建築業界で導入事例が多い文字起こしツール6選|会議や現場に役立つ選び方【無料トライアルあり】

「施主定例や協力会社との会議、社内MTGで『言った言わない』のトラブルを避けたい」
「専門用語が飛び交う会議でメモが追いつかず、議事録作成だけで数時間潰れてしまう」
「海外パートナーとのWeb会議で言葉の壁を感じ、正確な情報共有ができているか不安」
このように、建築業界における会議の記録やコミュニケーションの課題に頭を抱えていませんか?
本記事では、建築業界で導入事例が多いおすすめの文字起こしツール6選を厳選して紹介します。あわせて、ツールの選び方から、AIチャット機能や翻訳機能を搭載したAI議事録サービス『Rimo』の機能まで解説します。
【本記事でわかること】
建築業界で導入事例が多い文字起こしツール6選(PC・スマホ/ボイスレコーダー)
失敗しないための7つの選定基準と、導入する2つのメリット
文字起こしの精度を高めるコツと、議事録以外のデータの活用シーン

【PC・スマホ】建築業界で導入事例が多い文字起こしツールおすすめ4選

ここでは、スマートフォンやPCで使用でき、会議の文字起こし・議事録作成が可能なツールを紹介します。
『Rimo』|会議の文字起こし・議事録作成と現場でのAI活用に最適
『AmiVoice ScribeAssist』|オフライン対応で機密情報を守る
『モコボイス(mocoVoice)』|建設向けの音声認識モデルで専門用語を文字にしやすい
『YOMEL』|ワンクリックで録音から要約まで済ませる
それぞれのツールの特徴を詳しく解説します。
1.『Rimo』|会議の文字起こし・議事録作成と現場でのAI活用に最適

『Rimo』は、リアルタイムでの文字起こしや、議事録作成、AIチャットでの要点整理までこなせるツールです。
建設現場の会議では、専門用語が頻出したり、議論が複雑化して決定事項が曖昧になったりすることがあります。『Rimo』なら、発言内容がリアルタイムにテキスト化されるため、聞き逃しや認識のズレを画面上で確認できます。
さらに、「AIチャット機能」を活用すれば、会議中に「〇〇(専門用語)の意味を教えて」と指示してWeb検索を行うことが可能です。「ここまでの議論の決定事項をまとめて」と問いかけて、論点を整理することもできます。
清水建設株式会社東北支店でも導入されており、現場の定例会議の議事録の形式に合わせてAIが要約する「カスタム要約テンプレート」(法人プランの有料オプション)を活用しています。
無料トライアルが利用できるため、まずは使用感を試してみましょう(カスタム要約テンプレートは対象外です)。
料金 | 【月額料金・税込】 |
特徴 | ・AIチャットによるリアルタイム検索・議論整理 |
運営会社 | Rimo合同会社 |
2.『AmiVoice ScribeAssist』|オフライン対応で機密情報を守る

『AmiVoice ScribeAssist』は、オフライン環境でも動作するスタンドアローン型の文字起こしソフトです。
建設業界では、入札情報や都市開発計画など、外部に漏洩してはならない機密情報を扱う会議が存在します。
クラウド型のツールがセキュリティ規定に触れる場合でも、『AmiVoice ScribeAssist』はPC内で動くため、データを外部に送らずに使え、情報漏洩のリスクを抑えやすくなります。ただし、一部の要約機能はインターネット接続が必要です。
また、Web会議や商談の音声をリアルタイムでテキスト化しながら、同じ画面上で修正・編集を行える操作性も特徴です。
通信環境が不安定な地下現場の事務所や、セキュリティポリシーが厳しい公共工事のプロジェクトにおいても、文字起こし・議事録作成の自動化を検討しやすくなります。
料金 | 要問い合わせ(初期費用は無料。ライセンス数に応じた定額制で、個別見積り) |
特徴 | ・オフライン(スタンドアローン)で動作 |
運営会社 | 株式会社アドバンスト・メディア |
3.『モコボイス(mocoVoice)』|建設向けの音声認識モデルで専門用語を文字にしやすい

