Return to List
【2026年最新】プレゼン資料作成AIおすすめ11選|無料で使えるAIを比較

「プレゼン資料の作成に毎回何時間もかけてしまい、ほかの業務が後回しになる」
「AIで資料を自動生成できるらしいけど、ツールが多すぎてどれを選べばいいかわからない」
AIを使えばプレゼン資料の作成時間を大幅に短縮でき、デザインスキルがなくても見栄えの良いスライドが仕上がります。ただしツールごとに得意な領域が異なるため、自分の目的や作業環境に合ったものを選ぶことが重要です。
本記事では、AIプレゼン資料作成ツールのおすすめ11選を目的別に比較し、選び方のポイントや失敗しないコツまで解説します。
自分の用途に合ったツールを選べば、資料作成にかかる時間を大幅に短縮できるので、ぜひ参考にしてください。
なお、AIでの資料作成は「何を入力するか」によって最適なツールが変わります。
会議の内容からそのままスライドを作成したい方は、議事録からスライドやドキュメントをAIが自動生成するRimo Actionsが便利です。
社内のマニュアルや過去事例をAIに読み込ませて資料作成を効率化したい企業担当者は、自社仕様のAIエージェントが作れるナレッジAIエージェントもあわせてチェックしてみてください。

プレゼン資料をAIで作るにはどう活用するのが正解?

AIを活用すればプレゼン資料の作成時間を大幅に短縮できます。構成案の作成・スライドごとの文章生成・デザインの自動提案など、これまで数時間かかっていた工程を数十分で進められるケースも多いでしょう。
効果的な活用法は、AIで質の高いたたき台を短時間で生成し、そこに自分の知見や意図を加えて仕上げることです。
AIは最も時間のかかる工程を効率化できるツールです。使い方のコツさえ押さえれば、資料作成のストレスは大きく減らせるでしょう。
AIによるプレゼン資料作成でできる3つのこと

