建設業向けナレッジマネジメントツール6選|図面も資料も探す手間ゼロ!

建設業では、施工要領書や図面、是正記録、会議の議事録など、多くの情報が日々生まれます。一方で、資料が現場や担当者ごとに分かれていると、必要な情報をすぐに探せません。経験者の頭の中にしかない段取りや判断基準は、退職や異動をきっかけに失われるおそれもあります。
そこで役立つのが、社内の知識を蓄積し、必要なときに検索・再利用できるナレッジマネジメントツールです。
本記事では、ナレッジマネジメントツール「Rimo ナレッジAI」を開発するRimo合同会社が、建設業で使いやすいナレッジマネジメントツール6製品を紹介します。
【本記事でわかること】
建設業におすすめのナレッジマネジメントツール6選
各ツールの料金と特徴
建設現場で確認したい7つの選定基準
建設業で優先して蓄積したいナレッジ
ナレッジマネジメントツールの活用シーン
情報共有ツールとの違いなど
自社の施工要領書や議事録、過去のトラブル対応を「探せる知識」に変えたい場合は、AIが社内資料を横断して回答する「Rimo ナレッジAI」もご検討ください。
無料トライアルがあるため、実際の資料を使って検索精度や操作性を確認できます。
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【比較表付き】建設業におすすめのナレッジマネジメントツール6選
まずは、今回紹介する6製品の違いを一覧で確認してみましょう。
サービス名 | タイプ | 特徴 | 主な機能 | 料金の目安(税抜・月払い) | 無料プラン・トライアル |
AI横断検索型 | 資料・議事録・チャットなどを取り込み、質問に回答 | 横断検索/AIインタビュー/図面・PDF読み取り/外部サービス連携 | チーム6,000円/人・月、法人5万円〜 | 2週間の無料トライアルあり | |
社内Wiki型 | 添付ファイルの中身まで全文検索しやすい | 全文検索/マニュアル作成/閲覧履歴 | プラン10:5,400円/月(編集10名・閲覧30名) | 30日間の無料トライアル | |
建設特化・ナレッジ共有型 | 他社を含む現場監督のノウハウを参照できる | ノウハウ投稿・閲覧/利用者コミュニティ | 要問い合わせ | 要問合せ | |
動画マニュアル型 | スマホで撮影した動画をマニュアル化できる | 動画マニュアル作成/自動字幕/多言語翻訳/視聴履歴 | 月額6万円から | 無料トライアルあり | |
情報管理型 | ノートを中心に情報を整理できる | ノート/メッセージ/タスク | ビジネス5:3,900円/月 | フリープランあり(累計20ノート・1GB) | |
FAQ・Q&A型 | Q&Aとナレッジを蓄積し、AIで活用できる | Q&A/社内FAQ/AI検索/AIインタビュー | 要問い合わせ | フリープランあり(10名以下・AI機能は対象外) |
選ぶ際は「高機能な製品はどれか」ではなく、自社で残したい情報を、現場の人が無理なく蓄積・検索できるかを見ることが大切です。
次章から、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
1.『Rimo ナレッジAI』|資料・議事録・チャットを横断し、出典付きでAIが回答

「Rimo ナレッジAI」は、施工要領書や仕様書、過去の報告書など、社内に散らばる情報をまとめて検索・活用できるAIエージェントです。
建設会社では、本社・支店・現場ごとに資料の保存場所が分かれ、「以前の現場で似た事例があったはずなのに見つからない」「詳しい担当者に聞かないと分からない」といったことも少なくありません。
そのような課題を解決するために、Rimo ナレッジAIなら、以下のような情報を取り込めます。
Excel・Word・PowerPoint・PDF
Google Drive・SharePointの社内資料
Slack・Teamsのチャット
Gmail・Outlookのメール
取り込んだ情報をもとにAIが質問へ回答し、参照元の資料も確認できます。そのため、施工要領や過去のトラブル対応を調べたいときに、関連資料を一つずつ探す手間を減らせます。
さらに「AIインタビュー」を使えば、AIによるベテランへの質問が可能です。作業の段取りや判断基準、トラブルを避けるコツなど、マニュアルだけでは残しにくいノウハウも言語化できます。
そのため、社内資料を横断して探したい会社や、現場のやり取り・ベテランの経験までナレッジとして残したい建設会社に向いています。
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【料金プラン】
プラン | 料金 |
チームプラン | 6,000円/人・月(1名から契約可) |
法人プラン | 月5万円〜(要見積もり) |
※ナレッジAIは2026年にサービスを開始したばかりのため、第三者レビューサイトでの評価はまだこれからです。運営会社が提供するサービス(Rimo Voice)の評判・口コミを知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。
▼関連記事:Rimo Voiceの評判・口コミは?特長や無料トライアルの始め方も解説
※作業手順を動画で残したい場合は「VideoStep」、建設業に特化して他現場のノウハウを共有したい場合は「SCALE」など、目的によって適したツールは異なります。Rimo ナレッジAIは、資料・議事録・チャットなど、複数の場所に散らばった社内情報をまとめて活用したい場合に向いています。
2.『NotePM』|添付ファイル内も全文検索できる社内Wiki型