出典:mocomoco株式会社
『モコボイス』は、医療・建設などの業界に合わせた音声認識モデルを持つ文字起こしツールです。
業界用語や社内用語を事前に登録できる辞書機能を備えているため、現場での指示内容もテキスト化しやすくなります。
また、セキュリティ要件に合わせて、クラウドだけでなくオンプレミス(自社サーバー)環境への構築も可能です。機密情報を厳重に管理する必要があるプロジェクトでも、導入を検討しやすい体制です。
料金 | ・小さく始めるプラン:690円/月 |
特徴 | ・建設などの業界に合わせた音声認識モデル |
運営会社 | mocomoco株式会社 |
4.『YOMEL』|ワンクリックで録音から要約まで済ませる

『YOMEL』は、ワンクリックで会議や会話を録音し、文字起こしとAI要約までできる議事録ツールです。
スマホアプリを利用すれば、対面での打ち合わせや移動中の報告事項もその場で録音・テキスト化できます。AIが会話の内容から要点を自動で抽出してまとめるため、現場監督や営業担当者が、帰社後に記憶を頼りに議事録を作る手間を減らせます。
料金 | ・スターター(月30時間):28,000円/月 |
特徴 | ・ワンクリックでの録音・記録 |
運営会社 | 株式会社PKSHA Infinity |
関連記事:音声文字起こしアプリ・ソフト24選!無料で議事録を作成する方法も解説
【ボイスレコーダー】建築業界で導入事例が多いおすすめツール2選

スマホでの操作が難しい現場や、通信環境が悪い場所でも使いやすい、AI文字起こし機能付きのボイスレコーダーを紹介します。
『Plaud Note』|スマホに貼り付けて通話も会議も即時記録
『VOITER SR502J』|雑音を抑えて人の声を拾うAIボイスレコーダー
それぞれのツールの特徴を詳しく解説します。
1.『Plaud Note』|スマホに貼り付けて通話も会議も即時記録

出典:Plaud Inc.
『Plaud Note』は、スマートフォンの背面に付けて持ち運べる薄型のAIボイスレコーダーです。
通話録音と対面録音を切り替えて使えるため、施主や協力会社との電話で仕様変更や工程調整が決まった際も、口頭でのやり取りを記録として残せます。MagSafe対応のケースでスマートフォンの背面に付けておけば、とっさの電話も録り逃しにくくなります。
料金 | 本体価格:27,500円(税込・通常価格) |
特徴 | ・スマホ貼り付け型(MagSafe対応ケース) |
運営会社 | Plaud Inc. |
2.『VOITER SR502J』|雑音を抑えて人の声を拾うAIボイスレコーダー

出典:iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS株式会社
『VOITER SR502J』は、雑音除去機能を搭載したボイスレコーダーで、騒音の多い建設現場でも人の声を拾って文字起こししやすい点が強みです。
なお、2026年10月13日時点で公式ストアでは売り切れになっています。購入を検討する場合は、取り扱い店舗の在庫を確かめてください。
最大10メートルまでの距離の音声を集音しながら、周りの雑音を抑えます。屋外の朝礼や騒がしい現場事務所での会議でも、発言内容をテキスト化しやすく、音声を聞き返す手間を減らせます。
また、オフラインでの録音はもちろん、Wi-Fi接続時にはリアルタイムでの文字起こしも可能です。通信環境が不安定な地下現場では通常のボイスレコーダーとして使い、事務所に戻ってからWi-Fiに接続して文字起こしを行うといった使い方ができます。
料金 | 59,900円(2026年10月13日時点で公式ストアは売り切れ) |
特徴 | ・雑音除去機能 |
運営会社 | iFLYTEK JAPAN AI SOLUTIONS株式会社 |
関連記事:議事録自動作成できるボイスレコーダー5選!選び方やメリット、作成の流れを解説
関連記事:【比較】文字起こしできるボイスレコーダー27選【2026年版】無料アプリ・選び方・手順
建築業界向け文字起こしツールで失敗しないための7つの選定基準