AIを活用すると、プレゼン資料の作成工程が大きく変わります。構成の検討からデザインの仕上げまで、これまで数時間かかっていた作業を数十分に短縮できるケースも増えています。
AIで効率化できる主な工程は以下の3つです。
構成案の自動生成
スライドのデザイン自動化
データや文章からのスライド変換
それぞれ詳しく解説します。
構成案を数分で生成できる
テーマやキーワードを入力するだけで、AIがプレゼンの流れを提案してくれます。
ゼロから構成を考えると「どのスライドに何を入れるか」「話の順番はこれでいいか」と悩む時間が生じます。AIを使えば、たたき台となる構成案を数分で受け取れるため、ゼロから考える負担を減らせます。
提案された構成をもとに、自分の伝えたい順序や要素を調整すれば、構成に悩む時間を大幅に削減できます。
スライドのデザインまでAIが自動で仕上げる
テキストや構成案を入力すると、AIがレイアウト・配色・フォントまで自動で整えてくれます。
デザインに自信がない方でも、テンプレートを選ぶだけで統一感のあるスライドに仕上がります。ツールによっては自社のロゴやブランドカラーを反映する機能もあり、企業資料として使えるクオリティを短時間で実現できます。
AIに文章を作成させる際の基本的な手順や、意図通りの文章を出力させるプロンプトのコツについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
データや文章からスライドを自動生成できる
テキストだけでなく、Word文書やPDF、議事録、Webの検索結果などをAIに読み込ませてスライドに変換する方法もあります。
たとえば、会議の録音データから文字起こしした議事録をAIに渡せば、報告用のスライドに自動で変換してくれるツールもあります。「手元にある素材をスライド化したい」という方には、入力ソースの対応範囲が広いツールを選ぶのがおすすめです。
ただし、AIが生成するのはあくまでたたき台です。数値の正確性や論理のつながり、社内ルールへの適合は、人が確認して仕上げる前提で使うのが良いでしょう。
【失敗しない】AIプレゼン資料作成ツールの選び方5つのポイント
AIプレゼン資料作成ツールは数が多く、機能も似て見えるため、選定に迷いがちです。導入後に「思っていたのと違った」とならないために、以下の5つの観点で比較しましょう。
目的に合ったツールタイプを選ぶ
何を入力して資料を作るかで選ぶ
PowerPoint・Googleスライドに出力できるか確認する
日本語の精度と無料プランの制限を比較する
チーム利用ならセキュリティと権限管理を確認する
以下で詳しく解説します。
1. 目的に合ったタイプのツールを選ぶ
まず「資料作成のどの工程を効率化したいか」を明確にしましょう。AIプレゼン資料作成ツールは、大きく3つのタイプに分かれます。
タイプ | 特徴 | 向いている人 |
一気通貫・スライド生成型 | テキストを入力するだけで構成からデザインまで自動生成 | ゼロから短時間でスライドを作りたい方 |
Office・Google連携型 | PowerPointやGoogleスライドの操作環境でAIを使える | 使い慣れたツールのまま効率化したい方 |
汎用AI型 | 構成案や文章の生成が得意で、スライド生成まで幅広く対応する | 構成や文章のたたき台づくりから活用したい方 |
社内ナレッジ活用型 | 社内資料を読み込ませ、自社のやり方に沿った資料を作成する | 組織で繰り返し作る資料を効率化したい方 |
「スライドのデザインまで一発で仕上げたい」のか「構成案だけAIに作ってもらい、デザインは自分で仕上げたい」のかで最適なツールは変わります。
2. 何を入力して資料を作るかで選ぶ
ツールごとに「何を素材として受け取れるか」が異なります。手元にある素材に合ったツールを選ぶと、無駄な変換作業が減ります。
入力ソース | 具体例 | 対応ツール例 |
テキスト・プロンプト | テーマや要件をテキストで入力 | Gamma、イルシル、Canva |
既存のWord・PDF | 手元のドキュメントをスライドに変換 | Microsoft 365 Copilot |
Web検索結果 | 調べた情報をそのままスライドに反映 | Felo、Genspark |
会議音声・議事録 | 会議の録音やメモからスライドを自動生成 | |
社内ナレッジ | マニュアルや過去の事例をAIに参照させて資料作成 |
会議の内容をそのまま資料にしたい場合は、議事録から直接スライドを生成できる『Rimo Actions』がおすすめです。
また、組織として繰り返し作る資料(提案書・マニュアル・報告書など)を効率化したい場合は、社内資料をアップロードするだけで自社仕様のAIが使える『ナレッジAIエージェント』を活用する方法もあります。
3. PowerPoint・Googleスライドに出力できるか確認する
作成した資料を最終的にどの環境で編集・共有するかは、ツール選びで見落としがちなポイントです。
社内の標準がPowerPointの場合、PPTX形式で出力できるツールを選ばないと、変換する手間がかかり二度手間になります。Googleスライドを使っている場合も同様です。
ツールによってはPDF出力のみ対応で、PPTX出力には有料プランが必要なケースもあります。無料プランで試す段階から、出力形式の制限を確認しておきましょう。
4. 日本語の精度と無料プランの制限を比較する
海外製ツールのなかには、日本語の文章やデザインが不自然になるものもあります。営業資料や社内報告書に使うなら、日本語の精度は事前に確認が必要です。UIが日本語に対応しているかどうかも、操作のしやすさに影響します。
あわせて、無料プランの制限も比較しましょう。確認すべきポイントは以下の3つです。
生成回数やクレジット数に上限があるか
出力時にツールのロゴ(透かし)が入るか
PPTX形式での出力が可能か
「無料で使える」と書かれていても、ビジネス用途で使う段階になると制限に引っかかるケースは多いため、事前に確認しておくと安心です。
5. チーム利用ならセキュリティと権限管理を確認する
法人で導入する場合は、セキュリティ体制の確認も欠かせません。チェックすべき項目は以下のとおりです。
入力データがAIモデルの学習に使用されないか
SSO(シングルサインオン)に対応しているか
メンバーごとの権限設定が可能か
特に社内資料や顧客情報をAIに入力する場合、データの取り扱い方針は導入前に確認しましょう。
【目的別】プレゼン資料作成AIツールのおすすめ11選|無料あり
ここからは、目的別にAIプレゼン資料作成ツールを11個紹介します。一気通貫でスライドを生成するツールから、構成や文章作成に強いツール、さらに組織のナレッジを活用するサービスまで幅広く取り上げます。
まず、主要ツールの特徴を比較表で整理しました。
ツール名 | タイプ | PPTX出力 | Googleスライド連携 | 日本語対応 | 無料プラン | 料金目安(月額) |
Gamma | 一気通貫型 | ◯ | ◯ | 〇 | 400クレジット(使い切り)、ロゴあり | 無料・1,800円~ |
イルシル | 一気通貫型 | ◯(有料のみ) | ✕ | ◎(国産) | 3スライドまで、出力可 | 無料〜1,848円 |
Genspark | 一気通貫型 | ◯ | ◯ | ◯ | 無料プランあり(出力は不可) | 無料・$24.99~ |
Canva | 一気通貫型 | ◯ | 〇 | ◯ | 無料テンプレ利用可、一部AI機能制限 | 無料・約1,180円~ |
Felo | 一気通貫型 | ◯ | ✕ | ◎(国産) | 1日200クレジット | 無料〜2,099円 |
Microsoft 365 Copilot | Office連携型 | ◯ | ✕ | ◯ | 無料のCopilot Chatあり(スライド生成は有料) | 4,497円/人~ |
Gemini | Google連携型 | △(Googleスライド経由) | ◯ | ◯ | 無料プランあり(回数制限) | 無料・2,900円 |
ChatGPT | 汎用AI型 | ◯ | ✕ | ◯ | 無料プランあり(回数制限) | 無料・1400円~ |
Claude | 汎用AI型 | ◯ | ◯(Googleドライブ保存) | ◯ | 無料プランあり(回数制限) | 無料・$18~ |
NotebookLM | 汎用AI型 | ◯(PDF・PPTX) | ✕ | ◯ | 無料プランあり | 無料・725円~ |
ナレッジAIエージェント | 社内ナレッジ活用型 | ◯ | ✕ | ◎(国産) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
※料金や特徴は2026年7月時点の情報です。最新の料金は各公式サイトでご確認ください。
以下で各ツールの特徴と使いどころを解説します。
【一気通貫・スライド生成型】プレゼン資料作成AIツールのおすすめ
テキストを入力するだけで、構成からデザインまでを一括で自動生成するタイプです。ゼロから短時間でスライドを作りたい方に向いています。
Gamma | テキスト入力だけでスライドを自動生成
イルシル | 日本語特化のスライド生成AI
Genspark | 自社テンプレートを反映できる
Canva | デザイン性と無料テンプレートの豊富さが強み
Felo | AI検索からスライド作成までワンストップで完結
以下で各ツールの特徴を解説します。
1. Gamma | テキスト入力だけでスライドを自動生成

Gamma:https://gamma.app/ja
テーマやアウトラインを入力するだけで、構成・テキスト・デザインを含むスライドを自動生成するツールです。生成速度が速く、数十秒から1分程度でデザイン済みのスライドが完成します。
PPTX・PDF・Googleスライド形式での出力に対応しており、生成後の編集も可能です。また、AIと会話しながらスライドを編集できるAgent機能(Create with Agent)も搭載されています。
無料プランでは初回400クレジットが付与されますが、使い切ると補充されません。
さらに、生成したスライドにGammaのロゴが表示されます。有料プラン(Plus:1,800円〜)に加入するとロゴが消え、毎月1,000クレジットが付与されます。
【Gammaでプレゼン資料を作成する手順】
まずは、Gammaにログインし、以下の依頼文を送信します。

次に、AIが提案したアウトラインを見ながら、テキストの量やトーンを調整します。あわせてテーマ(デザインテンプレート)を選び、生成ボタンを押します。今回は簡潔を選びました。

