータだけでなく元の音声データもログとして残ります。

「いつ」「誰が」「どのようなニュアンスで」発言したかが客観的な証拠として保存されるため、認識の食い違いが生じても、後から確認して事実に基づいた判断が可能です。

建築業界の業務を効率化する『Rimo Voice』の5つの独自機能

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Rimo Voice』には、建築業界の業務効率を向上させる5つの独自機能が搭載されています。

それぞれの機能について、以下で詳しく解説します。

1.リアルタイム文字起こし×AIチャットで「専門用語の検索」や「議論の整理」をその場で完結

Rimo Voice』は、会議の内容をリアルタイムで文字起こしして確認可能です。

また、AIチャット機能を使ってその場で用語検索や議論の整理を行える点も特徴です。

建設現場の会議では、専門的な技術用語が頻出したり、複雑な工程調整で議論が発生したりするケースがあります。 『Rimo Voice』を使用すれば、デバイスのマイクから直接録音した音声をリアルタイムで文字起こししつつ、AIチャットに対して指示を出せます。

例えば、会議中に「発言に出てきた○○という工法の意味を調べて」と指示すれば、AIが以下のように外部情報を検索して回答可能です。

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また「ここまでの議論の論点を整理して」「決定事項を箇条書きにして」と投げかけることで、重要ポイントやネクストアクションを自動抽出し、抜け漏れのない合意形成をサポートします。

[ 法人・プロ ] マイクを使った録音でリアルタイム文字起こしする(PC版)

AIチャットを使用して議事録を作成する

2.会議終了前の「要約自動チャット送信」で、その場で認識合わせを完了

会議終了前に、AIが生成した要約と決定事項をチャットへ自動送信する機能を活用すれば、その場で疑問点の解消と全員での認識合わせができます。

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会議では、解散後に「あの件はどうなった?」といった不明点が出たり「言った言わない」のトラブルが発生したりすることが課題です。 この機能を使えば、会議終了の約5分前に、ZoomやGoogle Meetなどのチャット欄に「本日の議論の要約」が自動投稿されます。

参加者は会議が終わる前に内容をチェックできるため、不明点があればその場で質問して解消したり、認識のズレを即座に修正したりすることができます。

[ 法人・プロ ] ミーティング要約の自動送信(Botがチャットでお知らせ)

3.要約機能を活用し、現場ごとの日報や議事録フォーマットへ自動変換

Rimo Voice』は、文字起こしだけでなく、AIによる自動要約機能も搭載しています。長時間の会議でも、AIが内容を分析して自動的に要点を抽出するため、すべてを読み返すことなく概要を把握できます。

さらに、現場や支店で指定された特定のフォーマットに合わせて出力したい場合は、以下のように有料オプションの「カスタムテンプレート機能」が活用できます。

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企業では、日報や議事録に記載すべき項目(決定事項、TODO、次回予定など)が厳密に決まっているケースが一般的です。

カスタムテンプレート機能を使えば、これらの項目を指定するオリジナルのプロンプト(AIへの命令文)を作成し、テンプレートとして登録できます。

[ 法人プラン ] カスタムテンプレート(有料オプション機能)

4.「多言語翻訳」により、外国人や海外企業との言葉の壁を解消

外国人作業員への安全指示や、海外拠点との設計会議において、言葉の壁を解消する「リアルタイム翻訳機能」も利用可能です。

この機能を使えば、日本語で話した内容をリアルタイムで英語などに翻訳し、画面上に表示できます(またはその逆も可能)。

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利用方法は、リアルタイム文字起こしの設定画面で「同時翻訳言語」を選択するだけです。翻訳されたテキストはAIエディタ部分に即座に反映されます。

[ 法人プラン ] リアルタイム翻訳機能(β版)

5.現場のICレコーダー音声や面接動画も「アップロード」するだけで一括テキスト化

電波の入らない地下現場などでICレコーダーに録音した音声データや、採用面接の録画データなども、ドラッグ&ドロップで簡単に取り込んでテキスト化できます。

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Web会議のデータも、現場で録音したデータもこれ一つで完結します。現場と事務所を行き来することの多い建設業の業務スタイルにおいて、あらゆる音声データを一つのツールで一元管理できる点は、大きな強みです。

音声ファイルをアップロードする【文字起こしプラン・フリープラン】

建築関係で導入事例が多い文字起こしツール『Rimo Voice』の導入事例

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ここでは、建築関係で導入事例が多い文字起こしツール『Rimo Voice』の導入事例を紹介します。