建築業界向けの文字起こしツールの選び方は以下のとおりです。
会議の内容をリアルタイムに文字起こし・要約できる機能があるか
建築・建設特有の専門用語を正確に変換できるか
騒音の多い現場でも文字起こしできるか
ITが苦手な人でも直感的に操作できるか
スマートフォンやタブレットでも利用できるか
予算管理しやすい料金形態か
機密情報を守れるセキュリティ体制があるか
以下で詳しく解説します。
1.会議の内容をリアルタイムに文字起こし・要約できる機能があるか
Web会議や現場事務所での定例会議に使うなら、会議中の発言をその場でテキスト化し、要約までできる「リアルタイム性」があるかを確かめましょう。
建設プロジェクトでは、設計変更や工程の急な調整など、関係者全体で即座に共有・合意すべき決定事項が頻繁に発生します。録音データを持ち帰り、後からテキスト化する運用では、情報の共有にタイムラグが生じます。
その結果、認識のズレに気づくのが遅れ「手戻り」が発生するリスクが高まります。
リアルタイムで文字起こしできるツールを活用すれば、会議中に画面で発言を確かめられるため、その場で認識のズレを解消しやすくなります。会議が終わってすぐに議事録の素案を確認できるので、意思決定と次のアクションへの移行も早められます。
一方、電波の入らない場所や巡回中の会話は、録音してあとから取り込む使い方と組み合わせると、記録の取りこぼしを減らせます。
2.建築・建設特有の専門用語を正確に変換できるか
業界用語や、現場特有の資材名などを正確に変換できる「辞書機能」や「業界に特化した音声認識モデル」の有無は、導入後の業務効率を大きく左右します。
文字起こしツールのなかには、専門用語が誤変換されやすく、テキスト化された後の手作業での修正に時間がかかるものもあります。
したがって、あらかじめ社内用語や工事用語を登録できる「辞書機能」があるものや、建築業界に特化した音声認識モデルを搭載しているツールを選びましょう。建築・建設業界特有の専門用語を正しく文字起こししやすくなり、修正の手間を抑えられます。
本記事で紹介したツールでは、『AmiVoice ScribeAssist』『モコボイス』『Rimo』に辞書機能があり、『モコボイス』には建設用語に強い音声認識モデル(建設モデル)があります。
3.騒音の多い現場でも文字起こしできるか
騒音の多い建設現場や現場事務所では「雑音除去機能」が搭載されているかを確かめましょう。
一般的なツールでは、現場特有の重機音や風切り音などの雑音を誤って文字認識してしまうリスクがあるためです。
雑音除去機能があるツールなら、「人の声」と「背景雑音」を分けて、声を拾いやすくなります。
4.ITが苦手な人でも直感的に操作できるか
現場には、デジタル機器の操作に慣れていない人が働いていることもあります。そのため、機能の多さよりも「録音ボタンを押すだけで使える」といった直感的な操作感が必要です。
実際に、清水建設株式会社東北支店が『Rimo』を選んだ理由の1つにも、「使いやすいUI」が挙げられています。
スペックだけを見て選ぶのではなく、現場担当者が「これなら使える」と感じられるユーザーインターフェースであるかを重視して選定しましょう。
5.スマートフォンやタブレットでも利用できるか
建設現場ではPCを開けない環境も多いため、移動中の車内など、場所を選ばずに利用できるスマートフォンやタブレットアプリへの対応が重要です。
モバイル端末に対応していれば、現場確認中に撮影した写真と合わせて音声を記録したり、移動中に音声入力だけで日報を作成したりと、移動や外出先での「スキマ時間」を有効活用できます。
「事務所に戻らなければ報告業務ができない」状況は、長時間労働につながりやすくなります。スマートフォンやタブレットでも使えるツールを選び、外出先でも事務作業を進められる環境を整えましょう。
6.予算管理しやすい料金形態か
導入コストを正確に見積もり、プロジェクトごとの予算管理を適正に行うために、以下のような内容が明確に公開されているツールを選びましょう。
初期費用
月額料金
従量課金など
文字起こしツールのなかには、時間制限のある従量課金や人数ベースのID課金など、最終的なコストが見えにくいものもあります。工期や人員の変動が激しい建設業において、想定外の追加コスト発生は予算オーバーのリスクに直結します。
そのため、毎月定額のプランや、無料トライアルで事前に費用対効果を検証できるツールを選びましょう。まずはスモールスタートで試し、長期的に運用できるコスト構造かを見極めることが重要です。
法人向けのプランが「要問い合わせ」のツールは、見積もりの段階で初期費用・月額料金・従量課金の有無を確かめましょう。
7.機密情報を守れるセキュリティ体制があるか
施主の個人情報、建物の詳細図面など、建設業では機密性の高い情報を扱うため、法人利用に耐えうる「技術的な対策」と「管理体制」の両方が整っているかを確認してください。
セキュリティポリシーが不明瞭な無料アプリなどを使用すると、会話データがAIの学習に利用されたり、外部へ流出したりするリスクがあります。
企業の社会的信用を守るためにも、まずは以下の技術的な対策が講じられているかを確認しましょう。
通信データのSSL/TLS暗号化
IPアドレス制限
ログ管理など
また、ベンダー組織の信頼性を客観的に判断する指標として「ISMS認証」や「プライバシーマーク」を取得しているかも重要なチェックポイントです。
選択肢を広げて比べたい場合は、タイプ別に30ツールを整理した次の記事から候補を絞り込めます。
▶関連記事:【2025年最新】AI議事録自動作成ツール30選!タイプ別の選び方も紹介
文字起こしや議事録専用のアプリも合わせて検討したい方は以下の記事もご覧ください。
▶関連記事:【2026年版】議事録作成アプリおすすめ18選|PC・スマホ版(iPhone/Android)を徹底比較
建築業界で文字起こしツールを導入する2つのメリット