しばらく待つと、以下のようにスライドが生成されました。

オフィスの写真やアイコンを使い、装飾やレイアウトが自動で整います。3つの価値をカードで並べたり、導入前後を赤い×と緑のチェックで対比したりと、提案に使いやすいクオリティに仕上がりました。
作成した資料は、画面右上の「共有」からPowerPoint(PPTX)・PDF・Googleスライド形式で出力できます。
2. イルシル | 日本語特化のスライド生成AI

イルシル:https://irusiru.jp/
日本企業が開発した、日本語に特化したスライド生成AIです。3,000種類以上の日本語テンプレートを搭載しており、営業資料や社内報告書など日本のビジネス慣習に合ったデザインに仕上がります。
テキストを入力するとAIが構成案を提案し、テンプレートに沿ったスライドを自動生成します。
ISO/IEC 27001を取得しており、金融機関や上場企業での導入実績もあるため、セキュリティ面で安心して使えます。
無料プランではAIによるスライド生成を月3枚まで作成できますが、PDFやPPTX形式での出力は有料プラン以上で対応しています。パーソナルプラン(月額1,848円)に加入すると、PPTX出力が利用でき、AIによるスライド生成も月40枚まで使えます。
【イルシルでプレゼン資料を作成する手順】
それでは、実際にイルシルでプレゼン資料を作成してみます。
イルシルにログインし、新規作成から「AIスライド生成」を選びます。作成したい資料の内容をテキストで入力しましょう。

入力したら生成ボタンを押すと、スライドが生成されます。

ティール系の配色でまとまり、円形に切り抜いた画像などレイアウトが整った、そのまま社内資料として使いやすい仕上がりです。日本語の言い回しも自然で、日本のビジネス資料らしい端正なデザインに仕上がりました。
また、生成後にテンプレートを変更することもできます。

グラフや表なども編集画面から後で挿入できるので、数値を見せたい場面でも調整しやすいです。

なお、PDFやPPTXでの出力は有料プランが必要な点に注意してください。
3. Genspark | 自社テンプレートを反映できる

Genspark:https://www.genspark.ai/
スライド作成に特化した機能を持つAIツールがGensparkです。
特徴的なのは、スライドの自社テンプレートをアップロードすると、それをもとに資料作成をしてくれる点です。企業のデザインに沿った、統一感のある資料が必要な場合に有効なツールといえます。

Gensparkでのプレゼン資料作成の手順は以下のとおりです。
まずGensparkにログインし、ワークスペースでAIへの依頼文を作成してもらいます。

以下の依頼文が作成されました。
中小企業(従業員30〜100名規模)の経営者・管理職向けに、SaaS導入を提案するプレゼンテーション 資料を作成してください。 【対象者】 ・ITに詳しくない経営層・管理職 ・人手不足や業務効率化に課題を感じている中小企業 【テーマ】 業務効率化と人手不足解消を実現するSaaS導入提案 【スライド構成(4枚)】 スライド1:表紙+問題提起 - タイトル:「人手不足時代でも成長する企業の選択」 - サブタイトル:「中小企業の業務効率化を実現するSaaS活用術」 - 「こんなお悩みありませんか?」として以下の課題を箇条書き: - 人材採用が難しく、既存社員の負担が増えている - 紙やExcelでの管理に時間がかかりすぎている - 社員がルーティン業務に追われ、重要な仕事に集中できない - ITツールを検討したいが、何から始めればいいかわからない スライド2:SaaS導入がもたらす3つの価値 - 見出し:「SaaS導入で変わる、御社の働き方」 - 3つの価値を図解やアイコン付きで表現: 1. 時間創出:月間業務時間を大幅削減(例:請求書作成が週5時間→30分) 2. コスト最適化:月額数千円から、初期投資不要で導入可能 3. 働き方改革:場所を選ばず働ける環境、テレワーク対応 スライド3:導入イメージ(Before→After比較) - 見出し:「具体的な業務改善イメージ」 - 2つの部門例を左右比較形式で: - 営業部門:Excel管理→顧客情報一元管理、商談状況可視化 - 総務部門:紙申請→ワンクリック承認、ペーパーレス化 - 経営層メリット:リアルタイムデータで迅速な経営判断 スライド4:導入の流れ+次のステップ - 見出し:「簡単3ステップで始められます」 - 導入ステップをフロー図で表現: Step1:無料相談(30分)→ Step2:2週間無料トライアル → Step3:サポート付き本格導入 - 安心ポイント:専任担当のサポート、小さく始めて段階的拡大可能 - CTA:「まずは無料相談で貴社の課題をお聞かせください」 【デザイン要件】 - ビジネスプロフェッショナルなデザイン - 青系・緑系の信頼感のある配色 - グラフ、アイコン、図解を効果的に使用 - 文字量は控えめに、視覚的にわかりやすく - 各スライドに適度な余白を確保 |
Geminiで作成したときと同じように「#68a225(緑)をアクセントカラーにしたスタイリッシュなデザイン」に条件を変更してAI生成の依頼へと進めます。
ワークスペースの画面から「AIスライド」を選択して、先ほどのプロンプトを入力します。

今回は、以下の画像のように「Professional」を選択しました。データやグラフを含めたい場合は「Professional」、ストーリーテリングを取り入れたビジュアル重視の資料にしたい場合は「Creative」を選択しましょう。

以下のプレゼン資料が生成されました。

情報をBoxで見やすく整理し、1スライド内での内容のまとまりが把握しやすいデザインとなりました。瞬時に要点が伝わり、理解しやすい構成になっています。
Gensparkでは、加筆・修正はAIチャットでの指示やツール内の編集機能を使用して対応できます。もちろん、GoogleスライドやPowerPointに出力してから編集することも可能です。

「高度な編集」をクリックすると、以下の編集画面が表示されます。

ツール内で資料の微調整がしやすい点もGensparkの特徴です。
関連記事:Gensparkとは?実際に試して検証!多機能AIの使い方・料金・活用例を紹介
4. Canva | デザイン性と無料テンプレートの豊富さが強み