出典:NotePM
「NotePM」は、マニュアルや社内規程、業務ノウハウをWeb上に蓄積できる社内Wiki型のナレッジマネジメントツールです。ページとして作成した情報だけでなく、Word・Excel・PowerPoint・PDFなど、添付ファイルの中身も検索できます。
すでに多くの手順書や社内資料を持っている会社では「新しいツール用に資料を作り直す」ことが導入の負担になりがちです。
NotePMなら既存ファイルも検索対象にできるため、まず資料を集約し、その後に必要な情報をWikiとして整えていく運用がしやすいでしょう。
【料金プラン(税抜)】
プラン | 料金 |
プラン10 | 5,400円/月(編集10名・閲覧30名・100GB) |
プラン25 | 13,500円/月(編集25名・閲覧75名・250GB) |
プラン100 | 54,000円/月(編集100名・閲覧300名・1TB) |
初期費用は0円で、30日間の無料トライアルが用意されています。
【良い評判】
記事のカテゴリ分けができること、②記事の装飾が自在にできること、③自動保存機能がついていることが特に気に入っています。 |
引用:ITreview「NotePMの評判・口コミ」
【気になる評判】
・HTMLタグの重複によりうまく機能が反映されないことがある。 ・表を作った際にExcelのような柔軟性がない。(セル内の改行ができなかった) |
引用:ITreview「NotePMの評判・口コミ」
3.『SCALE』|他現場のベストプラクティスも参照できる建設特化型

出典:SCALE
「SCALE」は、建設業の現場監督がノウハウを共有・閲覧できる、建設業に特化したナレッジシェアサービスです。
一般的なナレッジマネジメントツールは、自社の中にある情報を蓄積して活用する仕組みが中心です。一方、SCALEでは他の現場監督が投稿した実践例も参照できるため、自社内に十分な事例がない段階でも情報を探せます。
例えば、経験の浅い現場監督が判断に迷ったとき、すぐに上司へ質問する前に似た事例を確認し、考える材料を持ったうえで相談する使い方が可能です。
一方で、自社の大量の図面・施工要領書・社内規程をまとめて検索する用途とは性質が異なります。業界内の実践知も含めて学びたい会社におすすめです。
料金は公式サイトで公開されていないため、問い合わせが必要です(2026年9月時点)。
4.『VideoStep』|スマホの動画をAIでマニュアル化する動画特化型

出典:VideoStep
施工手順や機械の操作など、文章だけでは伝えにくい作業を残したい場合は、動画マニュアルに強い「VideoStep」が候補になります。
VideoStepは、スマートフォンなどで撮影した動画を使ってマニュアルを作成できるサービスです。自動字幕や多言語翻訳に対応しており、同じ作業内容を複数の言語で伝えたい場面にも活用できます。
建設現場では、熟練者の手の動きや作業の順序など「文章で説明するより見たほうが早い」といった知識が少なくありません。こうした技能を映像で残せるのは、文書中心のナレッジマネジメントツールにはない強みです。
視聴履歴も確認できるため、教育動画を配布するだけで終わらせず、どの動画が見られているかを把握する用途にも使えます。
料金は月額6万円からです(2026年9月時点)。
【良い評判】
VideoStepは、PowerPointを操作するような感覚で動画を作成できる点が魅力です。初めて使う場合でも、マニュアルを見ながら一人で動画を作成できました。特に優れているのが翻訳機能です。グローバルに拠点が点在する当社では、これまで各国向けに複数言語の動画を個別に管理していましたが、VideoStepでは一つの動画で多言語対応ができ、教育資料を一元管理できるようになりました。 |
引用:ITreview「VideoStep」
【気になる評判】
翻訳機能が編集画面で確認できない点は改善を期待しています。翻訳後、言語ごとにナレーションの長さが異なる場合でも編集画面で確認できず、一度公開してから確認する必要があるため手間がかかります。 |
引用:ITreview「VideoStep」
5.『Stock』|1現場1ノートでシンプルに管理

出典:Stock
「Stock」は、ノートを中心に情報を残し、メッセージやタスクとあわせて管理できるツールです。多機能なシステムよりも、現場で迷わず使えるシンプルさを重視したい場合に向いています。
現場ごとにノートを分けて、連絡事項・決定事項・写真・関連資料をまとめておけば「この案件の情報はここを見る」というルールを作りやすくなります。複雑なフォルダ構成を最初から設計しなくても、小さく運用を始められる点がメリットです。
一方、AIで大量の図面や社内資料を横断検索したい場合や、複雑なナレッジ基盤を構築したい場合は、必要な機能が足りるか確認が必要です。
まず少人数・少数の現場で情報を整理する習慣を作りたい会社に向いています。
※大手・中小企業向けのナレッジマネジメントツールを探している方には、Stockの運営会社が提供しているナレカンもおすすめです。
料金プラン(税抜・月々払い)
プラン | 料金 |
フリー | 0円(累計20ノート・ストレージ1GB) |
ビジネス5 | 3,900円/月(5人まで・ノート数無制限) |
エンタープライズ5 | 7,200円/月(5人まで・セキュリティ機能を強化) |
【良い評判】
他のチャットツールだと情報がどんどん流れていってしまいますが、Stockは「ノート」形式なので、あとから見返したときに見やすさが抜群です。 |
引用:ITreview「Stockの評判・口コミ」
【気になる評判】
情報が埋もれず見やすいです。チャットだと流れてしまう内容もしっかり蓄積できるので、情報共有ツールとしては理想的です。ただ、デフォルトだといちいち通知が来るのが少し気になります。 |
引用:ITreview「Stockの評判・口コミ」
6.『Qast』|AIインタビューでベテランの知見を引き出す