建設現場や設計業務において、文字起こしツールを導入するメリットは以下の2点です。
書類作成の手間を減らし、現場管理などのコア業務に集中できる
音声とテキストのログが残りコミュニケーションが円滑になる
以下の項で詳しく解説します。
1.書類作成の手間を減らし、現場管理などのコア業務に集中できる
文字起こしツールを導入するメリットは、現場監督なら「施工管理」や「安全・品質管理」、設計担当者なら設計の検討といった、本来注力すべき仕事に時間を割けるようになる点です。
AIツールを使えば、議事録や日報作成などの事務作業が自動化され、デスクワークの時間を短縮しやすくなります。また、スマホでの音声入力を使えば、移動や待機時間も有効活用できます。
事務作業に追われる時間を減らすことで、本来の仕事に時間を使いやすくなります。
2.音声とテキストのログが残りコミュニケーションが円滑になる
文字起こしツールで会議や打ち合わせを記録することで、口頭でのやり取りによる「言った言わない」のトラブルを防ぎやすくなります。結果として、関係者間の信頼関係を守り、コミュニケーションの円滑化につながります。
多くの協力会社や施主が関わる建設プロジェクトでは、現場での立ち話や電話で指示が出されることもあります。しかし、口頭だけのやり取りは記憶が曖昧になりやすく、後になって認識のズレによる手戻りや、追加費用のトラブルに発展するリスクがあります。
ツールを使って会話を記録しておけば、テキストデータだけでなく元の音声データもログとして残ります。「いつ」「誰が」「どのようなニュアンスで」発言したかが記録として保存されるため、認識の食い違いが生じても、後から確認して事実に基づいた判断が可能です。
建築業界の業務を効率化する『Rimo』の5つの機能

『Rimo』には、建築業界の業務効率を高める5つの機能があります。
リアルタイム文字起こし×AIチャットで「専門用語の検索」や「議論の整理」をその場で完結
会議終了前の「要約自動チャット送信」で、その場で認識合わせを完了
AI要約を活用し、現場ごとの日報や議事録フォーマットへ自動変換
「多言語翻訳」により、外国人や海外企業との言葉の壁を解消
現場のICレコーダー音声やWeb会議の録画も「アップロード」するだけで一括テキスト化
それぞれの機能について、以下で詳しく解説します。
1.リアルタイム文字起こし×AIチャットで「専門用語の検索」や「議論の整理」をその場で完結
『Rimo』は、会議の内容をリアルタイムで文字起こしして確認できます。また、AIチャット機能を使って、その場で用語検索や議論の整理を行える点も特徴です。
建設現場の会議では、専門的な技術用語が頻出したり、複雑な工程調整で議論が発生したりするケースがあります。『Rimo』を使用すれば、デバイスのマイクから直接録音した音声をリアルタイムで文字起こししつつ、AIチャットに対して指示を出せます。
例えば、会議中に「発言に出てきた○○という工法の意味をWeb検索して教えて」と頼むと、AIが以下のように説明を返します。