以下で詳しく解説します。

現場ごとの定例会議フォーマットに合わせたカスタム要約で文字起こしを効率化

清水建設株式会社東北支店では『Rimo Voice』を活用して「定例会議の議事録作成」にかかる工数を大幅に削減し、現場業務の効率化を実現しました。

導入前の課題は、議事録作成が完全に「人力」に依存していた点です。担当者は会議の録音データをすべて聞き直し、手作業で文字を起こして定例会議用のシートに記入していましたが、膨大な時間と労力がかかっていたと言います。

そこで、4つの文字起こしサービスを比較検討した結果「文字起こし精度の高さ」「要約レベルの高さ」「直感的なUI」に加え、現場のニーズに応える「AIによる拡張機能」が決め手となり『Rimo Voice』を選定しました。

導入後は、以下の5ステップの運用フローを確立しました。

Step1.録音

現場担当者がICレコーダー等で会議を録音する

Step2.アップロード

音声データを『Rimo Voice』に取り込み、自動文字起こしを行う

Step3.自動要約

議事録の項目(決定事項など)を指定した「カスタムテンプレート」でAI要約を生成する

Step4.微修正

AIが作成したテキストを確認し、必要に応じて修正を加える

Step5.転記

完成した内容を社内定型の議事録シート(Excel/Word)にコピー&ペーストする

このフローにより「音声の聞き直し」や「ゼロからの文書作成」が不要となり、現場担当者の負担が劇的に軽減されました。

"現場の声"から始まった変革 ― 清水建設が語る、AI導入で見えた新たな可能性|清水建設株式会社東北支店様

方言や専門用語も正確に変換し、Bot機能活用で「会議に集中できる環境」を実現

株式会社かんでんエンジニアリングでは『Rimo Voice』を活用することで、会議中のメモ取り業務から解放され、議論そのものに集中できる環境を構築しました。

以前の議事録作成は、ボイスレコーダーの音声を聞き直して手打ちで行われていました。なかでも、欠席した会議の記録作成においては「何が重要なポイントか」といった判断が難しく、担当者が苦労していたと言います。

Rimo Voice』導入の決め手となったのは、関西弁などの方言や独特のイントネーションでも正確に変換できる「文字起こし精度」と、業界特有の専門用語や略語に対応できる「辞書機能」などでした。

導入したことで、以下のような成果が出ています。

会議への集中

「とりあえず録音しておけば後で確認できる」という安心感が生まれ、必死にメモを取る必要がなくなった

確認作業の効率化

音声を聞き直さなくても、テキスト検索で必要な発言箇所だけをピンポイントで確認できるようになった

Bot機能の利便性

自他社主催の会議でもBotを招待して記録できるため、内容確認が格段に楽になった

同社では、ICレコーダーデータのアップロード、Teams会議でのBot活用、要約機能の利用という3つの場面で『Rimo Voice』を使い分け、組織全体の生産性を向上させています。

社内の草の根活動から全社展開へ ― かんでんエンジニアリングが実現した、AI活用による働き方改革

建設業界での文字起こしツールの精度を高めるコツ

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ここでは、文字起こしツールの精度を高める運用のコツを紹介します。

それぞれのコツについて、以下で詳しく解説します。

1.現場環境に合わせたマイクを選定・活用する

文字起こしの精度を高めるためには、アプリの性能だけでなく、集音環境を整えるマイク選びが重要です。

風が強い屋外や重機が稼働している騒音環境では、スマートフォンの内蔵マイクだけでは周囲の雑音まで拾ってしまい、AIが正しく音声を認識できないケースがあります。そのため、風切り音を防ぐウィンドスクリーンを装着したマイクや、話者の口元の音だけを拾う「単一指向性マイク」を併用すると効果的です。

また、周囲の音が激しい場所で通話や指示を行う場合は、骨伝導マイクを活用することで、騒音のなかでもクリアな音声を残せます。

2.頻出する現場用語や社内用語を辞書登録する

AIの認識精度を向上させるには、現場特有の専門用語や固有名詞をあらかじめ辞書登録しておくことが欠かせません。

専門用語や、協力会社名、独自の略語が誤変換されると、後から手作業で修正する手間が増え、業務効率が下がってしまいます。

導入時や新しいプロジェクトが始まるタイミングで、頻出する部材名や関係者名をツールに登録しておきましょう。

議事録作成だけではない?建築業界で文字起こししたデータの活用シーン

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文字起こしツールで蓄積されたテキストデータは、単なる記録として終わらせるのではなく「教育」や「安全管理」に再利用できます。