Canva:https://www.canva.com/ja_jp/features/ai-slide/
デザインツールとして世界的に普及しているCanvaにも、AIスライド生成機能が搭載されています。
キーワードや文章を入力するだけでAIがスライドの構成・テキスト・デザインを自動生成します。無料プランでも160万点以上のテンプレートや470万点以上の素材を活用できる点も特徴です。
PPTX形式での出力にも対応しており、PowerPointユーザーでも安心して使えます。PC・スマホ・タブレットからアクセス可能で、移動中にスマホで修正してオフィスでPCから仕上げるといった使い方もできます。
無料プランでもスライド生成は利用できますが、一部のAI機能やプレミアム素材は有料プラン(Canva Pro:月額約1,180円)で解放されます。
【Canvaでプレゼン資料を作成する手順】
それでは、実際にCanvaでプレゼン資料を作成してみます。
Canvaにログインし「Canva AI」からプレゼンテーションの作成を依頼します。

作成したい資料の内容をテキストで入力すると、AIが内容を理解して構成を生成してくれます。

そのあとにスライドを生成してくれました。

ただし、今回は文字が背景画像と重なったり、要素の位置が少しずれたりと、AIらしい粗さが残りました。Canvaは写真やアイコン、テンプレートが豊富なので、こうした部分は自分で差し替えて整えていきます。
また、生成されたスライドで気になった点は、レイアウトの修正を自分で行う必要がある点です。AIは修正の提案はしてくれますが、実際に整えるのは手作業になります。デザインの自由度が高い分、仕上げに手間がかかると考えておくとよいでしょう。
仕上がったら、画面右上の「共有」→「ダウンロード」からPowerPoint(PPTX)形式などで出力できます。

5. Felo | AI検索からスライド作成までワンストップで完結

Felo:https://felo.ai/ja/
日本発のAI検索エンジンで、検索結果をそのままプレゼン資料に変換できるツールです。
学術論文を含む多言語のデータベースを横断検索し、調べた内容を自動でスライド化できます。調査からスライド作成までを一つの画面で完結できるため、リサーチ業務が多い方に向いています。
無料プランでも1日200クレジットが付与され、主要な機能を試せます。有料プラン(月額2,099円〜)ではクレジットが増え、プロフェッショナル検索の回数制限も緩和されます。
【Feloでプレゼン資料を作成する手順】
それでは、実際にFeloでプレゼン資料を作成してみます。Feloは「調べた内容をそのままスライドにできる」点が強みなので、検索から始める流れで進めます。
まずFeloにログインし、資料にしたいテーマを検索します。ここでは「中小企業がSaaS導入で得られる効果」といったテーマで検索しました。

検索結果(回答)を確認したら、その内容をもとにスライドを生成します。回答画面からスライド生成の機能を選び、アウトラインを確認します。

生成が完了すると、検索で調べた内容が反映されたスライドが仕上がります。

青を基調にした構成で情報が整理されており、テンプレートに沿った定型的なデザインで、装飾は控えめな印象です。凝ったデザインというより、調べた内容を手早く資料の形にしたい場合に向いています。

調べる工程とスライド化する工程が1つの画面で完結するため、リサーチから資料作成までの手間を大きく減らせます。
関連記事:Feloとは?全機能を使って分かった強みと注意点を解説【2026年最新】
【Office・Google連携型】プレゼン資料作成AIツールのおすすめ
普段使っているPowerPointやGoogleスライドの操作環境のまま、AIの力で資料作成を効率化するタイプです。既存のドキュメントをスライドに変換したい方に向いています。
Microsoft 365 Copilot | WordやPDFからパワポを自動生成
Gemini(Google Workspace)| Googleスライド上でAI生成
以下で各ツールの特徴を解説します。
6. Microsoft 365 Copilot | WordやPDFからパワポを自動生成

出典:Microsoft公式サイト https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/copilot
普段からPowerPointを使っている方にとって、最も親和性が高いのがMicrosoft 365 Copilotです。
PowerPoint上でCopilotを起動し、Word文書やPDFを選ぶと、文書の構造を解析してスライドを自動生成します。OneDriveやSharePointに保存されている社内資料をもとに資料を作れるため、既存のドキュメントが多い組織に適しています。
また、既存のプレゼンテーションの要約や、スライドの追加・整理もAIに指示できます。ちなみに、Wordの見出しスタイル(見出し1・見出し2)を正しく設定しておくと、AIの理解度が上がり生成精度が高まります。
無料の「Copilot Chat」もありますが、PowerPoint上でスライドを自動生成するには、Microsoft 365 Copilotの有料ライセンス(月額約4,497円/人〜)が必要です。
7. Gemini(Google Workspace)| Googleスライド上でAI生成

Gemini:https://gemini.google.com/app
Googleが提供するAIツールの1つがGeminiで、Google Workspaceとの連携を強みとしています。プレゼン資料作成においては、既存のPDFファイルやドキュメントなどを読み込ませ、資料に反映させることも可能です。
それでは、実際にGeminiでプレゼン資料を作成してみます。
まずは資料の構成からAIに考えてもらいましょう。Geminiにログインし、作成したい内容のイメージを入力します。この段階では大まかな内容でも構いません。