また「ここまでの議論の論点を整理して」「決定事項を箇条書きにして」と投げかけることで、重要ポイントやネクストアクションを自動抽出し、抜け漏れの少ない合意形成に役立ちます。
2.会議終了前の「要約自動チャット送信」で、その場で認識合わせを完了
Web会議に記録用のBotを参加させておけば、会議終了前に、AIが生成した要約と決定事項を、そのBotがチャットへ自動送信します。その場で疑問点の解消と全員での認識合わせができます。

会議では、解散後に「あの件はどうなった?」といった不明点が出たり「言った言わない」のトラブルが発生したりすることが課題です。この機能を使えば、会議終了の約5分前に、ZoomやGoogle Meetなどのチャット欄に「本日の議論の要約」が自動投稿されます。
参加者は会議が終わる前に内容をチェックできるため、不明点があればその場で質問して解消したり、認識のズレを修正したりすることができます。
3.AI要約を活用し、現場ごとの日報や議事録フォーマットへ自動変換
『Rimo』は、文字起こしだけでなく、AI要約の機能も搭載しています。長時間の会議でも、AIが内容を分析して自動的に要点を抽出するため、すべてを読み返さなくても概要を把握しやすくなります。
さらに、現場や支店で指定された特定のフォーマットに合わせて出力したい場合は、法人プランの有料オプション「カスタム要約テンプレート」が活用できます。
以下は、会議の決定事項を社内共有メールの形にまとめた例です。

企業では、日報や議事録に記載すべき項目(決定事項、TODO、次回予定など)が決まっていることがあります。
カスタム要約テンプレートを使えば、これらの項目を指定するオリジナルのプロンプト(AIへの命令文)を作成し、テンプレートとして登録できます。
カスタム要約テンプレートの作り方‐プロンプトを入力して作成する方法
4.「多言語翻訳」により、外国人や海外企業との言葉の壁を解消
外国人作業員への安全指示や、海外拠点との設計会議において、言葉の壁を解消する「リアルタイム翻訳機能」も利用可能です。
この機能を使えば、発言ごとに言語を自動で見分け、日本語から英語、英語から日本語のように双方向で翻訳して画面上に表示できます。翻訳する2つの言語は、60言語の中から組み合わせを選べます。

利用方法は、マイクでの録音や、記録用のBotでの録画を始めるときに「翻訳先言語」を選択するだけです。翻訳されたテキストは文字起こしタブに表示され、元の言語と翻訳先の言語を左右に分けて表示することもできます。
5.現場のICレコーダー音声やWeb会議の録画も「アップロード」するだけで一括テキスト化
電波の入らない地下現場などでICレコーダーに録音した音声データや、Web会議の録画データなども、ドラッグ&ドロップで取り込んでテキスト化できます。