出典:Qast
「Qast」は、社内で繰り返される質問と回答、業務ノウハウを蓄積・検索できるナレッジマネジメントツールです。
特徴の一つが、AIによるインタビュー機能です。ベテランに「マニュアルを書いてください」と依頼するのではなく、AIからの質問に答えてもらいながら知識を引き出せます。文章化の負担を減らしながら、頭の中にある経験を残したい場合に役立ちます。
また、Q&Aとしてナレッジを集めておけば「以前の現場ではどう対応したのか」「この業務は誰に確認すれば良いのか」といった繰り返しの問い合わせを減らす運用にもつなげられます。
【料金プラン】
プラン | 料金 |
フリー | 0円(10名以下・AI機能は対象外) |
プロフェッショナル/プロフェッショナルPlus/プロフェッショナルPlus&ミーティングtoナレッジ | 要問い合わせ |
【良い評判】
社内システム、ソフトウェア、機器…ありとあらゆる事を色んな方から質問されますが「質問はQastで」「わからない事は聞く前にQastで検索して」を徹底したところ問い合わせに関する手間が大いに削減されました。 |
引用:ITreview「Qastの評判・口コミ」
【気になる評判】
マニュアルなどを継続的に更新していく際、どれが本当に最新版のドキュメントなのか一目で分かりにくく、運用上、ここに非常に大きな壁を感じています。古い情報と新しい情報が混在してしまうリスクがあるため、最新版であることを明確にピン留め・表示できる機能や、旧版を簡単にアーカイブできる仕組みが強く欲しいです。 |
引用:ITreview「Qastの評判・口コミ」
その他に、おすすめのナレッジ共有・マネジメントツールは以下の記事をご覧ください。
▼関連記事:【徹底比較】ナレッジ共有ツール16選!無料プラン・料金相場・選び方を解説
建設業向けナレッジマネジメントツールの料金比較

6製品の料金を一覧にすると、次のとおりです。公開価格は2026年9月時点の情報をもとに整理しています。
サービス名 | 初期費用 | 月額 | 無料プラン・無料トライアル |
0円 | チーム6,000円/人、法人5万円〜 | 無料トライアルあり | |
0円 | 5,400円〜(プラン10:編集10名・閲覧30名) | 30日間の無料トライアル | |
要問い合わせ | 要問い合わせ | 要確認 | |
要問い合わせ | 6万円~ | 無料トライアルあり | |
0円 | 0円〜(ビジネス5は3,900円) | フリープランあり(累計20ノート・1GB) | |
要問い合わせ | 要問い合わせ | フリープランあり(10名以下・AI機能は対象外) |
料金だけを見ると、無料プランのあるStockやQastは始めやすいでしょう。ただし、建設業では利用人数や現場数によって必要なプランが変わるため、月額料金だけで決めないことが大切です。
導入前には、次の点も確認しておきましょう。
何人まで利用するのか
現場・支店・協力会社まで利用範囲を広げるのか
図面や写真、動画などをどの程度保存するのか
閲覧だけのユーザーにも料金がかかるのか
短期間の現場でユーザー数を増減できるのか
月額費用だけでなく、費用対効果で選ぶ
ナレッジマネジメントツールは、月額料金と、現在の資料探し・問い合わせにかかっている時間を比較して選ぶことが大切です。
例えば、現場監督10人が1日30分、資料探しに使うと仮定すると、1か月の合計は約100時間です(月20営業日)。
項目 | 例 |
利用する社員 | 10人 |
資料探しにかかる時間 | 1人30分/日 |
1ヶ月の合計時間 | 約100時間 |
1時間あたりの人件費 | 4,000円 |
人件費換算 | 約40万円/月 |
このケースでは、毎月約40万円分の人件費を「資料を探す」「詳しい人に聞く」といった作業に浪費している計算になります。
ここで、実際にツールを導入した際の費用対効果を考えてみましょう。例えば、月額5万円のツールを導入した場合、時給4,000円換算では「月12.5時間分(5万円÷4,000円)」の作業を削減できれば元が取れます。
現場監督10人の現場であれば、「1人あたり月1.2時間(1日わずか3〜4分)」探す時間を短縮するだけで投資額を回収できる計算です。毎月40万円分のロスが発生している現場なら、ごくわずかな効率化でも十分に元が取れるでしょう。
「自社の場合はどの程度の効果が期待できるのか」「どのような運用が合っているのか」と迷っている場合は、弊社で無料の相談も行っています。
現場ごとの課題や利用人数に合わせて相談できますので、お気軽にお問い合わせください。
建設業でナレッジマネジメントツールを選ぶ際の7つの基準