Geminiから以下のプロンプトが出力されました。
# 依頼事項 中小企業の経営者・管理職向けに、業務効率化SaaSの導入を提案するプレゼンのスライド(4枚構成) をGoogleスライドで出力できる形で作成してください。 # ターゲット層 ・従業員30〜100名規模の中小企業の経営層 ・IT用語に疎く、現場の「忙しさ」や「人手不足」に悩んでいる ・「難しそう」「コストがかかる」という先入観を持っている # 資料作成の指針 ・専門用語(DX、SaaS、クラウド、UI等)は一切使わず「道具」「仕組み」「自動化」といった平易な 言葉に置き換える。 ・文字は少なく、図解や対比(Before/After)を重視した構成にする。 ・押し売りではなく「人手不足を解決するパートナー」としてのトーンで作成する。 # 各スライドの構成案 ●1枚目:タイトル・問題提起 ・タイトル:「人手不足を『仕組み』で解決する。〜現場の負担を減らし、会社の利益を増やす方法〜」 ・内容:求人を出しても人が来ない、ベテランに頼り切りの現場、山積みの書類……。今のままの「頑張り」 で乗り切る限界を提示。 ●2枚目:解決策のイメージ ・タイトル:「ITは、24時間ミスなく働く『優秀な事務スタッフ』です」 ・内容:難しいシステムではなく、スマホのように簡単に操作できる「共通のノート」や「自動計算機」を持つ イメージを提示。手書きやExcelの転記による「見えない時間のロス」をなくす概念図を作成。 ●3枚目:導入後のメリット(期待効果) ・タイトル:「浮いた時間で、本業(売上を作る仕事)に集中できる環境へ」 ・内容:導入前(残業過多・ミス対応・確認作業)と導入後(事務作業50%削減・ミスゼロ・情報共有 の高速化)を比較表で示す。空いた時間で接客や営業、技術向上に充てられるメリットを強調。 ●4枚目:サポートと次の一歩 ・タイトル:「最初の一歩は、私たちが横で並走します」 ・内容:初期設定の代行や、電話一本で解決するサポート体制を明記し、心理的障壁を下げる。「まず は1つの業務から試してみる」というスモールスタートを提案。 |
構成の内容を確認し、修正・加筆していきましょう。資料に掲載したいデータなどがある場合は、この段階で情報を渡しておくとスムーズです。
今回はこの案をもとに「#2988bc(青)をアクセントカラーにしたスタイリッシュなデザインで作成して」とデザインのイメージを伝える文を追加しました。
次に資料生成へと作業を進めます。Geminiでチャットを新規作成し、先ほど出力されたプロンプトを入力します。ツールは「Canvas」を選択しましょう。

以下のようなスライドが生成されました。

スライド1枚目は「求人を出しても人が来ない、ベテランに頼り切りの現場、山積みの書類……。今のままの「頑張り」で乗り切る限界を提示」という依頼内容に対して、文章や画像できちんと表現されています。
スライドを修正したい場合はチャット上で指示をすれば編集してくれます。軽微な修正であればGoogleスライドに出力してから手作業で修正する方が早いです。
関連記事:Gemini(ジェミニ)の使い方を基礎から徹底解説!ChatGPTとの比較や便利な活用例も紹介
【汎用AI型】プレゼン資料作成AIツールのおすすめ
スライド専用ツールではなく、構成案や文章の生成からスライドの生成まで幅広くこなす汎用的なAIツールです。構成や文章のたたき台づくりから活用したい方に向いています。
ChatGPT | 構成から文章・スライド生成まで幅広く対応
Claude | 長文読解と自然な文章生成が強み
NotebookLM | 資料やWebサイトを読み込んでスライド化
以下で各ツールの特徴を解説します。
8. ChatGPT | 構成案・文章生成のたたき台として活用

ChatGPT:https://chatgpt.com/ja-JP/overview/
ChatGPTは構成案や文章の生成に強いだけでなく、データ分析(Python)機能を使えばPPTXファイルの直接生成にも対応しています。テーマを入力してPowerPoint形式での作成を依頼すると、そのままダウンロードできる.pptxファイルを生成できます。
活用の幅が広く、以下のような使い方ができます。
プレゼンの構成案(スライドごとのタイトルと要点)を生成する
各スライドに記載する文章のたたき台を作る
データ分析(Python)機能でPPTXファイルを直接生成する
生成された構成をGammaやCanvaに流し込んでスライド化する
構成・文章の生成からスライドの作成まで1つのツールで完結できる汎用性が強みです。
さらに2026年5月からは、Microsoft PowerPoint内でChatGPTを使える公式アドイン「ChatGPT for PowerPoint」も提供されています。ただし、スライド特化ツール(GammaやCanva)と比べるとデザインの自由度はやや控えめなため、デザインにこだわる場合は専用ツールとの併用も検討しましょう。
【ChatGPTでプレゼン資料を作成する手順】
それでは、実際にChatGPTでプレゼン資料を作成してみます。
まず、通常のチャット画面で資料の内容を伝え「PowerPoint(PPTX)ファイルとしてダウンロードできる形で作成して」と依頼します。事前にAIへ資料の指示文(プロンプト)を作ってもらい、それを整えてから本番の依頼として入力すると精度が上がります。

依頼するとChatGPTがPPTXファイルを生成し、ダウンロードリンクを提示します。

ダウンロードしたファイルをPowerPointで開くと、依頼した構成のスライドができています。
導入前と導入後を左右のボックスで対比したり、導入ステップを番号付きの流れで並べたりと、内容の整理はしっかりしている印象でした。
一方で写真やイラストはなく、枠と文字が中心のフラットなデザインです。
凝った装飾は少ないため、そのまま清書版として使うより、たたき台として使い、細部は自分で仕上げるのに向いています。
9. Claude | 長文読解と自然な文章生成が強み