現場と事務所を行き来することの多い建設業でも、音声データを1つのツールでまとめて管理できます。
建設関連の会社での『Rimo』の導入事例2つ

ここでは、建設関連の会社が『Rimo』を導入した事例を2つ紹介します。
定例会議の議事録シートに合わせたカスタム要約で、議事録づくりを効率化
方言や専門用語にも対応し、Bot機能活用で「会議に集中できる環境」を実現
以下で詳しく解説します。
1.定例会議の議事録シートに合わせたカスタム要約で、議事録づくりを効率化
清水建設株式会社東北支店では『Rimo』を活用して、「定例会議の議事録作成」の負担を減らし、現場業務の効率化に取り組んでいます。
導入前の課題は、議事録作成が完全に「人力」に依存していた点です。担当者は会議の録音データをすべて聞き直し、手作業で文字を起こして定例会議用のシートに記入していましたが、膨大な時間と労力がかかっていたと言います。
そこで、4つの文字起こしサービスを比較検討した結果「文字起こし精度の高さ」「要約レベルの高さ」「使いやすいUI」に加え、現場のニーズに応える「AIによる拡張機能」が決め手となり『Rimo』を選定しました。
導入後は、以下の5ステップの運用フローを確立しました。
Step1.録音 | 現場担当者がICレコーダー等で会議を録音する |
Step2.アップロード | 音声データを『Rimo』に取り込み、自動文字起こしを行う |
Step3.自動要約 | 議事録の項目(決定事項など)を指定した「カスタム要約テンプレート」でAI要約を生成する |
Step4.微修正 | AIが作成したテキストを確認し、必要に応じて修正を加える |
Step5.転記 | 完成した内容を社内定型の議事録シート(Excel/Word)にコピー&ペーストする |
このフローにより、「録音→アップロード→自動要約→微修正→転記」の5つのステップで議事録が完成するようになったとのことです。
"現場の声"から始まった変革 ― 清水建設が語る、AI導入で見えた新たな可能性|清水建設株式会社東北支店様
2.方言や専門用語にも対応し、Bot機能活用で「会議に集中できる環境」を実現
株式会社かんでんエンジニアリングでは『Rimo』を活用することで、会議中のメモ取り業務から解放され、議論そのものに集中できる環境を構築しました。
以前の議事録作成は、ボイスレコーダーの音声を聞き直して手打ちで行われていました。なかでも、欠席した会議の記録作成においては「何が重要なポイントか」といった判断が難しく、担当者が苦労していたと言います。
『Rimo』導入の決め手となったのは、関西弁などの方言や独特のイントネーションでも比較的正確に変換できる「文字起こし精度」と、業界特有の専門用語や略語に対応できる「辞書機能」などでした。
導入したことで、以下のような成果が出ています。
会議への集中 | 「とりあえず録音しておけば後で確認できる」という安心感が生まれ、必死にメモを取る必要がなくなった |
確認作業の効率化 | 音声を聞き直さなくても、テキスト検索で必要な発言箇所だけをピンポイントで確認できるようになった |
Bot機能の利便性 | 自社が主催する会議でも、他社が主催する会議でも、Botを招待して記録できるため、内容確認が格段に楽になった |
同社では、ICレコーダーの音声のアップロード、Teams会議でのBotによる記録、AIによる要約の3つを使い分けているとのことです。
社内の草の根活動から全社展開へ ― かんでんエンジニアリングが実現した、AI活用による働き方改革
建築業界で文字起こしツールの精度を高めるコツ