建設業でナレッジマネジメントツールを選ぶ際の基準は、以下のとおりです。
スマホ・タブレットで現場から使えるか
図面・写真・音声などの非テキストデータをAIが読み取れるか
建設・電気の専門用語を正確に認識できるか
IT初心者でも迷わない操作性か
TeamsやSlackなど既存の社内ツールと連携できるか
現場・協力会社ごとに公開範囲を設定できるか
施主情報や図面を預けられるセキュリティ体制か
スマホ・タブレットで現場から使えるか
最初に確認したいのは、現場にいる人がその場でツールを使えることです。
施工要領を確認したいのに、事務所のPCまで戻らなければ検索できないのであれば、結局は「詳しい人に電話したほうが早い」という運用に戻りやすくなります。
したがって、以下の点を確認しましょう。
スマートフォンやタブレットから検索できるか
現場で撮影した写真を登録できるか
ブラウザで利用できるか
通信環境が不安定な場所でどの程度使えるか
会社支給端末を使う場合は、アプリのインストール制限や端末管理のルールも事前に確認しておくと導入がスムーズです。
図面・写真・音声などの非テキストデータをAIが読み取れるか
建設現場では、施工要領書などの文書だけでなく、図面や施工写真、スキャンした帳票、会議の音声など、さまざまな形式で情報が残ります。
そのため、ナレッジマネジメントツールを選ぶ際は、テキスト以外の情報をどこまでAIが認識し、検索や回答に活用できるかを確認しましょう。
例えば、以下の点が確認したいポイントです。
図面内の文字や表を読み取れるか
施工写真に付随する情報を検索できるか
スキャンしたPDFや帳票を認識できるか
会議の音声を文字起こししてナレッジとして活用できるか
製品によって対応できるデータ形式や読み取り精度は異なります。導入前には、自社で実際に使っている図面やPDF、音声データなどを使い、必要な情報を正しく取り出せるか試しておくと安心です。
建設・電気の専門用語を正確に認識できるか
建設・電気工事では、部材名や工法名、社内独自の略称など、多くの専門用語が使われます。現場で使う言葉をAIが正しく認識できるかを確認しましょう。
特にチェックしたいのは、以下の点です。
専門用語を辞書に登録できるか
略称や社内用語に対応できるか
同じものを指す異なる呼び方でも検索できるか
実際に、弊社が提供する議事録ツール「Rimo Voice」を導入しているかんでんエンジニアリングでは、建設・電気分野の専門用語を700件以上辞書に登録し、文字起こしの精度向上に活用しています。
ナレッジマネジメントツールとは別のサービスの事例ですが、建設業では専門用語への対応がツールの使いやすさを左右することがわかります。
無料トライアルで、自社でよく使う部材名や工法名、略称などを実際に入力し、正しく検索・回答できるか試してみましょう。
▼関連記事:社内の草の根活動から全社展開へ ― かんでんエンジニアリングが実現した、AI活用による働き方改革
IT初心者でも迷わない操作性か
ITツールに慣れていない社員でも、説明を受けなくても基本操作ができるかもチェックしてください。
特に見ておきたいのは、以下の点です。
資料の登録や更新を迷わず行えるか
検索窓に質問を入力するだけで情報を探せるか
タグやフォルダ構成を覚えなくても使えるか
スマホからでも直感的に操作できるか
建設現場では、忙しい業務の合間に使うため、操作に手間がかかるツールは定着しにくくなります。
トライアルではDX担当者だけでなく、ITツールが得意ではない現場担当者やベテランにも実際に触ってもらい、説明なしでどこまで使えるかを確認すると良いでしょう。
TeamsやSlackなど既存の社内ツールと連携できるか
ナレッジマネジメントツールを選ぶ際は、現在使っているチャット・メール・クラウドストレージと連携できるかを確認しましょう。
既存ツールと連携できれば、重要な情報を別のナレッジツールへ手入力する手間を減らせます。反対に、転記が必要な仕組みでは二重入力になり、現場で交わした質問や回答も蓄積されにくくなります。
確認したいのは、以下のようなツールとの連携です。
Teams・Slackなどのチャット
Gmail・Outlookなどのメール
Google Drive・SharePointなどのクラウドストレージ
Rimo ナレッジAIも、Google Drive・SharePointの資料に加え、Slack・Teams・Gmail・Outlookなどの情報を取り込めます。
連携先の多さだけで比べるのではなく、自社の重要な情報が普段どこに残っているかを整理したうえで、必要な連携機能を確認すると選びやすくなります。
現場・協力会社ごとに公開範囲を設定できるか
建設業では、1つの現場に自社社員だけでなく、協力会社や発注者など複数の関係者が関わります。ナレッジを集約するほど「誰にどこまで見せるか」の設計が重要になります。
部署・チーム・個人などの単位で閲覧権限を設定できるか、現場単位で情報を分けられるかを確認してください。
施主情報や図面を預けられるセキュリティ体制か
建設業では図面や入札関連資料、施主情報を扱うことがあるため、提供会社のセキュリティ体制も確認しましょう。