Claude:https://claude.ai/
Anthropicが開発したAIがClaudeで、長大な文章を読み込む処理能力や自然な文章生成が特徴です。
プレゼン資料作成において、大まかなレイアウトや構成案を作成する用途に適しています。現在は無料プランを含む全ユーザーがPowerPoint(PPTX)ファイルの生成・ダウンロードに対応しており、有料プランではMicrosoft PowerPoint内でClaudeを使える「Claude for PowerPoint」も利用できます。クライアント向けの提案資料として作成する場合は、細部の調整が必要になるでしょう。
それでは実際にプレゼン資料を作成します。
まず、AIに資料の構成と指示文作成を依頼します。Claudeでも指示文の作成はできますが、今回はChatGPTで生成したプロンプトの方が良かったため、以下を採用しました。
あなたはBtoBの法人営業担当者です。 中小企業(従業員30〜100名規模)の経営者・管理職向けに、 業務効率化・人手不足解消をテーマとしたSaaS導入提案プレゼン資料を作成してください。 【想定シーン】 ・対象:中小企業の経営者/管理職 ・ITに詳しくない層が多い ・初回〜2回目商談で使用する「構成検討フェーズ」の資料 ・特定のサービス名・価格・細かい機能説明は不要 ・「導入前と導入後で、何がどう変わるか」が伝わることを重視する 【全体トーン】 ・専門用語は極力使わない ・難しい言葉は使わず、日常業務に即した表現にする ・売り込み感は抑え「一緒に整理する」スタンスで書く 【スライド構成(全4枚)】 ▼ スライド1:現状の課題整理 目的: 経営者・管理職が「これは自社の話だ」と感じられる問題提起を行う 盛り込む観点: ・人手不足で現場が常に忙しい ・本来やるべき仕事以外の作業に時間が取られている ・業務が特定の人に集中している ・忙しい割に成果が出にくい状況が続いている ▼ スライド2:なぜ今のやり方では限界なのか 目的: 個人の努力では解決できない「構造的な問題」であることを整理する 盛り込む観点: ・人を増やしたくても採用が難しい ・引き継ぎや教育に時間がかかる ・Excelやメール、紙での管理が複雑化している ・情報が分散し、全体状況を把握しにくい ▼ スライド3:SaaS導入による変化(導入前/導入後) 目的: SaaS導入後の業務イメージを具体的に持ってもらう 盛り込む観点: ・手作業や確認作業が減る ・情報が一元化され、状況把握が楽になる ・誰でも業務を把握・引き継ぎしやすくなる ・少ない人数でも業務が回る体制になる ※機能説明ではなく「現場の働き方がどう変わるか」に焦点を当てる ▼ スライド4:導入の進め方イメージ 目的: SaaS導入への心理的ハードルを下げ、次の検討ステップに繋げる 盛り込む観点: ・いきなり全社導入しなくて良い ・一部業務から小さく始められる ・現場に合わせて段階的に広げられる ・合わなければ見直しもできる 【アウトプット形式】 ・スライドごとにタイトルをつける ・各スライドは箇条書きで3〜5点程度 ・そのまま営業資料に落とし込める自然な文章量 ・経営者が判断しやすい、現実的な表現を使う |
次に作成した指示文を入力します。通常のチャット画面から入力してください。

資料が完成しましたので、出力します。「Googleドライブのマーク」を押下するとGoogleドライブに保存でき「ダウンロード」を押下するとPowerPointとして出力できます。

スライドに出力すると、以下のように生成されていました。

課題→理由→改善→導入ステップを論理的に追える構成になりました。一方で角ばったBoxや装飾の少なさからデザイン性は控えめです。社内共有など、簡単に資料を作成したい場合に向いています。
Claudeでは、大幅な修正が必要な場合はチャット画面から再度指示を出しましょう。軽微な修正であれば出力後に人の手で修正した方がスムーズです。
関連記事:【2025年最新】最強AI Claude(クロード)とは?Artifactsの活用方法も徹底解説!
10. NotebookLM | 資料やWebサイトを読み込んでスライド化

Notebook LM:https://notebooklm.google.com/
ソースをもとに資料作成を行うAIがNotebookLMです。ソースとして数値データや参考資料などのファイル・Webサイト・YouTube・コピーしたテキストなど、さまざまな情報を取り込めます。
生成後もスライドのテキスト編集・レイアウト変更・ビジュアルの更新ができます(スライドの追加・削除は現時点では未対応です)。高度なプロンプトが必要なく、反映させたい情報をアップロードするだけで資料が完成するのが魅力です。
作成の手順としては、まずノートブックを新規作成します。

次にソースをアップロードします。

今回は以下の架空のサービス概要を「コピーしたテキスト」に入力してアップロードしました。

アップロードが完了したら「Studio」から「スライド資料」を選択します。

「スライド資料」の鉛筆マークを押下すれば、以下のように生成したいスライドの形式・言語・長さを選択できます。

今回は「プレゼンターのスライド」を選択し、さらに合計4枚のスライドで作成するように指示しました。
生成ボタンを押してしばらく待つと、以下の資料が完成しました。

イラストなどを活用しながら視覚的に情報を整理したスライドになりました。テキストだけに頼らず、直感的に伝わる構成になっています。
NotebookLMのスライド資料は、PDFまたはPowerPoint(PPTX)形式で出力できます。
関連記事:NotebookLMは何ができる?4つの機能と使い方・活用例を紹介
【社内ナレッジ活用型】プレゼン資料作成AIツールのおすすめ
個別のスライド生成ではなく、組織全体の資料作成を効率化したい場合に検討する価値があるタイプです。社内のマニュアルや過去事例をAIに参照させて、自社のやり方に沿った資料を作成できます。
ここでは、ナレッジAIエージェントを紹介します。
11. ナレッジAIエージェント | 社内資料を取り込んで自社仕様のプレゼン資料作成を自動化

ナレッジAIエージェント:https://rimo.app/lp/knowledge-ai
過去の提案書・マニュアル・社内事例をアップロードするだけで、自社のやり方を反映したAIエージェントが完成するツールです。
たとえば、過去に受注した提案書をアップロードしておけば、新規案件のプレゼン資料を作る際にAIが過去の構成や表現を参照して資料を作成します。「毎回ゼロからプロンプトを書く」「自社の前提が伝わらず使い物にならない」という課題を解消できます。
セキュリティ面では、入力データがAI学習に使われない仕組みを採用しており、ISO27001・ISO27017の取得やSAML認証にも対応しています。社内の認証基盤と連携できるため、組織で安全に運用できます。
関連記事:スライド作成AIのおすすめ比較!編集・構成重視で選ぶ業務効率化ツール
関連記事:会議資料の作り方ガイド!種類別の構成サンプルやAIで時短する方法も解説
プレゼン資料をAIに任せた際の失敗例と対策