ここでは、文字起こしツールの精度を高める運用のコツを紹介します。
現場環境と会議の形に合わせて、マイクと録る手段を選ぶ
頻出する現場用語や社内用語を辞書登録する
それぞれのコツについて、以下で詳しく解説します。
1.現場環境と会議の形に合わせて、マイクと録る手段を選ぶ
文字起こしの精度を高めるためには、アプリの性能だけでなく、集音環境を整えるマイク選びが重要です。
風が強い屋外や重機が稼働している騒音環境では、スマートフォンの内蔵マイクだけでは周囲の雑音まで拾ってしまい、AIが正しく音声を認識できないケースがあります。そのため、風切り音を防ぐウィンドスクリーンを装着したマイクや、話者の口元の音を拾いやすい「単一指向性マイク」を併用すると効果的です。
また、周囲の音が激しい場所で通話や指示を行う場合は、骨伝導マイクを活用することで、騒音のなかでも声を残しやすくなります。
マイクとあわせて、何で録るかも会議の形に合わせて選びましょう。録り方の例は以下のとおりです。
会議の形 | 録り方の例 |
|---|---|
現場事務所の定例会議・対面の打ち合わせ | ICレコーダーや集音マイクを机の中央に置く。人数が多いときは2台置き、聞き取りやすいほうの音声を使う |
施主や設計事務所とのWeb会議 | 会議ツールの録画を取り込むか、記録用のBotを会議に参加させる |
現場の巡回・立ち話・移動中の報告 | 手元のスマートフォンで録音し、事務所に戻ってから文字起こしする |
設備工事の会社では、専用の録音機器は用意せず、社員に配っているスマートフォンで現場の会話を録音して社内のクラウドに保存し、事業所の担当者が『Rimo』で文字起こしして整えています。
同社の検証時のデータでは、議事録の作成にかかる時間が4〜5時間から2時間に短くなったそうです。
関連記事:スマホ一台で現場が変わる。中電工が実現した会議DXの新常識
2.頻出する現場用語や社内用語を辞書登録する
AIの認識精度を高めるには、現場特有の専門用語や固有名詞を辞書に登録しておくと効果的です。
専門用語や、協力会社名、独自の略語が誤変換されると、後から手作業で修正する手間が増え、業務効率が下がってしまいます。導入時や新しいプロジェクトが始まるタイミングで、頻出する部材名や関係者名をツールに登録しておきましょう。
ただし、最初からすべての言葉を登録しようとすると、準備の手間が増えて長続きしません。会議のたびに、誤変換された言葉をその都度足していくほうが無理なく続けられます。
たとえば建設コンサルタントの会社では、パソコンで画面を2つ開き、『Rimo』の文字起こしの結果に誤変換を見つけたらすぐに辞書へ登録しています。
関連記事:辞書・要約・共有・クリック再生の活用で業務時間を削減!全社にも横展開!| 株式会社NJS様
社内に用語集がある場合は、ChatGPTなどで「読み・表記」の形に変えてから、まとめて登録する方法もあります。なお、日常的な言葉と重なる単語を登録すると、かえって誤変換が増えることがあるので注意しましょう。
現場や車内など雑音の多い環境では、録音のやり方そのものが精度を左右します。機材選びと録り方は次の記事で解説しています。
▶関連記事:会議を録音する方法を徹底解説!おすすめのデバイス・ツールも紹介
議事録作成だけではない?建築業界で文字起こししたデータの活用シーン

文字起こしツールで蓄積されたテキストデータは、単なる記録として終わらせるのではなく「教育」や「安全管理」に再利用できます。
特に『Rimo』のようなAIチャットや要約機能を備えたツールを活用すれば、以下のようなデータの二次利用が可能になります。
ベテランの技術指導を録音し、AI要約でマニュアル化
現場の「ヒヤリハット」音声からAIチャットで安全対策リストを生成
これらの活用法により、属人化しやすい技術の継承や、事故防止のための安全管理体制の強化に役立てられます。以下で詳しく解説します。
1.ベテランの技術指導を録音し、AI要約でマニュアル化
現場で行われるベテラン職人の指示や技術指導を録音・テキスト化し、AIで要点を抽出することで、技術継承のためのマニュアル作成を効率化できます。
建設業界では、熟練者の技術や判断基準が口頭での指導だけで終わり、文書として残らないことがあります。
この課題に対し『Rimo』を活用すれば、指導内容を記録し、重要なポイントを整理して社員向けの簡単なマニュアルとして共有できます。
テキストだけでなく、元の音声データもセットで保存されるため、文字だけでは伝わりにくいニュアンスやトーンも含めて振り返ることが可能です。これにより、指導者が何度も同じ説明をする時間を減らし、若手の人材育成にも役立てられます。
以下は、実際の現場指導を『Rimo』でマニュアル化する際のイメージです。

このように『Rimo』で作成した要約テキストをベースにすれば、画像や図解を加えるだけで、現場の実践的なノウハウが詰まったマニュアルを作りやすくなります。
『Rimo』を活用したマニュアル作成の具体的な手順やコツについては、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
関連記事:マニュアル作成完全ガイド|5つの手順や成功のコツ、おすすめツールを解説
関連記事:引継ぎマニュアルの作り方5ステップ!分かりやすくするコツや必須項目も
2.現場の「ヒヤリハット」音声からAIチャットで安全対策リストを生成
朝礼や現場巡回時の会話ログを蓄積し、AIチャット機能を活用してリスク要因を抽出することで、KY活動などの安全管理に生かせます。
現場の何気ない会話には、「あそこが滑りやすかった」「機材の調子が悪い」といったヒヤリハットや事故の予兆が出てくることがあります。
報告書に上がらないまま忘れられてしまう、こうした声を掘り起こすのにも、『Rimo』のAIチャット機能が役立ちます。
日々の会話データを『Rimo』に蓄積しておき、AIチャットに対して「今日のリスク要因を抽出して」「ヒヤリハット事例をリストアップして」と指示を出せば、ログの中から安全に関わる情報を抜き出しやすくなります。
以下は、現場巡回時の会話からリスクを抽出する際の活用イメージです。