比較時は、以下の点をチェックしておくと安心です。
ISO27001など第三者認証の取得状況
SSO・多要素認証への対応
IPアドレス制限の有無
データの保管場所
入力データが生成AIの学習に利用されるか
ナレッジマネジメントツールの機能と解決できる課題
ナレッジマネジメントツールには、社内の知識やノウハウを蓄積・整理・検索・共有するための機能が搭載されています。
主な機能と、建設業での活用例をまとめると次のとおりです。
主な機能 | できること | 建設業での活用例 |
ナレッジの登録・蓄積 | ノウハウや手順、FAQなどを残す | 施工手順や不具合対応、ヒヤリハットを蓄積する |
文書・ファイル管理 | 資料を整理して一元管理する | 施工要領書、仕様書、報告書などをまとめて管理する |
全文検索・横断検索 | 複数の資料から必要な情報を探す | 過去現場の資料やトラブル事例を横断して探す |
FAQ・Q&A | よくある質問と回答を共有する | 若手からの質問や現場で頻出する疑問を蓄積する |
情報共有・共同編集 | 複数人でナレッジを共有・更新する | 現場・支店間で施工事例や改善策を共有する |
権限管理 | 閲覧・編集できる人を制限する | 原価情報や施主情報を関係者だけに公開する |
AIによる検索・回答 | 資料をもとに質問へ回答する | 施工要領や過去の対応方法をAIに質問する |
教育・マニュアル化 | 蓄積した知識を教育に活用する | ベテランの作業手順を若手教育に利用する |
すべての製品がこれらの機能を備えているわけではありません。検索に強い製品、FAQやマニュアル作成に強い製品、AIによるナレッジ活用に強い製品など、それぞれ得意分野が異なります。
まずは「資料を探せない」「ノウハウが残らない」「情報を共有できない」など、解決したい課題を整理し、必要な機能を持つツールを比較しましょう。
建設業でナレッジマネジメントツールを導入するメリット
ナレッジマネジメントツールを導入すると、現場で必要な情報を探しやすくなり、ベテランの知識や過去の経験を組織全体で活用しやすくなります。
主なメリットは次のとおりです。
メリット | 内容 |
属人化の解消・技術継承 | 特定の人に聞かなくても、過去の判断や作業手順を確認できる |
安全管理の強化 | ヒヤリハットや是正事例を、安全教育やKY活動に活かせる |
見積り・原価データの活用 | 類似工事の実績や判断根拠を、見積りや計画に活かせる |
問い合わせの削減 | 現場や事務所が必要な情報を自分で調べやすくなる |
特に建設業では、ベテランの技術やノウハウを残すことが大きな課題です。
BuildApp総合研究所の調査では、建設産業従事者の81.0%がベテランのノウハウ・技術が失われる可能性を感じており、44.5%は「5年以内」と回答しています。また、26.9%は現在の継承方法について「特に方法なし」と回答しました。
ナレッジマネジメントツールを活用すれば、これまで口頭やOJTだけで伝えていた知識を、マニュアルや過去事例として残し、若手や別の現場でも活用しやすくなります。
出典:BuildApp総合研究所「現場の円滑な進行を支えるベテラン技術者のノウハウや技術の喪失に8割強が危機感」
建設業で蓄積すべき5種類のナレッジ
ナレッジマネジメントでは、担当者が変わったときに失われると困る情報から優先して蓄積することが大切です。
建設業では、資料そのものだけでなく「なぜその判断をしたのか」まで残すことが重要です。次章では、これらのナレッジを実際の業務でどう活用できるのかを紹介します。
蓄積したいナレッジ | 具体例 |
施工手順・施工要領 | 施工要領書、作業手順書、仕様書などを類似工事で再利用する |
不具合・是正履歴 | 原因、対応方法、再発防止策を記録し、同じトラブルを防ぐ |
ヒヤリハット・安全対策 | 危険事例、KY情報を蓄積し、安全教育に活用する |
見積り・原価の判断根拠 | 単価、数量、工事条件を残し、類似案件の見積りに活用する |
協議・意思決定の経緯 | 会議記録、変更理由、合意内容を残し、引き継ぎ・認識齟齬を防ぐ |
▼関連記事:建築業界で導入事例が多い文字起こしツール6選| 会議や現場に役立つ選び方【無料プランあり】
建設業でのナレッジマネジメントツール活用シーン6選
ここからは、建設業でナレッジマネジメントツールをどのように活用できるのか、弊社が提供している「Rimo ナレッジAI」を使いながら紹介します。
施工要領や過去のトラブル対応を現場から検索する
定例会議の記録を検索できるナレッジにする
ベテラン職長の段取りをAIインタビューで引き出す
現場チャットから安全・是正のナレッジを作る
報告書・稟議書を自社フォーマットで下書きする
新人・若手が知りたいことをその場で聞け、教育担当の手間が減る
施工要領や過去のトラブル対応を現場からその場で調べられる
施工要領書や是正記録をRimo ナレッジAIに取り込んでおけば、現場からAIに質問し、必要な情報を探せます。
例えば、施工要領書や過去の報告書をアップロードしておきます。
▼施工要領書をアップロード