AIに資料作成を任せた際によくある失敗例として、以下の3つが挙げられます。
情報を詰め込みすぎてスライドが読みにくくなる
抽象的な表現ばかりで相手に刺さらない
AI特有の不自然な言い回しになる
それぞれの失敗例を順に見ていきましょう。
1. 情報を詰め込みすぎてスライドが読みにくくなる
AIは関連情報を網羅的に整理するのが得意なため、重要度の異なる内容まで1枚のスライドに詰め込みがちです。文字量が多くなり、聞き手が要点を把握しにくい資料になってしまいます。
対策として、事前にスライドごとの役割を決めておきましょう。「1スライドにつきメッセージは1つ」を意識し、伝えたい要点を整理してからプロンプトに含めると、情報が過剰に盛り込まれるリスクを下げられます。
2. 抽象的な表現ばかりで相手に刺さらない
前提や条件を示さずにAIに指示すると「業務効率化を実現する」「大幅な改善が見込める」のような、どの企業にも当てはまる抽象的な文章が生成されます。
プレゼンでは、相手の立場や抱えている課題が想像できる具体性が重要です。
プロンプトに以下を含めると、聞き手に刺さる表現になります。
ターゲット
具体的な数値
事例
AIが生成した構成案をそのまま使うのではなく、数値や固有名詞を自分で追加する調整が必要です。
3. AI特有の不自然な言い回しになる
AIは文法的に正しい文章を生成しますが「〜が不可欠です」「〜を最大化します」のように、普段の会話やプレゼンではあまり使わない硬い表現が混ざることがあります。
対策として、生成された文章を一度声に出して読み上げてみましょう。話し言葉として違和感がある表現は、自分が普段使う言い回しに書き換えると自然なプレゼン資料に仕上がります。
AIで伝わる資料に仕上げる4つの手順とコツ

AIの強みを活かしながら資料を仕上げるには、コツが必要です。資料作成のコツとして以下が挙げられます。
プレゼンの流れは人が考える
ターゲット・目的・形式をプロンプトに含める
生成された資料のデザインを指定・調整する
生成後のファクトチェックと仕上げを必ず行う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
関連記事:見やすいスライドの作り方|作成のコツや効率化する方法を解説
関連記事:スライド作成AIのおすすめ比較!編集・構成重視で選ぶ業務効率化ツール
1. プレゼンの流れは人が考える
AIは資料の構成案も提案できますが、聞き手の温度感や理解度までは読み取れません。例えば営業資料であれば、聞き手の検討段階や知識レベルに合わせて話の流れを調整する必要があります。
そのため、AIが出力した構成案を人の手で修正するなど、プレゼンの流れは最終的に人が判断して決めることが重要です。
2. ターゲット・目的・形式をプロンプトに含める
プロンプトにターゲット情報を含めると、生成結果の精度が上がります。具体的には以下の情報を入れましょう。
対象者(役職・検討段階・知識レベル)
資料の目的(提案・報告・教育など)
スライドの枚数
含めたいデータや事例
一度AIに指示文を生成してもらい、その内容を修正・加筆してから本番のプロンプトとして入力する方法も効率的です。本記事で紹介したGeminiやGensparkの解説でも、この手順を採用しています。
3. 生成された資料のデザインを指定・調整する
配色のカラーコードやレイアウトの希望を具体的にプロンプトに含めると、作りたいデザインを反映できます。たとえば「背景色は#FFFFFF、メインカラーは#003366で統一」のように指定します。
使用したい色のコードがわからない場合は、参考となる配色の画像をChatGPTに読み込ませて抽出する方法もあります。
また、Gensparkであれば自社のスライドテンプレートをアップロードした形でスライドを生成できます。使用したい画像もアップロードすれば反映してもらえるので、デザインの指定が多い場合はGensparkの活用がおすすめです。
4. 生成後のファクトチェックと仕上げを必ず行う
AIが生成した内容は、一見完成品のように見えても確認すべき点が多くあります。特に以下の4点は必ずチェックしましょう。
以下の表で確認すべきポイントを整理しました。
チェック項目 | 確認すべきこと |
数値や事実の正確性 | AIは事実と異なる情報を生成する場合がある(ハルシネーション)。統計データや料金情報は、公式サイトや一次情報で裏を取ってから採用する |
レイアウトや図表の整合性 | 文字がはみ出していないか、図表の意味が本文と合っているか、画像やアイコンが不自然でないかを確認する |
機密情報の取り扱い | 入力データがAIの学習に利用されないか、通信の暗号化がされているかを事前に確認する。ツールの利用規約やデータポリシーのチェックも必要 |
商用利用の可否 | 無料プランではツールのロゴが入る場合や、商用利用に制限がある場合がある。クライアントに提出する資料に使うなら利用規約を確認する |
特に統計データや料金情報は、公式サイトで最新の数値を確認してからスライドに採用するのが安全です。また、AIが生成したスライドは、見た目が整っていても図表や画像の意味がずれている場合があります。提出前に必ず全スライドを確認し、必要に応じて人の手で修正しましょう。
会議内容をもとにプレゼン資料を作成するなら『Rimo Actions』

プレゼンの内容を検討する際、会議のなかで議論しながら決めることも多いでしょう。ただ、会議の内容を振り返りながらスライドに起こす作業は、それだけで数時間かかることもあります。 こうした場面で活用できるのが『Rimo Actions』です。『Rimo Voice』で文字起こしした議事録をもとに、AIがスライドやドキュメントを自動で生成します。
▼議事録からタスクを抽出

▼抽出したタスクをもとに成果物を生成

議事録からタスクを自動抽出し、提案資料・比較表・共有メールの下書きといった成果物を作成できるため、会議後の「作業」を大幅に削減できます。
作成した資料はGmailでの送信やSlackでの共有にも直接対応しており、会議から納品までの一連の流れがワンストップで完結します。 会議の録音→文字起こし→スライド生成までを1つのサービスでつなげられるのは、ほかのスライド生成ツールにはない強みです。
現在、1週間の無料トライアルも実施しています。会議からプレゼン資料までの工程を効率化したい方は、ぜひ『Rimo Actions』を試してみてください。
社内のナレッジを活用してAI資料作成を効率化するなら『ナレッジAIエージェント』