抽出した情報を翌日の安全対策リストに反映させることで、現場の声に基づいた具体的な事故防止対策を立てやすくなります。
建築業界で文字起こしツールを活用するなら『Rimo』がおすすめ

ここまで、マニュアル作成や安全管理の例で使ってきた『Rimo』は、会議の文字起こしから要約、AIチャットまでを1つで使えるAI議事録サービスです。
会話がリアルタイムで文字になるため、その場で認識の食い違いに気づきやすく、業務の手戻りを減らすことにつながります。また、AIチャットが、不明な用語の検索から決定事項の抽出までを手伝うため、会議の進行にも役立ちます。
建設の会議や現場の記録に向くところは、ほかにも次の4つです。
辞書登録:専門用語や社内用語を登録して、文字起こしの精度を高められます
録音とアップロード:iOS・Androidのアプリで録音できるほか、ICレコーダーで録った音声・動画も取り込めます
文字起こしと要約の速さ:会議終了後5〜10分で終わるため、議事録の下書きにすぐ取りかかれます
セキュリティ:ISO/IEC 27001(ISMS)・27017の認証を取得しています。データは日本国内で保管され、AIの学習には使われません
AI要約とAIチャットは、プロプラン以上で使えます。プロプランは、1週間の無料トライアルで試せます(カスタム要約テンプレートは、法人プランの有料オプションのため対象外です)。
建築業界の文字起こしツールに関するよくある質問
ここでは、建築業界で文字起こしツールを選ぶときによくある質問に答えます。
無料で試せる文字起こしツールはありますか?
本記事で紹介したツールのうち、次の4つは無料トライアルで試せます。
『Rimo』:プロプランを1週間
『モコボイス』:14日間
『YOMEL』:約2週間・10時間分
『AmiVoice ScribeAssist』:14日間(問い合わせが必要)
ボイスレコーダーの『Plaud Note』は、本体を買えば無料のStarterプラン(毎月300分)で文字起こしできます。
無料の範囲やその後の料金はツールによって違うため、初期費用・月額料金・従量課金の有無を確かめてから選びましょう。
騒音の多い現場でも文字起こしできますか?
重機の音や風切り音などの雑音を拾うと、AIが正しく音声を認識できないことがあります。
雑音除去機能を搭載したボイスレコーダーを選ぶか、ウィンドスクリーンを付けたマイクや単一指向性マイクを併用すると、声を拾いやすくなります。
専門用語や社内用語は正しく文字起こしされますか?
専門用語や協力会社名、独自の略語は、誤変換されることがあります。
『AmiVoice ScribeAssist』『モコボイス』『Rimo』のように辞書機能があるツールを選び、会議のたびに、誤変換された言葉をその都度登録していくと、修正の手間を減らしやすくなります。
まとめ|建築業界の会議や現場の記録に合う文字起こしツールを選ぼう
建築業界における業務効率化の課題解決には、音声認識技術を活用した文字起こしツールの導入が役立ちます。会議の議事録作成や現場での記録業務を自動化することで、本来注力すべき施工管理や安全管理に時間を割きやすくなります。
ツールは、PC・スマホで使うものか、現場で使うボイスレコーダーかを決めたうえで、専門用語・騒音・セキュリティへの対応で比べましょう。
『Rimo』には、クレジットカードの登録なしで始められる無料トライアルが用意されています。いきなり本番の会議で導入するのが不安な場合は、まずは静かな環境で1分ほど文章を読み上げて文字起こしし、精度を確かめてみませんか。
関連記事
一覧に戻る