そのうえで、現場から次のように質問します。
「○○工法の施工手順と注意点を教えて」
「この部位の施工で過去に発生した不具合と対応方法を教えて」
「○○工事で使用する施工要領書の最新版を教えて」
AIは登録された社内資料をもとに回答し、参照した資料も確認できます。
▼施工手順に対する質問に回答

これにより、現場で確認事項が出たときに、フォルダを一つずつ探したり、詳しい担当者へ毎回問い合わせたりする手間を減らせます。
また、図面やPDFに含まれる文字・表も検索対象にできるため、これまでPDFとして保存していた資料も活用しやすくなります。
定例会議の記録がそのまま検索できるナレッジになる
工程会議や現場定例では、工程変更や追加工事など、さまざまな判断が行われます。会議の記録をナレッジとして残しておけば、数ヶ月後でも「何が決まったのか」「なぜ変更したのか」を振り返りやすくなります。
Rimo Voiceなどの議事録ツールで記録した会議をRimo ナレッジAIの参照情報として活用すれば、資料を一つずつ読み返さずに、過去の会議内容を探せます。
▼工程会議を議事録ツールで記録

その後、過去の工程会議について次のような内容で質問してみます。
「前回の定例会議で決まった内容を教えて」
「仕様変更による費用と工程への影響を教えて」
「工事の進め方を変更した理由と、決定した会議を教えて」
▼過去の決定事項について質問

会議記録を蓄積しておけば、決定事項だけでなく、判断に至った経緯や工程への影響までたどれます。 担当者が変わった場合でも、当時の関係者に確認し直す手間を減らし、過去の判断を引き継ぎやすくなるでしょう。
ベテラン職長の段取りをAIインタビューで引き出す
ベテラン職長が持つノウハウには、本人にとって当たり前すぎて、マニュアルには残っていないものもあります。
Rimo ナレッジAIのAIインタビューを使えば、AIからの質問に答えていく形で、現場で何を見て、どのように判断しているのかを言葉にして残せます。
▼ベテラン職長へAIインタビュー(イメージ)

以下のような質問を重ねることで、普段は言語化されていない判断のポイントまで掘り下げられます。
どこを見て異常に気づくのか
天候によって何を変えるのか
新人には何を意識してほしいのか
▼インタビュー内容からベテランの知識を整理

ゼロからマニュアルを書いてもらう必要がないため、ベテラン側の負担を抑えながら、これまで口頭で伝えていたノウハウを次の世代へ残しやすくなります。
▼関連記事:暗黙知・形式知とは?違いや変換方法、属人化を防ぐ形式知化の実践法
現場でのチャットのやり取りから安全・是正のナレッジが自動でたまる
現場のチャットには、施工中に気づいた注意点や、その場で決めた対応など、正式な報告書だけでは拾いきれない情報が残っています。一方で、時間が経つと新しいメッセージに埋もれ、別の現場からは活用しにくくなることもあるでしょう。
Rimo ナレッジAIでは、SlackやTeamsなどに蓄積された会話もナレッジとして活用できます。普段の連絡方法を大きく変えずに、現場で交わされたやり取りを後から探せる状態にできます。
▼Slackなどのチャットで情報を共有

チャットに残った安全確認や施工上の注意、是正対応について、後から次のように確認できます。
「最近共有された安全上の注意点をまとめて」
「過去に同じような不具合が起きたとき、どのように対応した?」
「建方作業で注意すべき内容を過去のやり取りから教えて」
▼チャットに残った対応を後から確認

ナレッジを残すために新たな入力作業を増やさず、普段のやり取りを活かせる点もメリットです。
発注者向けの報告書・稟議書を自社フォーマットで作成
Rimo ナレッジAIは、社内資料を探すだけでなく、蓄積した情報を使って報告書や稟議書の下書きを作る用途にも活用できます。
過去の月次報告書や稟議書の様式を登録しておけば、案件の議事録や現場記録をもとに、これまで使ってきた構成に沿って草案を作成できます。
▼過去の報告書や稟議書を登録

例えば、次のように資料作成を依頼できます。
「今月の現場記録をもとに、月次報告書を下書きして」
「追加工事の内容をもとに、社内稟議の草案を作成して」
「過去の報告書と同じ項目・構成でまとめて」
▼月次報告書の下書きを作成