特に『Rimo Voice』のようなAIチャットや高度な要約機能を備えたツールを活用すれば、以下のようなデータの二次利用が可能になります。

これらの活用法により、属人化しやすい技術の継承や、事故防止のための安全管理体制を強化できます。以下で詳しく解説します。

1.ベテランの技術指導を録音し、AI要約でマニュアル化

現場で行われるベテラン職人の指示や技術指導を録音・テキスト化し、AIで要点を抽出することで、技術継承のためのマニュアル作成を効率化できます。

建設業界では、熟練者の技術や判断基準が「口頭での指導」のみで完結し、形式知として残らず、暗黙知のままになることがあります。

この課題に対し『Rimo Voice』を活用すれば、指導内容を漏らさず記録し、重要なポイントだけを整理して社員向けの簡単なマニュアルとして共有できます。

テキストだけでなく、元の音声データもセットで保存されるため、文字だけでは伝わりにくいニュアンスやトーンも含めて振り返ることが可能です。 これにより、指導者が何度も同じ説明をする時間を削減し、若手の人材育成スピードを向上させられます。

以下は、実際の現場指導を『Rimo Voice』でマニュアル化する際のイメージです。

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このように『Rimo Voice』で作成した要約テキストをベースにすれば、画像や図解を加えるだけで、現場の実践的なノウハウが詰まった詳細なマニュアルも短時間で作成できます。

Rimo Voice』を活用したマニュアル作成の具体的な手順やコツについては、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

関連記事:マニュアル作成完全ガイド|5つの手順や成功のコツ、おすすめツールを解説

関連記事:引継ぎマニュアルの作り方5ステップを解説!分かりやすくするコツも解説

2.現場の「ヒヤリハット」音声からAIチャットで安全対策リストを生成

朝礼や現場巡回時の会話ログを蓄積し、AIチャット機能を活用してリスク要因を抽出することで、安全管理活動(KY活動)を強化できます。

現場の何気ない会話のなかには「あそこが滑りやすかった」「機材の調子が悪い」といった事故の予兆(ヒヤリハット)が含まれていますが、報告書に上がる前に忘れ去られがちです。こうした隠れたリスク情報を掘り起こすのにも『Rimo Voice』のAIチャット機能が役立ちます。

日々の会話データを『Rimo Voice』に蓄積しておき、AIチャットに対して「今日のリスク要因を抽出して」「ヒヤリハット事例をリストアップして」と指示を出せば、膨大なログの中から安全に関わる情報だけを即座に抜き出せます。

以下は、現場巡回時の会話からリスクを抽出する際の活用イメージです。

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抽出した情報を翌日の安全対策リストに反映させることで、現場の声に基づいた具体的な事故防止対策が可能になります。

建築業界で文字起こしツールを活用するなら『Rimo Voice』がおすすめ

建設業界における業務効率化の課題解決には、音声認識技術を活用した文字起こしツールの導入が効果的です。 会議の議事録作成や現場での記録業務を自動化することで、本来注力すべき施工管理や安全管理に時間を割けるようになります。

なかでも『Rimo Voice』は、会話が即座に可視化されるため、その場で認識の食い違いを解消し、業務の手戻りを防ぐ確実な合意形成を実現できます。

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また、AIチャットが「優秀なアシスタント」として機能し、不明な用語の検索から決定事項の抽出までをサポートしてくれるため、会議の進行そのものをスムーズにします。

ツール導入に迷っている場合は、まず実際の現場や会議で試用し、その精度や使い勝手をご自身で確認することから始めてみてください。 

Rimo Voice』には初期費用なしで機能を試せる無料トライアルが用意されています。いきなり本番の会議で導入するのが不安な場合は、まずは静かな環境で1分ほど文章を読み上げ文字起こしして、精度を確認してみましょう。

テスト運用から始めることで、自社の現場環境や業務フローに最適なツールかどうかをリスクなく判断できます。

Rimo Voice』を活用して、建築業務の効率化につなげましょう。

Rimoで議事録作成をAIに任せて作業効率UP

カンタン自動文字起こし。スマホとパソコンでご利用頂けます。

Rimo

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