「AIで資料を作ってみたけど、自社の前提が反映されず結局使えなかった」という経験がある方もいるでしょう。
一般的なAIに指示を出しても、自社の業界ルール・過去の事例・独自のフォーマットを知らないまま回答するため、現場のやり方に合わない資料が出てきがちです。毎回プロンプトに同じ前提情報を書き足す手間も負担になります。
こうした課題を解決するのが、Rimoの『ナレッジAIエージェント』です。マニュアルや過去の事例といった社内資料をアップロードするだけで、自社のやり方を反映したAIエージェントが完成します。
プロンプトを細かく書き込んだり設定を作り込んだりする必要がなく、社内ナレッジに沿って回答・資料作成・リサーチを実行します。組織で繰り返し作る提案書・報告書・マニュアル作成などの効率化に適しているでしょう。
セキュリティ面では、入力データがAI学習に使われない仕組みを採用しています。
一般的なAIでは自社の情報が伝わらず使われなかった経験があるなら、自社のナレッジに沿って動くAIエージェントを検討してみてください。
プレゼン資料作成AIのよくある質問

AIをプレゼン資料作成に活用する際、多くの方が疑問に感じるポイントは以下のとおりです。
プレゼン資料作成AIは無料で使える?
どんなプロンプトを入力すれば良い?
PowerPoint形式でダウンロードできるツールはどれ?
資料のデザインを指定する方法は?
プレゼンの話す内容もAIに任せられる?
機密情報を入力しても大丈夫?
本章では、よくある質問とその回答をまとめました。それぞれ詳しく見ていきましょう。
プレゼン資料作成AIは無料で使える?
多くのAIツールは無料プランを提供しており、本記事で紹介したツールの大半も無料の範囲内で資料作成が可能です。
ただし、ほとんどの場合で利用回数や機能に制限があります。1日あたりのチャット入力回数が制限されていたり、PPTX出力やロゴの非表示が有料プランでのみ対応していたりするケースが一般的です。
まずは無料プランで使用感を確かめたうえで、必要に応じて有料プランへ切り替えましょう。
どんなプロンプトを入力すれば良い?
プレゼン資料作成をAIに依頼する際は、資料のテーマ・対象者情報・目的・含めたいデータなどを具体的にプロンプトへ入力するのがポイントです。
各ツールの手順で紹介したように、一度AIで指示文を生成してもらうのもおすすめです。自分で1からプロンプトを作成するよりも、よりAIが理解しやすい形式で指示内容を整理してくれます。
AIからより精度の高い回答を引き出すための「プロンプトの書き方」の基本やテンプレートについて知りたい方は、こちらの記事が役立ちます。
関連記事: プロンプトの書き方で差をつける!ChatGPTを効果的に使うコツを紹介
PowerPoint形式でダウンロードできるツールはどれ?
本記事で紹介した11ツールのうち、PowerPoint(PPTX)形式で出力できる主なツールは以下のとおりです。
区分 | 対応ツール |
無料プランでもPPTX出力が可能なツール | Rimo Actions、ナレッジAIエージェント、Gamma、Canva、ChatGPT、Claude、NotebookLM |
有料プランでPPTX出力に対応するツール | イルシル、Genspark |
PowerPoint環境で使うツール | Microsoft 365 Copilot |
Googleスライド経由で出力するツール | Gemini |
ただし、無料プランでは出力回数・ロゴ表示・商用利用・編集機能に制限がある場合があります。最終的にPowerPointで編集・提出する必要がある場合は、PPTX出力の可否だけでなく、無料プランでどこまで使えるかもあわせて確認しましょう。
資料のデザインを指定する方法は?
配色のカラーコードやレイアウトの希望を具体的にプロンプトに含めると、作りたいデザインに反映できます。例えば「背景色は#FFFFFF、メインカラーは#003366で統一」といった形で指定します。
使用したい色のコードがわからない場合は、参考となる配色の画像を、画像認識精度の高いChatGPTに読み込ませて抽出する方法もおすすめです。
また、Gensparkであれば、先述のとおり自社のスライドテンプレートを反映した形でスライドを生成してくれます。使用したい画像もアップロードすれば反映してもらえるので、デザインの指定が多い場合は、現時点ではGensparkの活用がおすすめです。
プレゼンの話す内容もAIに任せられる?
ChatGPTや本記事で紹介したAIツールに資料をアップロードし、プレゼン原稿を作成してもらうことも可能です。その際は、発表時間や必ず伝えたい内容を具体的に指示しましょう。
生成された原稿をベースに、自分がよく使用する言葉に変換すると自然なプレゼンができます。
機密情報を入力しても大丈夫?
ツールの利用規約やデータの取り扱い方針によって安全性は異なるため、事前の確認が必要です。入力データがAIの学習に利用されるかどうかや、通信の暗号化の有無などをチェックしましょう。
エンタープライズ向けプランでは、管理機能やセキュリティ保護体制が強化されている場合もあります。
ただし、個人情報や機密情報の入力は慎重に判断すべきです。重要な情報を扱う際は、社内のセキュリティポリシーに沿って利用することをおすすめします。
生成AIを利用する際の情報漏洩リスクや、企業が安全にAIツールを活用するための具体的なセキュリティ対策については、こちらの記事で詳しく解説しています。
関連記事: ChatGPTのセキュリティ・情報漏洩リスクは?安全に利用する5つの対策を紹介
AIプレゼン資料作成ツールを活用して資料作成を効率化しよう
AIプレゼン資料作成ツールを使えば、構成の検討からデザインの仕上げまでの工程を大幅に短縮できます。ツールの選び方は「目的に合ったタイプか」「手元の素材に対応しているか」「出力形式や日本語の精度は十分か」の3つが基本です。
ただし、AIの出力はあくまでたたき台です。数値の正確性や論理のつながりは人が確認し、最終的な仕上げを行うことで、伝わる資料に仕上がります。
まずは本記事で紹介したツールの無料プランを試して、自分の作業スタイルに合うものを見つけてみてください。
会議の録音から議事録作成・プレゼン資料作成まで一連の流れで自動化したい方は、7日間無料で試せる(クレジットカード登録不要)『Rimo Actions』がおすすめです。
また、社内ナレッジに合わせて組織の提案書や報告書を作成したい方は、『ナレッジAIエージェント』もあわせてご検討ください。
Return to List