毎回ゼロから文章や構成を考えるのではなく、過去の資料をひな形として使いながら、今回の案件情報を反映した草案を作れるのが特徴です。
最後に担当者が金額や工程、表現などを確認・修正することで、定型的な資料作成の負担を減らせます。
新人・若手が知りたいことをその場で聞け、教育担当の手間が減る
新人や若手が現場で作業していると「この用語はどういう意味か」「この作業では何を確認すれば良いか」など、細かな疑問が次々に出てきます。そのたびに先輩や教育担当へ確認していると、質問する側だけでなく、回答する側の作業も止まってしまうでしょう。
そこで、安全管理マニュアルや施工要領書、社内FAQなどをRimo ナレッジAIで活用できる状態にしておけば、新人自身が分からないことをその場で質問できます。
例えば、以下のように、現場で出てきた疑問をそのまま聞けます。
「KY活動では何を確認すればいい?」
「ヒヤリハットに気づいたら、誰に報告すればいい?」
「トルシア形高力ボルトの締め忘れは、どこを確認すれば分かる?」
社内資料にある「ピンテールの破断とマーキングのずれを確認する」といった具体的な作業上の知識も、若手が必要なタイミングで確認できるようになります。
▼新人が分からない作業についてその場で質問

※根拠となる資料を提示しながら回答
さらに、AIインタビューで残したベテランのノウハウや、現場チャットに蓄積された過去の対応も、若手が参照する情報として活用できます。
以下のサービスサイトでも、Rimo ナレッジAIの活用例を紹介していますので、一度チェックしてみてください。
建設業のナレッジマネジメントツールの導入事例
ここでは、大林組と熊谷組の事例を紹介します。
大林組|社内の法令解釈をAIに組み込み、法令調査の時間を67%短縮
大林組は、ナレッジ活用に複数のアプローチで取り組んでいます。一つは、法令調査という「調べる時間」を減らす取り組み。もう一つは、ベテラン社員の頭の中にしかない「経験」を次世代に残す取り組みです。
①Tektomeで法令調査・要件整理の時間を67%短縮
大林組では、設計初期段階で発生する法令調査や要件整理を効率化するため、AIを活用した法規チェック支援システムを導入しています。
建築設計では、用途地域や建物条件に応じて多くの法令や条例を確認する必要があります。
従来は担当者が関連法令を個別に調べ、適用条件を整理していました。そこで、法令情報に加えて、社内で蓄積してきた法令解釈や判断ノウハウをAIに組み込み、必要な情報を効率的に確認できる仕組みを構築しています。
これにより、法令調査・要件整理にかかる時間を従来比で約67%短縮しました。単に公開されている法令を検索するだけでなく、社内に蓄積された解釈や判断基準まで活用している点が特徴です。
【注目したいポイント】
社内に蓄積された法令解釈や判断ノウハウをAIから活用できるようにしている
属人的になりやすい法令調査を効率化し、調査・要件整理の時間を約67%短縮している
参考:PR TIMES 大林組「大林組 設計初期段階の法令調査・要件整理業務を効率化」
②ベテラン所長の暗黙知を引き継ぐ「ナレッジ継承AI」
大林組では、経験豊富なベテラン社員の知見を次世代へ引き継ぐため、「ナレッジ継承AI」の開発を進めています。背景には、定置工事事務所の所長をはじめとするベテラン社員の中に、長年の経験から得た知識や判断のノウハウが蓄積されている一方、それらの多くが言語化されていないという課題がありました。
そこで大林組とPwCコンサルティングは、ベテラン所長へのインタビューを通じて、本人にとっては当たり前になっている判断や工夫を言語化する取り組みを進めています。
たとえば、仙台の定置工事事務所長へのインタビューでは、顧客が建物にどの程度愛着を持っているかを把握する際、建物や設備の点検の有無・頻度などを判断材料にするという知見が明らかになりました。こうしたノウハウは、マニュアルだけでは伝えにくく、現場経験を重ねる中で身につく暗黙知の一例です。
インタビューでは、単に経験談を聞くだけではありません。業務の目的や状況を踏まえながら、「なぜその工夫をしたのか」「どのようにその判断に至ったのか」と掘り下げ、AIエージェントで活用できる形に知識を整理していきます。
プロジェクトは2026年4月に開始され、約3カ月後にはプロトタイプが完成しました。現在は、大林組全体への展開を見据え、ベテラン社員から暗黙知を引き出して形式知化する方法の「型化」と、AIの精度向上を進めています。
【注目したいポイント】
ベテラン本人も意識していない経験則や判断基準を、インタビューによって言語化している
単なる作業手順ではなく、「なぜその判断をしたのか」まで掘り下げ、AIで再利用できる知識に変えようとしている
個人に蓄積された暗黙知を、組織全体で活用できるナレッジへ変換する仕組みづくりを進めている
参考:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー「ベテラン社員の知見を次世代につなぐ、大林組『ナレッジ継承AI』の挑戦」
熊谷組|44万件の社内ファイルを横断活用し、情報収集時間を10分の1に
熊谷組では、現場ごとに大量の資料が蓄積され、1現場だけで約1TBのデータが発生していました。しかし、資料は現場単位で保管されていたため、過去の資料を別のプロジェクトで探して活用しにくいことが課題でした。
そこで、ナレッジ活用ソリューションを導入しています。社内に蓄積された資料を人の手で整理し直すことなく、AIで関連するファイルを探せる環境を整えました。
導入後は44万件以上のファイルを横断して活用できるようになり、事例公開時点では約150名が利用するに至りました。特に論文執筆では、作成中の文章に関連する社内資料をAIが提示することで、情報収集にかかる作業時間が従来の約10分の1になっています。
【成功のポイント】
既存の大量資料を整理し直さず、そのまま活用できる仕組みにした
全社導入前に数週間の検証を行い、使い勝手を確認した
キーワードの完全一致ではなく、AIで関連資料を探せるようにした
参考:PreSight「熊谷組 Knowledge Explorer活用事例」
▼関連記事:ナレッジマネジメントの事例7選|成功企業に共通する3つのポイントと失敗パターン
建設業のナレッジマネジメントツール導入でよくある3つの失敗と対策
ナレッジマネジメントを定着させるには、ツールを導入するだけでなく、現場が無理なく情報を残し、継続して使える運用を整えることが大切です。
特に、次の3つの失敗に注意しましょう。
ベテランが入力してくれない
情報が更新されず、古い資料が残り続ける
全社一斉に導入して現場が使わなくなる
ベテランが入力してくれない
よくある失敗の一つが、知識を持っているベテランに入力してもらえず、ナレッジが増えないことです。
現場業務で忙しい社員に、マニュアルや報告書を新しく作ってもらう運用では、入力が後回しになりやすくなります。
対策としては、入力の手間をできるだけ減らすことが重要です。
AIインタビューで質問に答えてもらう
音声で経験やノウハウを残す
既存の報告書や資料をそのまま取り込む
普段使っているチャットから情報を蓄積する
新しい作業を増やすのではなく、普段の業務の中で自然にナレッジを残せる仕組みを作ると定着しやすくなります。
情報が更新されず、古い資料が残り続ける
情報を蓄積しても、古い施工要領書や失効した社内ルールが残り続けると、検索結果を信用できなくなるおそれがあります。
「検索すると情報は出てくるが、どれが最新版か分からない」という状態では、結局詳しい人への確認が必要になります。
そのため、情報を登録するときに「誰が・いつ更新するか」まで決めておきましょう。
例えば、次のタイミングで見直す方法があります。
工事完了時
年度末
社内規程の改定時
施工方法や仕様の変更時
ツールの版管理機能だけに任せず、元となる資料の更新ルールもあわせて整えることをおすすめします。
全社一斉に導入して現場が使わなくなる
最初から全社へ展開した結果、用途が曖昧になり、現場で使われなくなるケースもあります。
対象業務を広げすぎると「何のために使うのか」「これまでの方法と何が違うのか」が伝わりにくくなります。
まずは、課題が明確な1部門・1現場に絞って始めると良いでしょう。
過去の施工要領を探す
不具合・是正事例を共有する
定例会議の決定事項を検索する
小さな範囲で効果や使いにくい点を確認し、運用を改善してから他の現場へ広げることで、定着しやすくなります。
建設業のナレッジマネジメントツールに関するよくある質問
ここでは、建設業のナレッジマネジメントツールに関する質問に回答します。
建設業向けのナレッジマネジメントツールとは何ですか?
施工要領や図面、過去のトラブル対応、会議記録などを蓄積し、必要なときに検索・再利用できるようにするツールです。
なぜ建設業でナレッジマネジメントが注目されているのですか?
主な理由は、ベテランの退職による技術継承の課題です。
BuildApp総合研究所の調査では、建設産業従事者の81.0%がベテランのノウハウ・技術が失われる可能性を感じており、26.9%は継承方法について「特に方法なし」と回答しています。
このような状況から、個人の経験を組織に残す仕組みが求められています。
情報共有ツールとの違いは何ですか?
主な違いは、情報をその場で共有することが目的か、知識を蓄積して後から活用することが目的かです。
種類 | 主な目的 |
ナレッジマネジメントツール | 過去の知識やノウハウを蓄積・検索し、別の現場でも活用する |
情報共有ツール | チャットやファイル共有など、日々の情報を素早く共有する |
例えば、LINE WORKSやChatworkなどの情報共有ツールは現場の連絡には便利ですが、数年前の施工判断やトラブル対応を探して再利用する用途には向かない場合があります。
日々の連絡をスムーズにしたいなら情報共有ツール、過去の知識や経験を蓄積して活用したいならナレッジマネジメントツールがおすすめです。
▼関連記事:【無料あり】情報共有ツールおすすめ15選|5つのタイプ別に詳しく紹介
無料で使えるナレッジマネジメントツールはありますか?
無料で利用・試用できるナレッジマネジメントツールがあります。
今回紹介したなかでは、StockとQastには無料プランがあります。また、NotePMは30日間、Rimo ナレッジAIは2週間の無料トライアルを利用できるので、チェックしてみてください。
建設業におすすめのナレッジマネジメントツールならRimo ナレッジAIがおすすめ

建設業でナレッジマネジメントツールを選ぶ際は、施工要領書や過去資料を探しやすいか、ベテランのノウハウを残せるか、現場でも無理なく使えるかを確認しましょう。
社内の資料・議事録・チャットを横断して活用したい場合や、ベテランの暗黙知まで残したい場合は「Rimo ナレッジAI」がおすすめです。
無料トライアルもあるため、まずは実際の施工要領書や過去資料を取り込み、操作感を試してみてください。
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